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第11章:宗教弾圧って言われるんだろうか?
大量採用。光秀も閑職に採用されたい
しおりを挟む1572年8月
長浜城
『第1大隊:前田利家』
竜騎兵4個中隊基幹。輜重中隊1個。
配下:田中吉政。脇坂秀勝。片桐且元。
『第2大隊:磯野員昌』
竜騎兵4個中隊基幹。輜重中隊1個。
配下:雨森弥兵衛。遠藤直経。赤尾清綱。
『第3大隊:蒲生賢秀』
竜騎兵3個大隊基幹。輜重中隊1個。
配下:島清興。藤堂高虎。蒲生氏郷。
『第4突撃大隊:前田利益』
胸甲騎兵3個大隊基幹。輜重中隊1個。
配下;栗山利安。母里友信。毛屋武久。
『戦闘工兵大隊:金森長近』
馬匹2000頭。黒鍬衆ほか。
配下:大久保長安。伊奈忠次。稲富祐直。朽木本綱。
『本部中隊:明智十兵衛光秀』
配下:竹中重治。黒田孝高。石田三成
軍医:白川黒古。雪風。
『兵站内政大隊:浅井久政』
配下:黒田職隆。
『情報大隊:司令部直轄(黒幕アゲハ)』
偵察捜索中隊2個。
配下:伊賀甲賀の連中。
『パートタイム別動隊:鈴木孫市』
狙撃兵4000人w
う~ん。
どう見ても過剰な戦力だ。
俺は真っ白い賢徒紙に鉛筆で、明智機動部隊の陣容を書いていてこう思ったよ。
総員7000人+4000人。
すでに増強師団並みですね。
機動部隊というよりも、ハルゼー艦隊。
この時代でマリアナの七面鳥いる?
誰かなってくれないかな。その功績を最後に引退します。利家のに~ちゃんに後釜座ってもらってさ。俺は前田藩の閑職に。
門番でもいいよ。
アゲハにでも影分身の術で、そこにいるかのように術かけてもらって、長屋の隅で二次元に浸る!
「殿。良かったですね。黒田殿が陣容に加わってくれることで、人材に厚みが出来ました」
前田百万石のホワイト職場へと夢を託していると、半兵衛っちが陣容図をのぞき込み声かけて来た。
「この官兵衛殿。わたくしよりもはるかに思慮深い策士。体の弱いわたしの代わりに戦場にて活躍できるかと」
そうね。
なぜか黒田家が明智家に加わっちゃいました。
小寺家を追い出されたんだって。信ちゃんの所に拝謁する時に伝手として使ったのが、おじいちゃんの出身地、賤ヶ岳を支配する光秀でした。
「光秀様。わが黒田家。全てをもってして明智家に仕えまする。ぜひとも天下を……モゴモゴ」
思わず官兵衛の口をふさいでしまいました。
仕官早々、陰謀かい!
こいつは腹黒だなぁ。やっぱり腹黒田。
また光秀の配下に、陰謀好きが来てしまいました。
朽木さんの名前が変わっているのはテンプレなんだろうか?
他にも島左近だとか森太兵衛とか槍自慢が集まったので、利家のに~ちゃんと慶次が毎晩酒盛りしてヤリ自慢をしている。
ヤリ友達が出来て良かったね。
ヤリ友。なんか別の意味にもとれるが、純情な光秀には関係ないです。
流石に12万石では常備兵7000名を雇っているだけの軍資金がないので、信ちゃんに国友村の管理権をもらいました。
あと草津と大津。早い話が琵琶湖の水運を管理していいよと。
水運だけじゃなくていろいろと運上金が取れるんです。水産業や漁業でも。
遂に安土城作り始めた信ちゃん。
あれは能面五郎左、丹羽長秀さんが作っているからこっちは関係ない。その代わり強力な攻撃軍団を作れとの厳命。
陸運と水運の利がある尾張鳴海付近でつくっていた高炉と反射炉を、国友で本格的に稼働したので鋳造製の鉄砲を作り始めた。
見る見るうちに効率が良くなり、鉄砲の大量生産が始まった。
大量生産が始まった一式弾。本物光秀倒した斉藤義龍の姓である一色を連想するのでみんな止めたけど、やはりヲタクとしてはこれは譲れない。三式弾も作られ始めたのだからやはりこの名前じゃないと。
「十兵衛。これで織田の5軍団のうちで最強の陣容がそろったな」
利家のに~ちゃん。
君、ガチ勢の勝家軍団だったはずだけどね。こっちでいいの? あそこいないと秀吉から誘い来ないんじゃない?
「攻めの勇猛柴田軍団。
鉄砲隊の滝川軍団。
最大規模の佐久間軍団。
外交調略が得意な羽柴軍団。
そして我が明智機動部隊」
「ここに加われる名誉を賜り、この黒田官兵衛、誠に幸せ者。ここは光秀様が天下を取られるよう、策を練り……モゴモゴ」
そういう謀略は禁止です。
「では。皆に問う。これから我が軍勢。どこへ派遣されると思うか?」
うん。
こう聞けば自然だよ。
俺も大分、進歩したよね。まるで殿さまみたい。大物の武将に見える?
「わたくしは北方かと」
「十兵衛、やっぱり次は龍退治だよ」
「殿さん。この機動部隊にかかれば軍神と言えどもイチコロよ」
「やはり某は、安土か岐阜に……モゴモゴ」
最後のは無し。
「うむ。やはりそうなるか。ではあの訓練を。仕上がり具合はどうか?」
「は。攻撃陣型3型は、ほぼ全部隊訓練済み。5型は装備の関連上第1大隊のみに」
「それでも第1大隊だけで20倍の敵を撃破できるだろうな」
「いや。叔父御。敵が鉄砲を大量に備えていれば危うい」
皆様、活発に意見を交わしている。
あの越後の龍を仕留めるのには、やっぱあの作戦しかないよね。ということで鉄砲を大量に発射して、訓練に勤しんでいた部隊。
光秀は鉄砲ではなく産素魚雷を大量に発射して、子作りに励《はげ》んでいたけど、全然子供生まれない。
これはきっとあの糞坊主の呪いのせいだ!
必ずや叩ききってやる!
早く秘密兵器を作らないとまた逃げられてしまう。
そんな準備をしていると、やっぱり出陣の要請がありました。柴田のおじさんから、上杉謙信とガチで戦うから援軍来てねと。
さて。
じゃあ出発しますか。
「全部隊、出じ……」
「光秀様! 伝令!! 柴田殿。手取川にて討ち死に! 上杉勢、加賀に進軍しております!」
え“
勝家、死んじゃった?
なにか歴史変わっちゃった?
これも光秀のせい?
だれかおせ~て!!
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