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幼馴染との夜ふかし(ルイス視点)
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「行きも帰りも馬車が早かったね」
「ああ、きっと馬が元気だったんだろうな」
ルイスとハルは芝居を観終わってからミラスの街にある食堂で夕食を済ませ、帰りの馬車の時間まで街を散歩し、日が落ちてからベキン村に帰って来た。
「今日は一日中楽しかった。誘ってくれてありがとう」
「気晴らしになった?」
「気晴らしどころか、すごく元気になった」
ハルは携帯用の魔法石ランプで帰り道を照らし、空いている手はルイスと指を絡めて手を繋いでいる。ランプの光を反射し、ハルの琥珀色の瞳は黄金のような色になっていた。
(今日は何だかずっと手を繋いでいるなあ……)
夜なので村人とすれ違うこともなく、デート中ずっと二人の距離が近かったこともあり、村に戻ってからもルイスとハルは堂々と手を繋いでいた。
「元気になったなら良かった。また誘うね」
「今度は俺からも誘うよ」
「ん……嬉しい」
お互いに相手をデートに誘い合うなんて、恋人らしくて良いなとルイスははにかんだ。
「芝居も面白かったな」
「うん、すごく面白かった。迫力があったよね!」
今日の芝居は大陸を巡業している劇団の公演で、華麗な軽業や美しい異国の歌で彩られた波乱万丈の物語にルイスとハルは見入っていた。
「芝居なんて、子どもの頃村祭りの劇を観た以来かもしれない」
「そうなんだ。王都の学校にいた時にお芝居は観に行かなかったの?」
王都には王立演劇場を始めとした大小様々な演劇場がある。楽団を率いた豪華な歌劇や、派手な空中曲芸の冒険活劇なども王都では観ることが出来る――ルイスは旅の行商人からそんな話を聞いたことがあった。
「校外学習で演劇場に連れて行かれたような気がするけど全然覚えていないな」
「うーん、内容が好みじゃなかったのかな?」
「……多分、演劇場でもこっそりと勉強していたから」
「勉強を? 何で?」
「……一刻も早く卒業して村に帰りたかった」
「上級学校ってハルでもそんな沢山勉強しないとなんだ。僕は学舎の校外学習なんて遊び回ってたよ」
演劇場の校外学習という楽しそうな時間を犠牲にしてまで勉強していたことを知り、幼馴染兼恋人の勤勉さにルイスは感心した。
(上級学校に行ったハルからの手紙には学校生活についてはほとんど書かれていなかったから、こういう話は何だか新鮮な感じがする)
上級学校でのことをあまり話したくないのか、ハルは気まずそうな顔で繋いだ手をニギニギと動かした。
「俺だって学舎の校外学習では遊び回っていたよ」
「そうだったよね。よく一緒に抜け出して先生に叱られたっけ」
村の学舎の校外学習は近くの牧場の見学や、裏山の散策といったピクニックのような物ばかりだった。幼馴染二人ははしゃいで遊び周り、集合時間に間に合わずに反省文を書かされたこともある。
「そんなこともあったな。懐かしい」
「ふふ、懐かしいよね」
共に過ごした子ども時代を思い出し、ルイスはクスクスと笑った。
「上級学校にもルイスがいれば良かったのにな」
「うーん、僕の成績は平凡だったし、ハルが上級学校に通っていた頃にはもう道具屋を手伝っていたから、難しいかなぁ」
「あの頃の俺はルイスの手紙だけを楽しみに王都で生活していたよ」
「僕の手紙だけが楽しみって、そんな……」
ベギン村の何十倍も娯楽のある文化的な都会に出たのに、幼馴染の手紙だけを楽しみに勉学に励む子どものハルを想像してルイスは切なくなった。
「好きな子からの手紙だったからな。旅に出る前にもルイスが手紙をくれたことがあったろ? あの手紙はすごく心の支えになったし……今でも読み返すことがある。ルイスからの手紙は全部俺の大事な宝物だ」
「宝物……」
ハルには子どもの頃から想われていたが、ルイスは気持ちに気づかないままだった。20歳になってやっと両想いになったのだが、こういった話を聞くと子どもの頃から相思相愛だったら――そんな風に思う時もあった。
「もうすぐルイスの家だな」
「うん」
ルイスの家が見えて来たのでハルは名残惜しそうな声で呟いた。一歩一歩進む度に玄関が近づき、今日のデートの終わりが見えて来る。
(まだ一緒にいたいなんて言ったら迷惑かな。遅くなるって言ったからマーガレットは気を遣ってカミラおばさんの所に行ってて、今日は家に誰もいないし……)
玄関の前に着くとハルは繋いでいた手を離し「じゃあお休み」と言ってルイスの額に唇を落とした。
「あのさ、ハル」
「ん? どうした?」
ハルのシャツをギュッと握りしめて見上げると首を傾げながら見つめ返された。
「今日……家に帰っても誰もいないんだ」
「そうか、マーガレットはカミラさんの所か? あいつは妙な気を遣って来るよな……」
ハルは苦笑しながらルイスの髪を撫でた。
「しばらく一緒にいようか? 家に誰もいないと寂しいもんな」
「う、うん、一緒にいたい」
「ふふ……何だったら寝るまで傍にいるよ」
「え……良いのかな」
「良いに決まってる」
そう言うとハルはランプの灯りを消し、ルイスを抱きしめて唇にキスをした。
「ん……ハル、誰かに見られたら」
「大丈夫。人がいる気配はないから……」
自宅の玄関前で恋人と唇を重ね合わせていることにルイスはソワソワしていた。
「んん……ぁむ……」
「はぁ……ルイス、大好きだ……」
光源が月明かりしかなく、表情がよく見えないが切なそうな息遣いにルイスは胸がドキドキして堪らなくなり、ハルをそっと押して唇を離した。このままもっとハルのことを深く感じられれば――そんな思いで頬が熱くなっていた。
「あのさ、ハル……今日は、その……」
「……もしかして嫌だったか? ごめん、俺が調子に乗り過ぎたよな」
何かを言い淀むルイスを見て察したのか、ハルは申し訳なさそうに呟いた。
「いや、あの! そうじゃなくって! 嫌じゃないから謝らないでよ」
「そうか? それなら良いんだけど……」
「僕が言いたかったのは、寝るまで傍にいてくれるのなら……ハルと一緒に寝たいなって」
「一緒って、それは」
ハルは口元を押さえてから動きが止まったが、ルイスは構わずに続けた。
「それで、一緒に寝るのなら……ハルの家に泊まりたいなって。も、もちろん、ハルの都合が良ければ、だけど……」
デートが名残惜しかったとはいえ、さすがにがっつき過ぎていると感じルイスは早口になった。ハルは未だに止まったままでいる。
「ぅう……ごめん、今日はずっと楽しくて離れ難くて……急に言われてハルも困るよね。今日は帰るから後日改めて話そうか……!」
ルイスはハルが何も言わないので引かれてしまったと思い、あわあわとしながら鞄を探り、鍵を取り出して背を向けて玄関の扉を開けようとした。
(恋愛に浮かれて距離感を間違えた……! せっかく楽しいデートだったのに、最後の最後で僕は何をやっているんだ!!)
明かりが無いのと焦りで見慣れたはずの鍵穴に上手く鍵を差せないでいるとその手を掴まれてハルの方を向かされ、扉に押し付けられるような体勢になった。
「ハル……?」
月明かりに目が慣れて来たせいか、先程よりも表情がよく見える。向き合うハルは戸惑う子どものような表情をしていた。
「一緒に寝たいとか、泊まりたいってことはさ――」
肩に手を置かれ、言いにくそうに一呼吸置いてから覚悟を決めた風に口を開いた。
「――俺は今、ルイスに誘われているんだよな?」
ハルの瞳は月明かりの下でもキラキラと輝いている。ルイスはしばらくその瞳をじっと見つめてから目を伏せコクリと頷いた。
「ああ、きっと馬が元気だったんだろうな」
ルイスとハルは芝居を観終わってからミラスの街にある食堂で夕食を済ませ、帰りの馬車の時間まで街を散歩し、日が落ちてからベキン村に帰って来た。
「今日は一日中楽しかった。誘ってくれてありがとう」
「気晴らしになった?」
「気晴らしどころか、すごく元気になった」
ハルは携帯用の魔法石ランプで帰り道を照らし、空いている手はルイスと指を絡めて手を繋いでいる。ランプの光を反射し、ハルの琥珀色の瞳は黄金のような色になっていた。
(今日は何だかずっと手を繋いでいるなあ……)
夜なので村人とすれ違うこともなく、デート中ずっと二人の距離が近かったこともあり、村に戻ってからもルイスとハルは堂々と手を繋いでいた。
「元気になったなら良かった。また誘うね」
「今度は俺からも誘うよ」
「ん……嬉しい」
お互いに相手をデートに誘い合うなんて、恋人らしくて良いなとルイスははにかんだ。
「芝居も面白かったな」
「うん、すごく面白かった。迫力があったよね!」
今日の芝居は大陸を巡業している劇団の公演で、華麗な軽業や美しい異国の歌で彩られた波乱万丈の物語にルイスとハルは見入っていた。
「芝居なんて、子どもの頃村祭りの劇を観た以来かもしれない」
「そうなんだ。王都の学校にいた時にお芝居は観に行かなかったの?」
王都には王立演劇場を始めとした大小様々な演劇場がある。楽団を率いた豪華な歌劇や、派手な空中曲芸の冒険活劇なども王都では観ることが出来る――ルイスは旅の行商人からそんな話を聞いたことがあった。
「校外学習で演劇場に連れて行かれたような気がするけど全然覚えていないな」
「うーん、内容が好みじゃなかったのかな?」
「……多分、演劇場でもこっそりと勉強していたから」
「勉強を? 何で?」
「……一刻も早く卒業して村に帰りたかった」
「上級学校ってハルでもそんな沢山勉強しないとなんだ。僕は学舎の校外学習なんて遊び回ってたよ」
演劇場の校外学習という楽しそうな時間を犠牲にしてまで勉強していたことを知り、幼馴染兼恋人の勤勉さにルイスは感心した。
(上級学校に行ったハルからの手紙には学校生活についてはほとんど書かれていなかったから、こういう話は何だか新鮮な感じがする)
上級学校でのことをあまり話したくないのか、ハルは気まずそうな顔で繋いだ手をニギニギと動かした。
「俺だって学舎の校外学習では遊び回っていたよ」
「そうだったよね。よく一緒に抜け出して先生に叱られたっけ」
村の学舎の校外学習は近くの牧場の見学や、裏山の散策といったピクニックのような物ばかりだった。幼馴染二人ははしゃいで遊び周り、集合時間に間に合わずに反省文を書かされたこともある。
「そんなこともあったな。懐かしい」
「ふふ、懐かしいよね」
共に過ごした子ども時代を思い出し、ルイスはクスクスと笑った。
「上級学校にもルイスがいれば良かったのにな」
「うーん、僕の成績は平凡だったし、ハルが上級学校に通っていた頃にはもう道具屋を手伝っていたから、難しいかなぁ」
「あの頃の俺はルイスの手紙だけを楽しみに王都で生活していたよ」
「僕の手紙だけが楽しみって、そんな……」
ベギン村の何十倍も娯楽のある文化的な都会に出たのに、幼馴染の手紙だけを楽しみに勉学に励む子どものハルを想像してルイスは切なくなった。
「好きな子からの手紙だったからな。旅に出る前にもルイスが手紙をくれたことがあったろ? あの手紙はすごく心の支えになったし……今でも読み返すことがある。ルイスからの手紙は全部俺の大事な宝物だ」
「宝物……」
ハルには子どもの頃から想われていたが、ルイスは気持ちに気づかないままだった。20歳になってやっと両想いになったのだが、こういった話を聞くと子どもの頃から相思相愛だったら――そんな風に思う時もあった。
「もうすぐルイスの家だな」
「うん」
ルイスの家が見えて来たのでハルは名残惜しそうな声で呟いた。一歩一歩進む度に玄関が近づき、今日のデートの終わりが見えて来る。
(まだ一緒にいたいなんて言ったら迷惑かな。遅くなるって言ったからマーガレットは気を遣ってカミラおばさんの所に行ってて、今日は家に誰もいないし……)
玄関の前に着くとハルは繋いでいた手を離し「じゃあお休み」と言ってルイスの額に唇を落とした。
「あのさ、ハル」
「ん? どうした?」
ハルのシャツをギュッと握りしめて見上げると首を傾げながら見つめ返された。
「今日……家に帰っても誰もいないんだ」
「そうか、マーガレットはカミラさんの所か? あいつは妙な気を遣って来るよな……」
ハルは苦笑しながらルイスの髪を撫でた。
「しばらく一緒にいようか? 家に誰もいないと寂しいもんな」
「う、うん、一緒にいたい」
「ふふ……何だったら寝るまで傍にいるよ」
「え……良いのかな」
「良いに決まってる」
そう言うとハルはランプの灯りを消し、ルイスを抱きしめて唇にキスをした。
「ん……ハル、誰かに見られたら」
「大丈夫。人がいる気配はないから……」
自宅の玄関前で恋人と唇を重ね合わせていることにルイスはソワソワしていた。
「んん……ぁむ……」
「はぁ……ルイス、大好きだ……」
光源が月明かりしかなく、表情がよく見えないが切なそうな息遣いにルイスは胸がドキドキして堪らなくなり、ハルをそっと押して唇を離した。このままもっとハルのことを深く感じられれば――そんな思いで頬が熱くなっていた。
「あのさ、ハル……今日は、その……」
「……もしかして嫌だったか? ごめん、俺が調子に乗り過ぎたよな」
何かを言い淀むルイスを見て察したのか、ハルは申し訳なさそうに呟いた。
「いや、あの! そうじゃなくって! 嫌じゃないから謝らないでよ」
「そうか? それなら良いんだけど……」
「僕が言いたかったのは、寝るまで傍にいてくれるのなら……ハルと一緒に寝たいなって」
「一緒って、それは」
ハルは口元を押さえてから動きが止まったが、ルイスは構わずに続けた。
「それで、一緒に寝るのなら……ハルの家に泊まりたいなって。も、もちろん、ハルの都合が良ければ、だけど……」
デートが名残惜しかったとはいえ、さすがにがっつき過ぎていると感じルイスは早口になった。ハルは未だに止まったままでいる。
「ぅう……ごめん、今日はずっと楽しくて離れ難くて……急に言われてハルも困るよね。今日は帰るから後日改めて話そうか……!」
ルイスはハルが何も言わないので引かれてしまったと思い、あわあわとしながら鞄を探り、鍵を取り出して背を向けて玄関の扉を開けようとした。
(恋愛に浮かれて距離感を間違えた……! せっかく楽しいデートだったのに、最後の最後で僕は何をやっているんだ!!)
明かりが無いのと焦りで見慣れたはずの鍵穴に上手く鍵を差せないでいるとその手を掴まれてハルの方を向かされ、扉に押し付けられるような体勢になった。
「ハル……?」
月明かりに目が慣れて来たせいか、先程よりも表情がよく見える。向き合うハルは戸惑う子どものような表情をしていた。
「一緒に寝たいとか、泊まりたいってことはさ――」
肩に手を置かれ、言いにくそうに一呼吸置いてから覚悟を決めた風に口を開いた。
「――俺は今、ルイスに誘われているんだよな?」
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