愛されたい少年

星夜るな

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1章

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そういうわけで今は、生徒会室にいます。



ファン君が紅茶を入れてくれて、クッキーも出してくれました。


でも、クッキーを見るとさっきの粉々になったクッキーが、思い浮かぶ。




「どうしたの?何かあった?」

と、優しい兄様は聞いてくれたが、心配をかけたくなくて、


「いえ、なんでもないです。ただ、このクッキー美味しいなーと思って。」


お世辞なく、本当に美味しいのだ。



「えっー!!やっぱり!!ここのクッキーとても人気でなかなか買えなくてやっと手に入れたんですよ。」


いつになく興奮したファン君がそいぼくに教えてくれた。



ガイ君はと言うと、紅茶を飲みながら、資料に目を通していた。



ムイ君は、各役員たちが提出したプリントを見ている。



ファン君と、兄様は、仕事しなくていいのかな?



僕もなにか手伝いたいな。



と思っていると、




コンコン。

と、扉を叩く音がした。




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