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第一話 追憶と記憶
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昔から人一倍ヒーローに憧れてた。困っている人を助け誰もを愛し誰しもから愛されるそんなカッコいいヒーローに。
幼い頃ずっと人を助けたいと思って行動してた。でも小3の頃親友の『結城海』が目の前で飲酒運転で歩道に乗り上げてきたトラックに轢かれて亡くなった。あの時俺は海よりも先にほんの少し早くトラックに気がついていた。でもその時の俺は恐怖と驚きで咄嗟に声も出せず海の手を引くことも出来なかった。
もし声をかけていたら、もし手を引けていたら海はきっと助かったのに。
あの日から何回も何千回も思い出して後悔して自分を嫌いになった。それからはヒーローにりたいと思うことをやめた。あの日恐怖で何もできなかった俺には到底なれはしないと。
それでも俺はきっと心のどこかでヒーローになりたいと望んでいるんだろうな海ならあの日のことを許してヒーローの夢を応援してくれるって自分勝手な想像をしている。
だからなのかな今にも車に轢かれそうな見ず知らずの男の子があの日の海と重なって見えた。気づいた時には男の子を庇っていた。
(俺まだ意識ある...あの子は無事?...体の感覚が無くなってく...音が遠くなって...俺今声出せてる?...分からない...何も...あぁ死ぬってこんな感じなのか...嫌だな死ぬのは.........でも、後悔してばっかの人生だったけど...最後はヒーローになれた...かな.........)
(ん...あれ?どこだここ?...生きてるのか...俺)
気がつくと俺は一面花畑の見知らぬ場所にいた。ただ不可解なのは花畑以外が何も無いということ。雲も太陽も壁も電気も花畑以外は何もない真っ白な空間だというのにそこは昼間のように明るくほのかに暖かかった。
「起きましたね。ようこそ『寿七三』さん」
急に真後ろから自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。確かにさっき辺りを見回したのに一体いつからそこにいたんだろうか。まるでその場に突然現れたかのような...
振り返るとそこには身長2mは悠に超えているであろう大柄な女性が佇んでいた。ただその顔はあまりに人間離れしているというか絶世の美女という言葉では言い表せないような顔立ちをしていた。
「ふふっすみません。少々驚かせてしまいましたね。」
唖然としてる俺に女性が再度話しかけてきた。
「あ、あなたは誰ですか?ここはどこなんですか!お、俺は死んだはずじゃ...」
咄嗟に声を出したが聞きたいことがありすぎて混乱して話がまとまらない。
「慌てないでください。一から説明いたします」
女性は柔らかな口調でそう言った。
「落ち着いて聞いてくださいね。七三さん自身もご自覚かと思いますが貴方は一度お亡くなりになりました。そしてここは天国と地上の間。私は七三さんにお願いがあってあなたの魂をここに停留させている『ダチュラ』と申します。あなた方で言うところの女神や天使と言ったものでしょうか」
ダチュラは尚も丁寧な口調で語りかけてくる。
俺はまだ混乱してる頭で質問をした
「あ、あの撥ねられそうになってた子はどうなったんですか!」
「七三さんが庇った子なら大した怪我もなく無事ですよ」
「良かった...」
あの子が無事なら俺自身は死んでしまったが本望というやつだろう
だがまだ聞きたいことだらけだ
「俺はこれからどうなるんですか?」
「七三さんには2つの選択肢があります。一つこのまま死者として人格は消えますが魂を輪廻転生させる。二つ私のお願いを聞き入れ今から提示する世界へ人格と記憶を保持したまま行ってもらう。この2択になります」
「お願いというのは?」
「私が七三さんに行ってもらおうとしてる世界は七三さんの世界で言うところの魔法や魔物といったものが存在する世界です。その世界にあるとある六つの石を回収してほしいのです」
「なんで俺なんですか?」
「今の私は生者に話しかけることができないのと今言った世界の住人に干渉することができないのです」
「そして七三さんがいた世界から向こうの世界に転生させるにはいくつかの条件が必要なんです」
「向こうの世界で魔法を使うには魔力というものを消費します。魔力は耐性の無い生物からしたら毒そのもの、魔法が当たり前の世界の生き物なら必ず耐性を持って生まれますが七三さんのような世界では基本的にすべての生物は魔力による毒素の耐性を持たないのです」
「俺はたまたまその魔力とかいう物の耐性を持ってたってことですか?」
「はい。向こうの世界では数百人に一人の割合で『スキル』という自分自身専用の魔法を持って産まれることがあります。そしてどういう訳か七三さんの世界でも極々稀にスキルを持って産まれることがあるのです。そして七三さんの世界の住人でもスキルを持っている人物は魔力による毒素の耐性を持っているんです」
「自分のスキルっていうのはどうやって確認するんですか?」
「スキルは物心ついた時に頭の中に情報が流れてくるように知覚することができます。七三さんの場合は向こうの世界に行けば自然と魔力を得られるはずなのでその際に知れるはずです」
「そして転生のもう一つの条件は生に対して強い執着を持っていること。七三さん死の間際何か強い意志を持ったりしませんでしたか?」
「は、はい」
(確かに死ぬ直前の間、昔の夢を思い出してまたヒーローになりたいって強く願った。それが生への執着になったのか...)
