希望の黒 〜狼の館から連れ出せ〜

番傘と折りたたみ傘

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着脱の重要性

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 ふわふわのベットに彰を仰向けで寝かせた。快楽に染まった顔は、少し不安そうで瞳が揺れている。安心させたくて、そっと抱きしめた。
 確かこの客室は、入り口付近にカメラが一つあるだけの筈だ。ベットからは遠く、映ったとしても俺の背中だけだろう。


 彰が着ているワンピースを胸元までめくり上げた。

 よくよく考えると、彰は下着を穿いていない。ない方が手っ取り早く犯せるからなのは分かるが……。

 正直、俺は脱がす過程も欲しかった。ゆっくりと脱がして、彰が頬を赤く染め恥ずかしがりながらも、腰をあげてくれる妄想でイきそうになった。やはり、兄達は着脱過程の重要性を分かってない。

 妄想を頭の片隅に追いやり、今の彰の身体に目をやる。色白な肌が俺の愛撫で仄かにピンク色に染まっていた。柔らかそうなお腹に頬擦りしたい。その姿はとても扇情的で、ごくりと生唾を飲み込んだ。

「真っ白な肌がピンク色に染まって、そそられるよ」

 小さな乳頭が俺に触ってと言っているように尖っていた。誘われる様に指でそっと弾き、押し潰す。男の胸なんて興味無かったのに、愛おしい彰の乳頭はとても興味引かれた。くにくにと弄っていくと、彰の食いしばる唇から甘い声が漏れてくる様になった。その顔は、何でという様に戸惑いながらも俺の愛撫を止めようとしない。両手はシーツを握り締め、胸からの快楽に困惑している。

「ん、ん、あぁ! いやぁぁだ!」

 片方の胸を指で弄りつつ、もう片方を舌先で舐ると一段と甘い声が聞こえてくる。愛おしくて堪らない。可愛いその顔を見ながら、乳頭を舌で弾いた。そっと乳頭を甘噛みし、舌で乳頭先をちろちろと舐める。

「あぁぁ、うんん。ふぁ!」

 最後にちゅっと吸い付くと、彰の腰が跳ねた。赤ん坊の様に吸い付きながら、もう片方の乳頭を指で弾いた。

 彰の腰がゆらゆらと揺れて、甘く蕩けた顔はイきたいと訴えてくる。

「イキたいんだね。あきちゃんのここ濡れ濡れだ」


 胸の愛撫をやめて上体を起こし、蜜を溢す愛しい屹立を見つめた。彰も自分自身を見て、すでに真っ赤な頬をさらに赤く染めた。

「良いよ。イかせてあげる」

 俺の言葉を彰が理解する前に、その愛らしい屹立を咥えた。

 今度は止めない。イかせるつもりで一気に攻め立てた。
 裏筋を舐め、亀頭から喉深く咥え込み啜り上げる。少し吐き出し、亀頭に舌を当てながら口を窄めて抽送していく。咥えきれない部分を片手で扱きあげた。

「ん、ほら、ん。イキなよ」


「いやぁ! んん……。しゃ、べるなぁぁぁ、ふぁぁ。だめ、んっんっ、いあぁぁぁ!」

 彰は体を反って、震えながらイった。口腔に白濁が吐き出される。彰の精液だ。苦く青臭いと言われているそれは、何故か甘く美味しく感じた。俺の味覚と嗅覚はおかしくなったのだろうか。
 射精し終わったのか、彰がはぁはぁと呼吸し脱力している。そんな姿も愛らしく思ってしまった俺は、もう重症だ。亀頭の先に吸い付いて、中に残った白濁を吸い取り彰の陰茎から口を離した。

 口の中に出されて、一番初めに思った事がこのまま飲み込んでみたいだった。絶対に美味しいと思う。だが、ふとある事を思い出した。ローションを忘れていた。兄貴達が用意していないか周りを見たが、見当たらなかった。
 くそ、濡らさずにヤるつもりか。そんな事したら、彰の中が切れて出血してしまう。彰も痛いし、俺だって色々と痛い。仕方がない。飲むのは今度にしよう。

「一杯出たねぇ」

 白濁を右手に吐き出し、脱力している彰の左足を左肩に掛けた。この方が良く孔が見える。恥ずかしいのか彰の右手が陰部を隠そうとしてきた。それをそっと避けて、白濁を潤滑として指に絡め、孔へ指を一本差し入れた。誰も受け入れたことの無い様な狭さだ。

彰は処女だった。

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