愛されたい少年

星夜るな

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1章

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「そう言ってくれて助かるよ。では、今日からよろしく頼むよ。それと、近いうちに生徒会メンバーの挨拶をするからその準備も忘れないように。あとは・・・。」


「あのさムイ。僕から話しとくから大丈夫だよ。」

と、兄様が、ムイ君の話をさえぎって喋った。



さえぎって大丈夫だろうか。


そう思っていると、心配はなかったようだ。



いつもの事のようににこにこしている。



「じゃあ、よろしく。」




そして、ムイ君は、机に向かい仕事を行った。




兄様は、僕の目の前に座り


「じゃあ、説明するね。多分していると思うけれど、生徒会に入ったなら食堂では、二階の個室ルームを使えるし、この部屋で食事を摂ることも出来る。それに、忙しい時は、授業免除がある。ただ、何も無い時に、授業に出ないのは、ダメだから。あとは・・・生徒会室に生徒会役員意外は立ち入り禁止。例外は、生徒会の次に権力も持っている取締部だけ。もちろん一般生徒を入れた場合は、何かしらの罰則があるから。説明はこれぐらいだけど、質問とかある?」




「大丈夫です。」
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