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幕間1
越後の龍を倒す時
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後藤透徹
赤い靄が掛かってやがる。
倒した敵先手大将の肩を踏みつけてその胸に突き立てた槍を引き抜く。
殿から頂いた朱槍をどす黒く染めた敵の血糊を振り払うかのように中空で振り回す。
そして溜めに溜めた獰猛な気を一気に天へ届かせる。奴が居るであろう天へ。
「敵、先手大将。この後藤透徹が討ち取ったぁ!!!!!」
周りの味方が鬨の声で返してくる。
そこかしこで勇戦していた敵方先手の兵の士気が見る見るうちに萎んでいくのが見て取れた。
儂の周りにはもう敵は居ない。
辺りを見渡すと……いた!
彼奴だ。
越後上布の練り絹で頭を覆い、体格の良い駿馬に乗る武将。
目が合った。
眼光が鋭い。
彼奴か、あれが最後の首。
それを獲っちゃる。
待っておれよ、直ぐたどり着く。
?
儂はあんな奴は知らぬはず。
まあええわ。
非常に心地よい。
これは夢か? 幻か?
じゃが醒めるな!
折角の大きな戦場にての大暴れ。直ぐに終わるのはもったいないわ!
「砲兵隊の射線を確保!
撃てぇい!!
鉄砲隊射撃開始!!」
なんじゃ、その武器。
知らぬぞ。
それに儂とは別人のような指揮ぶり。
官兵衛か?
大きな音が立て続けに上がり、敵部将までの道が出来た。
それが分かれば後は要らぬ。
地面に突き立てていた朱槍を脇に掻い込み、配下の者に号令する。
「手槍隊、中央突破!
長柄は脇を堅めいっ!
鉄砲隊は手槍の背後で射撃用意!
よしっ、目指すは敵の大将のみ!
鬨の声じゃ!!!」
応!
凄まじい歓声と生命を振り絞るような音声が、この上野の野に木魂する。
生きている。
儂は生きておるぞ。
それを実感する時じゃ。
殿のために、いや、大胡のために上野のために、それも違う。
日ノ本の民のために、あの龍を仕留めねばならぬ。
龍の首を刎ねる。
その一点のみを考えて、最初の一歩を踏み出すのじゃ。
これから始まる夢とも現ともわからぬ世界で……
よい酒を飲んでいる心地じゃな。
幸せよ。
感謝じゃ、殿。
◇ ◇ ◇ ◇
東雲尚政
蒼い芝を踏んで乗馬が進む。
乗馬用にと作った
特別製の平たい金属製の徳利から
大胡で作った南蛮酒を飲む。
腹が燃え上がり体の隅々まで生命の息吹が伝わっていく。
中之条。
吾妻。
高崎。
新田。
今は亡き、部下の笑顔が脳裏に浮かぶ。
奴らにこの酒を飲ませたかった。
俺ばかり飲んですまんな。
最近は酒量が増えていかん。
お前らが増えすぎるんだよ。
そろそろやめていいか? 酒を。
「旅団長。もう飲むのをやめてください。
すぐ状況開始です。
酔っぱらって指揮を間違わんでください」
隣で副官があきれ顔で諫めてくる。
そうだよな。
これが最後だ。
これが終わったら酒はやめる。
お前らのために何が出来るかは、もう考えてあるからな。
今は、全力で戦う。
この鍛えに鍛えてきた部隊で、あの越後の怪物を仕留める!
?
俺はこんな大人数の備えを指揮したことないぞ?
越後だと?
上野国からすら一歩も出ていない俺がなんで越後と戦う?
部下の顔が沢山見えたが、大体俺の家の譜代は3人しかいない筈。
どうも解せぬがどうやら俺は頼りにされているらしい。
周りの者の視線がそう言っている。
だったらやってやろうじゃねえか。
「よし、いくぞ。
手筈通り、準備はいいな。
各大隊に確認」
全ての大隊から「問題なし」との報告。
鞍に吊るしてある大きな竹筒から水を飲み、余った水を頭からかけた。
酔った体を目覚めさせる。
そして胸いっぱいに息を吸い込み、大声で各隊に指揮を下す。
「第4大隊!
前進して敵前方で射撃用意。
第2守備隊形で待機!
第1、第2、第3大隊は俺に続け!
第4大隊を旋回軸として包囲運動と見せかけ、そのまま旋回、敵後背を衝く!
恐れるな、命を惜しむな、名こそ惜しめ!
毘沙門天の尻を蹴とばしてやれ!!」
分らんがどうやら大会戦が出来るらしい。
俺がいつも夢見ていた奴だ。
生きていればこれが起きるのか?
ただの夢でしかないのか?
変な殿さまが来たから変わるのか?
どっちだっていいさ。
戦場で敵を大混乱に陥れるのは悪くない。
大暴れしてやる!
◇ ◇ ◇ ◇
上泉伊勢守信綱
儂と皆の周りが鋼のような鈍いが清々しい光に覆われた。
太刀の目釘を今一度調べる。
問題はない。
足につけた革製の脚絆も、いつもの様にぴたりと脛を覆っている。
周りでも隊の者が同じ仕草をしている。此奴らとの付き合いも長くなった。元々の弟子は皆、殿の下にいるか一隊を率いている。
殿からは「伊勢ちゃんが最後の切り札」とずっと言われていた。
そんな大それたものではないのだが。
先の殿と若殿を死なせてしまった。この儂が不甲斐なかったばかりに。
だから今の殿を必死で守り、お仕えしていただけだ。
この戦が終わったら旅に出よう。
念願の修行の旅。日ノ本の名のある者無い者と試合い、剣の道を究める。
卜伝殿が「今はもう剣聖は上泉じゃ」と申されたとか。
儂はそのような者ではない。
少なくともまだ極めておらぬ。
今はこの「戦」に集中じゃ。
目の前にいるあの漢。
遠目でも気がここまで伝わってくる。
今まで大胡が仕留めてきた、どの武将とも違う。
戦を極めた者の放つ気。
これを突き崩す。これが今の儂がやるべきこと。
殿。
儂をここまで連れて来てくれて感謝いたす。
この極限。
素晴らしい気が蔓延している、このような戦。
果たして唐国天竺南蛮にあろうか?
無いと信ずる。
もしあったならば、まだ戦を極めておらぬ。
そこまで連れて行ってくれぬか、殿。
期待している。
だから守る。
この大胡を、
上野を、
そして日ノ本の民を!!
◇ ◇ ◇ ◇
長野政影
遥か彼方から流れてくる紫の奔流が見える。
そこから無数の多彩な色に光る飛沫が舞い上がる。
これはなんだ?
……体が熱い。
殿はご無事か?
ああ、斜め前にて騎乗して戦場を見回している。
そうだ。これから大事な決戦がある筈。
今度こそ殿を確実に守って差し上げる。
そして天下泰平、戦のない世の中。
民が安寧に暮らしていける皆が主人公の世を作る。
これが殿と某、いや大胡の民、皆の願い、そして使命だ。
多くの者が散って行った。
刀槍で命を落とした者。
弓矢鉄砲で不具になった者。
戦場で病に倒れた者。
数限りない者の悲しみがこの日ノ本を覆っている。
終わらせるのだ。
あの遠くに見える武将を倒せばその道が開ける。
あれが最後の扉。
この戦乱を終わらせるために多くの悲劇を作ってしまった。
だがそれもこの一戦まで持って行くためのものだった。
大胡の首脳部は全て全力を尽くした。
これ以上の事は出来なかったのだ。
それは全て、某の日記に記してある。
殿の言う
「後世の歴史家に評価は任せよう~」
であることが身に染みて分かるようになってきた。
前に進むしかない。
進み続ける。
皆の望みが遥か彼方の幻想であったとしても、それを現にするために前進する。
「さあ、前進だ。越後の龍が僕達を待っている♪」
そして殿が合戦の合図を送った。
「終わりのための戦いを始めるよ~~~~!!!!」
赤い靄が掛かってやがる。
倒した敵先手大将の肩を踏みつけてその胸に突き立てた槍を引き抜く。
殿から頂いた朱槍をどす黒く染めた敵の血糊を振り払うかのように中空で振り回す。
そして溜めに溜めた獰猛な気を一気に天へ届かせる。奴が居るであろう天へ。
「敵、先手大将。この後藤透徹が討ち取ったぁ!!!!!」
周りの味方が鬨の声で返してくる。
そこかしこで勇戦していた敵方先手の兵の士気が見る見るうちに萎んでいくのが見て取れた。
儂の周りにはもう敵は居ない。
辺りを見渡すと……いた!
