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幼馴染との約束・後編(ルイス視点)
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乗り合い馬車が遅れたり、突然欠便することは田舎のベギン村ではよくあることだ。
よくあることなので、そういう時は「仕方がない」と諦めるか、馬やロバを持っている村人に頼んで目的地に連れて行ってもらったりしている。
ルイスもそういう事態をこれまでに何度か目の当たりにしており、特に珍しいことではなかったのだが――どうして今日なのかと頭を抱えていた。
(どうして、今日はこんな風になるんだ……)
ルイスは今現在、ハルと一緒に宿屋にいる。
(もう少し早く街を出ようって行っていたらこうならなかったのかな)
少し時間を遡り、馬車での出来事をルイスは思い返していた。
馬車が停まってから――御者は先に進めそうにないので街に引き返すと言い、ルイス達もそれに同意した。このまま進んで全員が危険な目に合っては目も当てられないからだ。
街に馬を急がせ、どうにか日が落ちる前には停車場に到着した。御者は代金は良いよと言ったが、さすがにびしょ濡れの御者や馬に申し訳なかったので半ば無理矢理に支払った。御者は「悪いね」と言い、このまま馬宿に行くと言って馬車を走らせて去って行った。
そしてこれからどうしようかと二人で話し合っていると、ハルは思案顔で頭を掻き「宿に行くか」と苦渋の決断をするような声で言った。ルイスも頷き、ハルの上着を二人で被って雨に打たれながら宿屋に向かったのだが――宿屋の部屋が一つしか空いていなかった。
(いや、別に部屋は一つでも全然良いんだ。問題はそこじゃなくて)
ルイスは自身が腰掛けているベッドを見た。大きめのベッドだが、部屋に一つしかない。
(ベッドが一つの部屋しかなかったのがなあ……)
ハルは宿屋の主人に「別の宿屋は空いて無いか」や「ベッドを用意出来ないか」と尋ねていたが、骨董市が開かれている期間なので難しいと言うことだった。それはもうどうしようも出来ないので、最後の一室を二人で借りることになった。
そして部屋に着いて――今の状況だ。ハルは部屋にあるソファに座って上着の水気を拭い、ルイスは浴室にある脱衣場で雨に濡れた服を脱ぎ、備え付けのガウンに着替えてベッドに腰掛けていた。
「……ルイス、先に湯を浴びて来たらどうだ」
ハルがポツリと口を開いた。部屋の浴室には湯船は無いがシャワーがある。その他にも室内には風景画が飾ってあり、窓辺の小さな花瓶には花まで生けてあった。他にもソファセットと小さな書き物用の机もあり、街の宿屋なだけあってキレイで洒落ていて快適な部屋だ。こんな時でなければきっと楽しんでいただろうなとルイスは息をついた。
「暖かい時期とはいえ、雨に濡れて寒かっただろ」
「ん……そうだね。ハルは良いの? 服だってガウンに着替えたら良いのに」
「……俺はあんまり濡れなかったし、これから酒場にでも行こうかと思ってるから良いよ」
「え、何で?」
ルイスが驚いて立ち上がり、ハルの側に行こうとすると「良いから座ってて」と止められた。
「幼馴染とはいえ……さすがにベッド一つの部屋はお互いに気まずいだろ。俺は酒場で夜明かしする」
「じゃあ僕がソファで寝る」
「こんな小さいソファで寝れないだろ」
「大丈夫だよ。脚を畳んで横になれば……」
「それなら俺がソファで寝るよ」
「ハルの方が背が大きいんだから、それこそダメだよ……」
押し問答をしばらく続け、ハルはふーっと長いため息をついて拭い終わった上着を着た。
「……とにかく酒場に行く」
「行くなら僕も一緒が良い」
「ルイスは今日馬車酔いもしたし、歩き回ったし、疲れているだろ。夜明かしなんてさせられない」
「ハルだって……こんな雨の中、酒場で夜明かしなんてさせられないよ」
