ひらたい日々

ちょこ

文字の大きさ
上 下
2 / 90

抜け落ちる記憶

しおりを挟む
あ、それ私も好きだった!

久しぶりに聞くタイトルは確かに読んだことのある本のもので、好きだった、おもしろかった、そう思いはするものの、はてさてどんなお話だったっけ?ということが、ままある。

主人公も、おおまかなストーリーの断片も思い出せるのに、はてさてラストはどんなだったっけ?となることがある。

確かに読んだはずなのに、記憶がすっぽりと、あるいは要所要所で、抜け落ちている。
確かに読んだはずなのに、いつのまに忘れてしまったのだろう?

最近そんなふうに思うことがあまりにも多くなったので、そういう本は読み直そうと決めた。

もともとお気に入りの本は何度も読むタイプだから、二度目だろうと三度目だろうと、再読が苦になるということはない。
何度読んでも、好きなシーンで喜んだり泣いたりできる。
ああ、次はこうなるってわかっていても喜んだり泣いたりできる。
だから読み返して、何か戻ってくる感情があったら、それはそれで嬉しいだろうし、忘れちゃったならもう一度読もうと思った。

でも、なんで忘れちゃうんだろうね。

やっぱり覚えていられる許容量は決まっていて、それを超えると、溢れた分が抜け落ちてしまうのかしら。

忘れてしまうのは本の内容だけじゃない。
映画も歌詞も道順も、スポッと抜けてしまうことがある。
一生懸命勉強したことや、やろうと思っていたことや、反省したことなんかも。忘れたくないのに、いつのまにか忘れてしまっていることっていっぱいあるなぁ。

そういえば、忘れたいのに忘れられないこともいっぱいあるか。
こっちはさっさと忘れてくれていいのにね。
記憶ってばうまくいかないものだわ。


考えすぎずさらりと更新したりする習慣も、すぐ忘れてしまうから、日記が書けたらいいのにな、とも思うのだけれど、こっちは決めないでおく。
ハードルは低く。できるだけ楽しく。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

昨日19万円失った話(実話)

アガサ棚
エッセイ・ノンフィクション
19万円を失った様とその後の奇行を記した物

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

バレー部入部物語〜それぞれの断髪

S.H.L
青春
バレーボール強豪校に入学した女の子たちの断髪物語

処理中です...