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第6章:陰謀するよ
諜報機関設立
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1548年1月下旬
上野国二ノ宮赤城神社
長野政影
(主人公に過保護な奴)
殿が行燈と名付けられた和紙で囲まれた燈明が室内を照らす。燈明だけよりも遥かに周りを明るくする。
まるで殿そのもののようだ。
今宵は新たに編成された大胡の諜報組織。その初めての集会となる。
真田幸綱殿の傘下、素ッ破の頭目。
霊峰赤城山を中心として活動している修験者の先達が一人。
蔵田屋が繋ぎを付けた御師(伊勢神宮の宣伝係)。
熊野権現の歩き巫女ノノウを束ねるもの。
サンカの頭マシラ。
そして今回、諜報官に任命された、智円。
足利学校で龍蔵寺賢祥の長男賢慮の学友であった秀才である。これを殿自ら口説き落として仕官させた。
周りはそのような新参者を殿の身近に置くのはいかがなものかと難癖をつけてきたが、
「それ言ったら、僕の譜代なんか政影くんしかいないじゃない」
と言われ、おし黙った。
とりあえずはここにいる者が今後の大胡の眼となり耳となる。
「じゃあ~、これからよろしくね♪
僕は大胡の松風と言います、歳は14です。
好きな食べ物はバナナ。
好きな教科は算数です。
右手は疼きません。
これから頑張りますっ!」
「お気になさらず。いつもの殿のボケというものである。今のうちに慣れてほしい」
すかさず某が説明を入れる。初めての顔見せの者は流石に引いている。
「智円さんは、これからここの人たちが集めてくる情報を、分かりやすくして僕に教えてね。大体の方針は僕から教えるから~」
「相わかり申した」
僧にしておくにはもったいないほどの、精悍な顔立ちだ。目から鼻に抜ける秀才のにおいがする。
他の者も自己紹介させていく。
「某は真田幸綱様配下、北上野吾妻衆組頭・石堂順蔵と申す」
灰色の毛皮の外套を着こんだ中肉中背の男だ。特徴のない顔は覚えられるのを防ぐのにはちょうどいい。外套で隠れて見えないが、強靭な体躯を持っているのだろう。
腰を少し浮かせながらいつでも行動に移せる態勢でいる。
「我は甚六と申す」
短めの紹介だ。質素・無欲を通す修験者らしい物言いだ。
30がらみの男だが皴が多く、よく焼けている肌をしている。錫杖を使わせれば相当強いに違いない。
「蔵田屋さんのご紹介に預かりました御師をさせていただいております
花屋藤吉と申します。
よろしゅう」
物腰の低い40過ぎの男が、伊勢神宮を中心とした御師を束ねる1人である。
よく来てくれたものだ。流石、蔵田屋だ。
「熊野権現様の功徳を広める旅を続けておりまする、桜女と申します。他の事もお教えすることもございますが……」
艶やかで蠱惑的な声を持つ女性だ。
朴念仁と言われている某ですら腰のあたりの脊髄がビクッと反応する。
これは危険だ……
すでに周りへ秋波を送っている。
「わしゃ、山に住むマシラという。皆の世話になって生きとるもんじゃい」
一番、長い付き合いだからか、この声が一番ホッとする。
「じゃね~。仕事の分担だよ~。
てゆーか、まずさぁ、みんな何が目的で来てくれちゃったりする?
それ聞いとかないと褒美とか出せないじゃない」
それぞれの望みは、サンカは里での売買の安全と米などが欲しいと。
素ッ破は真田への恩返し。
歩き巫女は……
「いろいろな御褒美を」とか……なにやら怪しい匂いが……
御師はコネをもっと広げたいとのこと。
ただ一人黙っていたのは修験者の甚六。
「甚六さんはなにか欲しいものある~?」
「ありませぬ」
「修験道は無欲を目指しているからかな?」
「……」
ではなぜここに来てくれたのであろう?
「強いて上げれば……己を高めたい」
「おおおお!
それはすごい!!
高尚だぬ。
ねえねえ。智円の兄様。お仲間だね~。そういう人にあげる褒美って何がいいと思う?」
智円どのがぼそりと一言。
「人を導く場」
「?? でも己を高めるのが目的でしょ? それが役に立つの?」
某にはなにかぴんときたものがあった。
「人に教えるのが一番己を高めることになる、ですな」
智円どのは頷く。
殿のなさりようがそれに当たるのではいだろうか。
「人に説明すると頭の中が整理されるんだよね~」
と。
上泉様も同じようなことを仰っていた。
「なるなる。じゃあね。
世が安らぎを回復した暁には、霊山近くに修験道の道場を作って回っちゃう。そこでお仲間と修行に集中できる世を作らない? 皆もさ、平和なほうが動きやすいし楽しく生活できるんじゃない?
