55 / 76
幼馴染との触れ合い(ルイス視点)
6
しおりを挟む
ハルと過ごした後、ルイスは店を閉めて家に帰宅した。
甘い時間の名残でまだ顔が熱い気がする。ルイスは扉の前で立ち止まって頬に手を当てた。
家には妹もいるのに、兄がこんな緩みきった表情で帰宅するわけにはいかない。ペチペチと軽く頬を叩いてから玄関扉に鍵を差し込んだ。
「……ただいま」
「おかえりなさい。お兄ちゃん」
玄関を開けると、エプロンと三角巾を着けたマーガレットが台所から飛び出して来て腕に抱きついた。
「夕食の準備をしてくれていたんだね。ありがとう」
「今日は私の方が早く帰ったから気にしないで。あのね、今日はカミラおばさまの所で新作のパンを焼いたの」
「そうなんだ。どんなパンを焼いたの?」
はしゃいだ声を出す妹に寄り添われるように居間に向かった。
「あのね、セミハードタイプでチーズと干し果物が入っていて……あれ、何だか顔が赤くない?」
「え、あ……そ、そうかな?」
ルイスが上着を脱ぐのを手伝おうとしたマーガレットは首を傾げながら顔を覗き込んだ。
「うん……熱は無いみたい。良かった」
気遣わしそうに額に手を当てられ、不安そうな表情で見つめられた。
「今日は張り切って店の掃除をしたから……疲れが出たのかな」
ルイスはしどろもどろと説明した。帰りがけに恋人である幼馴染とイチャついていたせいだと妹に言える訳が無い。
「店のお掃除なら私が手伝ったのに。お兄ちゃんはご飯が出来るまで座って休んでて」
「大丈夫だよ。僕も手伝う」
「だーめ!」
マーガレットは頬を膨らませ、ルイスの腕を引っ張って居間にあるソファに座らせた。
「……マーガレットとご飯作りたかったな」
「もう出来上がる所だったし、ゆっくりしていて良いから」
ベル家は両親が不在なので兄妹二人支え合って生活しているが、元々しっかりしていたマーガレットは兄であるルイスに恋人が出来てから更にしっかりしていた。
(元々年齢より大人びた所がある子だったけれど、少しだけ寂しい気分になってしまう)
ハルと恋人になってからも兄妹水入らずの時間は大事にしていたが、妹の成長は目覚ましいものがある。
(ずっとずっと一緒にいられるわけじゃないけど……マーガレットもいつか家を出て行ったりするのかな)
今の所マーガレットは村で親族のカミラのパン屋や学舎の手伝いを楽しそうにしている。だが、いつか都会の方で仕事をしたいなんて言って、村を出て行くかもしれない。ルイスはそんな姿を思い浮かべて目頭が熱くなった。
「お兄ちゃん、ご飯の前にこれを飲んでみて」
パタパタと台所からマーガレットが出て来ると、コップをルイスの前に置いた。中には緑色のポタージュスープのようなとろっとした液体が入っている。
「これはスープ?」
「ううん、ハーブとハチミツと果物をギュッと絞って、牛乳に溶かした滋養に良いジュースよ」
「え! わざわざ作ってくれたの!?」
「簡単な物だし気にしないで。お兄ちゃんの健康は私が守るから」
「マーガレット……」
「沼みたいな色だけど、味はけっこう美味しいはずよ」
マーガレットは三角巾を取って隣にポスンと腰掛け、ルイスは手作りのジュースをコクコクと飲んだ。
ハーブのほんのりとした苦味がハチミツや果物の甘みと合わさり、それがまろやかな味の牛乳に包みこまれており、不思議な美味しさがあるジュースだった。
「美味しい……ありがとう、マーガレット」
「ふふ、また作るね」
「また作ってくれるの?」
「もちろん! 私が一緒に暮らしているのに、お兄ちゃんが健康じゃなくなったらハルに小言を言われちゃう」
マーガレットはクスクスと鈴の転がるような声で笑ってからふうっと息をついた。
「ねえ、お兄ちゃんって……ハルと一緒になるの?」
「ぅ、え……!? 何を、突然」
「二人ともいつ結婚してもおかしくない年だもの。それに私がハルだったら、お兄ちゃんを捕まえておきたいから絶対に結婚を前提に交際を申し込むわ」
「そ、それは……」
丁度結婚については店で妄想していた所だったので、ルイスは顔から火が出そうな程頬が熱くなっていた。
「……私、ハルがお兄ちゃんをすごく大事にしている所は認めているのよ」
頬を染めるルイスを見て、マーガレットは人形のような顔に大人びた笑みを浮かべた。
「お兄ちゃんが選んだ相手なら絶対に祝福する。私は……お兄ちゃんが幸せになるのが一番嬉しいから」
ほんの少し寂し気に眉を下げ、ルイスの肩に寄り添うように身を寄せて目を伏せた。
「マーガレット……」
「それでね。もし、ハルが結婚相手にはあんまりって思ったならすぐに言ってね。私が良い男でも良い女でもすぐに見繕って来るから!」
マーガレットはパッと体を離し、拳を握りしめて明るく言い放った。
「まあハルは……悔しいけどだいぶ良い男の部類だから多分そんな風にはならないと思うけれど……何にせよ、遠慮せずに相談してね?」
「う、うん」
どうやら幼馴染との交際が順調なものなのか妹に心配されていたようだった。
(マーガレットは兄である僕のことまで考えてくれているんだな)
6歳下の妹は昔からルイスの後ろをちょこちょこと着いて来ていた。小さな体で一生懸命に駆け寄って来る様子を愛おしく感じ、抱き上げるとその軽さに驚いたのを昨日のことのように思い出す。そんなマーガレットは今では心身ともに立派に成長し、兄であるルイスに並び歩き――もしかしたらずっと先を歩いているのかもしれない。
「マーガレットはすごくしっかりした大人になったね」
感慨深い気持ちになって呟くと、マーガレットはきょとんとしてから表情を明るくした。
「本当? 私、しっかりした大人になってる?」
「うん、本当だよ」
「私ね、早く大人になって皆の……お兄ちゃんの助けになりたいってずっと思っていたの」
ルイスは感極まって泣き出しそうな気分になってしまい口元を押さえた。
「マーガレットにそんなに思われて、僕は幸せ者だな……」
「幸せなの? ふふ、嬉しい!」
声を震わせながら妹の頭をポンポンと撫でた。
「お兄ちゃん、幸せになってね。私、優しいあなたの妹に生まれて来ることが出来てずっと幸せだったの。だからお兄ちゃんにも沢山幸せになって欲しい」
マーガレットはそう言って穏やかに微笑んだ。慈愛に満ちた笑顔はまるで物語に出て来る聖女のようだなとルイスはため息を漏らした。
甘い時間の名残でまだ顔が熱い気がする。ルイスは扉の前で立ち止まって頬に手を当てた。
家には妹もいるのに、兄がこんな緩みきった表情で帰宅するわけにはいかない。ペチペチと軽く頬を叩いてから玄関扉に鍵を差し込んだ。
「……ただいま」
「おかえりなさい。お兄ちゃん」
玄関を開けると、エプロンと三角巾を着けたマーガレットが台所から飛び出して来て腕に抱きついた。
「夕食の準備をしてくれていたんだね。ありがとう」
「今日は私の方が早く帰ったから気にしないで。あのね、今日はカミラおばさまの所で新作のパンを焼いたの」
「そうなんだ。どんなパンを焼いたの?」
はしゃいだ声を出す妹に寄り添われるように居間に向かった。
「あのね、セミハードタイプでチーズと干し果物が入っていて……あれ、何だか顔が赤くない?」
「え、あ……そ、そうかな?」
ルイスが上着を脱ぐのを手伝おうとしたマーガレットは首を傾げながら顔を覗き込んだ。
「うん……熱は無いみたい。良かった」
気遣わしそうに額に手を当てられ、不安そうな表情で見つめられた。
「今日は張り切って店の掃除をしたから……疲れが出たのかな」
ルイスはしどろもどろと説明した。帰りがけに恋人である幼馴染とイチャついていたせいだと妹に言える訳が無い。
「店のお掃除なら私が手伝ったのに。お兄ちゃんはご飯が出来るまで座って休んでて」
「大丈夫だよ。僕も手伝う」
「だーめ!」
マーガレットは頬を膨らませ、ルイスの腕を引っ張って居間にあるソファに座らせた。
「……マーガレットとご飯作りたかったな」
「もう出来上がる所だったし、ゆっくりしていて良いから」
ベル家は両親が不在なので兄妹二人支え合って生活しているが、元々しっかりしていたマーガレットは兄であるルイスに恋人が出来てから更にしっかりしていた。
(元々年齢より大人びた所がある子だったけれど、少しだけ寂しい気分になってしまう)
ハルと恋人になってからも兄妹水入らずの時間は大事にしていたが、妹の成長は目覚ましいものがある。
(ずっとずっと一緒にいられるわけじゃないけど……マーガレットもいつか家を出て行ったりするのかな)
今の所マーガレットは村で親族のカミラのパン屋や学舎の手伝いを楽しそうにしている。だが、いつか都会の方で仕事をしたいなんて言って、村を出て行くかもしれない。ルイスはそんな姿を思い浮かべて目頭が熱くなった。
「お兄ちゃん、ご飯の前にこれを飲んでみて」
パタパタと台所からマーガレットが出て来ると、コップをルイスの前に置いた。中には緑色のポタージュスープのようなとろっとした液体が入っている。
「これはスープ?」
「ううん、ハーブとハチミツと果物をギュッと絞って、牛乳に溶かした滋養に良いジュースよ」
「え! わざわざ作ってくれたの!?」
「簡単な物だし気にしないで。お兄ちゃんの健康は私が守るから」
「マーガレット……」
「沼みたいな色だけど、味はけっこう美味しいはずよ」
マーガレットは三角巾を取って隣にポスンと腰掛け、ルイスは手作りのジュースをコクコクと飲んだ。
ハーブのほんのりとした苦味がハチミツや果物の甘みと合わさり、それがまろやかな味の牛乳に包みこまれており、不思議な美味しさがあるジュースだった。
「美味しい……ありがとう、マーガレット」
「ふふ、また作るね」
「また作ってくれるの?」
「もちろん! 私が一緒に暮らしているのに、お兄ちゃんが健康じゃなくなったらハルに小言を言われちゃう」
マーガレットはクスクスと鈴の転がるような声で笑ってからふうっと息をついた。
「ねえ、お兄ちゃんって……ハルと一緒になるの?」
「ぅ、え……!? 何を、突然」
「二人ともいつ結婚してもおかしくない年だもの。それに私がハルだったら、お兄ちゃんを捕まえておきたいから絶対に結婚を前提に交際を申し込むわ」
「そ、それは……」
丁度結婚については店で妄想していた所だったので、ルイスは顔から火が出そうな程頬が熱くなっていた。
「……私、ハルがお兄ちゃんをすごく大事にしている所は認めているのよ」
頬を染めるルイスを見て、マーガレットは人形のような顔に大人びた笑みを浮かべた。
「お兄ちゃんが選んだ相手なら絶対に祝福する。私は……お兄ちゃんが幸せになるのが一番嬉しいから」
ほんの少し寂し気に眉を下げ、ルイスの肩に寄り添うように身を寄せて目を伏せた。
「マーガレット……」
「それでね。もし、ハルが結婚相手にはあんまりって思ったならすぐに言ってね。私が良い男でも良い女でもすぐに見繕って来るから!」
マーガレットはパッと体を離し、拳を握りしめて明るく言い放った。
「まあハルは……悔しいけどだいぶ良い男の部類だから多分そんな風にはならないと思うけれど……何にせよ、遠慮せずに相談してね?」
「う、うん」
どうやら幼馴染との交際が順調なものなのか妹に心配されていたようだった。
(マーガレットは兄である僕のことまで考えてくれているんだな)
6歳下の妹は昔からルイスの後ろをちょこちょこと着いて来ていた。小さな体で一生懸命に駆け寄って来る様子を愛おしく感じ、抱き上げるとその軽さに驚いたのを昨日のことのように思い出す。そんなマーガレットは今では心身ともに立派に成長し、兄であるルイスに並び歩き――もしかしたらずっと先を歩いているのかもしれない。
「マーガレットはすごくしっかりした大人になったね」
感慨深い気持ちになって呟くと、マーガレットはきょとんとしてから表情を明るくした。
「本当? 私、しっかりした大人になってる?」
「うん、本当だよ」
「私ね、早く大人になって皆の……お兄ちゃんの助けになりたいってずっと思っていたの」
ルイスは感極まって泣き出しそうな気分になってしまい口元を押さえた。
「マーガレットにそんなに思われて、僕は幸せ者だな……」
「幸せなの? ふふ、嬉しい!」
声を震わせながら妹の頭をポンポンと撫でた。
「お兄ちゃん、幸せになってね。私、優しいあなたの妹に生まれて来ることが出来てずっと幸せだったの。だからお兄ちゃんにも沢山幸せになって欲しい」
マーガレットはそう言って穏やかに微笑んだ。慈愛に満ちた笑顔はまるで物語に出て来る聖女のようだなとルイスはため息を漏らした。
15
お気に入りに追加
67
あなたにおすすめの小説
願いの守護獣 チートなもふもふに転生したからには全力でペットになりたい
戌葉
ファンタジー
気付くと、もふもふに生まれ変わって、誰もいない森の雪の上に寝ていた。
人恋しさに森を出て、途中で魔物に間違われたりもしたけど、馬に助けられ騎士に保護してもらえた。正体はオレ自身でも分からないし、チートな魔法もまだ上手く使いこなせないけど、全力で可愛く頑張るのでペットとして飼ってください!
チートな魔法のせいで狙われたり、自分でも分かっていなかった正体のおかげでとんでもないことに巻き込まれちゃったりするけど、オレが目指すのはぐーたらペット生活だ!!
※「1-7」で正体が判明します。「精霊の愛し子編」や番外編、「美食の守護獣」ではすでに正体が分かっていますので、お気を付けください。
番外編「美食の守護獣 ~チートなもふもふに転生したからには全力で食い倒れたい」
「冒険者編」と「精霊の愛し子編」の間の食い倒れツアーのお話です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/2227451/394680824
総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?
寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。
ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの男子高校生。
ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。
その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。
そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。
それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。
女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。
BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の好感度がバグレベルで上がっていくということ。
このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう!
男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートを望んだ代償は大きくて……!?
溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
執着男に勤務先を特定された上に、なんなら後輩として入社して来られちゃった
パイ生地製作委員会
BL
【登場人物】
陰原 月夜(カゲハラ ツキヤ):受け
社会人として気丈に頑張っているが、恋愛面に関しては後ろ暗い過去を持つ。晴陽とは過去に高校で出会い、恋に落ちて付き合っていた。しかし、晴陽からの度重なる縛り付けが苦しくなり、大学入学を機に逃げ、遠距離を理由に自然消滅で晴陽と別れた。
太陽 晴陽(タイヨウ ハルヒ):攻め
明るく元気な性格で、周囲からの人気が高い。しかしその実、月夜との関係を大切にするあまり、執着してしまう面もある。大学卒業後、月夜と同じ会社に入社した。
【あらすじ】
晴陽と月夜は、高校時代に出会い、互いに深い愛情を育んだ。しかし、海が大学進学のため遠くに引っ越すことになり、二人の間には別れが訪れた。遠距離恋愛は困難を伴い、やがて二人は別れることを決断した。
それから数年後、月夜は大学を卒業し、有名企業に就職した。ある日、偶然の再会があった。晴陽が新入社員として月夜の勤務先を訪れ、再び二人の心は交わる。時間が経ち、お互いが成長し変わったことを認識しながらも、彼らの愛は再燃する。しかし、遠距離恋愛の過去の痛みが未だに彼らの心に影を落としていた。
更新報告用のX(Twitter)をフォローすると作品更新に早く気づけて便利です
X(旧Twitter): https://twitter.com/piedough_bl
制作秘話ブログ: https://piedough.fanbox.cc/
メッセージもらえると泣いて喜びます:https://marshmallow-qa.com/8wk9xo87onpix02?t=dlOeZc&utm_medium=url_text&utm_source=promotion
異世界ぼっち暮らし(神様と一緒!!)
藤雪たすく
BL
愛してくれない家族から旅立ち、希望に満ちた一人暮らしが始まるはずが……異世界で一人暮らしが始まった!?
手違いで人の命を巻き込む神様なんて信じません!!俺が信じる神様はこの世にただ一人……俺の推しは神様です!!
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる