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戦地視察かな
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ついに始まる入学式。
つい緊張してしまいそうだ。
新入生の挨拶もだが、シルが、シルが!
モテてる、絶対にそうだ。
チラチラ盗み見るなあ~
シルもニコニコしすぎだ…
っと、急に無表情になってどうした?
「急に止まってどうしたら?何かあったか?」
声をかけても反応がない。
具合が悪そうでもないのが…
顔色はいいし…
表情は変わったが何か有ったか?
「今度は難しい顔でどうした?」
「はっ、少し興奮してしまって、おまじないを心の中でとなえてました。」
「おまじない…」
「はい。感動して急に動いたり、叫ばないためにお母様が考えてくださいました。」
「どんなおまじない何だ?」
「心の中で、私は石と唱えるのです。石ように静かで動かない。ゆくゆくは空気となって人に居ることがばれない存在になりたいです!」
隠密にでもなりたいのか?
「…そうか、応援はしてる。」
「はい。クロウ殿下に気づかれない存在になってみます!」
「くっ」
「殿下?」
「いや、是非空気になれたら見せてくれ。」
「もちろんです。王宮かくれんぼでギャフンと言わせて見せます!」
私がシルに気付かない分けないし。
こんなに注目を集めてるのに、空気になりといとか真顔で言われると笑ってしまうとこだった。
本当に誰もシルに気付かないで、私だけが見つけられたらとてもうれしい。
是非とも習得してくれ。
シルにかっこいいとこ見せたくて、理想の王子様をやりきったけど。
あれは上の空だったな…
私より学校に興味津々だった。
もっとかっこよくなって、今度こそ意識させてみる。
つい緊張してしまいそうだ。
新入生の挨拶もだが、シルが、シルが!
モテてる、絶対にそうだ。
チラチラ盗み見るなあ~
シルもニコニコしすぎだ…
っと、急に無表情になってどうした?
「急に止まってどうしたら?何かあったか?」
声をかけても反応がない。
具合が悪そうでもないのが…
顔色はいいし…
表情は変わったが何か有ったか?
「今度は難しい顔でどうした?」
「はっ、少し興奮してしまって、おまじないを心の中でとなえてました。」
「おまじない…」
「はい。感動して急に動いたり、叫ばないためにお母様が考えてくださいました。」
「どんなおまじない何だ?」
「心の中で、私は石と唱えるのです。石ように静かで動かない。ゆくゆくは空気となって人に居ることがばれない存在になりたいです!」
隠密にでもなりたいのか?
「…そうか、応援はしてる。」
「はい。クロウ殿下に気づかれない存在になってみます!」
「くっ」
「殿下?」
「いや、是非空気になれたら見せてくれ。」
「もちろんです。王宮かくれんぼでギャフンと言わせて見せます!」
私がシルに気付かない分けないし。
こんなに注目を集めてるのに、空気になりといとか真顔で言われると笑ってしまうとこだった。
本当に誰もシルに気付かないで、私だけが見つけられたらとてもうれしい。
是非とも習得してくれ。
シルにかっこいいとこ見せたくて、理想の王子様をやりきったけど。
あれは上の空だったな…
私より学校に興味津々だった。
もっとかっこよくなって、今度こそ意識させてみる。
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