41 / 367
第五話
10
しおりを挟む
──日曜日。
今日は、香奈姉ちゃんとデートの約束をしている日だ。
天気は快晴。気温もちょうど良い。街中を歩くには最適の日である。
ただ一点を除けば……。
「香奈のやつ。…遅いな」
着替えを済ませた僕がソファーに座っているその傍らで、兄が不満そうにそう言った。
なぜ、そこで兄が不満そうな顔になるのかよくわからないんだけど……。
約束をしているのは、僕なんだけどな。
「兄貴は、香奈姉ちゃんに何か用件でもあるの?」
「いや、なに──。お前が香奈とデートに行くって言うからよ。俺もついていってやろうと思ってな」
「『ついていく』って言われても……。僕は、香奈姉ちゃんと二人っきりでデートに行く約束をしてるんだよ。兄貴がついてきたら、デートにならないじゃないか!」
「だからいいんじゃないか。俺も、お前と香奈がデートに行くだなんていうこと自体、許せないしな」
「そんな……。それじゃ、今日のデートが……」
「前にも言っただろう。お前に、香奈は勿体ないって──」
「………」
勿体ないって言われても、決めるのは香奈姉ちゃんだし。
兄がついてくるって知ったら、香奈姉ちゃんは、どういう反応をするんだろうか。
そして、待つこと数分。
──ピンポーン。
と、呼び鈴の音がした。
「お。来たか」
そう言って、兄が先に玄関に行く。
「ちょっと、兄貴……」
僕は、兄を追いかけるようにして玄関に向かう。
追いかけたその先には、デートのためにお洒落な服装で家にやって来た香奈姉ちゃんがいて、僕が話しかけるより早く、兄が話しかけていた。
「よう、香奈。今日、楓とデートに行くんだって?」
「え? …何で、隆一さんが知ってるの?」
香奈姉ちゃんは、キョトンとした表情で兄を見る。
すると兄は、こう言った。
「いや。この間、楓から聞いたんだよな。香奈とデートに行くって話をさ」
「ふ~ん。そうなんだ。わかっているんなら話は早いよ。…楓はいるかな?」
「僕なら、ここにいるよ」
「あ、楓。約束どおりだね。今からなら、ショッピングモールに行っても午後には帰れるよ。早く行こう」
「うん」
香奈姉ちゃんの言葉に、僕は頷いた。
香奈姉ちゃんは、すぐに僕の手を握ってきて外に連れ出そうとする。
すると兄は、香奈姉ちゃんの肩を掴んで引き止めた。
「ちょっと待てよ。香奈」
「何かな?」
「ホントに、楓とデートに行くのかよ?」
「うん。ホントだよ」
「いや、待て。相手は楓だぞ。わかってるのか?」
「わかってるよ。隆一さんは、楓とデートに行く私をどうしたいの?」
「もしよかったらでいいんだが、俺も一緒に行っていいか? いや、俺も一緒に行くから」
「どうして?」
香奈姉ちゃんは、思案げな表情で訊いていた。
すると兄は、屈託のない笑顔を浮かべて答える。
「俺は、香奈のことが好きだからさ。どうしても、香奈と付き合いたいんだ。…諦めることができないんだよ」
あまりの言葉に、僕は呆然となってしまう。
香奈姉ちゃんは、そんな兄に対して初めて怒りを覚えたのか、兄を睨む。
「前にも言ったと思うんだけど、私の好きな人は、楓だよ。だから隆一さんとは付き合えないって言ったよね? それに隆一さんは、私の憧れの人であってそれ以上でもそれ以下でもない。…何で、私の恋路を邪魔するの?」
「俺は、香奈以外の女は考えられないんだ。…わかってくれよ」
「隆一さんは、ただ自分の欲求を満たしたいだけだよ。…心から私のことを愛してないよ」
「そんなことはない。俺だって、香奈のことは好きだよ」
「ごめんなさい。その言葉も、私には嘘にしか感じないの……」
「それじゃ、楓なら香奈のことを愛してくれるっていうのかよ」
「うん、そうだよ。楓はたしかに気は弱いけど、しっかりと私のことを守ってくれるし、愛してくれるよ」
「そんなことくらいなら、俺にも──」
「とにかく。私は、楓と一緒にデートに行くの! 隆一さんは、邪魔しないで」
「邪魔してなんか……。俺は、香奈と一緒に行きたいだけで……」
香奈姉ちゃんが怒った姿を見るのは、おそらく初めてだったんだろう。
兄は、呆然となってしまう。
ちなみに、僕も少し唖然となってしまっていた。
香奈姉ちゃんは、握っていた僕の手を引き
「行こう、楓」
と、言った。
幸いなことだったのは、デートに行く準備はできていたってことかな。
「え……。あ……」
僕は頷く暇もなく香奈姉ちゃんに引っ張られ、そのまま家を後にする。
兄は、僕たちの後ろを追いかけることはせず、黙って見届けていた。
香奈姉ちゃんとショッピングモールに来るのは、これで何度目になるだろう。
少なくとも、彼氏彼女の関係になってから来るのは初めてのはずだ。
まだ怒っているのかな?
香奈姉ちゃんは、さっきから無言で僕の手を引き、歩き続けていた。
「あの……。香奈姉ちゃん?」
僕は、遠慮がちに声をかけた。
「………」
しかし、香奈姉ちゃんからの返事はない。
別に無視しているわけではないんだろうけど、香奈姉ちゃんは俯いたまま歩き続けている。
そんな風に歩かれたら、せっかくのデートが台無しだ。
香奈姉ちゃんも、せっかくお洒落な服装に着替えているのに……。
「香奈姉ちゃん!」
僕は、強引に立ち止まる。
このまま歩き続けたら、ショッピングモールを抜けて駅まで行ってしまいそうだ。
僕の手を引いて歩いていた香奈姉ちゃんは、これ以上引っ張ることはせずに、その場で立ち止まった。
「楓……?」
「どうしたの、香奈姉ちゃん? なんだか様子が変だよ」
「なんでもないよ。隆一さんに会っちゃったから、ちょっと混乱しただけ。…もう平気だよ」
香奈姉ちゃんは、微苦笑してそう答える。
大丈夫って感じじゃなさそうだけど……。
ホントにデートしても大丈夫なのかな?
僕は、心配そうに訊いていた。
「ホントに平気なの?」
「何よ? 私のことが信用できないの?」
「信用はしてるよ。香奈姉ちゃんは、一応、真面目だからね」
「一応って何なのよ? 約束の時間には、間に合ったじゃない」
香奈姉ちゃんは、むくれた子供のように顔を膨らませる。
どうやら、元の香奈姉ちゃんに戻ったようだ。
だけど、香奈姉ちゃんとの約束を関係のない兄に言ってしまったのは、僕のミスだ。そのことについては、きちんと謝罪しないといけない。
「それはそうだけど……。兄貴が邪魔をしてしまって、申し訳ないなって……」
「そのことについては、気にしなくていいよ。私も、そこまで考えていなかったしね」
「僕が香奈姉ちゃんとデートに行くって言わなければ、こんなことにはなってなかったと思うんだけど……」
「そっか……。言っちゃったんだ。私とのデートの約束のことを……」
香奈姉ちゃんは、「あーあ……」というようながっかりした表情で僕に言う。
僕は、素直に謝る。
「ごめん……。言うつもりはなかったんだけど、兄貴が香奈姉ちゃんを誘ってどこかに遊びに行くって言うから、つい──」
「なるほどね。そんな理由だったら、しょうがないか。どっちにしても、私との約束は隆一さんにバレてたと思うし……」
香奈姉ちゃんは、どこか納得したかのように言う。
僕の口からは、やはり謝罪の言葉しかでなかった。
「ごめんね……」
「そんなことで謝るのはダメだよ。…それよりも、今日は私とデートなんだから、いっぱい楽しもうよ!」
香奈姉ちゃんは、僕の手をギュッと握りなおし、一緒にショッピングモールの中を歩いていった。
僕は
「うん!」
と返事をすると、香奈姉ちゃんに遅れないように足並みを合わせる。
まぁ、結果的に兄はついてきていないから、それだけでも良しとしよう。
どこかから視線は感じるのだけど……。
今日は、香奈姉ちゃんとデートの約束をしている日だ。
天気は快晴。気温もちょうど良い。街中を歩くには最適の日である。
ただ一点を除けば……。
「香奈のやつ。…遅いな」
着替えを済ませた僕がソファーに座っているその傍らで、兄が不満そうにそう言った。
なぜ、そこで兄が不満そうな顔になるのかよくわからないんだけど……。
約束をしているのは、僕なんだけどな。
「兄貴は、香奈姉ちゃんに何か用件でもあるの?」
「いや、なに──。お前が香奈とデートに行くって言うからよ。俺もついていってやろうと思ってな」
「『ついていく』って言われても……。僕は、香奈姉ちゃんと二人っきりでデートに行く約束をしてるんだよ。兄貴がついてきたら、デートにならないじゃないか!」
「だからいいんじゃないか。俺も、お前と香奈がデートに行くだなんていうこと自体、許せないしな」