だからね、最終的に平和な世の中を目指す同志という事でいいんじゃない?
そうしようよ♪」
皆、一癖も二癖もある連中だ。大きなことを言う小僧だという馬鹿にした雰囲気。 そう易々と納得するはずもなく……
「いいわね。気に入ったわ。お殿様。一緒に平和を目指しましょ。
そのためにも仲良くなりましょ。これが終わったらご一緒に人の歴史のためになることを致さない?……」
これはまずい方向に……
止めねば。
「あ~そうね。でも、僕は賢者だし、まだ大賢者になる夢をあきらめていないんだな~。シクシク」
また、韜晦していらっしゃる。でも、顔が赤いのは言葉と裏腹ですぞ。毒牙からお守りせねばと、固く誓った。
「では、拙僧から。
情報の収集は素ッ破と歩き巫女殿に。工作もお願いいたす。
情報の伝達はサンカの衆に。狼煙台もつくれる場所には作る準備を。
修験者殿には伝達と共に、体術や山野の走り方生活の仕方などを、大胡の兵にお教えいただければ助かり申す。
御師殿には他国の商い人・物の流れをお伝えいただければ、拙僧がそれを纏めて殿にお渡しいたす」
「おお~~!
流石、足利学校一の秀才! すぐに捌いちゃった。これからもよろしくね~」
これは下手に口を出さずに智円殿に全て任せた方が良い気がしてきた。荒くれものを御するには、武士では難しいやもしれぬ。
たとえ殿であっても。
秋波を送ってくる女性からも遠ざけられるから、ちょうどよい。
しかし、帰り際に殿がちょろちょろと桜女の方に眼をやって、向こうが気付いて姿を作る度に眼を逸らし、赤くなっていたのは、やはり殿の言葉で「ちゅうにのきせつ」を逃れられていないのであろう。
殿もまだ14の若侍なのだから。
某は殿の背中を押して社務所を出た。
上野国二ノ宮赤城神社
長野政影
(主人公に過保護な奴)
殿が行燈と名付けられた和紙で囲まれた燈明が室内を照らす。燈明だけよりも遥かに周りを明るくする。
まるで殿そのもののようだ。
今宵は新たに編成された大胡の諜報組織。その初めての集会となる。
真田幸綱殿の傘下、素ッ破の頭目。
霊峰赤城山を中心として活動している修験者の先達が一人。
蔵田屋が繋ぎを付けた御師(伊勢神宮の宣伝係)。
熊野権現の歩き巫女ノノウを束ねるもの。
サンカの頭マシラ。
そして今回、諜報官に任命された、智円。
足利学校で龍蔵寺賢祥の長男賢慮の学友であった秀才である。これを殿自ら口説き落として仕官させた。
周りはそのような新参者を殿の身近に置くのはいかがなものかと難癖をつけてきたが、
「それ言ったら、僕の譜代なんか政影くんしかいないじゃない」
と言われ、おし黙った。
とりあえずはここにいる者が今後の大胡の眼となり耳となる。
「じゃあ~、これからよろしくね♪
僕は大胡の松風と言います、歳は14です。
好きな食べ物はバナナ。
好きな教科は算数です。
右手は疼きません。
これから頑張りますっ!」
「お気になさらず。いつもの殿のボケというものである。今のうちに慣れてほしい」
すかさず某が説明を入れる。初めての顔見せの者は流石に引いている。
「智円さんは、これからここの人たちが集めてくる情報を、分かりやすくして僕に教えてね。大体の方針は僕から教えるから~」
「相わかり申した」
僧にしておくにはもったいないほどの、精悍な顔立ちだ。目から鼻に抜ける秀才のにおいがする。
他の者も自己紹介させていく。
「某は真田幸綱様配下、北上野吾妻衆組頭・石堂順蔵と申す」
灰色の毛皮の外套を着こんだ中肉中背の男だ。特徴のない顔は覚えられるのを防ぐのにはちょうどいい。外套で隠れて見えないが、強靭な体躯を持っているのだろう。
腰を少し浮かせながらいつでも行動に移せる態勢でいる。
「我は甚六と申す」
短めの紹介だ。質素・無欲を通す修験者らしい物言いだ。
30がらみの男だが皴が多く、よく焼けている肌をしている。錫杖を使わせれば相当強いに違いない。
「蔵田屋さんのご紹介に預かりました御師をさせていただいております
花屋藤吉と申します。
よろしゅう」
物腰の低い40過ぎの男が、伊勢神宮を中心とした御師を束ねる1人である。
よく来てくれたものだ。流石、蔵田屋だ。
「熊野権現様の功徳を広める旅を続けておりまする、桜女と申します。他の事もお教えすることもございますが……」
艶やかで蠱惑的な声を持つ女性だ。
朴念仁と言われている某ですら腰のあたりの脊髄がビクッと反応する。
これは危険だ……
すでに周りへ秋波を送っている。
「わしゃ、山に住むマシラという。皆の世話になって生きとるもんじゃい」
一番、長い付き合いだからか、この声が一番ホッとする。
「じゃね~。仕事の分担だよ~。
てゆーか、まずさぁ、みんな何が目的で来てくれちゃったりする?
