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第五話 旅路と目的
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目の前には刀を持った自分と同い年くらいの凛々しい顔立ちをした美少女というに相応しい人立っていた。
あまりの可愛さに少しの間見惚れていると女の子が不安そうな顔を浮かべ話しかけてきた。
「あ、あの...どうかしましたか?」
その問いかけでふと我に帰る。
「すみません。あまりに可愛い人だったんで見惚れてました」
「!?...私軟派な人は嫌いなんですが」
「正直者なだけですよ」
「ッ!そ、それであなたが寿七三さんですか」
「はい、そうですけど...」
「私はあなたと同じ依頼を受けるEランク冒険者のヤクモです」
ヤクモと名乗る女の子は依頼を受けるためにギルドが探してきた人らしい。
「ヤクモさんか俺は寿七三。よろしく」
「呼び捨てで構いませんよ」
「なら俺のことも七三で。タメ口でいいよ」
「分かった」
ヤクモと少しの間雑談をした後依頼を正式に受注し、さっそく依頼内容のセロラの採取のために森へ向かうことにした。
「そういえばヤクモって今いくつなの?」
「今は18で今年で19になる」
「じゃあ同い年だな」
「そうか。七三は何で冒険者になったんだ?」
「世界に六つあるっていう珍しい石を探す旅をしてるんだけどその資金のためだね」
「少し意外だな。君が迷信を信じるタイプだったとは」
「迷信?」
「君が探してるのって女神の印が刻まれた石だろ?よくその石を六つ集めると神の力が手に入るとか女神が現れて願いを叶えてくれるって迷信があるからね」
「そうなのか...」
(石を全て回収したらダチュラさんはできる範囲で願いを叶えてくれるって言ってたし、あながちその迷信は間違いじゃ無いな...)
「迷信を信じて探してるわけじゃ無いのか、なら尚更何で探してるんだ?」
「ちょっと事情があってね」
「まぁ深くは聞かないよ」
「逆にヤクモは何で冒険者に?」
「...私も旅をしてるんだ。お姉ちゃんを探すためにね」
「お姉さんを?」
「ああ...私が5歳の頃、住んでた村が魔族に襲われたんだ。両親が命をかけて私と6つ上のお姉ちゃんを逃がしてくれてね」
「それからはお姉ちゃんが親代わりになってくれて、お金のことも毎日のご飯も、私に刀と魔法を教えるのも全部お姉ちゃんがやってくれていた。けど、私が12になってからは私もお姉ちゃん一人にやらせるわけにはいかないと思って家事は全部私がやることにしたんだ」
「最初はどれをやっても失敗してばかりだったけど根気強くお姉ちゃんが教えてくれて、それからは色んなことを2人で分担して生活してた。だけど私が18になる前日にお姉ちゃんは書き置きを残して消えた。それからは何ヶ月も待ったけど帰ってくることは無かった」
「だから冒険者になってお姉ちゃんを探すことにしたの」
そう力強く言うヤクモの目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
「お姉さん見つかるといいね」
「ああ、七三も女神の心臓手に入れられるといいな」
「ん?」
「ん?どうかしたのか?」
「女神の心臓?」
「え?君が探してる石の名前だろ。女神の魔石とか神の宝石とかいろいろな呼び方されてるけど...」
「知らなかった...」
「呆れた。君、本当に自分の探してる物の事知らないんだな」
(うっ...!ぐうの音も出ない...)
「じ、実は田舎出身でつい昨日街に来たばっかでよく分からないことが多いんだよ」
「なるほどね」
「その調子じゃ、魔法と魔力のことも全然知らないとか、いや流石にそれは...」
「......」
「え、本当に分からないのか?」
「...多少は」
「ほんとにどこで住んでたらそんなことになるんだ...」
「あはは...面目ないです」
(実際ダチュラさんに渡された本に魔法と魔力のことはある程度は書いてあったけど使い方とか詳しいところまでは記載が無かったからな...)
