愛されたい少年

星夜るな

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1章

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その頃、エーリルは、というと





今は、昼休み…スイヨウと、エーリルは、リオと一緒にお茶をしていた。

「ねえねえ、スイヨウくんは、いつからノアの部下としているの?」


「んー。そうですね。いつからと聞かれると…まあ、昔からですね。」

「そうなんだ。ノアはあまり、自分の話をしないから聞いてみたかったんだよね。」


「まあ、確かに、自分の話はしない方ですね。まあ、色んな事情というものもありましたし。」


「スイヨウ君。もしかしてだけど!ノアは、結構上の偉い人じゃないかな?と思うんだけど…。」

「えっ?兄様ノアって偉いんですか?」


「思い返してみてよ。なんかノアって、妖精としても結構上位でしょ。それに、妖精界の基準は分からないけれどパーティーに呼ばれるくらいなんだよ。可能性としては高いんじゃない?」



「確かに…でも、そうなら、僕の近くになんてずっといる訳には行かないんじゃないんですか?思い返してみるとほとんど一緒にいますよ?」

「僕もね。そう思っているところなんだよ…ね。」



リオ、エーリルは、パッとスイヨウを見る



が、



「それは、私の口からは言えませんので、直接聞いてください。」


「…わかったよ。」

と、リオは、肩を落とした。



「まあ、私から直接言えることは、これからは、少しだけ一緒に入れるのが難しくなると思いますけどね。」



「えっ!?」


エーリルも肩を落とす。



「まあ。その時に考えたらどうですか?」


「スイヨウ君って、いい性格してるよね。」

「リオ様ほどでは無いですよ。」

「僕から見れば、二人ともですけどね。」


「えっー。エーリルそんな事言わないでよ。」





平和に過ごしていたのであった。
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