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二章 やや女

第七話 姉御肌は柔らかい

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 通された一室はやたらと広くきらびやかで、街を見下ろせる特別室であった。黒い水底に沈むような下界にて、走る車のテールランプは、小さな宝石が泳いでいるみたく輝いた。

「体調、大丈夫ですか?」

 キングサイズのふかふかベットに横たわるじぶんの隣にて、カクテルグラスを持った長谷川君が、心配そうに頭を覗かせる。

「(まだだいぶ苦しいけど)あ、ありがとう……と、ところでさ」

 豪華な部屋にて男女二人きりだからか、になりつつあるため、色っぽくない話題を引き出した方が良いかと、彼が言い渋っていた質問をしようとする。
 しかし、こちらの意図を察知してくれてか、重そうな口を開く。

「さっきの質問、ですよね? えと――僕の父親は、ある会社の代表をしているんです」

 なるほど。会社の規模はぼかしているけど、話を聞くに、そこらの中小企業以上であることは間違いなさそうであった。ビルの所有という言葉から、ちょっとした御曹司おんぞうし? 的な印象すら抱かせた。
 とは言え、いかんせんリアクションに困った。なぜなら、彼には自慢気な気配が全くなかったからだ。しかし、返答に困っているじぶんへ、なぜか安心するみたく眺める彼は、机の上に置かれていた、フレッシュチーズをクラッカーへ乗せて、一噛みにした。

「さらに僕には兄がいるんです。昔から父は兄に厳しく、僕にやたら甘かったんです。――何故だと思います?」

 そっとため息を吐きつつ、長い睫毛まつげを少し下ろした、苦しむみたいな表情と共に、顔を向けてくる。――なんだろうか。やはり妙に庇護欲をそそるみたいな表情や動作に、身体のどこかがムズムズしてしまう。
 男だった時には、全く感じなかったのに。

「え? えっと……は、母親が違うから、とか?」

 身体を起こして、足を揃えつつ、自分でもどうなの? という答えを口走ってしまったが、彼は小さく首を振っただけだった。

「会社を任せるためには、愛情をき止めて、兄を厳しく鍛えないといけない。けど、貯めた愛情はどこかへ吐き出したい。だから止むなく僕に注ぎ込むだけ――まぁ、愛玩動物ペットみたいなものですよ」

 吐き捨てるように口にした後、カッ、とグラスをあおり、携帯に少し触れた。

「の、飲みすぎだよ」

 ふぅー、っと息を吐きつつ、彼は視線を、足下の分厚い絨毯へ向けた。

「学校も父が決め、婚約者も父が選び……けど、事業に係る権限は全て兄のものです」

 最高品質のスエードで出来た、高級な革靴が小さく震えた。

「せめて勤め先くらいはと、父が勧めた子会社を蹴って、今の会社ところに入ったのですが――営業成績けっかはご覧の有りさまで。アハハッ」

 手の甲を目元へ当てつつ、自嘲した。かける言葉を探す内に。

「結局、父親の敷いたレールの上を走らないと、真っ当に生きていけないんです。馬鹿坊バカボンとはよく言ったものですね。無能、無能」

 じぶんは中腰になって、手近にあったコップへ手を伸ばし、瓶詰めの蒸留水ミネラルウォーターを注いで手渡す。

「はい」

 いつの間にか目を赤くしていた彼は、なぜか眩し気にこっちを見やる。
 震える手でそれを受け取るはずが、なぜかコップごと手を重ねてくる。やがてじぶんの手ごと、コップを口に運び、飲み干そうとする。

「ゴクッ。ふーっ」

 当然ながら変な飲み方であったため、いくらかこぼれて、彼のハイブランドなネクタイとシャツを濡らした。

「主任」

 ようやく手を離されたかと思うと、真っすぐに見つめられる。
 唐突で、さらに近く、何より普段とは異なる、真剣な表情と声だった。自分の酔いも手伝って、わけもわからずドキリとしてしまう。

「な、何?」

 思わず仰け反るも、その分だけ距離を詰めてくる。

「さっき、僕にはお金があると言ったのに、顔色一つ変えませんでしたね?」

 へっ? ま、まぁ知ったところで仕方ないというか、むしろ聞きたくなかったというか。

「今まで付き合ってきた女性はみんな、その事実を知った瞬間、目を輝かせて態度を豹変させました」

 ――あぁ、なるほど? 確かに女性視点で経済力は、容貌ルックスや性格よりも重要な要素になりうる。

「彼女達はみんな、僕ではなくてお金と結婚したかったんですよ」

 まるでようやく理解者を見つけたみたく、熱く語ってくる。
 う、う~ん。女体化した身としては、何となく口を挟みにくい話題な気がした。彼の酒臭い息を顔面で受けつつ、小さな顎を小さく上下させるに留めた。

「出自や境遇ではなく、僕自身を見つめてくださる主任が、好きです」

 ドクン!

「な、なに言ってるのっ?」

 声が裏返る。不意打ちなためか、変なムードが押し上げているからか、耳が妙に熱くなる。
 ……川口の奇妙な指示と式峰係長との関係を皮切りに、この辺りの思考というか感覚が、明らかに変わりつつあった。

「こんな僕をいつも見棄てないで、相談に乗ってくれて、優しくしてくれる貴女あなたが、大好きです!」

 もう吐息が口に入るくらいの距離まで詰め寄られていた。潤んだ瞳と唇は赤っぽく、自分の中で湧き上がる同情心と庇護欲のためか、彼を強くけられない。
 今まで以上に弱っている相手を突き放す行為が出来ないのも、心まで女体化しつつあるから?

「ちょ、えっと……! ほ、ほらっ。君は婚約者がいるんでしょ?」

 しかし、いくら脳や心までも女体化を受け入れつつあるかもとは言え、恋人がいる相手に『ベットの上で慰めてあげるよ』とは、簡単には言えない。
 ――と、とはいえ、どうしようか? 密室で女に迫る男を、言葉で抑制することは不可能だと、係長との情愛の際に散々と思い知らされていた。

「父の連れてきた相手なので、すぐには無理ですが……必ず別れます!」

 そ、そんな酔った男の言葉を担保にするのは、ちょっと――。
 トサッ。彼の手が肩に触れたかと思うと、天井が視界を埋める。
 ぐるぐると頭の中が逡巡しゅんじゅんしている女を押し倒すなんて、小柄な彼でも、男なら容易だった。

「そ、そういうのは別れてからにしなさい。ってか、ほ、ほんっとダメだって。お、怒るよ!」

 もう若干、諦めつつも迫りくる彼を、胸から上を起こしつつにらむ。胸の揺れがおさまる間、精一杯の声を張り上げるも、分厚い天井と壁、そして柔らかな絨毯に吸収されていった。

「……す、すみません」

 けど、あれ? 肩を押さえてくる彼の力が弱まる、っというか震えだす。

「主任みたいな素敵な女性が、僕みたいなのを、好きになってもらえるわけないですよね」

 え? いや、別に好きなるとかならないの話じゃなくって――。
 じぶんの身体からそっと手を離し、力弱く肩を震わせる長谷川かれを見ると、どういうわけか、なぜか罪悪感のようなものを感じて、胸の奥がキュっとなる。

「今の婚約者だって、どうせ父の息子だから、お金が見え隠れしているから、付き合ってくれているだけなんですよ」

 ベットのシーツをギュッと握って、弱々しく吐き出した。

「主任。すみません。いつもお世話になっているのに、とても失礼なことを……」

「あ、えと。別に、そこまでは」

 高価な服を着飾る彼は、けどまるで、崩れるみたく上半身を前へと傾けてきた。嗚咽おえつを漏らすその顔を、じぶんの凹んだ柔らかなお腹で、受け止める。
 まるで謝罪するように頭を下げて密着させてくる彼を見ると、やはり、こう――お腹の底がムズムズとしてくる。

「主任。こ、れ」

 姿勢もそのまま、涙で濡れた指でもって胸ポケットから、美しく包装された小箱を取り出す。

「え?」

 何が何やらと、けど思わず受け取ってしまい、やむなく開ける。

「ちょっ!」

 柔らかなシルクが敷かれたその上には、眩い、凝った意匠デザインの首飾りが入っていた。大粒のサファイアは星のアイコンモチーフにてかたどられており、純金であろうゴールドのチェーンは光輝いていた。
 外国製のブランド物みたいで、知識がほとんど無いじぶんが見ても、冬の特別賞与ボーナス以上であろうことは簡単にわかった。

「主任のために、選びました」

 途切れかけの糸みたいな声で、健気なことをささやかれた。
 ――昼の件以上にご馳走してもらった上、こんな高価な物までいただいてしまうと、何かお返しをしないと、という気持ちが否が応でも強くなる。
 七つほど年下で、自分になつく、悲しみに暮れる部下・後輩なる彼を、女の自分が――慰める。

「う、うっ……」

 それっきりうずくまる。腹部に顔の熱と、涙の湿気が溜まっていく。

「――ハァ」

 顔の半分を片手で抑えつつ、決意したように溜息を突く。兄貴肌ならず、姉御肌って? いや、それも何か違うか。
 彼を何とか起こし上げた後、ペタン、っとベットの中央にて、女の子座りをする。

「ねぇ、長谷川クン」

 心を決めたら、すんなりと優しく吐き出せた。数秒してから、彼はゆっくりと顔をあげる。真っ赤な瞳と共に。

「食べ過ぎたせいか、スーツの締め付けがキツくて苦しいの。ちょっとボタンを外してくれない?」

 そう言って、大きな揺れる胸を前へと張り出す。

「――えっ? に、新妻主任?」

 目を見開くと同時に、みるみる顔に血色がもどっていく。まるで病人が快復するのを、圧縮したかのようであった。

「なに? シテくれないなら、あたし帰ろっかなぁ」

 ほんの少し肩をすくめる素振りだけで、飛びつくようにボタンを掴もうとする。

「わっ」

 ドサッ。
 勢いがありすぎて、再度、押し倒される。
 柔らかな栗色の髪がシーツへ放射線状になびく中、じぶんは緩んだ感じで、み一つ無い天井を仰ぎ見た。プチン、プチンと、最後のボタンを外そうと必死な彼の、少し骨ばった手の甲に、そっと触れる。

「しゅ、主任――」

「今日だけだかんね?」

 観念したかの様に笑う。
 おそらくは色々な意味で不正解な自分の決意で、けど先ほどまで抱えていた胸のわだかまりは、嘘みたいに薄れ消えていった。

「は、はい! あ、ありがとうございますっ!」

 バカみたいに大きな声でお礼を言われると、こっちが恥ずかしい。

「で、ではっ」

 希望に回復した顔色と共に、震える指で最後のボタンを外す。
 プチン。

「――次はワイシャツね」

「は、はいっ!」

 忠実に、何より嬉しそうにそう叫ぶ。いい歳して無邪気が似合うのは、何だかんだでいい育ちをしたからなのだと思った。
 プチ、プチ――バッ。
 などと、上から目線で無抵抗なまま眺めていたため、早々にシャツを開けひらかれて、黒のブラがプルン、と乳房と共に露わになる。

「はぁ、はぁ――き、綺麗です。主任」

「ありがと……次はスカートのホック」

 彼は瞬きも忘れて、紺の超短いスカートへ視線を飛ばす。生脚を覗かせる中、じぶんは腰を右に振り、左側のフックを天井へ向ける。

「は、外しますねっ」

 鼻の穴を拡げながら逐一、報告するところを見ると、まさか童貞? と勘繰ってしまう。必死な形相と共に震える指でもって、ようやくジッパーを下ろす。

「しゅ、主任。ぬ、脱がさせていただいても――」

「ホックを引っ掛けないでね」

「は、はい!」

 スルスルっと、白くて清潔なシーツの上を滑るみたく脱がされてゆく。
 ――飾りに飾ったシャンデリアが煌々こうこうと照る明かりの下、丸い腰とほっそりとした太腿とそのせんたんが出現する。
 自画自賛だけど、二十九歳にしては年を感じさせない綺麗な腰づきと脚と言えた。そして、それらを覆うのは、卑猥な黒のセクシーブラとローレグなショーツのみ。
 じぶんは、二つの意味で酔いつつも、腰肉のあたりを人さし指でいやらしく撫でる。

「ハァ、ハァ。しゅ、主任。つぎ、次は――」
 
 過呼吸気味に、じぶんの顔、胸、脚を何度も何度も見やりつつ、暑くなってきたのか、高価な上着やワイシャツを脱ぎ捨てていく。

「そうだなぁ」

 軽いお預け状態にすると、体内が情欲の炎に焼かれているみたく、苦しそうに呼吸いきを繰り返した。
 ――悶える彼とは異なり、自分は係長とスル時に比べると、圧倒的に心身に余裕があって、こういうのも悪くないなと、甘い思考にひたっていた。
 M字に座り直し、舌先をチロチロと蛇みたく動かし、両手でブラの上から胸を揉み撫でる。

「んふふっ。ちょっとエッチぃかい?」

 っとと、さすがに気恥ずかしさを覚えつつも、前に降りてきた茶色の髪を耳後ろへ揃える。

「しゅ、主任。もう僕、僕っ――」

 辛抱できませんと、瞳を震わせて、四つん這いでこちらへ近づいてくる。

「んっ。ちょっと立ってみ」

 もうってるとは思うけどね。
 けど近くで眺めると、上半身は貧相ながら、悪くない体躯たいくだった。直立する彼の股間部分は、まぁ性欲でパンパンに膨れ上がっていた。
 膝立ちのじぶんは、彼を見上げつつ、細い手と指で、チャックをゆっくりと降ろしていく。

「しゅ、主任。は、早く」

「慌てない、慌てない」

 なんて余裕ぶりつつも、若い部下への淫猥な行為に、じぶんも心臓が高鳴っていった。
 多くの女性を見知ってきたお金持ちの彼が、ここまで肉棒を膨らませるほどの魅力を、自分が持っていると実感してしまうからだ。

「わか、わかりました」

 ――今は立場や性格で主導権を握っているけど、結局、最後は挿入する側が支配する。そう考えると、女は最後、性欲の捌け口にされるだけ。
 けど、それが性行為する女の義務であり、務めであり――トッケンなのだ――っと、いくら余裕タップリとは言え、男のみがするであろう変態チックな妄想に、脳を汚しすぎ。

「(何より、女の自分に酔いすぎてる)あ、開けるよ~」

 わざと余裕があるようにそう言いつつも、頬どころか耳までも赤かった。

「(あれ、出てこない?)この白くて柔らかいのは?」

 えと、まさかのブリーフ? しかもシルク製のソレに対して、社会の窓から指を入れて、ずり下ろす。

 ボロン!

「(サイズは標準、かな)元気がいいねぇ、若いのは」

 包皮はそこまで黒くなく、使い込んでる感はあまり無かった。先の亀頭も赤味が薄く、係長や川口のとはまた違うなと、無意識の内に比較してしまった。
 息が当たるたび、ビクビクと縦に震えるのには、妙に可愛らしさを覚えてしまった。ひざまずくみたいに両膝の高さを調整し、元気な肉棒の位置へ唇を持って行く。

「主任だって、お若いじゃ、ないですか」

 おっ、嬉しいこと言ってくれるじゃない。右手で玉袋を優しく揉みつつ、左手は陰茎みきを優しく擦る。口はもちろん――。

「あんむ」

 亀頭かれを、温かい口内へ誘う。何度か経験してしまった、苦くてちょっと臭い味が、口の中から鼻へ抜ける。

「ふおあっ!」

 舌先で尿道口を舐め上げつつ、歯で傷つけないように注意する。亀頭を口内のあちこちに当て擦り、雁首の薄い恥垢を、舐めこそぎ取る。


「(にしても、主導権を握ってたせいか、今日はエッチにすんなり入れたなぁ。スイッチどこで入ったんだろ? 係長とでも、初手フェラはちょっと嫌だったのに)どほ? きもひひぃ?」

 チュボ、ジュッポとわざと下品な音を立たせて、陰茎を擦る強さと速さを徐々に高めていく。まるで鍛えていない風な陰茎かれは、されるがままで、まるで快楽の波におぼれているかの様であった。

「主、任。なん、で、そんなに、上手、なんでふか!」

 そりゃ男だったからね~、ツボというツボをある程度は知っているよ。
 ってか、今くらいの経験値があったら、あの時の川口にも勝てたかなぁ~。なんてくだらないタラレバを妄想してしまう。
 
「ふおっ、んふっ。――き、気の強い、けど優しい、綺麗で、セクシーな、あの新妻主任が、僕なんかの、チンポをしゃぶって、くださ、っている」

 うっ、そんな風に言われると、お腹の下がムズムズしてくる。
 喘ぐ彼を見上げつつ、時間も忘れて舌と口と手で、濡れ濡れな肉棒をしばらくいじり過ごす。

「チュボ、ジュル(ん?)」

 ペト、っと膣口に何かが引っ付きだす。フリーな方の手でそっと確認するに、とうとう愛液が漏れ出てきて、クロッチ部分が付着したみたいだった。
 まぁスイッチ入っているから、ためらいも羞恥も、そこまで沸いてこなくて、むしろジンジンと熱くなる股間に気持ち良さすら感じていた。
 ――そもそもフェラのナニがイイって、男の小便の排出先を、女がわざわざこんな不細工な顔を作って、口で吸いだしているところと言わざるを得ない。
 むしろこの現状。主導権を握っている振りをしつつ、精液吸引ザーメンバキュームしているとか、変態だよね――って、発想がドMすぎる。
 にしても、長谷川君かれとの関係性のためか、相手が受け身だからか、今日は本当に余裕があり過ぎて、自由に運ぶことができた。……けど、それがじぶんの女としての性癖に、よくない深化しんかを、与えてイクことに――。

「しゅ、主任。で、射精ます!」

「うへ? ひょっ、まっ!」

 ビュ、ビュクン! ピュルル! トポッ。
 熱くて粘っこくて臭う白い粘液が、喉ちんこを直撃する。そのまま全部は胃へとは流れず、さすがに半分ほどは逆流してしまう。

「ゴホッ! オエッ」

 ボト、ポトっとシーツの上へ、白くねばつく固まりをこぼれ落としてしまう。
 ……うぅ、やっぱり美味しくはないなぁ。
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