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1(プロローグ)
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「死ねぇぇええええ!!!」
ありったけの力を込めて大剣を叩きつける。鈍い音がして、肩まで振動が走り抜ける。
「こ、の……ッ」
手にした盾で一撃を受け止めた全身鎧の男は膝こそついたものの地面にめり込ませるまではいかなかった。
それどころか器用に大盾の角度を変えてこちらの刃を滑らせいなそうとする。殺気を感じて後ろに飛びのいた途端に、目の前を剣先が撫でていった。
「ちっ」
俺と男の間に軽鎧の女が割り込み、剣を構える。その奥に、緊張した顔の少年が一人。そいつだけを睨みつける。あの子供が殺すべき相手。今や死に体となった敵国の王子。他国の援軍を呼ばれないように、俺達が使わされた。あいつだけは殺さなければならない。他は全部おまけのはず。なのにそのおまけが邪魔でさっきからターゲットに全く刃が届かない。忌々しい。
女はちょろちょろと鼠のようにはい回ってうっとうしいし、男はどの方向から攻撃しようとも必ずターゲットの間に割って入っては一撃を後ろに通そうとはしない。
「全く、帝国の暗殺者は全員馬鹿でかい武器を大声で振り回すやつらばかりだな!?」
「うるさいわね。精鋭部隊が暗殺にきてるだけなんだからテンプレアサシンなんて少ないに決まってるでしょ!それに声のでかさならあんただって負けてないわよ」
男と女が言い合うのを鼻で笑う。
βもΓもΔも他の奴らも皆こいつらに挑んで殺されている。一緒に任務に当たっていたΗは後ろでとっくに事切れている。何が精鋭だ。ばかばかしい。役立たず共め。お蔭でもう俺しか残っていない。だが俺は奴らとは違う。俺が一番強い。なぜだか奴らは俺を殺そうとはしていない。防戦に徹している。何を企んでいるかは知らないが、そうなればいつか必ず隙が生まれるはずだ。
必ず殺す。全員殺して役目を果たす。命令を遂行する。
――殺せ。殺せ。あの子供を殺せ。お前は最も優れた、最も従順な我々の牙。お前は必ず命を果たさねばならぬ。ご主人様の声が頭の中に響き、途端に思考がクリアになる。
喉が唸りを上げる。握りしめた手の中で剣の柄がが軋みを上げた。それを振りまわしながら斧へと変形させる。
「やる気だな」
「あの目、まともじゃない。やっぱりアイツ……」
敵達も武器を構える。出来の良さを思わせる、よく手入れされた武器と鎧。だが、そんなもので俺を止められるものか。
「死ね」
意識を殺意に委ね、突貫する。斧と男の盾がぶつかる。衝撃を受け止め、反対の手で男の横っ面を殴り飛ばす。兜の隙間から男の目が痛みに歪むのが見え、愉悦に魂が震える。
隙を狙って懐に入ってきた女の剣を体を捻じって躱したところを、横っ腹に衝撃。体勢を立て直した男が盾ごと突進してきたのだ。
体勢が崩れて、さらに男の斬撃が続く。みしりと漆黒の鎧と肋骨が悲鳴を上げる。追って痛みが襲ってくるが、吠えて弾き飛ばす。骨の一本や二本どうってことはない。
「ぐぉぉっ、捨て身か!!効いてるはずだろ!?なんてやつだ」
「もう少しよ頑張って!」
もう少し。こちらのセリフだ。
「殺す!殺す!」
――殺せ。殺せ。と頭に中にマスターの声が響く。はい、マスター。と食いしばった歯の奥で返した。
男の盾を引っ掛けるようにして斧を剣に変え、潜り抜ける。その隙を狙ってか、女の斬撃が肩を捉える。いや、今は迎撃よりも、もう一歩踏み込まなくては。
「ぐぉぉおおおおおおぁ!」
引きちぎれるような痛みを無視して咆吼を上げ押し返す。女の驚愕の表情を蹴り飛ばし、その奥へと跳躍する。
踏みしめた大地をつま先で蹴れば、あと一跳びの位置に少年の顔がある。緊張と僅かばかりの恐怖を顔に張り付けている。そう、殺される寸前の獲物は、皆ああいう顔をするのだ。つまりは、俺の勝利を示している。今行くぞ、その命を潰しに。
その子供を抱きしめるようにして隣に立つ女がいる。たしか術師の女だったか。今からでは自慢の術も間に合うまい。
――いや、待て。不意に怖気が走る。本能で感じるものは決して俺自身を裏切ることはない。だからこれは真実だ。
なぜ俺はこの女の事を今まで忘れていた?なぜそこに立っていることに気付かなかった?だが遅かった。既に体の反応は思考を上回っていて、見る間に切っ先が子供の顔先に届き――目の前が真っ白になった。閃光だ。目くらましか?