それ聞いとかないと褒美とか出せないじゃない」
それぞれの望みは、サンカは里での売買の安全と米などが欲しいと。
素ッ破は真田への恩返し。
歩き巫女は……
「いろいろな御褒美を」とか……なにやら怪しい匂いが……
御師はコネをもっと広げたいとのこと。
ただ一人黙っていたのは修験者の甚六。
「甚六さんはなにか欲しいものある~?」
「ありませぬ」
「修験道は無欲を目指しているからかな?」
「……」
ではなぜここに来てくれたのであろう?
「強いて上げれば……己を高めたい」
「おおおお!
それはすごい!!
高尚だぬ。
ねえねえ。智円の兄様。お仲間だね~。そういう人にあげる褒美って何がいいと思う?」
智円どのがぼそりと一言。
「人を導く場」
「?? でも己を高めるのが目的でしょ? それが役に立つの?」
某にはなにかぴんときたものがあった。
「人に教えるのが一番己を高めることになる、ですな」
智円どのは頷く。
殿のなさりようがそれに当たるのではいだろうか。
「人に説明すると頭の中が整理されるんだよね~」
と。
上泉様も同じようなことを仰っていた。
「なるなる。じゃあね。
世が安らぎを回復した暁には、霊山近くに修験道の道場を作って回っちゃう。そこでお仲間と修行に集中できる世を作らない? 皆もさ、平和なほうが動きやすいし楽しく生活できるんじゃない?
だからね、最終的に平和な世の中を目指す同志という事でいいんじゃない?
そうしようよ♪」
皆、一癖も二癖もある連中だ。大きなことを言う小僧だという馬鹿にした雰囲気。 そう易々と納得するはずもなく……
「いいわね。気に入ったわ。お殿様。一緒に平和を目指しましょ。
そのためにも仲良くなりましょ。これが終わったらご一緒に人の歴史のためになることを致さない?……」
これはまずい方向に……
止めねば。
「あ~そうね。でも、僕は賢者だし、まだ大賢者になる夢をあきらめていないんだな~。シクシク」
また、韜晦していらっしゃる。でも、顔が赤いのは言葉と裏腹ですぞ。毒牙からお守りせねばと、固く誓った。
「では、拙僧から。
情報の収集は素ッ破と歩き巫女殿に。工作もお願いいたす。
情報の伝達はサンカの衆に。狼煙台もつくれる場所には作る準備を。
修験者殿には伝達と共に、体術や山野の走り方生活の仕方などを、大胡の兵にお教えいただければ助かり申す。
御師殿には他国の商い人・物の流れをお伝えいただければ、拙僧がそれを纏めて殿にお渡しいたす」
「おお~~!
流石、足利学校一の秀才! すぐに捌いちゃった。これからもよろしくね~」
これは下手に口を出さずに智円殿に全て任せた方が良い気がしてきた。荒くれものを御するには、武士では難しいやもしれぬ。
たとえ殿であっても。
秋波を送ってくる女性からも遠ざけられるから、ちょうどよい。
しかし、帰り際に殿がちょろちょろと桜女の方に眼をやって、向こうが気付いて姿を作る度に眼を逸らし、赤くなっていたのは、やはり殿の言葉で「ちゅうにのきせつ」を逃れられていないのであろう。
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