「そんな……。それじゃ、今日のデートが……」
「前にも言っただろう。お前に、香奈は勿体ないって──」
「………」
勿体ないって言われても、決めるのは香奈姉ちゃんだし。
兄がついてくるって知ったら、香奈姉ちゃんは、どういう反応をするんだろうか。
そして、待つこと数分。
──ピンポーン。
と、呼び鈴の音がした。
「お。来たか」
そう言って、兄が先に玄関に行く。
「ちょっと、兄貴……」
僕は、兄を追いかけるようにして玄関に向かう。
追いかけたその先には、デートのためにお洒落な服装で家にやって来た香奈姉ちゃんがいて、僕が話しかけるより早く、兄が話しかけていた。
「よう、香奈。今日、楓とデートに行くんだって?」
「え? …何で、隆一さんが知ってるの?」
香奈姉ちゃんは、キョトンとした表情で兄を見る。
すると兄は、こう言った。
「いや。この間、楓から聞いたんだよな。香奈とデートに行くって話をさ」
「ふ~ん。そうなんだ。わかっているんなら話は早いよ。…楓はいるかな?」
「僕なら、ここにいるよ」
「あ、楓。約束どおりだね。今からなら、ショッピングモールに行っても午後には帰れるよ。早く行こう」
「うん」
香奈姉ちゃんの言葉に、僕は頷いた。
香奈姉ちゃんは、すぐに僕の手を握ってきて外に連れ出そうとする。
すると兄は、香奈姉ちゃんの肩を掴んで引き止めた。
「ちょっと待てよ。香奈」
「何かな?」
「ホントに、楓とデートに行くのかよ?」
「うん。ホントだよ」
「いや、待て。相手は楓だぞ。わかってるのか?」
「わかってるよ。隆一さんは、楓とデートに行く私をどうしたいの?」
「もしよかったらでいいんだが、俺も一緒に行っていいか? いや、俺も一緒に行くから」
「どうして?」
香奈姉ちゃんは、思案げな表情で訊いていた。
すると兄は、屈託のない笑顔を浮かべて答える。
「俺は、香奈のことが好きだからさ。どうしても、香奈と付き合いたいんだ。…諦めることができないんだよ」
あまりの言葉に、僕は呆然となってしまう。
香奈姉ちゃんは、そんな兄に対して初めて怒りを覚えたのか、兄を睨む。
「前にも言ったと思うんだけど、私の好きな人は、楓だよ。だから隆一さんとは付き合えないって言ったよね? それに隆一さんは、私の憧れの人であってそれ以上でもそれ以下でもない。…何で、私の恋路を邪魔するの?」
「俺は、香奈以外の女は考えられないんだ。…わかってくれよ」
「隆一さんは、ただ自分の欲求を満たしたいだけだよ。…心から私のことを愛してないよ」
「そんなことはない。俺だって、香奈のことは好きだよ」
「ごめんなさい。その言葉も、私には嘘にしか感じないの……」
「それじゃ、楓なら香奈のことを愛してくれるっていうのかよ」
「うん、そうだよ。楓はたしかに気は弱いけど、しっかりと私のことを守ってくれるし、愛してくれるよ」
「そんなことくらいなら、俺にも──」
「とにかく。私は、楓と一緒にデートに行くの! 隆一さんは、邪魔しないで」
「邪魔してなんか……。俺は、香奈と一緒に行きたいだけで……」
香奈姉ちゃんが怒った姿を見るのは、おそらく初めてだったんだろう。
兄は、呆然となってしまう。
ちなみに、僕も少し唖然となってしまっていた。
香奈姉ちゃんは、握っていた僕の手を引き
「行こう、楓」
と、言った。
幸いなことだったのは、デートに行く準備はできていたってことかな。
「え……。あ……」
僕は頷く暇もなく香奈姉ちゃんに引っ張られ、そのまま家を後にする。
兄は、僕たちの後ろを追いかけることはせず、黙って見届けていた。
香奈姉ちゃんとショッピングモールに来るのは、これで何度目になるだろう。
少なくとも、彼氏彼女の関係になってから来るのは初めてのはずだ。
まだ怒っているのかな?
香奈姉ちゃんは、さっきから無言で僕の手を引き、歩き続けていた。
「あの……。香奈姉ちゃん?」
僕は、遠慮がちに声をかけた。
「………」
しかし、香奈姉ちゃんからの返事はない。
別に無視しているわけではないんだろうけど、香奈姉ちゃんは俯いたまま歩き続けている。
そんな風に歩かれたら、せっかくのデートが台無しだ。
香奈姉ちゃんも、せっかくお洒落な服装に着替えているのに……。
「香奈姉ちゃん!」
僕は、強引に立ち止まる。
このまま歩き続けたら、ショッピングモールを抜けて駅まで行ってしまいそうだ。
僕の手を引いて歩いていた香奈姉ちゃんは、これ以上引っ張ることはせずに、その場で立ち止まった。
「楓……?」
「どうしたの、香奈姉ちゃん? なんだか様子が変だよ」
「なんでもないよ。隆一さんに会っちゃったから、ちょっと混乱しただけ。…もう平気だよ」
香奈姉ちゃんは、微苦笑してそう答える。
大丈夫って感じじゃなさそうだけど……。
ホントにデートしても大丈夫なのかな?
僕は、心配そうに訊いていた。
「ホントに平気なの?」
「何よ? 私のことが信用できないの?」
「信用はしてるよ。香奈姉ちゃんは、一応、真面目だからね」
「一応って何なのよ? 約束の時間には、間に合ったじゃない」
香奈姉ちゃんは、むくれた子供のように顔を膨らませる。
どうやら、元の香奈姉ちゃんに戻ったようだ。
だけど、香奈姉ちゃんとの約束を関係のない兄に言ってしまったのは、僕のミスだ。そのことについては、きちんと謝罪しないといけない。
「それはそうだけど……。兄貴が邪魔をしてしまって、申し訳ないなって……」
「そのことについては、気にしなくていいよ。私も、そこまで考えていなかったしね」
「僕が香奈姉ちゃんとデートに行くって言わなければ、こんなことにはなってなかったと思うんだけど……」
「そっか……。言っちゃったんだ。私とのデートの約束のことを……」
香奈姉ちゃんは、「あーあ……」というようながっかりした表情で僕に言う。
僕は、素直に謝る。
「ごめん……。言うつもりはなかったんだけど、兄貴が香奈姉ちゃんを誘ってどこかに遊びに行くって言うから、つい──」
「なるほどね。そんな理由だったら、しょうがないか。どっちにしても、私との約束は隆一さんにバレてたと思うし……」
香奈姉ちゃんは、どこか納得したかのように言う。
僕の口からは、やはり謝罪の言葉しかでなかった。
「ごめんね……」
「そんなことで謝るのはダメだよ。…それよりも、今日は私とデートなんだから、いっぱい楽しもうよ!」
香奈姉ちゃんは、僕の手をギュッと握りなおし、一緒にショッピングモールの中を歩いていった。
僕は
「うん!」
と返事をすると、香奈姉ちゃんに遅れないように足並みを合わせる。
まぁ、結果的に兄はついてきていないから、それだけでも良しとしよう。
どこかから視線は感じるのだけど……。
0
お気に入りに追加
60
あなたにおすすめの小説


手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない
みずがめ
恋愛
宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。
葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。
なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。
その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。
そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。
幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。
……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。



マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。

選択肢に自分を入れたのが負け
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
夜、俺がのんびりとリビングで過ごしていたら、妹のマイがやってきた。
「にいさん、構ってよぉ」マイはそう言った。
じゃあ、何をするのかと問いかけると、マイは答えた。
「テレビにする? ゲームにする? それとも、わ・た・し?」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる