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元勇者の朝帰り(ハル視点)
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村長宅には村に住む孫達が祖父の世話を焼きに代わる代わる通っている。剣術の弟子かつ秘書のような立場のハルもいつからかその内の一人になっていた。
(村長は剣術教室や趣味の果実酒作りで人の出入りが多いからシャキシャキしているけど、もういい年だからな)
伴侶を亡くしてからも村長は一人暮らしを続けている。ハルは面と向かっては言わないが、村長のことは実の祖父のように大事に思っていた。
そんな村長は今日、村周りを荒らす魔獣を有志達と仕留めに向かっている。ハルは自分が行くと言うと「若者に頼ってばかりでは腕がなまる」と押し切られ、相変わらずの元気なお年寄りっぷりにハルは苦笑しつつ見送ったのだった。
「ハル君、勝手にお茶を淹れても良いかな?」
「ああ、お帰りでしたか。私が準備しますので客間にどうぞ」
村長宅には客人のオズワルドが来ているので、ハルが家の留守を預かっていた。村長を見送ってから台所で片付けをしていると、オズワルドがやって来たので手を止めて客間に行くように促した。
「ありがとう。ハル君は気が利くね」
オズワルドはそう言いながら台所に入って来て興味深そうにあちこち見回し始めた。台所は食器棚や食卓の他に、村長が試作を重ねた果実酒やハーブシロップの瓶が並びちょっとした薬屋のようになっている。
(お忍びの貴人かと思ったけれど、好奇心旺盛に走り回る子どものような男だ)
オズワルドが村に来て5日経つ。村長宅に滞在しながら、村内を散策したり、村人と気さくに酒を酌み交わしたりと、普通に田舎旅行を楽しんでいる姿にハルは気が抜けてしまった。
「客間じゃなくてここでお茶を頂いても良いかな。畏まったのは実は得意じゃなくてねぇ」
ハルが茶を沸かしていると、近くに来たオズワルドが目を細めてにこやかに言った。
「ええ……シン様が良ければお好きになさってください」
「そうかい、ありがとうハル君。それから様づけは不要だし、オズワルドで良いよ。家名は呼ばれ慣れないんだ。あと、もう少し気さくに接して欲しいね」
「……分かりました。オズワルドさん」
細かく注文をつけると食卓にある椅子にオズワルドは腰掛けた。滞在中のオズワルドはローブのフードも外しており、不思議な雰囲気の美貌を顕にしている。
(丁度良い機会だ。オズワルドと話してみよう。魔王や剣について新たに何か分かるかもしれないし)
ハルは沸いた湯を使って茶を淹れ、客用の茶器を使ってオズワルドの前に出した。
「ありがとう。この香り……これはベギン村で取れるハーブだね」
「ええ、今年山で採れた物を乾燥させて、村長がブレンドした茶葉です」
「ウルバンは昔から凝り性だったからなあ」
けらけらと笑いながらオズワルドは茶を啜った。
「オズワルドさん、よろしければ私もご一緒しても?」
「ああ、もちろん。僕は人と話すのが好きだから大歓迎だよ」
「ありがとうございます」
自分のカップに茶を淹れて、オズワルドの向かいに座った。
「あの……伺っても良いのか分かりませんが、オズワルドさんはこの村に何をしにいらしたんですか?」
「やっぱり気になっていたんだ!」
愉快そうにオズワルドは手を叩いた。
「前にウルバンと話した時、君は剣の話に反応していたものね」
うんうんと一人頷きながら茶を啜り「とても分かりやすく魂が揺れていたんだ」と続けた。
(動揺が透けて見えるのか。オズワルドには一般人に見えないものが見えるのが厄介だな)
ハルは茶を飲み、一呼吸置いてから話し始めた。
「私は学生時代……剣や魔王の伝承を個人的な興味で調べておりました」
「剣に魔王、ね。それはそれはグラステラ王国民として勤勉なことだ」
「ですので剣について、この村で聞く機会があるとは思わなかったので……」
我ながら言い訳があまり上手くないなと感じながらも、ハルは言葉を続けた。
「喜びで……つい、動揺してしまいました」
「ふうん? 本当にウルバンの周りには面白い子が集まって来る。彼もこの大地の星に愛されているんだ。分かるかい、ハル君」
「いえ……分かりません」
「この村には他にも僕を見て魂が揺らめいた子がいてね。とても可愛いお人形さんみたいな子だよ。知ってるかい、ハル君」
「仰っている意味が、よく……」
マーガレットのことだと分かり、ハルは妙な冷や汗をかいた。
「そうかい? まあ、今はそれで良いよ」
茶を飲みつつオズワルドは「僕はウルバンのような男こそ剣を持つべきだと思っているのだけど」と前置きした。
「伝承を調べたのなら、王族のあの薄気味悪い勇者達の話も知っているだろう。どんなに聖なる加護があったとしても、道を外すと善性というものは裏返るんだ」
嘲笑うように王族に対して不敬なことを言うのでハルは「さすがにお言葉が」とオズワルドを諌めた。
「ハル君は知りようがないかもしれないが、グラステラの王族は他にも中々に血なまぐさい歴史を持っているのさ。僕がたまたま先々王に恩義を感じてさえいなければ、さっさと別の国に亡命しているよ」
「そうなのですか……」
わざとなのかオズワルドはハルが知らない情報を饒舌に語った。ゲームに出て来るオズワルドはどちらかといえば回りくどい言い方で情報を小出しにするタイプだったのでハルは困惑した。
「魔王が聖なる盾を取り込み、そのまま盾は彼の人の物となり、残された剣を赤子のように大事にしていくべきなのに、あろうことか剣は魔王封印後ずっと消息不明なんだ」
「……私が調べた限り、剣は守り手の一族に隠されたとありましたが……消息不明なのですか」
「そう、全ては無常たる時の流れのお陰だね」
剣が消息不明だということに唖然としていると、オズワルドはそんなハルの様子を眺めながら茶を啜った。
「そこで僕だよ。僕は趣味の放浪がてらこの星の大地に纏わる結界を修繕して回らなきゃいけなくってね。もののついでと子どもの使いのように頼まれて剣探しをしているってわけさ。至極簡単でつまらない話だろう?」
「結界……」
ハルは聞き覚えのある単語に反応した。ゲームではオズワルドと結界を修繕に向かうストーリーがあったからだ。
(伝承にある魔王が封印された輝ける星の大地――つまり流星で出来たグラステラ王国には魔王封印の結界がある……これは俺もゲームのストーリーで知っている情報だ。だが――)
ハルが知っているゲームのストーリーと現在の状況が噛み合っていないと感じ、口元に手を当てた。
(――ゲームでの結界修繕イベントは主人公とオズワルドが出会って初めて発生するはずなのに、この世界ではもう結界修繕イベントが進行している)
勇者やヒロイン不在の中、イベントが進行することがあるのだろうか。ハル達が生きる世界はやはり全く違う物語を紡ぎ始めているようだった。
「動揺しているね? 何か気になる部分があったかなあ? まあ、僕が知る由もないことなんだろうけれど」
オズワルドは水色の目を細め、唇の端だけを上げて笑うとハルを見た。
「大丈夫。星というものは絶えず瞬き、僕らの行く末を示してくれるものだよ。きっと君もすぐに自分がどういった星に愛されているのか、じきに……そうだね。案外すぐに分かるんじゃないかな?」
心底楽しげに言って、オズワルドはハルに茶のおかわりを注文した。
(村長は剣術教室や趣味の果実酒作りで人の出入りが多いからシャキシャキしているけど、もういい年だからな)
伴侶を亡くしてからも村長は一人暮らしを続けている。ハルは面と向かっては言わないが、村長のことは実の祖父のように大事に思っていた。
そんな村長は今日、村周りを荒らす魔獣を有志達と仕留めに向かっている。ハルは自分が行くと言うと「若者に頼ってばかりでは腕がなまる」と押し切られ、相変わらずの元気なお年寄りっぷりにハルは苦笑しつつ見送ったのだった。
「ハル君、勝手にお茶を淹れても良いかな?」
「ああ、お帰りでしたか。私が準備しますので客間にどうぞ」
村長宅には客人のオズワルドが来ているので、ハルが家の留守を預かっていた。村長を見送ってから台所で片付けをしていると、オズワルドがやって来たので手を止めて客間に行くように促した。
「ありがとう。ハル君は気が利くね」
オズワルドはそう言いながら台所に入って来て興味深そうにあちこち見回し始めた。台所は食器棚や食卓の他に、村長が試作を重ねた果実酒やハーブシロップの瓶が並びちょっとした薬屋のようになっている。
(お忍びの貴人かと思ったけれど、好奇心旺盛に走り回る子どものような男だ)
オズワルドが村に来て5日経つ。村長宅に滞在しながら、村内を散策したり、村人と気さくに酒を酌み交わしたりと、普通に田舎旅行を楽しんでいる姿にハルは気が抜けてしまった。
「客間じゃなくてここでお茶を頂いても良いかな。畏まったのは実は得意じゃなくてねぇ」
ハルが茶を沸かしていると、近くに来たオズワルドが目を細めてにこやかに言った。
「ええ……シン様が良ければお好きになさってください」
「そうかい、ありがとうハル君。それから様づけは不要だし、オズワルドで良いよ。家名は呼ばれ慣れないんだ。あと、もう少し気さくに接して欲しいね」
「……分かりました。オズワルドさん」
細かく注文をつけると食卓にある椅子にオズワルドは腰掛けた。滞在中のオズワルドはローブのフードも外しており、不思議な雰囲気の美貌を顕にしている。
(丁度良い機会だ。オズワルドと話してみよう。魔王や剣について新たに何か分かるかもしれないし)
ハルは沸いた湯を使って茶を淹れ、客用の茶器を使ってオズワルドの前に出した。
「ありがとう。この香り……これはベギン村で取れるハーブだね」
「ええ、今年山で採れた物を乾燥させて、村長がブレンドした茶葉です」
「ウルバンは昔から凝り性だったからなあ」
けらけらと笑いながらオズワルドは茶を啜った。
「オズワルドさん、よろしければ私もご一緒しても?」
「ああ、もちろん。僕は人と話すのが好きだから大歓迎だよ」
「ありがとうございます」
自分のカップに茶を淹れて、オズワルドの向かいに座った。
「あの……伺っても良いのか分かりませんが、オズワルドさんはこの村に何をしにいらしたんですか?」
「やっぱり気になっていたんだ!」
愉快そうにオズワルドは手を叩いた。
「前にウルバンと話した時、君は剣の話に反応していたものね」
うんうんと一人頷きながら茶を啜り「とても分かりやすく魂が揺れていたんだ」と続けた。
(動揺が透けて見えるのか。オズワルドには一般人に見えないものが見えるのが厄介だな)
ハルは茶を飲み、一呼吸置いてから話し始めた。
「私は学生時代……剣や魔王の伝承を個人的な興味で調べておりました」
「剣に魔王、ね。それはそれはグラステラ王国民として勤勉なことだ」
「ですので剣について、この村で聞く機会があるとは思わなかったので……」
我ながら言い訳があまり上手くないなと感じながらも、ハルは言葉を続けた。
「喜びで……つい、動揺してしまいました」
「ふうん? 本当にウルバンの周りには面白い子が集まって来る。彼もこの大地の星に愛されているんだ。分かるかい、ハル君」
「いえ……分かりません」
「この村には他にも僕を見て魂が揺らめいた子がいてね。とても可愛いお人形さんみたいな子だよ。知ってるかい、ハル君」
「仰っている意味が、よく……」
マーガレットのことだと分かり、ハルは妙な冷や汗をかいた。
「そうかい? まあ、今はそれで良いよ」
茶を飲みつつオズワルドは「僕はウルバンのような男こそ剣を持つべきだと思っているのだけど」と前置きした。
「伝承を調べたのなら、王族のあの薄気味悪い勇者達の話も知っているだろう。どんなに聖なる加護があったとしても、道を外すと善性というものは裏返るんだ」
嘲笑うように王族に対して不敬なことを言うのでハルは「さすがにお言葉が」とオズワルドを諌めた。
「ハル君は知りようがないかもしれないが、グラステラの王族は他にも中々に血なまぐさい歴史を持っているのさ。僕がたまたま先々王に恩義を感じてさえいなければ、さっさと別の国に亡命しているよ」
「そうなのですか……」
わざとなのかオズワルドはハルが知らない情報を饒舌に語った。ゲームに出て来るオズワルドはどちらかといえば回りくどい言い方で情報を小出しにするタイプだったのでハルは困惑した。
「魔王が聖なる盾を取り込み、そのまま盾は彼の人の物となり、残された剣を赤子のように大事にしていくべきなのに、あろうことか剣は魔王封印後ずっと消息不明なんだ」
「……私が調べた限り、剣は守り手の一族に隠されたとありましたが……消息不明なのですか」
「そう、全ては無常たる時の流れのお陰だね」
剣が消息不明だということに唖然としていると、オズワルドはそんなハルの様子を眺めながら茶を啜った。
「そこで僕だよ。僕は趣味の放浪がてらこの星の大地に纏わる結界を修繕して回らなきゃいけなくってね。もののついでと子どもの使いのように頼まれて剣探しをしているってわけさ。至極簡単でつまらない話だろう?」
「結界……」
ハルは聞き覚えのある単語に反応した。ゲームではオズワルドと結界を修繕に向かうストーリーがあったからだ。
(伝承にある魔王が封印された輝ける星の大地――つまり流星で出来たグラステラ王国には魔王封印の結界がある……これは俺もゲームのストーリーで知っている情報だ。だが――)
ハルが知っているゲームのストーリーと現在の状況が噛み合っていないと感じ、口元に手を当てた。
(――ゲームでの結界修繕イベントは主人公とオズワルドが出会って初めて発生するはずなのに、この世界ではもう結界修繕イベントが進行している)
勇者やヒロイン不在の中、イベントが進行することがあるのだろうか。ハル達が生きる世界はやはり全く違う物語を紡ぎ始めているようだった。
「動揺しているね? 何か気になる部分があったかなあ? まあ、僕が知る由もないことなんだろうけれど」
オズワルドは水色の目を細め、唇の端だけを上げて笑うとハルを見た。
「大丈夫。星というものは絶えず瞬き、僕らの行く末を示してくれるものだよ。きっと君もすぐに自分がどういった星に愛されているのか、じきに……そうだね。案外すぐに分かるんじゃないかな?」
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