「う、ぎゃぁあぁああっ!?」
体勢を崩した俺を、続いて衝撃が襲う。見えない大きな手で放り投げられたように、俺の体は容易く中を舞った。身を翻した女と子供を通り越して、勢いのままに後ろの岩壁に激突する。
意識を失うようなダメージではない。だが立ち上がれなかった。マスターの声はぱったりと聞こえなくなり、代わりに頭が割れるように痛い。頭の中に直接手を突っ込まれてかき回されているみたいだ。
「あああああああ!が、あぅううッ!な、なにをぉ……」
「はぁ。まさか酒場のセクハラ親父に使うような幻惑魔法がこんなに効くなんて」
俺を嘲っているらしい女の声すらよく聞こえない。頭が痛い、痛い、いたい!!
「貴方の仲間達を調べてみたら、皆自我が極端に薄い兆候が見られました。おそらく忠実な兵士を作るために洗脳か何かをしたのでしょう。自分がない人間は、こういった魔法に弱いのです。勿論、生半可な魔法には耐性を付けているのでしょうが、私を舐めたのが運の尽きでしたね」
「あぁ、うううぅ、うッ、ぐぅ」
魔法使いの女によって、武器を取り上げられ、手足を魔法で拘束される。このままでは命令を果たせない。焦燥が神経を焼く。必死で暴れたが、俺の膂力をもってしても魔力で編まれた拘束はびくともしなかった。
「聞きたいことは山ほどあります。とはいっても、実働部隊にそんなに情報を与えるような脇の甘い相手だとは思っていませんが……」
俺は何も知らない。命じられたままに、殺すべき相手を殺すだけ。俺を尋問しても話の無駄だ。あぁ、頭が痛い。
「無駄な抵抗はやめなさい。あんたの負けよ」
「ッ!!!」
女剣士の言葉に、怒りで目を見開く。負け。俺が、負けた。そんな。そんなはずない。だって俺は、一番強いのに。おまえらなどに負けるはずがない。何かの間違いだ。こんな、こんなもの今すぐ外して殺してやる!
「う、るさ、いぃいいっ」
「往生際が悪いわね」
力を込めた手首がギリギリと鳴る。外せ、何が何でも。外れなければ手足を千切ればいい。幸い右肩は怪我しているからすぐに外れる。手足がなくても口で噛みつけばいい。見ていてくれ、マスター。
奴らの頭の向こうに光るものが見える。木の上にとまった鳥が一羽。その瞳の奥の光は人工物に違いなかった。
あぁ、マスター。それとも使いの者か。そうだ、もう皆死んでしまって、俺の後はいないから見張っていたんだろう。ひどく情けない姿を見せてしまった絶望で胸が軋む。
待っていて下さい、すぐに殺して帰るから。きっと帰っても”お仕置き”なのだろうけど。何年振りだろう。悔しさで胸が軋む。でもしょうがない。俺はミスをしたのだから。
なのに、鳥は興味を無くしたように彼方を向いて飛び立っていく。待ってくれ、すぐ殺すから、ちゃんとそこまで見ていてくれ。
手を伸ばそうとしたとき、首筋に感じたちくりとした痛み。爪でひっかくよりも弱い刺激。
突然胃の中が熱くなって、げほげほと咳き込む。途端、俺を覗き込んでいた目の前の魔法使いの女の顔が真っ赤に染まった。きょとんとした女をよそに、咳は止まらない。苦しい。息ができない。
いつの間にか俺の周りが真っ赤になっていた。そうか、この赤いものは俺の吐いた血か。
そうか。だから飛んで行ったのか。挽回のチャンスは、もうない。何も喋らず死ねということか。
ふっと体から力が抜ける。何人も殺してきた。期待に応えてきた。でも結局一人殺せなかった。ただ一人でも、殺せないなら俺の存在価値はない。そうだ。最初からそう言われていたじゃないか。
声が聞こえる。「待て、死ぬな」とかろうじて聞き取れた。知ったことか。俺は、もう。
そこで視界は暗転した。何者でもないまま、俺は死んだ。
ありったけの力を込めて大剣を叩きつける。鈍い音がして、肩まで振動が走り抜ける。
「こ、の……ッ」
手にした盾で一撃を受け止めた全身鎧の男は膝こそついたものの地面にめり込ませるまではいかなかった。