「仕方ない...少しここで魔力に関して教えてあげるよ」
ヤクモはそう言って立ち止まると右手を出してきた。
「まず私の手を握ってみて」
「こうか?」
「じゃあ、今から魔力を流すからまずは魔力が流れる感覚を覚えて」
言われるがままヤクモの手を握っていると今まではただ感じていただけの魔力が明確に身体全体を巡る感覚がある。
「これは魔法を使ったり身体を強化したりする基礎だから感覚を絶対忘れるな」
「身体を強化?」
「あぁ、魔力は自分の身体能力や防御を飛躍的に上昇させることにも使えるんだ」
「やり方は強化したい部位から魔力を出せばいい」
「どうやって魔力を体から出すんだ?」
「魔法や魔力、スキルにおいて一番重要なのはイメージだ」
「魔力は普段日常でほんの僅かに体から漏れ出ている。イメージとしては緩んだ水道の蛇口みたいな感じだな。魔力を出したい時は蛇口から出る水を増やして抑えたい時は水を止める。それをイメージしてみろ」
「イメージ...蛇口から水を出すイメージ......」
数秒ほど集中してイメージしていると不意に身体から魔力が立ち上った。
「できた!」
「おぉ!随分コツを掴むのが早いな」
「一度できて仕舞えば調節するのはさほど難しくはない。やってみろ」
ヤクモに言われるがまま魔力量の調節を練習してみたが言われた通り一度イメージできて仕舞えばさほど難しくはなく直ぐにある程度調節することができた。
「よし!じゃあ次は今やった魔力を流すのと魔力を出すこと、この二つを使って体の一部を強化してみろ」
言われた通りのことをやってみると意外と難しくなかなかうまくできなかった。
「一つ一つは簡単でも慣れないうちは同時にやるのはなかなか難しいからな。慣れれば呼吸のように両方とも意識せずにできるようになるからまぁもう少し練習だな」
「うまくこの両方を扱えるようになれば...」
そう言うとヤクモはすぐ近くにあった直径50cmはある木の幹を軽々と両断した。
「こういうことができるようになる...」
「さぁ練習あるのみだ!」
その後ヤクモのアドバイスをもらいながら2時間ほど練習してようやくできるようになった。
「よし!形にはなってきたな。まだ少しぎこちないけど、七三なら実践を積めばすぐにでも無意識下で行えるようになるはずだ」
「そうか、教えてくれてありがとうな!」
「別に大したことじゃないよ。それに今から行く森は魔物が当然いるんだ。もちろん出会わないことが一番だけど、もし魔物に襲われた時足手纏いになられちゃ困るからね」
「ははっ、確かにそうだな」
「さぁ、そろそろ目的地に行こうか」
「あぁ!」
そう言うと俺たちは目的地の森へ再度向かい出した。
あまりの可愛さに少しの間見惚れていると女の子が不安そうな顔を浮かべ話しかけてきた。
「あ、あの...どうかしましたか?」
その問いかけでふと我に帰る。
「すみません。あまりに可愛い人だったんで見惚れてました」
「!?...私軟派な人は嫌いなんですが」
「正直者なだけですよ」
「ッ!そ、それであなたが寿七三さんですか」
「はい、そうですけど...」
「私はあなたと同じ依頼を受けるEランク冒険者のヤクモです」
ヤクモと名乗る女の子は依頼を受けるためにギルドが探してきた人らしい。
「ヤクモさんか俺は寿七三。よろしく」
「呼び捨てで構いませんよ」
「なら俺のことも七三で。タメ口でいいよ」
「分かった」
ヤクモと少しの間雑談をした後依頼を正式に受注し、さっそく依頼内容のセロラの採取のために森へ向かうことにした。
「そういえばヤクモって今いくつなの?」
「今は18で今年で19になる」
「じゃあ同い年だな」
「そうか。七三は何で冒険者になったんだ?」
「世界に六つあるっていう珍しい石を探す旅をしてるんだけどその資金のためだね」
「少し意外だな。君が迷信を信じるタイプだったとは」
「迷信?」
「君が探してるのって女神の印が刻まれた石だろ?よくその石を六つ集めると神の力が手に入るとか女神が現れて願いを叶えてくれるって迷信があるからね」
「そうなのか...」
(石を全て回収したらダチュラさんはできる範囲で願いを叶えてくれるって言ってたし、あながちその迷信は間違いじゃ無いな...)