「寿七三さんどうか私の願いを聞き入れてはくれないでしょうか。もちろん達成した暁には私のできる範囲であなたの願いを可能な限り叶えます。どうかお力添えを」
ダチュラは七三に向かって深々と頭を下げた
「頭を上げてください!俺もダチュラさんのおかげで昔の夢を叶えるチャンスができたんですから、もちろん協力致します!」
「本当にありがとうございます」
「向こうの世界に行くならこれをお持ち下さい」
そう言ってダチュラは少し小さめのショルダーバックを渡してきた。
「そのバックは特殊な魔法を使っていて見た目の数倍中に物が入るのでぜひお使いください。それとその中に向こうの世界で使える硬貨と向こうの世界の常識と七三さんが回収する六つの石の特徴が書かれている本が入っていますのでぜひお役立てください」
「ではあまりこの場に長居すると魂が定着してしまって七三さんを向こうの世界へ送れなくなってしまうのでそろそろ向かうの世界へ蘇生させますね」
「はい!ありがとうございますダチュラさん!」
「いえ、こちらこそ私どもの願いを聞いていただきありがとうございます。ではご武運を」
ダチュラがそう言うと共に俺の目の前が真っ白な光に包まれた。
次の瞬間目を開けると既にさっきまでいた花畑ではなく太陽の元、柔らかな風が吹く見知らぬ地の草原だった。
それと同時に体から魔力が湧き出てくるのが実感できた。なんとも形容し難い不思議な感覚だ。そしてさらに同時にダチュラの言っていた自分のスキルの情報が不思議と頭の中に流れ込んできた。
「え.....これが、俺のスキル..!?」
ーーー『スキル:願運博戯』ーーー
その効果ーーー
幼い頃ずっと人を助けたいと思って行動してた。でも小3の頃親友の『結城海』が目の前で飲酒運転で歩道に乗り上げてきたトラックに轢かれて亡くなった。あの時俺は海よりも先にほんの少し早くトラックに気がついていた。でもその時の俺は恐怖と驚きで咄嗟に声も出せず海の手を引くことも出来なかった。
もし声をかけていたら、もし手を引けていたら海はきっと助かったのに。
あの日から何回も何千回も思い出して後悔して自分を嫌いになった。それからはヒーローにりたいと思うことをやめた。あの日恐怖で何もできなかった俺には到底なれはしないと。
それでも俺はきっと心のどこかでヒーローになりたいと望んでいるんだろうな海ならあの日のことを許してヒーローの夢を応援してくれるって自分勝手な想像をしている。
だからなのかな今にも車に轢かれそうな見ず知らずの男の子があの日の海と重なって見えた。気づいた時には男の子を庇っていた。
(俺まだ意識ある...あの子は無事?...体の感覚が無くなってく...音が遠くなって...俺今声出せてる?...分からない...何も...あぁ死ぬってこんな感じなのか...嫌だな死ぬのは.........でも、後悔してばっかの人生だったけど...最後はヒーローになれた...かな.........)
(ん...あれ?どこだここ?...生きてるのか...俺)
気がつくと俺は一面花畑の見知らぬ場所にいた。ただ不可解なのは花畑以外が何も無いということ。雲も太陽も壁も電気も花畑以外は何もない真っ白な空間だというのにそこは昼間のように明るくほのかに暖かかった。
「起きましたね。ようこそ『寿七三』さん」
急に真後ろから自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。確かにさっき辺りを見回したのに一体いつからそこにいたんだろうか。まるでその場に突然現れたかのような...
