29 / 88
イザナギ学院入学前編
第23話 届かぬ手
しおりを挟む
「ハァ!」
俺は剣を構え、様子見を決め込む浅野潤から放たれるプレッシャーに耐え兼ねて、切りかかった。
しかし自分でもわかるほどの杜撰な剣捌きで繰り出された斬撃は、余裕ではじき返された。
「グッ!」
ーークソッ! どこに打ち込んでも当たる気がしねぇ……
俺ははじき返された衝撃で姿勢を崩したが、立て直すと浅野潤の隙を伺った。
「おや、来ないのかい? ふぅ、なら僕から行かせて貰おうか!」
ーー早いッ!?
浅野潤が剣をだらりと下げたその瞬間、俺には浅野潤が消えたように見えた。
「ガッ!?」
俺は勘のみで咄嗟に剣を首の横にかざして防いだが、思いっきり吹き飛ばされ無様に地面を転がった。
「へぇ、少しはやるようだね。だけど、その程度では!!」
そこから先は一方的だった。浅野潤が剣を繰り出し、何とか防ぐも毎度吹き飛ばされ、こちらが剣を繰り出すも浅野潤は事も何気に俺の剣を捌き、逆に俺がよろける。
そんな事を繰り返している内に俺は傷だらけになっていくが、それとは対照的に浅野潤は無傷のままだった。
「テメエは本当に、姉さんを犠牲にすることでアンタの奥さんが生き返ると思ってるのか!? それにそんな事をアンタの奥さん望んでいるとでも!?」
「僕はさっきも言ったはずだよ? それにもう、君と話すつもりはないよ」
浅野潤はそう言うと力任せに剣を振り、俺を吹き飛ばした。
「グ……俺は知ってるんだ。もし本当に蘇生できたとしても、誰も望まない結末になる! だから!」
「話すつもりは無いと言ったはずだ!!」
「ガハッ!?」
ーーどうすればいい!? 正攻法じゃあ俺に勝ち目はない。ならば!
「ハァァァ!」
俺は浅野潤に突撃した。
「なんだい? 勝ち目がないのがわかって特攻しに来たのかい? だとしたら浅ましい事この上ないね」
そう言うと、浅野潤は突撃した俺の懐に潜り込み、俺の脇腹を剣で突き刺した。
「ゲホッ」
俺が血反吐を吐くと、浅野潤はにやけながら言った。
「全く、その程度で僕に勝てるとでも……」
そのまま片手に持っていた自分の剣を放り投げた後、俺は自分の腹に刺さった剣を自由になった手で掴み、もう片方の剣で浅野潤の首に刃を振るう!
その時ヘルメスの神意が発動し、俺の剣は金色に輝いた。
ーー勝った!
だが次の瞬間。振るったはずの剣は、何か硬いモノに防がれていた。
ーーなッ!?
なんと浅野潤は、素手で俺の剣を防いでいた。
「キングズディフェンス、防御系のスキルだよ。いい一撃だった。もっとも、僕らSランクエンフォーサーの通常攻撃並みの火力だったけど」
浅野潤はゆっくりと腕に食い込んだ俺の剣を抜き、剣を振りかぶった。
ーーダメか……
「ダメぇぇ!」
その時、倒れた俺を姉さんが庇うようにして飛び出して来た。
「どいてくれないか? 円華」
「お父様には従います。けれど……けれど。どうか悠馬を殺すのだけは……お願いします、悠馬を逃がしてあげて……!」
姉さんは立つのもやっとなはずなのに、俺を逃がしてやってくれと浅野潤に懇願していた。
ーークソ! 動け! 動けよ! 俺の体!? どうして動いてくれないんだ!
