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第二話 世界と願い
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この世界に来て早々に理解した。魔力と自分のスキルについて。頭の中に突如流れてきたスキルの詳細
ーーー『スキル:願運博戯』ーーー
その能力は自身の魔力を消費し、東・南・西・北のどれかを選択し選んだものによって様々な効果を得る
『東』自身が対象へ攻撃する際、魔力を消費して
319.7分の1を抽選し当たった際その後10回まで自身の攻撃の威力が大幅に上昇させ魔力を一定数回復させる
『南』頭上に麻雀の牌が出現し自身もしくは相手が対象へ攻撃すると1ターンずつ経過し役を完成させた際、役の強さによって自身の攻撃の威力を上昇させ相手の魔力を奪う
『西』頭上に2枚のトランプがランダムで出現し自身が攻撃するたびに魔力をトランプに吸われ、その度にカードが一枚ずつ増え5枚になった際5枚+新たに出現する2枚のトランプで役を作り相手の役より強ければ次の攻撃が一回のみ消費した魔力の倍の威力になり魔力が回復する
『北』???
ーーーーーーーーーーーーー
「こ、これが俺のスキル...!?」
正直言って想定していたものと随分違った。魔法のある世界と聞いてたからには炎や水、氷なんかを使っうスキルだとばっかり思っていたが、実際はかなり運要素の強いものになっていた。
「東はパチンコ、南は麻雀、西はポーカーが元になってるのか」
どれも前の世界にいた際少しはやった事はあるが付き合いで嗜んだ程度でそこまで好きだったわけじゃ無い。
「それと『北』に関しては情報が一切流れてこなかったけど何か条件とかあるのか?」
スキルに関してももっと詳しく確かめたいがそれよりもまずダチュラに貰った本でこの世界についていろいろ調べることにした。
本には思ってた以上にこの世界について記されており、この世界の基礎的な事は大体知れた。
まず魔法について、魔法は『炎』『水』『風』『雷』『岩』『氷』『聖』『闇』の基本8属性からなりこれらの魔法は後天的に覚えることが可能で先天的に持って生まれるスキルは『特異』属性とも呼ばれているらしい。
そしてこの世界には魔物や魔族と呼ばれる他生物へ積極的に危害を加えようとする体のほとんどが魔力によって作られている生物もいるという。
他にもこの世界での金銭についても知ることができた。この世界ではお金の単位はどこでも一律でGという単位で、お金そのものは『小銅貨』『銅貨』『大銅貨』『銀貨』『大銀貨』『金貨』『大金貨』『白金貨』の8種類がある。それぞれ日本円で言うところの、一円・十円・百円・千円・一万円・十万円・百万円・一千万円の価値らしい。
とりあえず今日はこの辺りにして一番近くの街へ行くことにした。ダチュラから貰った本の中に現在地と最初に行くべき方向が示された地図があった。
「ご都合的と言うか何というか...」
もしかしたらダチュラは最初から俺がこの世界に来ることを選ぶのを分かっていたのかもしれない。
(もしくは、端っから選択肢なんて無かったのか...)
とりあえず今日はいろいろあって疲れたから今から街に行って他の事はまた明日考えるか
30分も歩くと向かっていた街へ着いた。街は高い外壁で囲まれており、街へ入るには身分証、もしくは500Gを払えば入れるらい。中は外からでは外壁のせいで分からなかったがかなり発展していて人で賑わっていた。
街を散策したい気持ちはあったがそれよりも早く休みたいという気持ちが強かったので宿屋を探すとこにしたが街へ入ってきた人がすぐに休めるようにか、すぐ近くに建っていた。
「一泊5000Gか、そこそこするけど他を探す気力もないしここでいいか」
宿に入ると前払いということで俺は一週間泊まることにし、大銀貨3枚・銀貨5枚を出し部屋に入ると倒れるようにベッドへ入った。
「今日はいろいろあって疲れた。死、あの世、女神、魔法、異世界、スキル......情報が多すぎだよな......」
「この世界の目標達成したら願いを一つ叶えてくれる...か」
「俺の...願い......」
そう呟くと疲れのせいかあっという間に眠りについてしまった
ーーー『スキル:願運博戯』ーーー
その能力は自身の魔力を消費し、東・南・西・北のどれかを選択し選んだものによって様々な効果を得る
『東』自身が対象へ攻撃する際、魔力を消費して
319.7分の1を抽選し当たった際その後10回まで自身の攻撃の威力が大幅に上昇させ魔力を一定数回復させる
『南』頭上に麻雀の牌が出現し自身もしくは相手が対象へ攻撃すると1ターンずつ経過し役を完成させた際、役の強さによって自身の攻撃の威力を上昇させ相手の魔力を奪う
『西』頭上に2枚のトランプがランダムで出現し自身が攻撃するたびに魔力をトランプに吸われ、その度にカードが一枚ずつ増え5枚になった際5枚+新たに出現する2枚のトランプで役を作り相手の役より強ければ次の攻撃が一回のみ消費した魔力の倍の威力になり魔力が回復する
『北』???