振り返るとそこには身長2mは悠に超えているであろう大柄な女性が佇んでいた。ただその顔はあまりに人間離れしているというか絶世の美女という言葉では言い表せないような顔立ちをしていた。
「ふふっすみません。少々驚かせてしまいましたね。」
唖然としてる俺に女性が再度話しかけてきた。
「あ、あなたは誰ですか?ここはどこなんですか!お、俺は死んだはずじゃ...」
咄嗟に声を出したが聞きたいことがありすぎて混乱して話がまとまらない。
「慌てないでください。一から説明いたします」
女性は柔らかな口調でそう言った。
「落ち着いて聞いてくださいね。七三さん自身もご自覚かと思いますが貴方は一度お亡くなりになりました。そしてここは天国と地上の間。私は七三さんにお願いがあってあなたの魂をここに停留させている『ダチュラ』と申します。あなた方で言うところの女神や天使と言ったものでしょうか」
ダチュラは尚も丁寧な口調で語りかけてくる。
俺はまだ混乱してる頭で質問をした
「あ、あの撥ねられそうになってた子はどうなったんですか!」
「七三さんが庇った子なら大した怪我もなく無事ですよ」
「良かった...」
あの子が無事なら俺自身は死んでしまったが本望というやつだろう
だがまだ聞きたいことだらけだ
「俺はこれからどうなるんですか?」
「七三さんには2つの選択肢があります。一つこのまま死者として人格は消えますが魂を輪廻転生させる。二つ私のお願いを聞き入れ今から提示する世界へ人格と記憶を保持したまま行ってもらう。この2択になります」
「お願いというのは?」
「私が七三さんに行ってもらおうとしてる世界は七三さんの世界で言うところの魔法や魔物といったものが存在する世界です。その世界にあるとある六つの石を回収してほしいのです」
「なんで俺なんですか?」
「今の私は生者に話しかけることができないのと今言った世界の住人に干渉することができないのです」
「そして七三さんがいた世界から向こうの世界に転生させるにはいくつかの条件が必要なんです」
「向こうの世界で魔法を使うには魔力というものを消費します。魔力は耐性の無い生物からしたら毒そのもの、魔法が当たり前の世界の生き物なら必ず耐性を持って生まれますが七三さんのような世界では基本的にすべての生物は魔力による毒素の耐性を持たないのです」
「俺はたまたまその魔力とかいう物の耐性を持ってたってことですか?」
「はい。向こうの世界では数百人に一人の割合で『スキル』という自分自身専用の魔法を持って産まれることがあります。そしてどういう訳か七三さんの世界でも極々稀にスキルを持って産まれることがあるのです。そして七三さんの世界の住人でもスキルを持っている人物は魔力による毒素の耐性を持っているんです」
「自分のスキルっていうのはどうやって確認するんですか?」
「スキルは物心ついた時に頭の中に情報が流れてくるように知覚することができます。七三さんの場合は向こうの世界に行けば自然と魔力を得られるはずなのでその際に知れるはずです」
「そして転生のもう一つの条件は生に対して強い執着を持っていること。七三さん死の間際何か強い意志を持ったりしませんでしたか?」
「は、はい」
(確かに死ぬ直前の間、昔の夢を思い出してまたヒーローになりたいって強く願った。それが生への執着になったのか...)
「寿七三さんどうか私の願いを聞き入れてはくれないでしょうか。もちろん達成した暁には私のできる範囲であなたの願いを可能な限り叶えます。どうかお力添えを」
ダチュラは七三に向かって深々と頭を下げた
「頭を上げてください!俺もダチュラさんのおかげで昔の夢を叶えるチャンスができたんですから、もちろん協力致します!」
「本当にありがとうございます」
「向こうの世界に行くならこれをお持ち下さい」
そう言ってダチュラは少し小さめのショルダーバックを渡してきた。
「そのバックは特殊な魔法を使っていて見た目の数倍中に物が入るのでぜひお使いください。それとその中に向こうの世界で使える硬貨と向こうの世界の常識と七三さんが回収する六つの石の特徴が書かれている本が入っていますのでぜひお役立てください」
「ではあまりこの場に長居すると魂が定着してしまって七三さんを向こうの世界へ送れなくなってしまうのでそろそろ向かうの世界へ蘇生させますね」
「はい!ありがとうございますダチュラさん!」
「いえ、こちらこそ私どもの願いを聞いていただきありがとうございます。ではご武運を」
ダチュラがそう言うと共に俺の目の前が真っ白な光に包まれた。
次の瞬間目を開けると既にさっきまでいた花畑ではなく太陽の元、柔らかな風が吹く見知らぬ地の草原だった。
それと同時に体から魔力が湧き出てくるのが実感できた。なんとも形容し難い不思議な感覚だ。そしてさらに同時にダチュラの言っていた自分のスキルの情報が不思議と頭の中に流れ込んできた。
「え.....これが、俺のスキル..!?」
ーーー『スキル:願運博戯』ーーー
その効果ーーー
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