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エピローグ
42*林 雅司
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雅に進路を相談された時、自分は公立小学校、中学校、都立高校を経てT大に進学したことを話した。学力があれば、それで何ら問題はない。しかし、T大に入学してからの人間関係を考えると、中学受験して名門中学に通った方がいいことも説明した。
雅も司も中学受験することにした。自宅学習で合格は可能だろうが、中学受験塾に通った方が楽に合格できる。それに、同じ中学を目指す友人と出会えるだろう。
「……あ……、そこはダメ……」
「ダメじゃないでしょ。気持ちいいでしょ」
「……き、きもちいい……からぁ……ダメ……になる……」
雅司の下で良一はぐずぐずに溶かされている。今日の日曜日は模試のため雅と司は1日中塾にいる。休日である雅司は雅と司を塾に送っていって、早速ベッドで良一を溶かしている。
舌と指で胸の尖りを可愛がり、完全に尖りきると、そのまま放置して後孔に向かう。後孔を舌で舐めると感じた良一からフェロモンが出る。番になったので自分しか感じることのできないフェロモン。自分だけということに満足してふやけるまで舐める。良一の可愛いピンク色のペニスが健気に立ち上がりひくひくと震える。良一の体が火照りだす。
「もう……ダメ……きて……」
良一がどれほど感じているのかは放たれるフェロモンで分かる。部屋中に充満するほどになったら挿入する時だ。
「どうして……欲しいの?」
良一の顔が羞恥で真っ赤になる。潤んだ目で雅司を睨む。
その顔が可愛くて、ついいじめてしまう。
さらに舐めていくと睨み顔がとろけていく。良一は降参する。
「いれてぇ……おしりに……まーくんの……おちんちん」
「良くできました」
雅司も我慢の限界だった。良一の後孔にゆっくりと挿入する。良一の中は雅司をきゅうきゅうと締め付けてとても気持ちが良い。自分の快楽に溺れそうになるが、ぐっと歯をくいしばり、良一を溶かすことに専念する。良一の気持ちいい所はすっかり分かっている。その少し膨らんだ所をペニスで擦って刺激してやる。
「あ……あ……」
良一の後孔は快感でぎゅんぎゅん締まり、雅司も持っていかれそうになるが堪えて攻め続ける。
「……!!」
良一の前から触っていないのに蜜が放たれる。びくびくと振動が伝わる。雅司にもとてつもない快感が伝わる。良一の体から力が抜けぐったりする。後孔が少し緩む。緩んだ隙に雅司はぐいっとペニスを進める。
ぐぽっ
抜けた感覚がする。ぐったりしていた良一の後孔がまたぎゅんぎゅん締まりだす。アルファの中でも大き目の雅司のモノは比較的簡単に良一の結腸に届く。結腸を攻めるととても気持ちがいいし、良一のフェロモンも一層濃くなるので良一も気持ちいいのだと思う。途中で意識を失ってしまうから本人の意見は聞けないのだけれど。
良一が目を覚ます。隣で雅司が良一の寝顔を見つめていた。
「まーくん、絶倫すぎ」
良一が頬をぷくっと膨らませる。
「だって、普段はここまでできないだろ」
子供部屋と、親の寝室は別にしているが、同じ屋根の下、あまりハードにはできない。普段の夜は声を立てないように穏やかにくっついて静かに挿入している。それはそれで背徳感があっていいのだが、子供が不在の日は思いっきり良一を喘がせたい。
「10年分、愛させて」
雅司が優しく口付ける。良一は口付けを受け止める。
「お風呂一緒に入ろ」
雅司が良一を抱えて風呂場に行く。雅司が良一を洗いながら、いやらしく触るので、良一はまた感じてしまう。感じてピンクに火照る良一の体が昼間のお風呂場ではさえぎる物がないので良く見える。視覚でも満足しながら雅司はお風呂場で良一を愛した。
さんざん愛して、ぐったりして良一はすやすや寝ている。
隣で雅司は飽きることなく良一を眺める。良一は時々、自分の事を『おじさん』とか『劣化した』とか言う。初めて会った良一はビスクドールのようだった。笑顔を作っても目が笑ってなかった。今はくしゃっと笑う。笑顔が可愛い。目尻に寄るしわが可愛らしくて、もっと笑わせてしわしわにしたい。肌だって、真っ白より、そばかすが浮かんでいる今の方がいたずらっ子みたいで可愛い。
「ただいま」と仕事から帰ると、「お帰り」とくしゃくしゃの笑顔で迎えてくれる。自分が帰ってきたことを喜んでいるのが分かり、嬉しくて疲れが吹っ飛ぶ。
手だって……、昔は白くて細い指で桜貝のような爪だった。でも、その手は他の男を愛撫するための手だ。今はカサついた手になったけど、これは自分のために水仕事をしている手だ。昔より100倍美しい手だと思う。
良一は驚く程のスピードで料理を作る。
「正式な料理は作れないけどね」と謙遜する。
確かにインスタントのだしを使ったり、時短のためレンジも良く使う。働きながら子供を育ててきた料理だ、と思う。雅も司もいい子でみんなで食べると食事も美味しい。良一と結婚出来て良かった、番になれて良かったと毎日幸せである。
雅も司も中学受験することにした。自宅学習で合格は可能だろうが、中学受験塾に通った方が楽に合格できる。それに、同じ中学を目指す友人と出会えるだろう。
「……あ……、そこはダメ……」
「ダメじゃないでしょ。気持ちいいでしょ」
「……き、きもちいい……からぁ……ダメ……になる……」
雅司の下で良一はぐずぐずに溶かされている。今日の日曜日は模試のため雅と司は1日中塾にいる。休日である雅司は雅と司を塾に送っていって、早速ベッドで良一を溶かしている。
舌と指で胸の尖りを可愛がり、完全に尖りきると、そのまま放置して後孔に向かう。後孔を舌で舐めると感じた良一からフェロモンが出る。番になったので自分しか感じることのできないフェロモン。自分だけということに満足してふやけるまで舐める。良一の可愛いピンク色のペニスが健気に立ち上がりひくひくと震える。良一の体が火照りだす。
「もう……ダメ……きて……」
良一がどれほど感じているのかは放たれるフェロモンで分かる。部屋中に充満するほどになったら挿入する時だ。
「どうして……欲しいの?」
良一の顔が羞恥で真っ赤になる。潤んだ目で雅司を睨む。
その顔が可愛くて、ついいじめてしまう。
さらに舐めていくと睨み顔がとろけていく。良一は降参する。
「いれてぇ……おしりに……まーくんの……おちんちん」
「良くできました」
雅司も我慢の限界だった。良一の後孔にゆっくりと挿入する。良一の中は雅司をきゅうきゅうと締め付けてとても気持ちが良い。自分の快楽に溺れそうになるが、ぐっと歯をくいしばり、良一を溶かすことに専念する。良一の気持ちいい所はすっかり分かっている。その少し膨らんだ所をペニスで擦って刺激してやる。
「あ……あ……」
良一の後孔は快感でぎゅんぎゅん締まり、雅司も持っていかれそうになるが堪えて攻め続ける。
「……!!」
良一の前から触っていないのに蜜が放たれる。びくびくと振動が伝わる。雅司にもとてつもない快感が伝わる。良一の体から力が抜けぐったりする。後孔が少し緩む。緩んだ隙に雅司はぐいっとペニスを進める。
ぐぽっ
抜けた感覚がする。ぐったりしていた良一の後孔がまたぎゅんぎゅん締まりだす。アルファの中でも大き目の雅司のモノは比較的簡単に良一の結腸に届く。結腸を攻めるととても気持ちがいいし、良一のフェロモンも一層濃くなるので良一も気持ちいいのだと思う。途中で意識を失ってしまうから本人の意見は聞けないのだけれど。
良一が目を覚ます。隣で雅司が良一の寝顔を見つめていた。
「まーくん、絶倫すぎ」
良一が頬をぷくっと膨らませる。
「だって、普段はここまでできないだろ」
子供部屋と、親の寝室は別にしているが、同じ屋根の下、あまりハードにはできない。普段の夜は声を立てないように穏やかにくっついて静かに挿入している。それはそれで背徳感があっていいのだが、子供が不在の日は思いっきり良一を喘がせたい。
「10年分、愛させて」
雅司が優しく口付ける。良一は口付けを受け止める。
「お風呂一緒に入ろ」
雅司が良一を抱えて風呂場に行く。雅司が良一を洗いながら、いやらしく触るので、良一はまた感じてしまう。感じてピンクに火照る良一の体が昼間のお風呂場ではさえぎる物がないので良く見える。視覚でも満足しながら雅司はお風呂場で良一を愛した。
さんざん愛して、ぐったりして良一はすやすや寝ている。
隣で雅司は飽きることなく良一を眺める。良一は時々、自分の事を『おじさん』とか『劣化した』とか言う。初めて会った良一はビスクドールのようだった。笑顔を作っても目が笑ってなかった。今はくしゃっと笑う。笑顔が可愛い。目尻に寄るしわが可愛らしくて、もっと笑わせてしわしわにしたい。肌だって、真っ白より、そばかすが浮かんでいる今の方がいたずらっ子みたいで可愛い。
「ただいま」と仕事から帰ると、「お帰り」とくしゃくしゃの笑顔で迎えてくれる。自分が帰ってきたことを喜んでいるのが分かり、嬉しくて疲れが吹っ飛ぶ。
手だって……、昔は白くて細い指で桜貝のような爪だった。でも、その手は他の男を愛撫するための手だ。今はカサついた手になったけど、これは自分のために水仕事をしている手だ。昔より100倍美しい手だと思う。
良一は驚く程のスピードで料理を作る。
「正式な料理は作れないけどね」と謙遜する。
確かにインスタントのだしを使ったり、時短のためレンジも良く使う。働きながら子供を育ててきた料理だ、と思う。雅も司もいい子でみんなで食べると食事も美味しい。良一と結婚出来て良かった、番になれて良かったと毎日幸せである。
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