ーーーーーーーーーーーーー
「こ、これが俺のスキル...!?」
正直言って想定していたものと随分違った。魔法のある世界と聞いてたからには炎や水、氷なんかを使っうスキルだとばっかり思っていたが、実際はかなり運要素の強いものになっていた。
「東はパチンコ、南は麻雀、西はポーカーが元になってるのか」
どれも前の世界にいた際少しはやった事はあるが付き合いで嗜んだ程度でそこまで好きだったわけじゃ無い。
「それと『北』に関しては情報が一切流れてこなかったけど何か条件とかあるのか?」
スキルに関してももっと詳しく確かめたいがそれよりもまずダチュラに貰った本でこの世界についていろいろ調べることにした。
本には思ってた以上にこの世界について記されており、この世界の基礎的な事は大体知れた。
まず魔法について、魔法は『炎』『水』『風』『雷』『岩』『氷』『聖』『闇』の基本8属性からなりこれらの魔法は後天的に覚えることが可能で先天的に持って生まれるスキルは『特異』属性とも呼ばれているらしい。
そしてこの世界には魔物や魔族と呼ばれる他生物へ積極的に危害を加えようとする体のほとんどが魔力によって作られている生物もいるという。
他にもこの世界での金銭についても知ることができた。この世界ではお金の単位はどこでも一律でGという単位で、お金そのものは『小銅貨』『銅貨』『大銅貨』『銀貨』『大銀貨』『金貨』『大金貨』『白金貨』の8種類がある。それぞれ日本円で言うところの、一円・十円・百円・千円・一万円・十万円・百万円・一千万円の価値らしい。
とりあえず今日はこの辺りにして一番近くの街へ行くことにした。ダチュラから貰った本の中に現在地と最初に行くべき方向が示された地図があった。
「ご都合的と言うか何というか...」
もしかしたらダチュラは最初から俺がこの世界に来ることを選ぶのを分かっていたのかもしれない。
(もしくは、端っから選択肢なんて無かったのか...)
とりあえず今日はいろいろあって疲れたから今から街に行って他の事はまた明日考えるか
30分も歩くと向かっていた街へ着いた。街は高い外壁で囲まれており、街へ入るには身分証、もしくは500Gを払えば入れるらい。中は外からでは外壁のせいで分からなかったがかなり発展していて人で賑わっていた。
街を散策したい気持ちはあったがそれよりも早く休みたいという気持ちが強かったので宿屋を探すとこにしたが街へ入ってきた人がすぐに休めるようにか、すぐ近くに建っていた。
「一泊5000Gか、そこそこするけど他を探す気力もないしここでいいか」
宿に入ると前払いということで俺は一週間泊まることにし、大銀貨3枚・銀貨5枚を出し部屋に入ると倒れるようにベッドへ入った。
「今日はいろいろあって疲れた。死、あの世、女神、魔法、異世界、スキル......情報が多すぎだよな......」
「この世界の目標達成したら願いを一つ叶えてくれる...か」
「俺の...願い......」
そう呟くと疲れのせいかあっという間に眠りについてしまった
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