彼奴だ。
越後上布の練り絹で頭を覆い、体格の良い駿馬に乗る武将。
目が合った。
眼光が鋭い。
彼奴か、あれが最後の首。
それを獲っちゃる。
待っておれよ、直ぐたどり着く。
?
儂はあんな奴は知らぬはず。
まあええわ。
非常に心地よい。
これは夢か? 幻か?
じゃが醒めるな!
折角の大きな戦場にての大暴れ。直ぐに終わるのはもったいないわ!
「砲兵隊の射線を確保!
撃てぇい!!
鉄砲隊射撃開始!!」
なんじゃ、その武器。
知らぬぞ。
それに儂とは別人のような指揮ぶり。
官兵衛か?
大きな音が立て続けに上がり、敵部将までの道が出来た。
それが分かれば後は要らぬ。
地面に突き立てていた朱槍を脇に掻い込み、配下の者に号令する。
「手槍隊、中央突破!
長柄は脇を堅めいっ!
鉄砲隊は手槍の背後で射撃用意!
よしっ、目指すは敵の大将のみ!
鬨の声じゃ!!!」
応!
凄まじい歓声と生命を振り絞るような音声が、この上野の野に木魂する。
生きている。
儂は生きておるぞ。
それを実感する時じゃ。
殿のために、いや、大胡のために上野のために、それも違う。
日ノ本の民のために、あの龍を仕留めねばならぬ。
龍の首を刎ねる。
その一点のみを考えて、最初の一歩を踏み出すのじゃ。
これから始まる夢とも現ともわからぬ世界で……
よい酒を飲んでいる心地じゃな。
幸せよ。
感謝じゃ、殿。
◇ ◇ ◇ ◇
東雲尚政
蒼い芝を踏んで乗馬が進む。
乗馬用にと作った
特別製の平たい金属製の徳利から
大胡で作った南蛮酒を飲む。
腹が燃え上がり体の隅々まで生命の息吹が伝わっていく。
中之条。
吾妻。
高崎。
新田。
今は亡き、部下の笑顔が脳裏に浮かぶ。
奴らにこの酒を飲ませたかった。
俺ばかり飲んですまんな。
最近は酒量が増えていかん。
お前らが増えすぎるんだよ。
そろそろやめていいか? 酒を。
「旅団長。もう飲むのをやめてください。
すぐ状況開始です。
酔っぱらって指揮を間違わんでください」
隣で副官があきれ顔で諫めてくる。
そうだよな。
これが最後だ。
これが終わったら酒はやめる。
お前らのために何が出来るかは、もう考えてあるからな。
今は、全力で戦う。
この鍛えに鍛えてきた部隊で、あの越後の怪物を仕留める!
?
俺はこんな大人数の備えを指揮したことないぞ?
越後だと?
上野国からすら一歩も出ていない俺がなんで越後と戦う?
部下の顔が沢山見えたが、大体俺の家の譜代は3人しかいない筈。
どうも解せぬがどうやら俺は頼りにされているらしい。
周りの者の視線がそう言っている。
だったらやってやろうじゃねえか。
「よし、いくぞ。
手筈通り、準備はいいな。
各大隊に確認」
全ての大隊から「問題なし」との報告。
鞍に吊るしてある大きな竹筒から水を飲み、余った水を頭からかけた。
酔った体を目覚めさせる。
そして胸いっぱいに息を吸い込み、大声で各隊に指揮を下す。
「第4大隊!
前進して敵前方で射撃用意。
第2守備隊形で待機!
第1、第2、第3大隊は俺に続け!
第4大隊を旋回軸として包囲運動と見せかけ、そのまま旋回、敵後背を衝く!
恐れるな、命を惜しむな、名こそ惜しめ!
毘沙門天の尻を蹴とばしてやれ!!」
分らんがどうやら大会戦が出来るらしい。
俺がいつも夢見ていた奴だ。
生きていればこれが起きるのか?
ただの夢でしかないのか?
変な殿さまが来たから変わるのか?
どっちだっていいさ。
戦場で敵を大混乱に陥れるのは悪くない。
大暴れしてやる!
◇ ◇ ◇ ◇
上泉伊勢守信綱
儂と皆の周りが鋼のような鈍いが清々しい光に覆われた。
太刀の目釘を今一度調べる。
問題はない。
足につけた革製の脚絆も、いつもの様にぴたりと脛を覆っている。
周りでも隊の者が同じ仕草をしている。此奴らとの付き合いも長くなった。元々の弟子は皆、殿の下にいるか一隊を率いている。
殿からは「伊勢ちゃんが最後の切り札」とずっと言われていた。
そんな大それたものではないのだが。
先の殿と若殿を死なせてしまった。この儂が不甲斐なかったばかりに。
だから今の殿を必死で守り、お仕えしていただけだ。
この戦が終わったら旅に出よう。
念願の修行の旅。日ノ本の名のある者無い者と試合い、剣の道を究める。
卜伝殿が「今はもう剣聖は上泉じゃ」と申されたとか。
儂はそのような者ではない。
少なくともまだ極めておらぬ。
今はこの「戦」に集中じゃ。
目の前にいるあの漢。
遠目でも気がここまで伝わってくる。
今まで大胡が仕留めてきた、どの武将とも違う。
戦を極めた者の放つ気。
これを突き崩す。これが今の儂がやるべきこと。
殿。
儂をここまで連れて来てくれて感謝いたす。
この極限。
素晴らしい気が蔓延している、このような戦。
果たして唐国天竺南蛮にあろうか?
無いと信ずる。
もしあったならば、まだ戦を極めておらぬ。
そこまで連れて行ってくれぬか、殿。
期待している。
だから守る。
この大胡を、
上野を、
そして日ノ本の民を!!
◇ ◇ ◇ ◇
長野政影
遥か彼方から流れてくる紫の奔流が見える。
そこから無数の多彩な色に光る飛沫が舞い上がる。
これはなんだ?
……体が熱い。
殿はご無事か?
ああ、斜め前にて騎乗して戦場を見回している。
そうだ。これから大事な決戦がある筈。
今度こそ殿を確実に守って差し上げる。
そして天下泰平、戦のない世の中。
民が安寧に暮らしていける皆が主人公の世を作る。
これが殿と某、いや大胡の民、皆の願い、そして使命だ。
多くの者が散って行った。
刀槍で命を落とした者。
弓矢鉄砲で不具になった者。
戦場で病に倒れた者。
数限りない者の悲しみがこの日ノ本を覆っている。
終わらせるのだ。
あの遠くに見える武将を倒せばその道が開ける。
あれが最後の扉。
この戦乱を終わらせるために多くの悲劇を作ってしまった。
だがそれもこの一戦まで持って行くためのものだった。
大胡の首脳部は全て全力を尽くした。
これ以上の事は出来なかったのだ。
それは全て、某の日記に記してある。
殿の言う
「後世の歴史家に評価は任せよう~」
であることが身に染みて分かるようになってきた。
前に進むしかない。
進み続ける。
皆の望みが遥か彼方の幻想であったとしても、それを現にするために前進する。
「さあ、前進だ。越後の龍が僕達を待っている♪」
そして殿が合戦の合図を送った。
「終わりのための戦いを始めるよ~~~~!!!!」
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