「ま……だ……やれ……」
俺が息も絶え絶えになんとか声を絞り出すと、姉さんは泣きそうな顔で笑いながら俺の頭を撫でて言った。
「ありがとう、悠馬。私の為に……でも、もういいんだ。私の為に悠馬が傷つく姿はもう見たくない。それに、お母様が本当に生き返るなら私はどんなことだってするし、どんなことだって我慢できる。だから、大丈夫だ」
ーーそんな顔で大丈夫だって言われて、納得する奴が居るかよ……
だんだんと視界が暗くなっていく。
「わかったよ。僕も相馬と涼子さんの子供を殺したくはなかったからね。最低限の治療だけ教団の下っ端にさせて適当な所に放り出せば、誰かが見つけて病院に運んでくれるだろう。これが僕にできる精一杯だ。これでいいね? 円華」
「はい……お父様」
姉さんは唇を嚙み、頷いた。
「悠馬……今度こそお別れだ。どうか、どうか元気で幸せに暮らしてくれ。それだけが私の望みなんだ、だから……だから……」
そう言って姉さんは、ここから去ろうとしている浅野潤についていく。
「まっ……て、ねえ……さん」
俺は徐々に遠ざかっていく姉さんの背中に手を伸ばすが、届かない。
「円華、ここはバレてしまったから移動しようと思う。それに悠馬君が嗅ぎ付けたんだ、メラムの連中が知らない訳がない。きっと邪魔をしようとしてくるだろう。だから予定を早めて魔神アスタロト様を復活させる、わかったかい? 円華」
最後に聞こえてきたのは、そんな浅野潤の声だった。
「ここ……は? クソ、俺は……」
気がつけば俺は、いつもの病院のベットで寝ていた。
「おや、気が付いたかい?」
俺は起き上がろうとしたが、上手く起き上がることが出来ない。
「行かないと……早く姉さんを……」
「ちょ、ちょっと! まだ起き上がってはいけないよ! 君は重病人なんだから!」
その時、始めて俺はいつもの先生が傍に居たことに気が付いた。
「あ……先生……」
「全く、暫くは安静にしていること! いいね?」
その後、先生は俺が発見された時の事と俺の怪我の具合を話してくれた。
「で、どうして君はそんな大けがを負ったんだい?」
「……すいません、言えないです」
ーー先生を巻き込む訳にはいかない。
「わかった。だけど君は重傷で、暫くは絶対安静だ。いいね?」
ーーハハッ。これは抜け出そうとしてるの、思いっきり見抜かれてそうだな。
その後先生の目をかいくぐり、誰も居ないのを見計らって病室を抜け出して病院の駐車場を横切ったその時。
「あれ? 悠馬?」
真司がそこに居た。
「何も聞かないのか?」
現在俺は真司の運転するバイクで、家に向かっていた。
「聞いたって話さないでしょ?」
「悪い……けどこんな事にお前を巻き込めない」
そう言うと、真司は苦笑した。
「全くそんな事気にしないで、僕にも教えてくれって言いたいけど。きっと悠馬はそう言ったら困るんだろうね」
「ごめん……」
「さあ着いたよ」
「ありがとう、助かった」
俺がそう言って玄関のドアを開けた時、真司が声をかけて来た。
「悠馬!」
「なん……うおっ!? これは……」
真司が投げてよこした物を見るとHPゼロになる時、身代わりになってくれるアイテム命のお守りだった、それも10個。
「お前これ!?」
このアイテム。見た目は普通のお守りだが、その実一つ400万もする超高級アイテムなのである。
「ホントはそれ、事務所から保険にって持たされたものだけど。今は悠馬の方が必要そうだからね、あげるよ」
「けど!」
「大丈夫大丈夫。自腹で補充するからさ」
「悪い、いつか必ず返す」
「良いよ、別に。ただ、代わりにちゃんと帰ってくること。いいね?」
そう言うと、真司はバイクに乗り込み去っていった。
家に入り病衣から着替えた後、俺は土蔵に居た。
「……使わせてもらうぞ、顔も見たことない爺さんと親父」
俺はムラサメとムラマサを掴むと、今度は望月茜の店へと向かった。
俺は剣を構え、様子見を決め込む浅野潤から放たれるプレッシャーに耐え兼ねて、切りかかった。
しかし自分でもわかるほどの杜撰な剣捌きで繰り出された斬撃は、余裕ではじき返された。
「グッ!」
ーークソッ! どこに打ち込んでも当たる気がしねぇ……
俺ははじき返された衝撃で姿勢を崩したが、立て直すと浅野潤の隙を伺った。
「おや、来ないのかい? ふぅ、なら僕から行かせて貰おうか!」
ーー早いッ!?
浅野潤が剣をだらりと下げたその瞬間、俺には浅野潤が消えたように見えた。
「ガッ!?」
俺は勘のみで咄嗟に剣を首の横にかざして防いだが、思いっきり吹き飛ばされ無様に地面を転がった。
「へぇ、少しはやるようだね。だけど、その程度では!!」
そこから先は一方的だった。浅野潤が剣を繰り出し、何とか防ぐも毎度吹き飛ばされ、こちらが剣を繰り出すも浅野潤は事も何気に俺の剣を捌き、逆に俺がよろける。
そんな事を繰り返している内に俺は傷だらけになっていくが、それとは対照的に浅野潤は無傷のままだった。
「テメエは本当に、姉さんを犠牲にすることでアンタの奥さんが生き返ると思ってるのか!? それにそんな事をアンタの奥さん望んでいるとでも!?」
「僕はさっきも言ったはずだよ? それにもう、君と話すつもりはないよ」
浅野潤はそう言うと力任せに剣を振り、俺を吹き飛ばした。
「グ……俺は知ってるんだ。もし本当に蘇生できたとしても、誰も望まない結末になる! だから!」
「話すつもりは無いと言ったはずだ!!」
「ガハッ!?」
ーーどうすればいい!? 正攻法じゃあ俺に勝ち目はない。ならば!
「ハァァァ!」
俺は浅野潤に突撃した。
「なんだい? 勝ち目がないのがわかって特攻しに来たのかい? だとしたら浅ましい事この上ないね」
そう言うと、浅野潤は突撃した俺の懐に潜り込み、俺の脇腹を剣で突き刺した。
「ゲホッ」
俺が血反吐を吐くと、浅野潤はにやけながら言った。
「全く、その程度で僕に勝てるとでも……」
そのまま片手に持っていた自分の剣を放り投げた後、俺は自分の腹に刺さった剣を自由になった手で掴み、もう片方の剣で浅野潤の首に刃を振るう!
その時ヘルメスの神意が発動し、俺の剣は金色に輝いた。
ーー勝った!
だが次の瞬間。振るったはずの剣は、何か硬いモノに防がれていた。
ーーなッ!?
なんと浅野潤は、素手で俺の剣を防いでいた。
「キングズディフェンス、防御系のスキルだよ。いい一撃だった。もっとも、僕らSランクエンフォーサーの通常攻撃並みの火力だったけど」
浅野潤はゆっくりと腕に食い込んだ俺の剣を抜き、剣を振りかぶった。
ーーダメか……
「ダメぇぇ!」
その時、倒れた俺を姉さんが庇うようにして飛び出して来た。
「どいてくれないか? 円華」
「お父様には従います。けれど……けれど。どうか悠馬を殺すのだけは……お願いします、悠馬を逃がしてあげて……!」
姉さんは立つのもやっとなはずなのに、俺を逃がしてやってくれと浅野潤に懇願していた。
ーークソ! 動け! 動けよ! 俺の体!? どうして動いてくれないんだ!