「迷信を信じて探してるわけじゃ無いのか、なら尚更何で探してるんだ?」
「ちょっと事情があってね」
「まぁ深くは聞かないよ」
「逆にヤクモは何で冒険者に?」
「...私も旅をしてるんだ。お姉ちゃんを探すためにね」
「お姉さんを?」
「ああ...私が5歳の頃、住んでた村が魔族に襲われたんだ。両親が命をかけて私と6つ上のお姉ちゃんを逃がしてくれてね」
「それからはお姉ちゃんが親代わりになってくれて、お金のことも毎日のご飯も、私に刀と魔法を教えるのも全部お姉ちゃんがやってくれていた。けど、私が12になってからは私もお姉ちゃん一人にやらせるわけにはいかないと思って家事は全部私がやることにしたんだ」
「最初はどれをやっても失敗してばかりだったけど根気強くお姉ちゃんが教えてくれて、それからは色んなことを2人で分担して生活してた。だけど私が18になる前日にお姉ちゃんは書き置きを残して消えた。それからは何ヶ月も待ったけど帰ってくることは無かった」
「だから冒険者になってお姉ちゃんを探すことにしたの」
そう力強く言うヤクモの目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
「お姉さん見つかるといいね」
「ああ、七三も女神の心臓手に入れられるといいな」
「ん?」
「ん?どうかしたのか?」
「女神の心臓?」
「え?君が探してる石の名前だろ。女神の魔石とか神の宝石とかいろいろな呼び方されてるけど...」
「知らなかった...」
「呆れた。君、本当に自分の探してる物の事知らないんだな」
(うっ...!ぐうの音も出ない...)
「じ、実は田舎出身でつい昨日街に来たばっかでよく分からないことが多いんだよ」
「なるほどね」
「その調子じゃ、魔法と魔力のことも全然知らないとか、いや流石にそれは...」
「......」
「え、本当に分からないのか?」
「...多少は」
「ほんとにどこで住んでたらそんなことになるんだ...」
「あはは...面目ないです」
(実際ダチュラさんに渡された本に魔法と魔力のことはある程度は書いてあったけど使い方とか詳しいところまでは記載が無かったからな...)
「仕方ない...少しここで魔力に関して教えてあげるよ」
ヤクモはそう言って立ち止まると右手を出してきた。
「まず私の手を握ってみて」
「こうか?」
「じゃあ、今から魔力を流すからまずは魔力が流れる感覚を覚えて」
言われるがままヤクモの手を握っていると今まではただ感じていただけの魔力が明確に身体全体を巡る感覚がある。
「これは魔法を使ったり身体を強化したりする基礎だから感覚を絶対忘れるな」
「身体を強化?」
「あぁ、魔力は自分の身体能力や防御を飛躍的に上昇させることにも使えるんだ」
「やり方は強化したい部位から魔力を出せばいい」
「どうやって魔力を体から出すんだ?」
「魔法や魔力、スキルにおいて一番重要なのはイメージだ」
「魔力は普段日常でほんの僅かに体から漏れ出ている。イメージとしては緩んだ水道の蛇口みたいな感じだな。魔力を出したい時は蛇口から出る水を増やして抑えたい時は水を止める。それをイメージしてみろ」
「イメージ...蛇口から水を出すイメージ......」
数秒ほど集中してイメージしていると不意に身体から魔力が立ち上った。
「できた!」
「おぉ!随分コツを掴むのが早いな」
「一度できて仕舞えば調節するのはさほど難しくはない。やってみろ」
ヤクモに言われるがまま魔力量の調節を練習してみたが言われた通り一度イメージできて仕舞えばさほど難しくはなく直ぐにある程度調節することができた。
「よし!じゃあ次は今やった魔力を流すのと魔力を出すこと、この二つを使って体の一部を強化してみろ」
言われた通りのことをやってみると意外と難しくなかなかうまくできなかった。
「一つ一つは簡単でも慣れないうちは同時にやるのはなかなか難しいからな。慣れれば呼吸のように両方とも意識せずにできるようになるからまぁもう少し練習だな」
「うまくこの両方を扱えるようになれば...」
そう言うとヤクモはすぐ近くにあった直径50cmはある木の幹を軽々と両断した。
「こういうことができるようになる...」
「さぁ練習あるのみだ!」
その後ヤクモのアドバイスをもらいながら2時間ほど練習してようやくできるようになった。
「よし!形にはなってきたな。まだ少しぎこちないけど、七三なら実践を積めばすぐにでも無意識下で行えるようになるはずだ」
「そうか、教えてくれてありがとうな!」
「別に大したことじゃないよ。それに今から行く森は魔物が当然いるんだ。もちろん出会わないことが一番だけど、もし魔物に襲われた時足手纏いになられちゃ困るからね」
「ははっ、確かにそうだな」
「さぁ、そろそろ目的地に行こうか」
「あぁ!」
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