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27. R18
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そんな翔の気持ちを察したのか、有聖の手がさわさわと軽く翔の太ももを撫でた。
「眠くないなら、眠くさせてあげようか?」
有聖がにこりと微笑む。
「テスト期間中、自分でした?」
デニムの前立ての辺りに有聖の手を感じて、翔は身じろいだ。
「……っ、し、てない」
「そうなの? 最後にしたのはいつ?」
「お、おぼえて、な、――っ!」
有聖の手が乱暴にそこを掴んだ。
「やめっ、有聖、さん」
体を捩るが、肝心なところを掴まれていては逃げられない。
「嘘つき。いつしたの?」
有聖の力が徐々に強くなる。
「テ、テストの、ふ、二日前に、……一回、だけ」
白状すると、手の力が緩んだ。翔はほっと息をついた。
「じゃ、もう一週間以上経ってるね」
勝手にジッパーを下ろそうとする有聖の手を、翔は慌てて掴んだ。
「手伝ってあげる。そんなに溜まってたら良くないよ」
翔の抵抗など意に介さず、有聖はあっという間にデニムの前をくつろげて、下着ごと無理矢理脱がせてしまった。
恥ずかしすぎる。
下半身丸出しにさせられた翔は慌てて身を縮こまらせた。
「翔、ちゃんと脚をひらいて」
そんなこと言われても無理だ。ぶんぶんと頭を振った。
「自分で脚をひらくのと、縛られるのとどっちがいい?」
重ねてそんなことを言われても、翔は答えようがなかった。
そんなのどっちも嫌だ。
「い、いやだ……」
かすれた声が出た。
「じゃ、縛るのは勘弁してあげるね。上も脱ごうか。汚れたら困るからね」
翔の抵抗などあってないようなもの。あっという間に素っ裸にされてしまう。
その上、翔の両手を掴むと、自分の手で膝の裏を抱えるような態勢にさせようとする。
「ゆ、有聖さん! いやだ、こんな格好……」
ソファに座ってM字開脚で股間をさらすなんて、恥ずかしすぎて死んでしまいそうだ。
「本当に嫌? 翔のここ、ぴくぴくしてるよ」
翔の正面の床に膝をついた有聖が、ぐっと膝頭を左右に押し広げた。
むき出しの股間に有聖の吐息を感じて、翔は身を震わせる。
「っ、……」
「気持ちよくしてあげる。そのかわり、手を膝から離したらお仕置きするからね。しっかり掴んでいるんだよ」
有聖がにこりと微笑んで、おもむろに翔の陰茎を口に含んだ。
「ひっ! や、やだ……、有聖、さん!」
突然のことに小さな悲鳴が口をつき、反射的に体が逃げをうつ。
「あっ、あぁ……、だ、だめっ」
敏感な亀頭の溝をねっとりと舐められる。
久しぶりの刺激と、有聖に口でされているという衝撃に、あっという間に勃起してしまう。
ゆっくりと舐め回す有聖の顔をどうにかしたいのに、手は有聖のいいつけを守っているのか膝を掴んで離れない。
翔はうわ言のように、「だめ、やめて」と繰り返した。
「翔、気持ちよくないの? 刺激が足りないのかな?」
顔を上げた有聖がそんなことを言う。
刺激が足りないなんて、そんなわけがないのはわかっているくせに。
イヤな予感がした時にはもう遅かった。
完全に起ちあがった陰茎をぐいっと握りしめられ、ちょうどカリ首のあたりにある親指が敏感なくびれに爪を立てた。
「い、いや……っ! やだぁぁ!」
ぐいぐいと爪が食いこみ、あまりの痛さに頭を後ろにそらせて悶絶する。
「素直に気持ちいいって言わないからだよ?」
有聖が意地悪く微笑んだ。声には愉しささえ滲んでいる。
「や、ごめん、なさい……。ゆる、して」
ちゃんと言うから、と翔は何度も懇願した。
散々に爪で痛ぶられて息も絶え絶えになると、今度は有聖の舌がそこを労るように這わされた。
痛めつけられじんじんと脈うつところを丹念に舐められるたびに、腰が揺れ甘い声が漏れる。
「ああ、ぁ、……いっ、きもちいいっ」
カリだけでなく、裏筋や亀頭の先端まで丁寧に舐められると、瞬く間に絶頂に上り詰めそうになってしまう。
「ああ、やっ……、ゆ、ゆうせいさん、いっちゃ、う」
このままだと有聖にかかってしまうと頭の片隅ではわかっていたが、強烈な快感に我慢などできない。
「ああぁ、だめっ! い、く……っ」
久しぶりの射精で頭の奥が痺れる。びくびくと痙攣を繰り返す体を止められない。
「たくさん出たね。可愛いよ」
亀頭を覆う有聖の手からどろりと白濁がこぼれ落ちた。
心地よい満足感に、翔の体が弛緩していく。このまま眠ってしまえそうだと思った。
「……っ、ぁ、ぁ……、ゆうせい、さん」
達した後も、有聖の手が離れていかない。それどころか、手のひらで亀頭をくるくると撫で回し始める。
「もっと、出るでしょう?」
「や、めっ……、やだっ、も、イった、イった、から!」
達したのにそこを続けて触られるのはつらい。それなのに、有聖の手は止まらない。
「いや? でも、翔のここ、また勃ってきてるよ?」
亀頭を弄ぶのとは反対の手の人差し指がゆっくりと裏筋をなぞった。
「ああぁ、やっ……」
何度も優しく撫でられる。
「気持ちよくないの? もっと強い方が好き?」
かけられる言葉は優しく聞こえるのに、有聖の手は残酷だった。
「っ、あああっ! ああっ、い、いたっ……!」
裏筋を柔く撫でていた指がそこに爪を立て強く引っ掻いた。その間も亀頭をぐりぐりときつく撫で回す手は止まらない。
痛みと気持ちよさが同時に押し寄せて、何も考えられない。
「ああぁ、だ、っ……いぃ、きもち、いいから」
もうやめて、と身を捩らせる。
「気持ちいいならやめない。もっと気持ちよくなっていいよ」
これ以上は無理なのに。有聖は許してくれない。
体中の血液が集まってきているのではないかと思うほど、ペニスがどくどくと脈打つ。全神経がそこに繋がっているような感覚に陥った。
「あ、あ、やっ、でるっ、――あああっ!」
何かわからないものが強烈に込み上げてくる感覚。怖くて有聖の腕に縋りついた瞬間、我慢できずに勢いよく吹き出してしまった。
「かわいいね、翔。上手に潮が吹けたよ」
衣服がびしょ濡れになったというのに、有聖は満足そうに微笑む。
「ゆ、ゆうせい、さん……も、だめ」
今度こそ動けない。体中に力が入らず、翔はだらりと四肢を投げ出した。
「かわいかったよ、翔。綺麗にしてあげるからね」
耳元で囁かれ、翔はゆっくりと目を閉じた。
「眠くないなら、眠くさせてあげようか?」
有聖がにこりと微笑む。
「テスト期間中、自分でした?」
デニムの前立ての辺りに有聖の手を感じて、翔は身じろいだ。
「……っ、し、てない」
「そうなの? 最後にしたのはいつ?」
「お、おぼえて、な、――っ!」
有聖の手が乱暴にそこを掴んだ。
「やめっ、有聖、さん」
体を捩るが、肝心なところを掴まれていては逃げられない。
「嘘つき。いつしたの?」
有聖の力が徐々に強くなる。
「テ、テストの、ふ、二日前に、……一回、だけ」
白状すると、手の力が緩んだ。翔はほっと息をついた。
「じゃ、もう一週間以上経ってるね」
勝手にジッパーを下ろそうとする有聖の手を、翔は慌てて掴んだ。
「手伝ってあげる。そんなに溜まってたら良くないよ」
翔の抵抗など意に介さず、有聖はあっという間にデニムの前をくつろげて、下着ごと無理矢理脱がせてしまった。
恥ずかしすぎる。
下半身丸出しにさせられた翔は慌てて身を縮こまらせた。
「翔、ちゃんと脚をひらいて」
そんなこと言われても無理だ。ぶんぶんと頭を振った。
「自分で脚をひらくのと、縛られるのとどっちがいい?」
重ねてそんなことを言われても、翔は答えようがなかった。
そんなのどっちも嫌だ。
「い、いやだ……」
かすれた声が出た。
「じゃ、縛るのは勘弁してあげるね。上も脱ごうか。汚れたら困るからね」
翔の抵抗などあってないようなもの。あっという間に素っ裸にされてしまう。
その上、翔の両手を掴むと、自分の手で膝の裏を抱えるような態勢にさせようとする。
「ゆ、有聖さん! いやだ、こんな格好……」
ソファに座ってM字開脚で股間をさらすなんて、恥ずかしすぎて死んでしまいそうだ。
「本当に嫌? 翔のここ、ぴくぴくしてるよ」
翔の正面の床に膝をついた有聖が、ぐっと膝頭を左右に押し広げた。
むき出しの股間に有聖の吐息を感じて、翔は身を震わせる。
「っ、……」
「気持ちよくしてあげる。そのかわり、手を膝から離したらお仕置きするからね。しっかり掴んでいるんだよ」
有聖がにこりと微笑んで、おもむろに翔の陰茎を口に含んだ。
「ひっ! や、やだ……、有聖、さん!」
突然のことに小さな悲鳴が口をつき、反射的に体が逃げをうつ。
「あっ、あぁ……、だ、だめっ」
敏感な亀頭の溝をねっとりと舐められる。
久しぶりの刺激と、有聖に口でされているという衝撃に、あっという間に勃起してしまう。
ゆっくりと舐め回す有聖の顔をどうにかしたいのに、手は有聖のいいつけを守っているのか膝を掴んで離れない。
翔はうわ言のように、「だめ、やめて」と繰り返した。
「翔、気持ちよくないの? 刺激が足りないのかな?」
顔を上げた有聖がそんなことを言う。
刺激が足りないなんて、そんなわけがないのはわかっているくせに。
イヤな予感がした時にはもう遅かった。
完全に起ちあがった陰茎をぐいっと握りしめられ、ちょうどカリ首のあたりにある親指が敏感なくびれに爪を立てた。
「い、いや……っ! やだぁぁ!」
ぐいぐいと爪が食いこみ、あまりの痛さに頭を後ろにそらせて悶絶する。
「素直に気持ちいいって言わないからだよ?」
有聖が意地悪く微笑んだ。声には愉しささえ滲んでいる。
「や、ごめん、なさい……。ゆる、して」
ちゃんと言うから、と翔は何度も懇願した。
散々に爪で痛ぶられて息も絶え絶えになると、今度は有聖の舌がそこを労るように這わされた。
痛めつけられじんじんと脈うつところを丹念に舐められるたびに、腰が揺れ甘い声が漏れる。
「ああ、ぁ、……いっ、きもちいいっ」
カリだけでなく、裏筋や亀頭の先端まで丁寧に舐められると、瞬く間に絶頂に上り詰めそうになってしまう。
「ああ、やっ……、ゆ、ゆうせいさん、いっちゃ、う」
このままだと有聖にかかってしまうと頭の片隅ではわかっていたが、強烈な快感に我慢などできない。
「ああぁ、だめっ! い、く……っ」
久しぶりの射精で頭の奥が痺れる。びくびくと痙攣を繰り返す体を止められない。
「たくさん出たね。可愛いよ」
亀頭を覆う有聖の手からどろりと白濁がこぼれ落ちた。
心地よい満足感に、翔の体が弛緩していく。このまま眠ってしまえそうだと思った。
「……っ、ぁ、ぁ……、ゆうせい、さん」
達した後も、有聖の手が離れていかない。それどころか、手のひらで亀頭をくるくると撫で回し始める。
「もっと、出るでしょう?」
「や、めっ……、やだっ、も、イった、イった、から!」
達したのにそこを続けて触られるのはつらい。それなのに、有聖の手は止まらない。
「いや? でも、翔のここ、また勃ってきてるよ?」
亀頭を弄ぶのとは反対の手の人差し指がゆっくりと裏筋をなぞった。
「ああぁ、やっ……」
何度も優しく撫でられる。
「気持ちよくないの? もっと強い方が好き?」
かけられる言葉は優しく聞こえるのに、有聖の手は残酷だった。
「っ、あああっ! ああっ、い、いたっ……!」
裏筋を柔く撫でていた指がそこに爪を立て強く引っ掻いた。その間も亀頭をぐりぐりときつく撫で回す手は止まらない。
痛みと気持ちよさが同時に押し寄せて、何も考えられない。
「ああぁ、だ、っ……いぃ、きもち、いいから」
もうやめて、と身を捩らせる。
「気持ちいいならやめない。もっと気持ちよくなっていいよ」
これ以上は無理なのに。有聖は許してくれない。
体中の血液が集まってきているのではないかと思うほど、ペニスがどくどくと脈打つ。全神経がそこに繋がっているような感覚に陥った。
「あ、あ、やっ、でるっ、――あああっ!」
何かわからないものが強烈に込み上げてくる感覚。怖くて有聖の腕に縋りついた瞬間、我慢できずに勢いよく吹き出してしまった。
「かわいいね、翔。上手に潮が吹けたよ」
衣服がびしょ濡れになったというのに、有聖は満足そうに微笑む。
「ゆ、ゆうせい、さん……も、だめ」
今度こそ動けない。体中に力が入らず、翔はだらりと四肢を投げ出した。
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