「ま……だ……やれ……」
俺が息も絶え絶えになんとか声を絞り出すと、姉さんは泣きそうな顔で笑いながら俺の頭を撫でて言った。
「ありがとう、悠馬。私の為に……でも、もういいんだ。私の為に悠馬が傷つく姿はもう見たくない。それに、お母様が本当に生き返るなら私はどんなことだってするし、どんなことだって我慢できる。だから、大丈夫だ」
ーーそんな顔で大丈夫だって言われて、納得する奴が居るかよ……
だんだんと視界が暗くなっていく。
「わかったよ。僕も相馬と涼子さんの子供を殺したくはなかったからね。最低限の治療だけ教団の下っ端にさせて適当な所に放り出せば、誰かが見つけて病院に運んでくれるだろう。これが僕にできる精一杯だ。これでいいね? 円華」
「はい……お父様」
姉さんは唇を嚙み、頷いた。
「悠馬……今度こそお別れだ。どうか、どうか元気で幸せに暮らしてくれ。それだけが私の望みなんだ、だから……だから……」
そう言って姉さんは、ここから去ろうとしている浅野潤についていく。
「まっ……て、ねえ……さん」
俺は徐々に遠ざかっていく姉さんの背中に手を伸ばすが、届かない。
「円華、ここはバレてしまったから移動しようと思う。それに悠馬君が嗅ぎ付けたんだ、メラムの連中が知らない訳がない。きっと邪魔をしようとしてくるだろう。だから予定を早めて魔神アスタロト様を復活させる、わかったかい? 円華」
最後に聞こえてきたのは、そんな浅野潤の声だった。
「ここ……は? クソ、俺は……」
気がつけば俺は、いつもの病院のベットで寝ていた。
「おや、気が付いたかい?」
俺は起き上がろうとしたが、上手く起き上がることが出来ない。
「行かないと……早く姉さんを……」
「ちょ、ちょっと! まだ起き上がってはいけないよ! 君は重病人なんだから!」
その時、始めて俺はいつもの先生が傍に居たことに気が付いた。
「あ……先生……」
「全く、暫くは安静にしていること! いいね?」
その後、先生は俺が発見された時の事と俺の怪我の具合を話してくれた。
「で、どうして君はそんな大けがを負ったんだい?」
「……すいません、言えないです」
ーー先生を巻き込む訳にはいかない。
「わかった。だけど君は重傷で、暫くは絶対安静だ。いいね?」
ーーハハッ。これは抜け出そうとしてるの、思いっきり見抜かれてそうだな。
その後先生の目をかいくぐり、誰も居ないのを見計らって病室を抜け出して病院の駐車場を横切ったその時。
「あれ? 悠馬?」
真司がそこに居た。
「何も聞かないのか?」
現在俺は真司の運転するバイクで、家に向かっていた。
「聞いたって話さないでしょ?」
「悪い……けどこんな事にお前を巻き込めない」
そう言うと、真司は苦笑した。
「全くそんな事気にしないで、僕にも教えてくれって言いたいけど。きっと悠馬はそう言ったら困るんだろうね」
「ごめん……」
「さあ着いたよ」
「ありがとう、助かった」
俺がそう言って玄関のドアを開けた時、真司が声をかけて来た。
「悠馬!」
「なん……うおっ!? これは……」
真司が投げてよこした物を見るとHPゼロになる時、身代わりになってくれるアイテム命のお守りだった、それも10個。
「お前これ!?」
このアイテム。見た目は普通のお守りだが、その実一つ400万もする超高級アイテムなのである。
「ホントはそれ、事務所から保険にって持たされたものだけど。今は悠馬の方が必要そうだからね、あげるよ」
「けど!」
「大丈夫大丈夫。自腹で補充するからさ」
「悪い、いつか必ず返す」
「良いよ、別に。ただ、代わりにちゃんと帰ってくること。いいね?」
そう言うと、真司はバイクに乗り込み去っていった。
家に入り病衣から着替えた後、俺は土蔵に居た。
「……使わせてもらうぞ、顔も見たことない爺さんと親父」
俺はムラサメとムラマサを掴むと、今度は望月茜の店へと向かった。
0
お気に入りに追加
203
あなたにおすすめの小説
転生リンゴは破滅のフラグを退ける
古森真朝
ファンタジー
ある日突然事故死してしまった高校生・千夏。しかし、たまたまその場面を見ていた超お人好しの女神・イズーナに『命の林檎』をもらい、半精霊ティナとして異世界で人生を再スタートさせることになった。
今度こそは平和に長生きして、自分の好きなこといっぱいするんだ! ――と、心に誓ってスローライフを満喫していたのだが。ツノの生えたウサギを見つけたのを皮切りに、それを追ってきたエルフ族、そのエルフと張り合うレンジャー、さらに北の王国で囁かれる妙なウワサと、身の回りではトラブルがひっきりなし。
何とか事態を軟着陸させ、平穏な暮らしを取り戻すべく――ティナの『フラグ粉砕作戦』がスタートする!
※ちょっとだけタイトルを変更しました(元:転生リンゴは破滅フラグを遠ざける)
※更新頑張り中ですが展開はゆっくり目です。のんびり見守っていただければ幸いです^^
※ただいまファンタジー小説大賞エントリー中&だいたい毎日更新中です。ぜひとも応援してやってくださいませ!!


母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。

貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。

俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる