38 / 79
アデルの運命
38 マリア王妃との語らい
しおりを挟む いつもの如く、裸の玲子君が、今世紀最大の勢いで俺に迫ってくる。
これはズルい、俺の決意が、旅の決意が鈍るじゃないか。
彼女とここで結婚したって、結局俺たちは元の世界に戻らないければいけないし、エラーノリターンを達成するという目標があるわけだから。
、、、なのに、このボリューム!
これで手を出さないなんて、もはや拷問だよ!
シズも、本当に寝てしまったんだな、こんな状況でも何も言ってこない。
「なにを、かんがえているんですか~、もっと、わたしを、みてください」
玲子君が俺の顔を両手で強引に正面に向ける。
近い!、近いって、玲子君、顔が近いよ!
、、、、でもって、急に無口になるな、そんなに真剣に、俺を見るな!
ああ、、もう、、恥ずかしいい。
きっと、レイプされる女性の気持ちって、こんなんかな?。
そんなこと、言っている場合じゃない、このままじゃ、本当に、、、、っちゃうよ!
そんな時、薄暗い部屋の中でも、彼女の表情が曇るのが解った。
そして、もの凄い勢いでベッドを飛び出すと、洗面室の方へすっ飛んでいった。
え、、何、、ご懐妊でもされましたか玲子君。
ってか、俺、何もしてないから、まだ、ご懐妊するようなこと、してませんから!
、、、ああ、気持ち悪かったのね、そりゃそうだ、、、、って、俺も人の事が言えないな、、気持ち悪いわ。
朝が来た。
清々しい、、とはいかないが、俺は彼女を守り切った、色んな意味で。
昨晩は相当呑んだんだろう、トイレで吐いて、凄かったな、玲子君。
いつもはあんなに真面目な女性が、こんな風に弱い所を見せると、なんだか逆に保護欲がそそられるんだよな、、、俺は変態なのか?
俺自身も、かなり気持ち悪かったが、彼女の事を朝日が上がるまで介抱していたんだ。
トイレで苦しそうにしている彼女にガウンを掛け、しばらく近くにいた。
そうこうしているうちに、彼女はベッドに戻って、すっかり寝てしまった。
もちろん俺は、、、起きてました。
今更、同じベッドには寝られないしなあ。
広間には、もうみんな集まっているのかと思いきや、誰もいない。
、、、さすがに今日くらい朝寝坊してもいいよな、大戦果の翌日なんて、こんなもんだろう、、、知らないけど。
そんな時だった。
俺に気さくに声をかけて来る女性がいた、、、、、女性?
これはズルい、俺の決意が、旅の決意が鈍るじゃないか。
彼女とここで結婚したって、結局俺たちは元の世界に戻らないければいけないし、エラーノリターンを達成するという目標があるわけだから。
、、、なのに、このボリューム!
これで手を出さないなんて、もはや拷問だよ!
シズも、本当に寝てしまったんだな、こんな状況でも何も言ってこない。
「なにを、かんがえているんですか~、もっと、わたしを、みてください」
玲子君が俺の顔を両手で強引に正面に向ける。
近い!、近いって、玲子君、顔が近いよ!
、、、、でもって、急に無口になるな、そんなに真剣に、俺を見るな!
ああ、、もう、、恥ずかしいい。
きっと、レイプされる女性の気持ちって、こんなんかな?。
そんなこと、言っている場合じゃない、このままじゃ、本当に、、、、っちゃうよ!
そんな時、薄暗い部屋の中でも、彼女の表情が曇るのが解った。
そして、もの凄い勢いでベッドを飛び出すと、洗面室の方へすっ飛んでいった。
え、、何、、ご懐妊でもされましたか玲子君。
ってか、俺、何もしてないから、まだ、ご懐妊するようなこと、してませんから!
、、、ああ、気持ち悪かったのね、そりゃそうだ、、、、って、俺も人の事が言えないな、、気持ち悪いわ。
朝が来た。
清々しい、、とはいかないが、俺は彼女を守り切った、色んな意味で。
昨晩は相当呑んだんだろう、トイレで吐いて、凄かったな、玲子君。
いつもはあんなに真面目な女性が、こんな風に弱い所を見せると、なんだか逆に保護欲がそそられるんだよな、、、俺は変態なのか?
俺自身も、かなり気持ち悪かったが、彼女の事を朝日が上がるまで介抱していたんだ。
トイレで苦しそうにしている彼女にガウンを掛け、しばらく近くにいた。
そうこうしているうちに、彼女はベッドに戻って、すっかり寝てしまった。
もちろん俺は、、、起きてました。
今更、同じベッドには寝られないしなあ。
広間には、もうみんな集まっているのかと思いきや、誰もいない。
、、、さすがに今日くらい朝寝坊してもいいよな、大戦果の翌日なんて、こんなもんだろう、、、知らないけど。
そんな時だった。
俺に気さくに声をかけて来る女性がいた、、、、、女性?
0
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!
古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。
そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は?
*カクヨム様で先行掲載しております
貴族軍人と聖夜の再会~ただ君の幸せだけを~
倉くらの
BL
「こんな姿であの人に会えるわけがない…」
大陸を2つに分けた戦争は終結した。
終戦間際に重症を負った軍人のルーカスは心から慕う上官のスノービル少佐と離れ離れになり、帝都の片隅で路上生活を送ることになる。
一方、少佐は屋敷の者の策略によってルーカスが死んだと知らされて…。
互いを思う2人が戦勝パレードが開催された聖夜祭の日に再会を果たす。
純愛のお話です。
主人公は顔の右半分に火傷を負っていて、右手が無いという状態です。
全3話完結。
【完結】運命さんこんにちは、さようなら
ハリネズミ
BL
Ωである神楽 咲(かぐら さき)は『運命』と出会ったが、知らない間に番になっていたのは別の人物、影山 燐(かげやま りん)だった。
とある誤解から思うように優しくできない燐と、番=家族だと考え、家族が欲しかったことから簡単に受け入れてしまったマイペースな咲とのちぐはぐでピュアなラブストーリー。
==========
完結しました。ありがとうございました。
完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
【旧作】美貌の冒険者は、憧れの騎士の側にいたい
市川パナ
BL
優美な憧れの騎士のようになりたい。けれどいつも魔法が暴走してしまう。
魔法を制御する銀のペンダントを着けてもらったけれど、それでもコントロールできない。
そんな日々の中、勇者と名乗る少年が現れて――。
不器用な美貌の冒険者と、麗しい騎士から始まるお話。
旧タイトル「銀色ペンダントを離さない」です。
第3話から急展開していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる