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9月11日 目を閉じて読書
しおりを挟む目薬の消費量が半端ない。
残量が半分を切ると心配になって、次のひとつを買わずにはいられない。目薬なしでは到底、生活できないと思う。
目薬をさすと、目にじわーんとシミて、それから目の奥から頭のずうっと中のほうへグワーッと熱さが伝わっていく。なんとなく頭が重いときも、若干の頭痛がするときも、原因は目なのではないかな、と思う感じで伝わっていく。
赤毛のアンのマリラは常に頭痛に悩んでいて、後々、それは目に由来していたとわかる。失明の心配も出てくる。
目が疲れ、目薬を欲し、頭のずうっと中のほうへ熱が伝わるような感覚がするたび、私はこのことを思い出してしまう。目を使い過ぎてはいけないのでは、と心配になる。
とはいえ、私の好きなこと、やりたいことは目を使うことばかりだ。
そんなこといったら、たいていのことに目を使うのだけれど。
目を閉じたまま、読書ができるようにはならないだろうか。朗読以外では、読み上げてくれるものはあまり好みではないので、できれば、指先で本をなぞると目を閉じていても頭の中に文字が浮かぶような。画面を開くとイメージがババッと頭の中に広がるような。
目を閉じたまま、映画を観ることができるようにはならないだろうか。再生ボタンを押すと、映像がダイレクトに頭の中に流れるような。
今日はそんなことを、目を閉じて妄想していた。
途中、何度も、うつらうつらと遠くへ気持ちを飛ばしながら。
少しは目が休まっただろうか。
うっすらとした頭痛は続いている。
ちなみに目薬はサンテメディカルがお気に入り。
最近、かすみがひどい気がして、メディカルアクティブに切り替えたばかり。
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