シュンとして顔を伏せると「別に平気だから気にするなって」と諭すようにハルは言った。
「気にするよ……!」
ルイスはバッと立ち上がってソファに向かい、ハルの隣に飛び込むように座った。
「だから、そっちに座ってろって」
ハルは気まずそうな表情でルイスから距離を取るようにソファの端に寄った。
「ルイス、俺は雨の中で雑魚寝したことだってあるんだ。それに比べたら夜明かしくらい……」
「今のハルは旅人じゃないし、今日は一緒に街へ遊びに来た僕の大切な幼馴染なんだから……気を遣って欲しくない!」
「ッ……気持ちは嬉しいけど、じゃあどうするって話だろ」
額に手を当ててハルはソファの肘掛けにもたれかかった。
「どうするって、僕がソファで寝る」
「それはダメだ」
「何でそんな……ハルは僕に過保護なんだよ」
「ルイスこそ、俺が意地を張っていると思っているんだろ」
お互いに譲れない考えがあった。しばらくの間ハルを真剣な表情で見つめていたが、途中でルイスはフイッと顔をそらした。
「……ねえ、多分答えが出ないし、ハルとこんなことで喧嘩したくない」
「喧嘩はしてないだろ」
ハルは困った風に眉を下げた。
「だって部屋に入ってから……あんまり僕の方を見ないし」
「それは……ルイスの格好が……いや、何でもない。見るよ。全然見る」
ハルは諦めた風に言って顔をこちらに向けたのでルイスはにじり寄った。
「……ルイス、近い」
「あのさ、僕はハルに雨の中外で夜明かしして欲しくなくて、ハルは僕がソファで寝るのがダメなんだよね」
「うん……ベッドでゆっくり休んで欲しい」
「僕だってハルに休んで欲しいんだ。だからさ……」
ルイスは深呼吸して、次の言葉をどんな風に言えば良いのか考えながら口を開いた。
「ベッドで……一緒に寝るのが一番良いんじゃないかな?」
出来るだけ誤解がないように伝えたかったけれど、ルイスは上手い言い方が思い浮かばなかった。
ハルは目を軽く見開いた後、手で顔を覆い「何でそうなる」と呻いた。
「何で、そういうことを……それが一番気まずいだろ」
ハルは顔を覆ったまま低い声でブツブツと唸った。
「だ、だから! 同じベッドで寝るだけだよ! 同じベッドに入ったからって、その……イチャイチャするわけじゃないし。問題ないだろ……!」
ルイスが頬を染めて言うと、ハルは指の隙間からチラリとこちらを見て「あざとい」とため息混じりに小さく呟いた。
「……あざといって何だよ」
「別に何でもない……俺がベッドは嫌だって言ったらどうするんだ」
「このままハルを捕まえてソファで一緒に寝る」
ハルは顔から手を離して、深く深く息を吸い込んだ。
「……こんな小さいソファじゃ無理だ」
「やってみなきゃだろ。ほら、寝転んでみてって!」
ルイスは半ば自棄になり、ハルをグイグイと押した。ハルは諦めたような目をして、されるがままソファに上体を折り込むように寝転んだ。
「脚をこう……折り畳んでさ……そうそう。それで僕が、この隙間に重なって……」
ハルの腕や脚を持ち上げ、半分覆い被さるようにソファとハルの体の隙間に入り込んでみたが、窮屈で寝るどころではない。
「ルイス……これは……ダメだ。本当にダメだって……」
「そ、そうみたいだね」
ルイスは思った以上にハルと密着してしまい慌てて上体を起こすと、ハルも無言でガバっと起き上がった。
「……ルイス……襟が開き過ぎ」
「う、あ、本当だ」
狭いソファの上で動き回っていたので閉じていたガウンの前が開いてしまっていた。ハルは遠い目をしたまま何も言わずに手を伸ばしてルイスの襟元を閉めた。
「あ、ありがとう……」
「うん……良いよ。それで、どうする?」
ハルはふぅっと何度か息をつき、寝転んだせいで乱れた髪を手で掻き上げた。
「やっぱりベッドで一緒に寝よう……」
「ルイスが良いなら、もう、それで良いよ」
「……ちょっと諦めてるだろ」
「諦めてないよ。今日はそういう日だって……受け入れているだけ」
ハルは目を細め、口の端を持ち上げて困り顔で笑った。
よくあることなので、そういう時は「仕方がない」と諦めるか、馬やロバを持っている村人に頼んで目的地に連れて行ってもらったりしている。
ルイスもそういう事態をこれまでに何度か目の当たりにしており、特に珍しいことではなかったのだが――どうして今日なのかと頭を抱えていた。
(どうして、今日はこんな風になるんだ……)
ルイスは今現在、ハルと一緒に宿屋にいる。
(もう少し早く街を出ようって行っていたらこうならなかったのかな)
少し時間を遡り、馬車での出来事をルイスは思い返していた。
馬車が停まってから――御者は先に進めそうにないので街に引き返すと言い、ルイス達もそれに同意した。このまま進んで全員が危険な目に合っては目も当てられないからだ。
街に馬を急がせ、どうにか日が落ちる前には停車場に到着した。御者は代金は良いよと言ったが、さすがにびしょ濡れの御者や馬に申し訳なかったので半ば無理矢理に支払った。御者は「悪いね」と言い、このまま馬宿に行くと言って馬車を走らせて去って行った。
そしてこれからどうしようかと二人で話し合っていると、ハルは思案顔で頭を掻き「宿に行くか」と苦渋の決断をするような声で言った。ルイスも頷き、ハルの上着を二人で被って雨に打たれながら宿屋に向かったのだが――宿屋の部屋が一つしか空いていなかった。
(いや、別に部屋は一つでも全然良いんだ。問題はそこじゃなくて)
ルイスは自身が腰掛けているベッドを見た。大きめのベッドだが、部屋に一つしかない。
(ベッドが一つの部屋しかなかったのがなあ……)
ハルは宿屋の主人に「別の宿屋は空いて無いか」や「ベッドを用意出来ないか」と尋ねていたが、骨董市が開かれている期間なので難しいと言うことだった。それはもうどうしようも出来ないので、最後の一室を二人で借りることになった。
そして部屋に着いて――今の状況だ。ハルは部屋にあるソファに座って上着の水気を拭い、ルイスは浴室にある脱衣場で雨に濡れた服を脱ぎ、備え付けのガウンに着替えてベッドに腰掛けていた。
「……ルイス、先に湯を浴びて来たらどうだ」
ハルがポツリと口を開いた。部屋の浴室には湯船は無いがシャワーがある。その他にも室内には風景画が飾ってあり、窓辺の小さな花瓶には花まで生けてあった。他にもソファセットと小さな書き物用の机もあり、街の宿屋なだけあってキレイで洒落ていて快適な部屋だ。こんな時でなければきっと楽しんでいただろうなとルイスは息をついた。
「暖かい時期とはいえ、雨に濡れて寒かっただろ」
「ん……そうだね。ハルは良いの? 服だってガウンに着替えたら良いのに」
「……俺はあんまり濡れなかったし、これから酒場にでも行こうかと思ってるから良いよ」
「え、何で?」
ルイスが驚いて立ち上がり、ハルの側に行こうとすると「良いから座ってて」と止められた。
「幼馴染とはいえ……さすがにベッド一つの部屋はお互いに気まずいだろ。俺は酒場で夜明かしする」
「じゃあ僕がソファで寝る」
「こんな小さいソファで寝れないだろ」
「大丈夫だよ。脚を畳んで横になれば……」
「それなら俺がソファで寝るよ」
「ハルの方が背が大きいんだから、それこそダメだよ……」
押し問答をしばらく続け、ハルはふーっと長いため息をついて拭い終わった上着を着た。
「……とにかく酒場に行く」
「行くなら僕も一緒が良い」
「ルイスは今日馬車酔いもしたし、歩き回ったし、疲れているだろ。夜明かしなんてさせられない」
「ハルだって……こんな雨の中、酒場で夜明かしなんてさせられないよ」
シュンとして顔を伏せると「別に平気だから気にするなって」と諭すようにハルは言った。
「気にするよ……!」
ルイスはバッと立ち上がってソファに向かい、ハルの隣に飛び込むように座った。
「だから、そっちに座ってろって」
ハルは気まずそうな表情でルイスから距離を取るようにソファの端に寄った。
「ルイス、俺は雨の中で雑魚寝したことだってあるんだ。それに比べたら夜明かしくらい……」
「今のハルは旅人じゃないし、今日は一緒に街へ遊びに来た僕の大切な幼馴染なんだから……気を遣って欲しくない!」
「ッ……気持ちは嬉しいけど、じゃあどうするって話だろ」
額に手を当ててハルはソファの肘掛けにもたれかかった。
「どうするって、僕がソファで寝る」
「それはダメだ」
「何でそんな……ハルは僕に過保護なんだよ」
「ルイスこそ、俺が意地を張っていると思っているんだろ」
お互いに譲れない考えがあった。しばらくの間ハルを真剣な表情で見つめていたが、途中でルイスはフイッと顔をそらした。
「……ねえ、多分答えが出ないし、ハルとこんなことで喧嘩したくない」
「喧嘩はしてないだろ」
ハルは困った風に眉を下げた。
「だって部屋に入ってから……あんまり僕の方を見ないし」
「それは……ルイスの格好が……いや、何でもない。見るよ。全然見る」
ハルは諦めた風に言って顔をこちらに向けたのでルイスはにじり寄った。
「……ルイス、近い」
「あのさ、僕はハルに雨の中外で夜明かしして欲しくなくて、ハルは僕がソファで寝るのがダメなんだよね」
「うん……ベッドでゆっくり休んで欲しい」
「僕だってハルに休んで欲しいんだ。だからさ……」
ルイスは深呼吸して、次の言葉をどんな風に言えば良いのか考えながら口を開いた。
「ベッドで……一緒に寝るのが一番良いんじゃないかな?」
出来るだけ誤解がないように伝えたかったけれど、ルイスは上手い言い方が思い浮かばなかった。
ハルは目を軽く見開いた後、手で顔を覆い「何でそうなる」と呻いた。
「何で、そういうことを……それが一番気まずいだろ」
ハルは顔を覆ったまま低い声でブツブツと唸った。
「だ、だから! 同じベッドで寝るだけだよ! 同じベッドに入ったからって、その……イチャイチャするわけじゃないし。問題ないだろ……!」
ルイスが頬を染めて言うと、ハルは指の隙間からチラリとこちらを見て「あざとい」とため息混じりに小さく呟いた。
「……あざといって何だよ」
「別に何でもない……俺がベッドは嫌だって言ったらどうするんだ」
「このままハルを捕まえてソファで一緒に寝る」
ハルは顔から手を離して、深く深く息を吸い込んだ。
「……こんな小さいソファじゃ無理だ」
「やってみなきゃだろ。ほら、寝転んでみてって!」
ルイスは半ば自棄になり、ハルをグイグイと押した。ハルは諦めたような目をして、されるがままソファに上体を折り込むように寝転んだ。
「脚をこう……折り畳んでさ……そうそう。それで僕が、この隙間に重なって……」
ハルの腕や脚を持ち上げ、半分覆い被さるようにソファとハルの体の隙間に入り込んでみたが、窮屈で寝るどころではない。
「ルイス……これは……ダメだ。本当にダメだって……」
「そ、そうみたいだね」
ルイスは思った以上にハルと密着してしまい慌てて上体を起こすと、ハルも無言でガバっと起き上がった。
「……ルイス……襟が開き過ぎ」
「う、あ、本当だ」
狭いソファの上で動き回っていたので閉じていたガウンの前が開いてしまっていた。ハルは遠い目をしたまま何も言わずに手を伸ばしてルイスの襟元を閉めた。
「あ、ありがとう……」
「うん……良いよ。それで、どうする?」
ハルはふぅっと何度か息をつき、寝転んだせいで乱れた髪を手で掻き上げた。
「やっぱりベッドで一緒に寝よう……」
「ルイスが良いなら、もう、それで良いよ」
「……ちょっと諦めてるだろ」
「諦めてないよ。今日はそういう日だって……受け入れているだけ」
ハルは目を細め、口の端を持ち上げて困り顔で笑った。
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