それどころか器用に大盾の角度を変えてこちらの刃を滑らせいなそうとする。殺気を感じて後ろに飛びのいた途端に、目の前を剣先が撫でていった。
「ちっ」
俺と男の間に軽鎧の女が割り込み、剣を構える。その奥に、緊張した顔の少年が一人。そいつだけを睨みつける。あの子供が殺すべき相手。今や死に体となった敵国の王子。他国の援軍を呼ばれないように、俺達が使わされた。あいつだけは殺さなければならない。他は全部おまけのはず。なのにそのおまけが邪魔でさっきからターゲットに全く刃が届かない。忌々しい。
女はちょろちょろと鼠のようにはい回ってうっとうしいし、男はどの方向から攻撃しようとも必ずターゲットの間に割って入っては一撃を後ろに通そうとはしない。
「全く、帝国の暗殺者は全員馬鹿でかい武器を大声で振り回すやつらばかりだな!?」
「うるさいわね。精鋭部隊が暗殺にきてるだけなんだからテンプレアサシンなんて少ないに決まってるでしょ!それに声のでかさならあんただって負けてないわよ」
男と女が言い合うのを鼻で笑う。
βもΓもΔも他の奴らも皆こいつらに挑んで殺されている。一緒に任務に当たっていたΗは後ろでとっくに事切れている。何が精鋭だ。ばかばかしい。役立たず共め。お蔭でもう俺しか残っていない。だが俺は奴らとは違う。俺が一番強い。なぜだか奴らは俺を殺そうとはしていない。防戦に徹している。何を企んでいるかは知らないが、そうなればいつか必ず隙が生まれるはずだ。
必ず殺す。全員殺して役目を果たす。命令を遂行する。
――殺せ。殺せ。あの子供を殺せ。お前は最も優れた、最も従順な我々の牙。お前は必ず命を果たさねばならぬ。ご主人様の声が頭の中に響き、途端に思考がクリアになる。
喉が唸りを上げる。握りしめた手の中で剣の柄がが軋みを上げた。それを振りまわしながら斧へと変形させる。
「やる気だな」
「あの目、まともじゃない。やっぱりアイツ……」
敵達も武器を構える。出来の良さを思わせる、よく手入れされた武器と鎧。だが、そんなもので俺を止められるものか。
「死ね」
意識を殺意に委ね、突貫する。斧と男の盾がぶつかる。衝撃を受け止め、反対の手で男の横っ面を殴り飛ばす。兜の隙間から男の目が痛みに歪むのが見え、愉悦に魂が震える。
隙を狙って懐に入ってきた女の剣を体を捻じって躱したところを、横っ腹に衝撃。体勢を立て直した男が盾ごと突進してきたのだ。
体勢が崩れて、さらに男の斬撃が続く。みしりと漆黒の鎧と肋骨が悲鳴を上げる。追って痛みが襲ってくるが、吠えて弾き飛ばす。骨の一本や二本どうってことはない。
「ぐぉぉっ、捨て身か!!効いてるはずだろ!?なんてやつだ」
「もう少しよ頑張って!」
もう少し。こちらのセリフだ。
「殺す!殺す!」
――殺せ。殺せ。と頭に中にマスターの声が響く。はい、マスター。と食いしばった歯の奥で返した。
男の盾を引っ掛けるようにして斧を剣に変え、潜り抜ける。その隙を狙ってか、女の斬撃が肩を捉える。いや、今は迎撃よりも、もう一歩踏み込まなくては。
「ぐぉぉおおおおおおぁ!」
引きちぎれるような痛みを無視して咆吼を上げ押し返す。女の驚愕の表情を蹴り飛ばし、その奥へと跳躍する。
踏みしめた大地をつま先で蹴れば、あと一跳びの位置に少年の顔がある。緊張と僅かばかりの恐怖を顔に張り付けている。そう、殺される寸前の獲物は、皆ああいう顔をするのだ。つまりは、俺の勝利を示している。今行くぞ、その命を潰しに。
その子供を抱きしめるようにして隣に立つ女がいる。たしか術師の女だったか。今からでは自慢の術も間に合うまい。
――いや、待て。不意に怖気が走る。本能で感じるものは決して俺自身を裏切ることはない。だからこれは真実だ。
なぜ俺はこの女の事を今まで忘れていた?なぜそこに立っていることに気付かなかった?だが遅かった。既に体の反応は思考を上回っていて、見る間に切っ先が子供の顔先に届き――目の前が真っ白になった。閃光だ。目くらましか?
「う、ぎゃぁあぁああっ!?」
体勢を崩した俺を、続いて衝撃が襲う。見えない大きな手で放り投げられたように、俺の体は容易く中を舞った。身を翻した女と子供を通り越して、勢いのままに後ろの岩壁に激突する。
意識を失うようなダメージではない。だが立ち上がれなかった。マスターの声はぱったりと聞こえなくなり、代わりに頭が割れるように痛い。頭の中に直接手を突っ込まれてかき回されているみたいだ。
「あああああああ!が、あぅううッ!な、なにをぉ……」
「はぁ。まさか酒場のセクハラ親父に使うような幻惑魔法がこんなに効くなんて」
俺を嘲っているらしい女の声すらよく聞こえない。頭が痛い、痛い、いたい!!
「貴方の仲間達を調べてみたら、皆自我が極端に薄い兆候が見られました。おそらく忠実な兵士を作るために洗脳か何かをしたのでしょう。自分がない人間は、こういった魔法に弱いのです。勿論、生半可な魔法には耐性を付けているのでしょうが、私を舐めたのが運の尽きでしたね」
「あぁ、うううぅ、うッ、ぐぅ」
魔法使いの女によって、武器を取り上げられ、手足を魔法で拘束される。このままでは命令を果たせない。焦燥が神経を焼く。必死で暴れたが、俺の膂力をもってしても魔力で編まれた拘束はびくともしなかった。
「聞きたいことは山ほどあります。とはいっても、実働部隊にそんなに情報を与えるような脇の甘い相手だとは思っていませんが……」
俺は何も知らない。命じられたままに、殺すべき相手を殺すだけ。俺を尋問しても話の無駄だ。あぁ、頭が痛い。
「無駄な抵抗はやめなさい。あんたの負けよ」
「ッ!!!」
女剣士の言葉に、怒りで目を見開く。負け。俺が、負けた。そんな。そんなはずない。だって俺は、一番強いのに。おまえらなどに負けるはずがない。何かの間違いだ。こんな、こんなもの今すぐ外して殺してやる!
「う、るさ、いぃいいっ」
「往生際が悪いわね」
力を込めた手首がギリギリと鳴る。外せ、何が何でも。外れなければ手足を千切ればいい。幸い右肩は怪我しているからすぐに外れる。手足がなくても口で噛みつけばいい。見ていてくれ、マスター。
奴らの頭の向こうに光るものが見える。木の上にとまった鳥が一羽。その瞳の奥の光は人工物に違いなかった。
あぁ、マスター。それとも使いの者か。そうだ、もう皆死んでしまって、俺の後はいないから見張っていたんだろう。ひどく情けない姿を見せてしまった絶望で胸が軋む。
待っていて下さい、すぐに殺して帰るから。きっと帰っても”お仕置き”なのだろうけど。何年振りだろう。悔しさで胸が軋む。でもしょうがない。俺はミスをしたのだから。
なのに、鳥は興味を無くしたように彼方を向いて飛び立っていく。待ってくれ、すぐ殺すから、ちゃんとそこまで見ていてくれ。
手を伸ばそうとしたとき、首筋に感じたちくりとした痛み。爪でひっかくよりも弱い刺激。
突然胃の中が熱くなって、げほげほと咳き込む。途端、俺を覗き込んでいた目の前の魔法使いの女の顔が真っ赤に染まった。きょとんとした女をよそに、咳は止まらない。苦しい。息ができない。
いつの間にか俺の周りが真っ赤になっていた。そうか、この赤いものは俺の吐いた血か。
そうか。だから飛んで行ったのか。挽回のチャンスは、もうない。何も喋らず死ねということか。
ふっと体から力が抜ける。何人も殺してきた。期待に応えてきた。でも結局一人殺せなかった。ただ一人でも、殺せないなら俺の存在価値はない。そうだ。最初からそう言われていたじゃないか。
声が聞こえる。「待て、死ぬな」とかろうじて聞き取れた。知ったことか。俺は、もう。
そこで視界は暗転した。何者でもないまま、俺は死んだ。
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