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初めての創造魔法
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「神様から、お告げがあったの・・・?」
「神様から、直接告げられたのか!?」
「うん。頭の中に、神様の声が響いてきたの。一言一句違えずに言おうか?」
「また3歳なのに難しい言葉を使って・・・どこで覚えてくるんだか。」
「おう、ぜひ聞かせてくれ。」
「はい!えっとね、神様は、
『職業は「賢者」と「大聖女」、スキルは「光魔法」「聖魔法」「木魔法」「火魔法」「土魔法」「水魔法」「風魔法」「雷魔法」「時空間魔法」「重力魔法」「召喚魔法」「創造魔法」。偉大な職業と多くのスキルを与えられたが、汝に使命はない。使命を担った賢者と聖女は他の地で生まれておる。汝のステータスを全て知ることができる者はこの世には存在しない。汝は汝の思うがままに生きよ。汝の人生に幸あれ。』
って言ってた!」
またお母さんとジョルクおじさんが固まった。
再起動したのは、ジョルクおじさんが先だった。
「メリーアン、すぐに荷物を纏めろ。いや、本当に必要な物だけ持ってこのまま俺と一緒にバラスチアン帝国に来い。帝国内であれば守ってやれる。
こんなことがエタ―リアナ王国の王族貴族たちに知られてみろ、アリアは一生監禁されて利用され続け、お前も下手すりゃあの下種野郎の妾として監禁されるか、更なる優秀な子供を産ませるための道具として扱われるぞ!急げ!」
あまりの酷い未来に、お母さんはショックを受けて動けない。
もう!
ジョルクおじさんたらっ!!
お母さんがこれだけ落ち込んでるんだから、言ってることは間違ってないけど、言葉選んでよ~!
お母さんは優秀な神官で、すごい回復魔法の使い手で、可愛くて綺麗でいい女なんだけど、残念なことに対応力が異常に低いのだ。
急激な変化に対応できず、オロオロしてしまう。
驚くと固まって、体も思考も停止してしまう。
冒険者時代は、神官としてとても優秀なのに、目の前で人が傷つけられたり殺されたりすると、毎回動けなくなってしまったらしい。
お父さんと一緒だったから冒険ができたのよ、そうでなければ私はとっくに死んでいたわ、と言うのを何度も聞かされた。
私は頭をフル回転させる。
今の状態のお母さんだと、ちょっとしたことでも何かが起きればすぐに動けなくなって、最悪の事態が起きてしまうかもしれない。
ダメだダメだ、万が一にもお母さんを危険に曝すわけにはいかない。
「創造魔法」と「時空間魔法」で、前世の知識にある「あれ」が創れるかもしれない。
「創造、「ステータスボード」「ディメンションホーム」「マジックボックス」」
詳細に想像して創造する。
「ステータス」
唱えると半透明のボードが目の前に展開する。
名前 : アリア
年齢 : 3歳
職業 : 「賢者」「大聖女」
魔法スキル: 「光魔法」「聖魔法」「木魔法」「火魔法」「土魔法」「水魔法」「風魔法」「雷魔法」「時空間魔法」「重力魔法」「召喚魔法」
特殊スキル: 「創造魔法」
創造魔法 : 「ステータスボード」「ディメンションホーム」「アイテムボックス」
加護 : 創造神の加護
称号 : 創造神の愛し子
よし、できた!
魔力は結構あるのかな?
まったく疲れない。
魔力が減った感覚もない。
でも、念には念を入れて、しっかり自分の状態を把握しておかなければ。
「創造、「HP」「MP」表示、「鑑定Max」」
名前 : アリア
年齢 : 3歳
HP : 11
MP : ∞
職業 : 「賢者」「大聖女」
魔法スキル: 「光魔法」「聖魔法」「木魔法」「火魔法」「土魔法」「水魔法」「風魔法」「雷魔法」「時空間魔法」「重力魔法」「召喚魔法」
特殊スキル: 「創造魔法」
創造スキル: 「ステータスボード」「ディメンションホーム」「アイテムボックス」「鑑定Lv.Max」
加護 : 創造神の加護
称号 : 創造神の愛し子
魔力無限、無制限だ!
神様ありがとうございます!!
「神様から、直接告げられたのか!?」
「うん。頭の中に、神様の声が響いてきたの。一言一句違えずに言おうか?」
「また3歳なのに難しい言葉を使って・・・どこで覚えてくるんだか。」
「おう、ぜひ聞かせてくれ。」
「はい!えっとね、神様は、
『職業は「賢者」と「大聖女」、スキルは「光魔法」「聖魔法」「木魔法」「火魔法」「土魔法」「水魔法」「風魔法」「雷魔法」「時空間魔法」「重力魔法」「召喚魔法」「創造魔法」。偉大な職業と多くのスキルを与えられたが、汝に使命はない。使命を担った賢者と聖女は他の地で生まれておる。汝のステータスを全て知ることができる者はこの世には存在しない。汝は汝の思うがままに生きよ。汝の人生に幸あれ。』
って言ってた!」
またお母さんとジョルクおじさんが固まった。
再起動したのは、ジョルクおじさんが先だった。
「メリーアン、すぐに荷物を纏めろ。いや、本当に必要な物だけ持ってこのまま俺と一緒にバラスチアン帝国に来い。帝国内であれば守ってやれる。
こんなことがエタ―リアナ王国の王族貴族たちに知られてみろ、アリアは一生監禁されて利用され続け、お前も下手すりゃあの下種野郎の妾として監禁されるか、更なる優秀な子供を産ませるための道具として扱われるぞ!急げ!」
あまりの酷い未来に、お母さんはショックを受けて動けない。
もう!
ジョルクおじさんたらっ!!
お母さんがこれだけ落ち込んでるんだから、言ってることは間違ってないけど、言葉選んでよ~!
お母さんは優秀な神官で、すごい回復魔法の使い手で、可愛くて綺麗でいい女なんだけど、残念なことに対応力が異常に低いのだ。
急激な変化に対応できず、オロオロしてしまう。
驚くと固まって、体も思考も停止してしまう。
冒険者時代は、神官としてとても優秀なのに、目の前で人が傷つけられたり殺されたりすると、毎回動けなくなってしまったらしい。
お父さんと一緒だったから冒険ができたのよ、そうでなければ私はとっくに死んでいたわ、と言うのを何度も聞かされた。
私は頭をフル回転させる。
今の状態のお母さんだと、ちょっとしたことでも何かが起きればすぐに動けなくなって、最悪の事態が起きてしまうかもしれない。
ダメだダメだ、万が一にもお母さんを危険に曝すわけにはいかない。
「創造魔法」と「時空間魔法」で、前世の知識にある「あれ」が創れるかもしれない。
「創造、「ステータスボード」「ディメンションホーム」「マジックボックス」」
詳細に想像して創造する。
「ステータス」
唱えると半透明のボードが目の前に展開する。
名前 : アリア
年齢 : 3歳
職業 : 「賢者」「大聖女」
魔法スキル: 「光魔法」「聖魔法」「木魔法」「火魔法」「土魔法」「水魔法」「風魔法」「雷魔法」「時空間魔法」「重力魔法」「召喚魔法」
特殊スキル: 「創造魔法」
創造魔法 : 「ステータスボード」「ディメンションホーム」「アイテムボックス」
加護 : 創造神の加護
称号 : 創造神の愛し子
よし、できた!
魔力は結構あるのかな?
まったく疲れない。
魔力が減った感覚もない。
でも、念には念を入れて、しっかり自分の状態を把握しておかなければ。
「創造、「HP」「MP」表示、「鑑定Max」」
名前 : アリア
年齢 : 3歳
HP : 11
MP : ∞
職業 : 「賢者」「大聖女」
魔法スキル: 「光魔法」「聖魔法」「木魔法」「火魔法」「土魔法」「水魔法」「風魔法」「雷魔法」「時空間魔法」「重力魔法」「召喚魔法」
特殊スキル: 「創造魔法」
創造スキル: 「ステータスボード」「ディメンションホーム」「アイテムボックス」「鑑定Lv.Max」
加護 : 創造神の加護
称号 : 創造神の愛し子
魔力無限、無制限だ!
神様ありがとうございます!!
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