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「遥君……元々、肌がキレイだったけど、最近ますますキレイだね」

 敬久さんに首筋に舌を這わせながら胸を撫でられ、時折グッと胸を寄せるように揉まれ、下を触っていないのにイキそうな程に気持良くなってしまった。

(何だか……すぐにイッちゃいそうだ)

 与えられる快楽に目を白黒させていると、敬久さんは様子を窺うような手つきで更に撫で回して来る。

「んぅ……すごく、気持良いです……」
「そっかあ……もっと気持良くなっている遥君が見たいなあ」
「あ……」

 うなじをカプリと甘噛みされ、嬉しそうな敬久さんの声が耳元で聞こえる。

「ぁ、あ……あ、あ……んッ……」
「胸も柔らかくなったよね。僕が沢山触ったせいかな……」

 グニグニと胸を揉まれ、胸の粒が更に尖っていくのが分かる。温かなお湯の中で揉みしだかれて、胸だけ触られているのに快楽で意識が飛びそうだ。

「はぁ……はぁ……た、敬久さん」
「どうしたの?」
「体……熱くなって来ちゃって……もっと近くに行きたいです」
「うん……こっち来て」

 敬久さんが胸から手を離したので彼の方を向いて太ももに跨った。

「敬久さんに……もっと……気持ち良くしてもらいたいです」

 情けない声で息を粗くしながら言うと、敬久さんは甘い吐息を漏らして「良いよ」と言った。そのままグッと引き寄せられ、敬久さんがオレの胸に顔を埋めて胸の粒を口に含んだ。

「あっ、あッ……んん~~~~」

 熱くて柔らかな舌が胸の粒を包み込み、形をなぞるよう舐められ、そうかと思えばチュッと吸い上げられ、オレの喘ぎ声が浴室に反響した。

「はぁ……遙君、口で……こうするの、好きだよね」
「はい……敬久さんに、されるのが……好き……う、ぁ、んンッ!」

 舌先でグッと粒を押されてビリビリとした快感が背中を走る。オレは彼の頭をギュッと抱きしめた。洗い立ての髪からはシャンプーの良い匂いがして胸がドキドキと更にうるさくなる。

(も……ダメだ。すごく、気持ち良い……)

 オレの腰を抱いていた手が段々と下がっていき、尻臀をグニグニと揉むように撫でてくる。窄まりが切なさで収縮しているのが分かり、オレは羞恥を感じながらも快楽に身を任せた。

「あっ、あ、んッ……! はぁ……はぁ……全部、きもち良い……ん……」 

 敬久さんに胸と尻臀を攻めたてられ、欲望を感じて起き上がったものを敬久さんの腹に押し当て勝手に腰がゆらゆらと動いた。

「前もすごく切なそうだけど、こっちも触って良い?」
「あっ……」

 オレの下半身にスリスリと体を擦り付けて来たので、ビクンと身震いした。

「んんッ……お湯……汚しちゃうので、そっちは……」
「気にしなくて良いよ」
「でも……」
「大丈夫、後片付けは任せてくれれば良いから……ほら、おいで」

 グイッと引き寄せられ、オレは敬久さんの首に抱きつくような体勢になった。昂ったオレのものは敬久さんの体に密着して体積を増しているのが分かる。

「あ……はぁ……た、敬久さんのも、おっきくなってる……オレ、手でしましょうか?」

 オレの尻臀には敬久さんの欲望に張り詰めたものが当たっている。チュッと敬久さんの唇に啄むようにキスをしながら尋ねると、腰を突き上げられ尻臀に欲望が擦り付けられた。

「んんっ……すご……」

 何だか向かい合って挿入されているようで、喜びからか胸がキュンキュンと鳴った。

「はぁ……遥君も、僕の上に乗って動いて、気持良くなってる所……見せて……」
「あっ! ぁんっ……は、はい」

 オレは敬久さんの舌に吸い付き、密着したまま腰を揺らした。ヌルリとした入浴剤が滑りを良くしており、快楽が下半身から湧き上がってくる。

 敬久さんもオレの尻臀をグニグニと揉みしだきながら昂りを挟むように擦り付けてくるので、湯船が振動で波立った。

「ぅ……ん、ん……ヌルヌルしてるの……すごく良いです……気持ち良い……敬久さん、もっと……したい」
「……うん」

 敬久さんはオレの舌に軽く歯を立て、ジュッと吸い上げてくる。そのまま口内に侵入した舌が上顎をくすぐるのでゾクゾクして敬久さんの舌を噛みそうになった。

「ふぁ……あむ……ん……んゔ……気持ち良い……敬久さんは、きもちぃ……ですかぁ……?」

 体積を増した欲望が先程から尻臀にヌルヌルと強くぶつけられ、敬久さんの呼吸も粗くなっていた。

(敬久さんもオレの体で気持良くなってくれたら、すごく嬉しいけど……やっぱり挿れた方が……ずっと気持ち良いよな)

 こんなことなら受け入れる準備をしておけば良かったなと、多少悔しくなった。

「遥君の良さそうな姿も見れるし……お湯の中でいやらしいことしている君も可愛いし、僕も、すごく……気持ち良いよ」

 敬久さんは頬を染めて余裕のない表情をしている。だいぶ興奮しているのが分かり、オレは嬉しくてしょうがなくなった。

「んん……なら、良かったです。オレは……こんな、気持ち良いのに……もっと、いやらしいことが、あなたとしたいなって……欲しがっちゃうんです」

 動きを止めてギュッと敬久さんの首筋に抱きつくと、彼も動きを止めてオレの背中を撫でた。

「ふふっ……久しぶりだから、遥君も沢山触れ合いたいよね」
「はい……敬久さんのこと大好きだから、敬久さんを全部……今も、お腹の中に入れて……抱きしめてあげたくて……」
「ははっ……遙君、生でするのはダメっていつも自分で言ってるでしょ?」

 敬久さんは穏やかに笑った。

「ぅう……だって……あっ、あっ……!」

 背中を撫でていた手がスルリと下に動き、尻臀を開くように撫でてくる。

「……遙君が、いやらしくなっている姿が、一番興奮して、僕も気持ち良くなれるんだ」
「んん……」

 窄まりがキュンと収縮して体がビクビクと震えた。

「もっと二人で気持良くなろうよ」
「はい……」

 オレは再び腰を揺らすと、敬久さんも動きを合わせて欲望をオレの窄まり近くにぶつけてくる。尻臀に昂りを押し付けて、双丘の間をグリグリと熱が行き来している。オレも彼の動きに合わせて腰を強く揺らした。

「はぁ……はぁ……あっ、あ……あんっ! 敬久さん、好き……大好きぃ……」
「僕もだよ、遥君。僕も……君が好きだ」

 敬久さんはしがみつくオレの耳に唇を落とし、静かだけれど熱っぽい声色で囁いた。

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