愛されたい少年

星夜るな

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1章

110 番外編

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書斎を訪れると、机の上に一枚の紙があった。
読んでみると、そこには、


『誰もが見とれるあたたかい場所。毎日、新しい音色を聞かせてくれる。』

と書いてあった。


どうゆうことだろう?

兄様をチラッと見ると、わかっているというようにニコリと笑った。


「どこだと思う?」

考えても分からなくて、兄様の方へじっと見つめると、


「ん~ー。ヒントね。誰もが見とれるということはそれだけ?」

「あっ。美しい?ってことですか?」


「多分ね。僕が思うに。」
でも、美しいって言ってもここには、たくさんの美しいものがある。

「でも、たくさんありますよ。」


「そうだね。次は、あたたかい場所って言うのがヒントだよ。」


あたたかい場所?



あたたかい・・・
「暖炉?」

兄様は、クスッと笑い

「ん~。それは、どうかな?最後の文に、毎日新しい音色を聞かせてくれるだから?」
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