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急げないお年頃をカバーー「タイトルにMを探せ」よりー
しおりを挟む私のマゾムとマンサク、メソッドについて、を書くエッセイ。
捨ててしまえないガラクタとひらめき、あくまで私が快適に暮らしていくためのメソッドを書く。
さて、今回は考え中のメソッドについて。
急げないお年頃を快適にするためにはどうしたらいいだろう。
一日が24時間、これはずっと変わらない。
おおよその労働時間も、睡眠時間も大きな変化はない。
それなのに、ここのところまったく時間が足りないのは、どうしてだろう?
ぼんやりしすぎ?
ネットやSNSを見過ぎている?
時間が足りない理由と言えば、時間の無駄遣いが増えた、がもっとも怪しい項目だろう。
一日を振り返って、タイムラインを書いてみる。
とくに目立った項目はない。実感として、ぼんやりネットしている時間もあるけれど、タイムラインに書き込まないくらいの、ほっと一息、くらいの時間だ。
ならばこの時間の足りなさは、どういうことなのだろう。
やっていることは変わらなくても、こまごましたことに、少しずつ余分に時間がかかるようになった、としか考えられない。
そういえば、これまでは「10分で支度する」ができたはずなのだけれど、今はそんなことは難しくなった。特別することが増えたわけではなく、いつもの着替えに、いつもの化粧、いつもの持ち物用意なのに、気づけば時間が経っている。
出かける準備だけじゃない。パパっとたたんで、チャチャっと片付けて、ができない。
急ぐと落としたり、ひっくり返したり、うまく形が整わなかったりする。完璧を求めたりはしていないのに、それなりに納得いくようにやると、今までより確かに時間がかかっている。
こういうのが、いわゆる、歳を取ったなぁ、という実感なのだろうか。。。
しんみりしても状況は変わらない。なんとかうまくやっていきたいものだ。
だからといって、時間をかけすぎてもダメなんだよなぁ。
イライラしてきたり、途中でぼんやりしてしまったりする。
持久力も集中力も、減っているみたいだ。
ならばどうする?
どうしたらいい?
なにか以前よりうまくいっているってことって、なかったかな?
時間をかけてはいないのに調子がいいことってないかな、と考えてみる。
そうだなぁ、隙間時間の読書は、うまい具合にはかどっている気がするな。
ちょっとした休憩や待ち時間に本を読む。がっつり時間をとっての読書ではなく、時間があったら読もうかな、余裕があったら読もうかな、という気持ちでいてする読書。これがなかなかいい感じ。
もっと読みたいと後ろ髪を引かれることはあれど、無理を押して読み続けたりはせず、次に読むチャンスを楽しみにしていて、読書へのモチベーションアップに一役買っているようにも思う。
楽しみで読む本をちょこちょこ読み重ねていく感じ。
これを応用できないかしら。
そうだ、ちょこちょこ進める、ということで、タスクもコマ切れにスケジューリングしてみよう。
読書時間の感じだと、15分では短く、30分では長いかな。20分くらいがちょうどよさそう。これを応用してみる。
時間のリミットは、ぽわっと設定することに。タイマーをしたりはせず、気分と状況で長くも短くも修正してOKとする。読書も、ほかにやりたいことがあったら短くしたりしているしね。
やること、については、現状の私のやり方を踏襲してみよう。やりたいこと、やるべきことをごちゃまぜる、というだけで特別なことではない。
なにをしよう、と迷うときは、考えることに時間を使わず、やるべきことを急ぎ順、または必要順で始める。
ここのところずっと、私はそうするようにしている。
そうやってとにかくなんでも行動して、少しエンジンがあたたまってきたら、やりたいことのなにかが浮かんできたりするのだ。
それをコマ切れスケジューリング、コマ切れで回してみる。
そんな感じで始めてみて、まだそんなには経っていないのだけれど、方向はまちがってはいなそうだ。
急げないお年頃、ぽわっとコマ切れで活動する。
いろんな種類ができたとなると、それぞれは微々としか進んでいなくても、やったぞ感、満足感は大きく、全体的に気持ちが上がる。気持ちってやっぱりだいじだ。
時間が足りない、と焦らず、慌て過ぎず、暮らしが回っていく。
うん、これだな。これはいい、という気がする。
考え中のメソッド、このままこれでいけるかも。
「ぽわっとコマ切れスケジューリングで、急げないお年頃をカバー」
よければちょっと試してみてください。
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