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第13章:氏康君、首もらっちゃうよ♪【北条編佳境】
空っ風を甘く見ていた!
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1553年12月1日
上野国桃ノ木川東岸
長野政影
(政賢の伝記著者)
殿が畳の上で正座をして日拝をしている。
某もその右後ろにて同じく日の出を遥拝している。
ここは戦場の中心に聳え建つ物見台の上。
今日は大胡の命運を決める戦いである。
が、勝敗は既に決している。
右翼の上泉城へ向かった北条勢は完全に消滅。
大胡城にたどり着けた55名の者も戦意喪失し、捕虜となった。
側撃を狙ったであろう騎馬隊による左翼からの機動は、原殿の率いる騎馬中隊にてこれまた粉砕。
こちらの損害は極めて軽微。
これを聞いて一番喜んだのは、もちろん殿である。その喜んだ箇所は「損害軽微」なのは、殿の性格を如実に物語っていよう。
そして多分、今も日輪に願を掛けるとしたら、「兵をなるべく損なわないように」であろう。
勿論、殿は願を掛けるなどということはしない。
願いは「己が努力で勝ち取るもの」だ。
天の時、地の利、そして人の和。
これらを戦場にて結実させるのは、人であって神ではない。
その後の「偶然」や「運」を含めて、神の御意思が表現されるのは人の意志ではない。それを必然として受け入れる。
これが「神道」であると、殿はおっしゃる。
だから現在も
「昨日は大胡の者を生き永らえさせて頂き、
有難うございます。
今日の日も生かされておりますこと、
感謝申し上げます」
とお祈りをしているに違いない。
殿は仏教よりもどちらかというと神道に傾倒しておられる。自然の中で生かされていることを切実に指し示しているのは神道であろう、とおっしゃるのだ。
この戦乱の世で、衆上の心を安んじるには仏教も必要。
しかし
「有難い」
=「在るのが難しい」
=「既に生きていること自体が神の御意思」
というお考えだという。
今も、大胡の民ばかりでなく北条の兵をこれまで生かしていただきありがとうございます、と感謝を捧げていることかと思う。
これから始まる「大虐殺」を許してくれとは言わぬ。
人の為すことは人の性。
神の御意思ではない。
だから願を掛けても意味が無いとおっしゃる。
「さあ。戦争を始めよう」
いつもの殿に馴染んでいると、想像すらできない荘厳な表情でこちらを振り返っておっしゃった。
後背には日輪。
これは某の筆では言い尽くせない。
空白のままにしておき、
このセリフ、
「さあ、戦争を始めよう」
を、どのように書き記すか、ずっと考えねばならぬと思った。
物見櫓の東側矢盾を元に戻し、西側を二人で眺めていると秀胤殿が総員配置についた旨、報告に上がってきた。
「りょ~か~い。じゃあ後は氏康ちゃんが来るのを待とうね」
鉄砲の威力を最大にするためには、寄ってくる敵を待ち受けて、その場で射撃するのが一番有効。
殿用の高さ1尺の踏み台に登り、顔を矢盾の上に出して北条勢を見据え両腕を腰に当てて、
「ふんす」
と意気込む。
こういうときは
「ふんす」と書き記してね、
とおっしゃられたのでこう書いている。
半刻後……
北条勢動かず。
また半刻後。
やはり北条勢動かず。
殿は髷を弄っている。
また半刻後。
北条勢はそのまま。
殿は手すりに肘をつき、
右手人差し指でトントンしている。
さらに半刻後。
北条勢そのまま……
殿は……踏み台の上で寝転んでしまった。
「遅いぞ、氏康!
政賢、破れたり。う~ん……」
なにかを呟きながら、後ろに転がるいつもの癖を繰り返している。
既に午の刻(午前11時)。
そろそろ風が強くなってきた。
がばっと、殿が起き上がった。
「そうかぁ! やられたぁ!!
風だよ風。風待ちしていたんだ!!!!
たねちゃん、すぐにこのあたり出身の人連れてきて。
できれば農家の人」
秀胤殿が農家出身の兵を連れてきた。
「ねえねえ。この時期の今日みたいな雲と風向き。いろいろ考えると今日、これからの風って、どうなるの?」
その兵は少し空を見ながらこう言った。
「今日は午後、酷い強風になるかもしれんですな。殿さん、何か拙いことでも?」
殿の顔が真っ青だ。
眼と口が開いたままだ。
表情が固まっている。
兵を下がらせると、殿がおっしゃった。
「これ鉄砲使えなくない?」
秀胤殿も息を飲む。
「使えは致しまするが、不発が多くなることは否めませぬ……」
火縄はそう簡単には消えぬよう処理してある。問題は火蓋に載せる細かい発火薬だ。これが載せられない。
よしんば載せられたとしても、火蓋を被せ火蓋を切る(開ける)ときに風が吹いていたら仕舞い。風の影響を考えつつ「一斉射撃」をずっと続けなければならない。
その「一斉射撃」も断続的にならざるを得ず、敵に付け込まれる機会が増える。
「氏康ちゃん、恐るべし!
相模の獅子。いまだ健在なり。
ショボ~ン」
殿が肩を落として、いつもより小さく見える。
そうか。
いつもはこの子供のような小さな体が大きく見えていたのだ。それだけ身から発する気合のようなものが、その存在を大きく感じさせていた。
それが今、本当に落ち込んでいるのだろうか。
「殿。今は戦時です。
目の前の為すべきことを為しましょう」
「そうだった。落ち込むのは後にしよう。前、たねちゃんに自分で言ったの忘れてた~~。
えへへ」
頭を掻いて殿は指令を下す。
「後藤、是政、太田隊へ伝令。
鉄砲は火薬を抜き、後方へ。
弩弓装備と長柄で北条を迎え撃つ。
作戦はそのまま。
大胡の興廃、この一戦にあり。
各員一層奮励努力せよ!」
某は忘れぬよう、この言葉も心に深く刻み込んだ。
上野国桃ノ木川東岸
長野政影
(政賢の伝記著者)
殿が畳の上で正座をして日拝をしている。
某もその右後ろにて同じく日の出を遥拝している。
ここは戦場の中心に聳え建つ物見台の上。
今日は大胡の命運を決める戦いである。
が、勝敗は既に決している。
右翼の上泉城へ向かった北条勢は完全に消滅。
大胡城にたどり着けた55名の者も戦意喪失し、捕虜となった。
側撃を狙ったであろう騎馬隊による左翼からの機動は、原殿の率いる騎馬中隊にてこれまた粉砕。
こちらの損害は極めて軽微。
これを聞いて一番喜んだのは、もちろん殿である。その喜んだ箇所は「損害軽微」なのは、殿の性格を如実に物語っていよう。
そして多分、今も日輪に願を掛けるとしたら、「兵をなるべく損なわないように」であろう。
勿論、殿は願を掛けるなどということはしない。
願いは「己が努力で勝ち取るもの」だ。
天の時、地の利、そして人の和。
これらを戦場にて結実させるのは、人であって神ではない。
その後の「偶然」や「運」を含めて、神の御意思が表現されるのは人の意志ではない。それを必然として受け入れる。
これが「神道」であると、殿はおっしゃる。
だから現在も
「昨日は大胡の者を生き永らえさせて頂き、
有難うございます。
今日の日も生かされておりますこと、
感謝申し上げます」
とお祈りをしているに違いない。
殿は仏教よりもどちらかというと神道に傾倒しておられる。自然の中で生かされていることを切実に指し示しているのは神道であろう、とおっしゃるのだ。
この戦乱の世で、衆上の心を安んじるには仏教も必要。
しかし
「有難い」
=「在るのが難しい」
=「既に生きていること自体が神の御意思」
というお考えだという。
今も、大胡の民ばかりでなく北条の兵をこれまで生かしていただきありがとうございます、と感謝を捧げていることかと思う。
これから始まる「大虐殺」を許してくれとは言わぬ。
人の為すことは人の性。
神の御意思ではない。
だから願を掛けても意味が無いとおっしゃる。
「さあ。戦争を始めよう」
いつもの殿に馴染んでいると、想像すらできない荘厳な表情でこちらを振り返っておっしゃった。
後背には日輪。
これは某の筆では言い尽くせない。
空白のままにしておき、
このセリフ、
「さあ、戦争を始めよう」
を、どのように書き記すか、ずっと考えねばならぬと思った。
物見櫓の東側矢盾を元に戻し、西側を二人で眺めていると秀胤殿が総員配置についた旨、報告に上がってきた。
「りょ~か~い。じゃあ後は氏康ちゃんが来るのを待とうね」
鉄砲の威力を最大にするためには、寄ってくる敵を待ち受けて、その場で射撃するのが一番有効。
殿用の高さ1尺の踏み台に登り、顔を矢盾の上に出して北条勢を見据え両腕を腰に当てて、
「ふんす」
と意気込む。
こういうときは
「ふんす」と書き記してね、
とおっしゃられたのでこう書いている。
半刻後……
北条勢動かず。
また半刻後。
やはり北条勢動かず。
殿は髷を弄っている。
また半刻後。
北条勢はそのまま。
殿は手すりに肘をつき、
右手人差し指でトントンしている。
さらに半刻後。
北条勢そのまま……
殿は……踏み台の上で寝転んでしまった。
「遅いぞ、氏康!
政賢、破れたり。う~ん……」
なにかを呟きながら、後ろに転がるいつもの癖を繰り返している。
既に午の刻(午前11時)。
そろそろ風が強くなってきた。
がばっと、殿が起き上がった。
「そうかぁ! やられたぁ!!
風だよ風。風待ちしていたんだ!!!!
たねちゃん、すぐにこのあたり出身の人連れてきて。
できれば農家の人」
秀胤殿が農家出身の兵を連れてきた。
「ねえねえ。この時期の今日みたいな雲と風向き。いろいろ考えると今日、これからの風って、どうなるの?」
その兵は少し空を見ながらこう言った。
「今日は午後、酷い強風になるかもしれんですな。殿さん、何か拙いことでも?」
殿の顔が真っ青だ。
眼と口が開いたままだ。
表情が固まっている。
兵を下がらせると、殿がおっしゃった。
「これ鉄砲使えなくない?」
秀胤殿も息を飲む。
「使えは致しまするが、不発が多くなることは否めませぬ……」
火縄はそう簡単には消えぬよう処理してある。問題は火蓋に載せる細かい発火薬だ。これが載せられない。
よしんば載せられたとしても、火蓋を被せ火蓋を切る(開ける)ときに風が吹いていたら仕舞い。風の影響を考えつつ「一斉射撃」をずっと続けなければならない。
その「一斉射撃」も断続的にならざるを得ず、敵に付け込まれる機会が増える。
「氏康ちゃん、恐るべし!
相模の獅子。いまだ健在なり。
ショボ~ン」
殿が肩を落として、いつもより小さく見える。
そうか。
いつもはこの子供のような小さな体が大きく見えていたのだ。それだけ身から発する気合のようなものが、その存在を大きく感じさせていた。
それが今、本当に落ち込んでいるのだろうか。
「殿。今は戦時です。
目の前の為すべきことを為しましょう」
「そうだった。落ち込むのは後にしよう。前、たねちゃんに自分で言ったの忘れてた~~。
えへへ」
頭を掻いて殿は指令を下す。
「後藤、是政、太田隊へ伝令。
鉄砲は火薬を抜き、後方へ。
弩弓装備と長柄で北条を迎え撃つ。
作戦はそのまま。
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