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トロツカ村
5 手芸グループ
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お医者様がやってきて、怪我は順調に良くなっていると言ってくれた。痛み止めの薬は飲まなくても良くなり、体も少しずつ動かしていいということであった。
すぐにでも働いて恩返ししたがったが、病み上がりなので無理しないよう、ロッコと一緒に家の中の仕事を始めた。
ロッコは学校から帰ると、庭の畑の世話をした。雑草をとり、水をやる。適宜、収穫した。収穫した野菜を水で洗い食べやすい様に皮を剥き刻む。刻んだ野菜はミーシャが料理してくれる。湊もロッコを手伝い、野菜の皮を剥いた。
ロッコと色々話をして、この世界の事が少しずつ分かってきた。主な産業が工芸品で陶芸グループであるイワンと同じ仕事をしようとロッコは考えていると聞いた。湊はミーシャが所属している手芸グループに心惹かれた。
実は湊の趣味は手芸なのだ。幼い頃、面倒を見てもらった航大の母親の真由美の趣味がフランス刺繍だった。航大が野球を始めて、泰政と野球ばかりになったので、刺繍を刺している真由美のそばで湊は過ごすようになった。最初は見ているのみであったが、余ったきれや糸をもらい、自分でも刺すようになった。
母の日に自分で刺繍をしたハンカチをプレセントした所、母は喜んだ。母に喜ばれたのが嬉しくて、湊は母に刺繍入りのハンカチやタオルを作った。百均で買ったハンカチやタオルが百均の刺繍糸で上等品に変わるのが楽しかった。百均でリボンやビーズも購入し可愛いアクセサリーも作った。年齢より若く見える美人の亜里沙に、それは良く似合い、ブローチのようにスーツに付けたり、通勤バッグに付けたりして喜んで使ってくれた。
ロッコと一緒に畑仕事や、料理の下ごしらえをゆっくりしていると、生きている実感が湧いてくる。新鮮な野菜は味が濃くて美味しい。もっと働きたくなった。
湊はもともと小食なのだが、ロッコ達小人よりは体が大きいので小人よりはたくさん食べる。イワンですら身長120cmくらいで、イワンと同じ量の食事では正直、物足りなくなってきていた。トロツキー家の食費に負担をかけているので恩返ししたかった。
体調が良くなってきたのでミーシャにお願いして手芸グループの作業場に連れて行ってもらった。手芸グループでは女性の小人6人が仕事していた。湊が工房に入ると、みんなの視線が集まった。
「昨日、お話しした榊原湊さんよ。手芸グループでのお仕事を希望されています」
「よろしくお願いいたします」
小人達は、はにかみながら挨拶をして仕事にとりかかった。
湊はミーシャの元で仕事を始めた。最初は湊の能力を見るために雑巾10枚の運針をさせられた。針が布を通る感触が懐かしかった。湊は集中して縫い始めた。
10枚縫い終わり、ミーシャのチェックが入る。合格したようで次は小人族の服をミシンで縫わされた。装飾の無いシンプルな形なのでそれほど大変ではなかった。ミシンは電動ではなく、足踏みだった。コツをつかむとすぐ使えるようになった。
中央では3人がかりで綺麗なドレスを縫っている。小人サイズではなくて人間サイズだ。フリルやレースをふんだんに使っている。
「素敵なドレスですね」
「アスティアの王妃様に献上するのよ」
トロツカ村の隣に人間の住む大国アスティアがあり、軍事力の低いトロツカ村は軍備をお願いしているそうだ。その代わりこの村の特産品である工芸品を献上している。王妃様は派手好きなので手芸グループと貴金属グループが最近の献上品の中心となっている。
「トロツカ村の平和は私達、手芸グループが担ってるのよ」
ミーシャは皆に檄を飛ばす。皆、黙々と仕事をしている。
布はアスティアで織られた最上級のシルクを使っている。トロツカ村では、綿しか作っていないのでシルクは貴重品である。昔、ユメノさんによって広まった絹織物はアスティアで工場化されたので、トロツカ村の手仕事は割に合わず廃れてしまった。
レースは手編みで作っている。小人達の細い指で細い糸を細いかぎ針で巧に編まれている。アスティアで作られているドレスより手間がかかっている分、豪華な仕上がりとなっている。アスティア製のドレスを着ている貴婦人たちに差をつけるため王妃様は毎月1着ずつドレスの作成を依頼している。
湊は、うっとりと眺めた。大変だが、やりがいのありそうな仕事だ。新参者の自分には、まだ無理だが、いつか携われたらいいな、と思った。
湊は自分の仕事に戻る。小人族の服はシンプルなデザインで素材も綿なので縫いやすい。丁寧に素早くできるように黙々とミシンを踏んだ。
気が付くと夕方になっていた。トロツカ村では電気代の節約のため、日が昇ると共に仕事をして日が沈むと仕事を止める。ミーシャの合図で皆、仕事を止め、後片付けをした。
大きな木箱が置いてあり、そこにシルクのドレスの端切れをしまっていた。湊は好奇心にかられ、その木箱を覗いた。色々なシルクやレースの端切れがあった。
「これは、どうするんですか?」
ミーシャに聞いた。
「高級品だから、端切れとはいえ、勿体なくて捨てられずにしまっておいてるのよね」
「普通のドレスの飾りつけに使ったらどうですか?」
「そうしたいんだけど、王妃様のドレスは唯一無二だから、その一部が他の人のドレスになるのは許されないことなのよ。今の王妃様がお亡くなりになった後だと使えるから、次の世代用にとっておいてるの。でも、今の王妃様のドレス作成が多いので、端切れも多くなっちゃって保管場所に困ってるの。少し選んで廃棄しないといけないわね」
「僕に廃棄する物、もらえませんか?」
「自分の服を飾るのに使ってはだめよ」
「僕、男だから、それはしません。ちょっと、小物作る練習したくて。作ったら自分で使わずにミーシャに戻しますので。作る練習するだけなんです。どうせ捨てるなら」
湊は自分の家に住んでいるので、監視はできるだろう。自分を飾ったり、横流しさえしなければ、どうせ捨てる物なので練習はかまわない。
「分かったわ、明日、整理して、小さい端切れを練習用にあげるわ。王妃様のドレスは細い絹糸で手縫いしているから、シルクを縫う練習ということでね」
「ありがとうございます」
ミーシャと2人で家に帰った。ロッコが庭仕事を終え、野菜を刻んでたので、すぐ手伝った。ミーシャがパンを温め、スープを作った。イワンも帰ってきて、4人で食事した。
ミーシャが湊の仕事ぶりを皆に話した。毎月1着、アスティアの王妃様のドレスを作っているので、手芸グループは人手不足だった。今日、湊がドレス以外の仕事をこなしてくれたので、とても助かったと褒めてくれた。
湊も役に立つことができて嬉しかった。明日からも頑張ろうと思った。この世界でずっと生きていきたい。
でも……。
お母さんは悲しんでるだろうな、と思う。親不孝をしたのが気がかりだった。お母さんにこちらの世界で幸せになっていることを伝えられたらいいのに。それは湊の願いだった。
すぐにでも働いて恩返ししたがったが、病み上がりなので無理しないよう、ロッコと一緒に家の中の仕事を始めた。
ロッコは学校から帰ると、庭の畑の世話をした。雑草をとり、水をやる。適宜、収穫した。収穫した野菜を水で洗い食べやすい様に皮を剥き刻む。刻んだ野菜はミーシャが料理してくれる。湊もロッコを手伝い、野菜の皮を剥いた。
ロッコと色々話をして、この世界の事が少しずつ分かってきた。主な産業が工芸品で陶芸グループであるイワンと同じ仕事をしようとロッコは考えていると聞いた。湊はミーシャが所属している手芸グループに心惹かれた。
実は湊の趣味は手芸なのだ。幼い頃、面倒を見てもらった航大の母親の真由美の趣味がフランス刺繍だった。航大が野球を始めて、泰政と野球ばかりになったので、刺繍を刺している真由美のそばで湊は過ごすようになった。最初は見ているのみであったが、余ったきれや糸をもらい、自分でも刺すようになった。
母の日に自分で刺繍をしたハンカチをプレセントした所、母は喜んだ。母に喜ばれたのが嬉しくて、湊は母に刺繍入りのハンカチやタオルを作った。百均で買ったハンカチやタオルが百均の刺繍糸で上等品に変わるのが楽しかった。百均でリボンやビーズも購入し可愛いアクセサリーも作った。年齢より若く見える美人の亜里沙に、それは良く似合い、ブローチのようにスーツに付けたり、通勤バッグに付けたりして喜んで使ってくれた。
ロッコと一緒に畑仕事や、料理の下ごしらえをゆっくりしていると、生きている実感が湧いてくる。新鮮な野菜は味が濃くて美味しい。もっと働きたくなった。
湊はもともと小食なのだが、ロッコ達小人よりは体が大きいので小人よりはたくさん食べる。イワンですら身長120cmくらいで、イワンと同じ量の食事では正直、物足りなくなってきていた。トロツキー家の食費に負担をかけているので恩返ししたかった。
体調が良くなってきたのでミーシャにお願いして手芸グループの作業場に連れて行ってもらった。手芸グループでは女性の小人6人が仕事していた。湊が工房に入ると、みんなの視線が集まった。
「昨日、お話しした榊原湊さんよ。手芸グループでのお仕事を希望されています」
「よろしくお願いいたします」
小人達は、はにかみながら挨拶をして仕事にとりかかった。
湊はミーシャの元で仕事を始めた。最初は湊の能力を見るために雑巾10枚の運針をさせられた。針が布を通る感触が懐かしかった。湊は集中して縫い始めた。
10枚縫い終わり、ミーシャのチェックが入る。合格したようで次は小人族の服をミシンで縫わされた。装飾の無いシンプルな形なのでそれほど大変ではなかった。ミシンは電動ではなく、足踏みだった。コツをつかむとすぐ使えるようになった。
中央では3人がかりで綺麗なドレスを縫っている。小人サイズではなくて人間サイズだ。フリルやレースをふんだんに使っている。
「素敵なドレスですね」
「アスティアの王妃様に献上するのよ」
トロツカ村の隣に人間の住む大国アスティアがあり、軍事力の低いトロツカ村は軍備をお願いしているそうだ。その代わりこの村の特産品である工芸品を献上している。王妃様は派手好きなので手芸グループと貴金属グループが最近の献上品の中心となっている。
「トロツカ村の平和は私達、手芸グループが担ってるのよ」
ミーシャは皆に檄を飛ばす。皆、黙々と仕事をしている。
布はアスティアで織られた最上級のシルクを使っている。トロツカ村では、綿しか作っていないのでシルクは貴重品である。昔、ユメノさんによって広まった絹織物はアスティアで工場化されたので、トロツカ村の手仕事は割に合わず廃れてしまった。
レースは手編みで作っている。小人達の細い指で細い糸を細いかぎ針で巧に編まれている。アスティアで作られているドレスより手間がかかっている分、豪華な仕上がりとなっている。アスティア製のドレスを着ている貴婦人たちに差をつけるため王妃様は毎月1着ずつドレスの作成を依頼している。
湊は、うっとりと眺めた。大変だが、やりがいのありそうな仕事だ。新参者の自分には、まだ無理だが、いつか携われたらいいな、と思った。
湊は自分の仕事に戻る。小人族の服はシンプルなデザインで素材も綿なので縫いやすい。丁寧に素早くできるように黙々とミシンを踏んだ。
気が付くと夕方になっていた。トロツカ村では電気代の節約のため、日が昇ると共に仕事をして日が沈むと仕事を止める。ミーシャの合図で皆、仕事を止め、後片付けをした。
大きな木箱が置いてあり、そこにシルクのドレスの端切れをしまっていた。湊は好奇心にかられ、その木箱を覗いた。色々なシルクやレースの端切れがあった。
「これは、どうするんですか?」
ミーシャに聞いた。
「高級品だから、端切れとはいえ、勿体なくて捨てられずにしまっておいてるのよね」
「普通のドレスの飾りつけに使ったらどうですか?」
「そうしたいんだけど、王妃様のドレスは唯一無二だから、その一部が他の人のドレスになるのは許されないことなのよ。今の王妃様がお亡くなりになった後だと使えるから、次の世代用にとっておいてるの。でも、今の王妃様のドレス作成が多いので、端切れも多くなっちゃって保管場所に困ってるの。少し選んで廃棄しないといけないわね」
「僕に廃棄する物、もらえませんか?」
「自分の服を飾るのに使ってはだめよ」
「僕、男だから、それはしません。ちょっと、小物作る練習したくて。作ったら自分で使わずにミーシャに戻しますので。作る練習するだけなんです。どうせ捨てるなら」
湊は自分の家に住んでいるので、監視はできるだろう。自分を飾ったり、横流しさえしなければ、どうせ捨てる物なので練習はかまわない。
「分かったわ、明日、整理して、小さい端切れを練習用にあげるわ。王妃様のドレスは細い絹糸で手縫いしているから、シルクを縫う練習ということでね」
「ありがとうございます」
ミーシャと2人で家に帰った。ロッコが庭仕事を終え、野菜を刻んでたので、すぐ手伝った。ミーシャがパンを温め、スープを作った。イワンも帰ってきて、4人で食事した。
ミーシャが湊の仕事ぶりを皆に話した。毎月1着、アスティアの王妃様のドレスを作っているので、手芸グループは人手不足だった。今日、湊がドレス以外の仕事をこなしてくれたので、とても助かったと褒めてくれた。
湊も役に立つことができて嬉しかった。明日からも頑張ろうと思った。この世界でずっと生きていきたい。
でも……。
お母さんは悲しんでるだろうな、と思う。親不孝をしたのが気がかりだった。お母さんにこちらの世界で幸せになっていることを伝えられたらいいのに。それは湊の願いだった。
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