37 / 90
9月27日 いっそすべてシャーペンで
しおりを挟むペンが好きだ。
手帳もノートも好きだ。
なのにどうもモヤモヤが続いている。
手帳会議を開いて、これから、来年、使う手帳について検討したり、新たなる書き方や、目にしたばかりのメソッドを試してみようと模索したり、楽しいことばかりのはずなのに、なぜかモヤモヤしている。
なぜだろう。。。
ノートに吹き出しをつなげて、気持ちを掘り下げていって、ポワッと出てきた気持ちは、
「もしかしてペンを考えるのが面倒くさい?」だった。
この紙にこのペンだと裏写りしちゃうんだよね。
このペンだと滑って書きにくい。
このペンだと乾きが遅くってこすっちゃう。
どのペンを使うかは、紙とペンの相性に左右される。
これっばかり使っているかも?
あっちはしばらく使っていないから乾いちゃうかも?
これはもう少しでインクが終わる。補充できるように、これを使うべきか。
ペンにはペンの問題がある。
今日はピンクがいいな。
ちょっとだけサクッと書きたい。
ゆっくり万年筆で書きたいな。
後から色付けできるよう、油性ペンがいい。
いつからか、こんなふうに思いつきの気持ちだけで、書きものができなくなっている。
今の私は、これが面倒なのかも。
もちろん、あれこれ悩んで、決めて、書く、というのが楽しいときもいっぱいある。いっぱいあった。
でも今は、そうじゃないらしい。
もういっそ、すべてシャーペンで書いたらいいんじゃないか。
すごろくノートならぬ、吹き出しノートに戻り、続く吹き出しに、私が自然と書いた言葉は、これだった。
ああ、そうかもしれない。
創作ノートはシャーペンをメインに使っている。気分で万年筆を使うこともあるけれど、練って、降ってきた言葉を書き留めて、というときはシャーペンしか使わない。もともとシャーペンも大好きだ。
そうだな、しばらくシャーペンにしようかな。
お気に入りのマグカップに立てられたカラフルなペンたちを眺めながら、そんなことを考えている。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。


どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。



【連載中】何かの日記②
九時せんり
エッセイ・ノンフィクション
九時せんりが日常で気になったことや面白かったこと、面白くなかった事をダラダラ書くだけの脱力系エッセイ。書くことから離れないをモットーにやってます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる