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オルテュルスー獣の女ー
【オルテュルス】異世界
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結論から言う。
洞穴には何も無かった。
違う。
それ自体が誤りだった。
つまり、私たちは、村の者たちまで含めて、私たちの認識は間違っていた。
それについて、誤解していた。
村近くの岩肌にぽっかりと空いた穴のようなそれを、私たちは洞穴だと思っていた。
奥に何かがあるのだと。奥に何かがいるのだと。禍と呼ばれる何かがあるのだと、そう思っていたし、そう伝え聞いていた。
しかし、その全てが誤りだった。
「お、お姉ちゃん、ここどこ……? 私たち、どこに来ちゃったの? これは、何? か、壁? 何で壁が? 私たちさっきまで森にいたのに! ここ、何なの?」
洞穴なんて、存在しなかった。
岩肌にぽっかり空いた穴。
岩肌に空いた穴。
開いた穴。
開かれた穴。
それは、あちら側への通り道だった。
「私たち、どこに来ちゃったの? ねえ、お姉ちゃん!!」
「……帰れない。洞穴が無くなってる」
いや、通り道と呼ぶのは正しくない。
だって、一方通行だったのだから。
「あの白いの何!? 動いてる……!? 小さき者の仲間!?」
「あれは……魔物……なのかしら……、私たちに少し似ているけれど……脚が二本しかないわ……」
私たちは、どこか知らない場所に来てしまった。
私たちが知らない、まったく違う場所に。
そこは、白い、真っ白い、壁に囲まれた場所だった。
「お姉ちゃん、アイツら近付いて来る! ま、魔物なのかな、お姉ちゃんどう思う……? 全身真っ白だよ、目も口もないよ。お姉ちゃん、私、あれ怖いよ……」
「だ、大丈夫よ。アンタは私が絶対に守る。お姉ちゃんを信じなさい」
辺りを見回す。
近付いてくる複数の真っ白な何か。
二足で歩いているのを見るとたぶん生き物なのだろうけれど、妹が言うように目や口、鼻も耳も無い。
頭から胴、手足にいたるまですべてが真っ白で、つるりとした肌をしている。
小さき者の革を被っている訳でもないようだ。
真っ白なそれはそれぞれが手に何か黒い物を抱えている。武器かとも思ったけれど、刃物でも飛びつぶてでもないようだ。
何から何まで、私たち姉妹が知らないものである。
怯える妹の震えが私にも伝わる。
震えだけではない。
妹の恐怖心を私も感じている。
妹同様、私も得体の知れないそれらに恐怖していた。
辺りを見回したところで気付く。
アイツ、リリーがいない。私たちの後ろから洞穴に入ったはずなのに。
入らなかったのか、それとも私たちとは別の場所にいるのか。
あの不気味で憎たらしい笑みを浮かべた長耳の獣人の姿はどこにもなかった。
「お姉ちゃぁん、どうしよぉ……」
妹の声にハッとする。
そうだ。あんなヤツのことなんて今は考えている場合じゃない。
今は目の前にいる白い者たちと相対することが優先だった。
「だ、大丈夫。お姉ちゃんに任せなさい」
「うん……。お姉ちゃん、気をつけてね……」
言葉は通じるのか。
そもそも意思の疎通ができるのか。
動いているのだから、きっと生き物に違いない。
しかし頭部らしき部位はあっても口が無い。
ならきっと話はできない。
では一体どうすれば……。
そして、白い者たちは私たちのわずか数歩先までやって来て、止まった。
先頭を歩いていた者が、控えめに一歩だけ前に出た。
黒いものを持っている周りの者と違い、先頭の者は何も持っていない。
そしてそれは両手を広げ、真っ白でぶよぶよと変に軟らかそうな大きな手の平を広げたり丸めたりした。
『何も持っていない』ということだろうか。
『敵意はない』という意思表示だろうか。
「ケニー、アイツの真似をして」
「う、うん」
私と妹も先頭の者を真似て両手を広げ、手の平を握っては広げ、握っては広げを数回繰り返した。
私たちにも攻撃する意志がないことを示す。
意思の疎通が取れることを期待して、相手の行動を真似て、知性があることを伝える。
この口がない者と意思の疎通を図るには、それしかないと私は思った。
耳も口もない、目もないのにどうして私たちを知覚しているのかは謎だけれど、この者たちの動きを見ていれば私たちの動きを把握していることは分かる。
つまり、この者たちは普段から身体を動かして意思の疎通を取っているのだということだ。
「あ、あー、あの、私の言葉、分かりますか?」
私は慌てて姿勢を低く身構えた。
妹も怯えながらも辺りを警戒している。
周りを見回しても、私たちとこの白い者たちしかいない。
だというのに、私たち以外の声が聞こえた。
何かが現れたのだ。
「あー、あのぉ、その、警戒しなくても、大丈夫、です。ここには、私達しか、いません。私達は、貴女達を、傷付けません。安心、してください」
頭に布を被ったまま喋った時のような、少し聞き取りにくいくぐもった声が、今度ははっきりと聞き取れた。
正面から。
つまり目の前にいる白い者から聞こえた。
この、口のない者が発したということだ。
妹が、拳を強く握り締めたのを感じた。
さらに怯えている。
この不気味な者たちに、あからさまに恐怖していた。
私は目の前で両手を広げて立ちはだかる未知の存在に、背中を嫌な汗で湿らせつつも気圧されないように心と身体を奮い立たせ、口を開いた。
「こ、言葉が、分かるの? 私たちの、言葉が」
「ーー!!」
先頭に立つ者ではない。その後ろに複数いる白い者たちが、一様に小さく動いたのが見えた。
まるで何かに驚いたように。
まるで今の私たちのように。
「言葉が通じるのですねーー、あぁ、良かった……、本当に、良かった……」
「……?」
やはり、この先頭の者が喋っている。
聞き取りにくくはあるが、ちゃんと私たちと同じ言葉で話している。
どこから声が出ているのかは、まるで分からないけれど。
「あっ、しまった」
白い者が急に焦ったように言葉を発した。
「あのっ、私達は、貴女達の敵ではありません。攻撃もしません」
私と妹は、互いに顔を見合わせた。
……気が付けば私は妹の右の手の平を。妹は私の左の手の平を。強く固く握り締めていた。
手の平が汗でぐっしょりと濡れている。
「皆、下ろして」
先頭の者の言葉を合図に、後ろにいる者たちが、両手に持っていた黒い物を地面に置いた。
やはり、あれは武器の類いだったのだろうか。
聞き慣れた言葉を聞いて、せっかく溶けかけていた危機感が、ぼこぼこと沫を立て甦ろうとする。
「あの、安心してください。私達は敵ではないですし、むしろ貴女達を守りたいと思っています。どうか、落ち着いて私達の話を聞いてください。私の言葉は、間違ってはいませんか?」
「…………? え、えぇ、あなたの言葉、ちゃんと解るわ。あなたが私たち姉妹を傷付けないというのがウソでないなら、あなたの言葉も間違っていないわ」
どういう意味の言葉なのか分からないけれど、とにかく慎重に話していることは分かった。
誤解をさせないようにと、言葉の食い違いから争いを招かないようにと、とても慎重になっているのだと分かった。
左手を握る妹の手から、少しずつ力が抜けていくのも、妹が相手の言葉の意図を読み取ったこと、そして私が考えていることを理解している証拠だと言える。
「そうですか……あぁ、良かった……とても、とても緊張していたんです。貴女達のように向こう側から来た方をお迎えするのは、およそ百年振りのことですから」
「……ひゃく……ねん?」
「はい、大体それくらいです。」
それがどれくらいの長さを指すのか分からないけれど、おそらくとても長いのだろう。
私達の村には、あの道を通った者が過去にいたことを知る者が誰二人としていないのだから。
しかし今はそんなこと、私たちにはどうでも良かった。
気になることは今は一つだけだった。
「私たち……これからどうなるのですか……? 村に、私たちの家に帰れるのですか……?」
私の左の手の平を、妹がもう一度強く握った。
「そうです……ね……」
白い者が両手で自らの頭部を掴み、力強く上に持ち上げた。
「え、え、え、お姉ちゃ、え、ひぇっ」
「あのっ!! 一体何をっ!!」
ずぽん、と音がして。
もがれた頭部の中から、私たちのような、私たちにとてもよく似た頭が現れた。
「残念ですが、貴女達を向こう側に帰す手段はありません」
中から現れた女の頭は、少し困ったような、悲しそうな表情で続けた。
「ここは地球。貴女達はこちら側の世界、異世界にやって来たんです。貴女達姉妹は、これからこちらの世界、この地球という世界で生きていくことになります。恐らく……一生」
妹の右手から力が抜け落ちるのを左手で感じた。
洞穴には何も無かった。
違う。
それ自体が誤りだった。
つまり、私たちは、村の者たちまで含めて、私たちの認識は間違っていた。
それについて、誤解していた。
村近くの岩肌にぽっかりと空いた穴のようなそれを、私たちは洞穴だと思っていた。
奥に何かがあるのだと。奥に何かがいるのだと。禍と呼ばれる何かがあるのだと、そう思っていたし、そう伝え聞いていた。
しかし、その全てが誤りだった。
「お、お姉ちゃん、ここどこ……? 私たち、どこに来ちゃったの? これは、何? か、壁? 何で壁が? 私たちさっきまで森にいたのに! ここ、何なの?」
洞穴なんて、存在しなかった。
岩肌にぽっかり空いた穴。
岩肌に空いた穴。
開いた穴。
開かれた穴。
それは、あちら側への通り道だった。
「私たち、どこに来ちゃったの? ねえ、お姉ちゃん!!」
「……帰れない。洞穴が無くなってる」
いや、通り道と呼ぶのは正しくない。
だって、一方通行だったのだから。
「あの白いの何!? 動いてる……!? 小さき者の仲間!?」
「あれは……魔物……なのかしら……、私たちに少し似ているけれど……脚が二本しかないわ……」
私たちは、どこか知らない場所に来てしまった。
私たちが知らない、まったく違う場所に。
そこは、白い、真っ白い、壁に囲まれた場所だった。
「お姉ちゃん、アイツら近付いて来る! ま、魔物なのかな、お姉ちゃんどう思う……? 全身真っ白だよ、目も口もないよ。お姉ちゃん、私、あれ怖いよ……」
「だ、大丈夫よ。アンタは私が絶対に守る。お姉ちゃんを信じなさい」
辺りを見回す。
近付いてくる複数の真っ白な何か。
二足で歩いているのを見るとたぶん生き物なのだろうけれど、妹が言うように目や口、鼻も耳も無い。
頭から胴、手足にいたるまですべてが真っ白で、つるりとした肌をしている。
小さき者の革を被っている訳でもないようだ。
真っ白なそれはそれぞれが手に何か黒い物を抱えている。武器かとも思ったけれど、刃物でも飛びつぶてでもないようだ。
何から何まで、私たち姉妹が知らないものである。
怯える妹の震えが私にも伝わる。
震えだけではない。
妹の恐怖心を私も感じている。
妹同様、私も得体の知れないそれらに恐怖していた。
辺りを見回したところで気付く。
アイツ、リリーがいない。私たちの後ろから洞穴に入ったはずなのに。
入らなかったのか、それとも私たちとは別の場所にいるのか。
あの不気味で憎たらしい笑みを浮かべた長耳の獣人の姿はどこにもなかった。
「お姉ちゃぁん、どうしよぉ……」
妹の声にハッとする。
そうだ。あんなヤツのことなんて今は考えている場合じゃない。
今は目の前にいる白い者たちと相対することが優先だった。
「だ、大丈夫。お姉ちゃんに任せなさい」
「うん……。お姉ちゃん、気をつけてね……」
言葉は通じるのか。
そもそも意思の疎通ができるのか。
動いているのだから、きっと生き物に違いない。
しかし頭部らしき部位はあっても口が無い。
ならきっと話はできない。
では一体どうすれば……。
そして、白い者たちは私たちのわずか数歩先までやって来て、止まった。
先頭を歩いていた者が、控えめに一歩だけ前に出た。
黒いものを持っている周りの者と違い、先頭の者は何も持っていない。
そしてそれは両手を広げ、真っ白でぶよぶよと変に軟らかそうな大きな手の平を広げたり丸めたりした。
『何も持っていない』ということだろうか。
『敵意はない』という意思表示だろうか。
「ケニー、アイツの真似をして」
「う、うん」
私と妹も先頭の者を真似て両手を広げ、手の平を握っては広げ、握っては広げを数回繰り返した。
私たちにも攻撃する意志がないことを示す。
意思の疎通が取れることを期待して、相手の行動を真似て、知性があることを伝える。
この口がない者と意思の疎通を図るには、それしかないと私は思った。
耳も口もない、目もないのにどうして私たちを知覚しているのかは謎だけれど、この者たちの動きを見ていれば私たちの動きを把握していることは分かる。
つまり、この者たちは普段から身体を動かして意思の疎通を取っているのだということだ。
「あ、あー、あの、私の言葉、分かりますか?」
私は慌てて姿勢を低く身構えた。
妹も怯えながらも辺りを警戒している。
周りを見回しても、私たちとこの白い者たちしかいない。
だというのに、私たち以外の声が聞こえた。
何かが現れたのだ。
「あー、あのぉ、その、警戒しなくても、大丈夫、です。ここには、私達しか、いません。私達は、貴女達を、傷付けません。安心、してください」
頭に布を被ったまま喋った時のような、少し聞き取りにくいくぐもった声が、今度ははっきりと聞き取れた。
正面から。
つまり目の前にいる白い者から聞こえた。
この、口のない者が発したということだ。
妹が、拳を強く握り締めたのを感じた。
さらに怯えている。
この不気味な者たちに、あからさまに恐怖していた。
私は目の前で両手を広げて立ちはだかる未知の存在に、背中を嫌な汗で湿らせつつも気圧されないように心と身体を奮い立たせ、口を開いた。
「こ、言葉が、分かるの? 私たちの、言葉が」
「ーー!!」
先頭に立つ者ではない。その後ろに複数いる白い者たちが、一様に小さく動いたのが見えた。
まるで何かに驚いたように。
まるで今の私たちのように。
「言葉が通じるのですねーー、あぁ、良かった……、本当に、良かった……」
「……?」
やはり、この先頭の者が喋っている。
聞き取りにくくはあるが、ちゃんと私たちと同じ言葉で話している。
どこから声が出ているのかは、まるで分からないけれど。
「あっ、しまった」
白い者が急に焦ったように言葉を発した。
「あのっ、私達は、貴女達の敵ではありません。攻撃もしません」
私と妹は、互いに顔を見合わせた。
……気が付けば私は妹の右の手の平を。妹は私の左の手の平を。強く固く握り締めていた。
手の平が汗でぐっしょりと濡れている。
「皆、下ろして」
先頭の者の言葉を合図に、後ろにいる者たちが、両手に持っていた黒い物を地面に置いた。
やはり、あれは武器の類いだったのだろうか。
聞き慣れた言葉を聞いて、せっかく溶けかけていた危機感が、ぼこぼこと沫を立て甦ろうとする。
「あの、安心してください。私達は敵ではないですし、むしろ貴女達を守りたいと思っています。どうか、落ち着いて私達の話を聞いてください。私の言葉は、間違ってはいませんか?」
「…………? え、えぇ、あなたの言葉、ちゃんと解るわ。あなたが私たち姉妹を傷付けないというのがウソでないなら、あなたの言葉も間違っていないわ」
どういう意味の言葉なのか分からないけれど、とにかく慎重に話していることは分かった。
誤解をさせないようにと、言葉の食い違いから争いを招かないようにと、とても慎重になっているのだと分かった。
左手を握る妹の手から、少しずつ力が抜けていくのも、妹が相手の言葉の意図を読み取ったこと、そして私が考えていることを理解している証拠だと言える。
「そうですか……あぁ、良かった……とても、とても緊張していたんです。貴女達のように向こう側から来た方をお迎えするのは、およそ百年振りのことですから」
「……ひゃく……ねん?」
「はい、大体それくらいです。」
それがどれくらいの長さを指すのか分からないけれど、おそらくとても長いのだろう。
私達の村には、あの道を通った者が過去にいたことを知る者が誰二人としていないのだから。
しかし今はそんなこと、私たちにはどうでも良かった。
気になることは今は一つだけだった。
「私たち……これからどうなるのですか……? 村に、私たちの家に帰れるのですか……?」
私の左の手の平を、妹がもう一度強く握った。
「そうです……ね……」
白い者が両手で自らの頭部を掴み、力強く上に持ち上げた。
「え、え、え、お姉ちゃ、え、ひぇっ」
「あのっ!! 一体何をっ!!」
ずぽん、と音がして。
もがれた頭部の中から、私たちのような、私たちにとてもよく似た頭が現れた。
「残念ですが、貴女達を向こう側に帰す手段はありません」
中から現れた女の頭は、少し困ったような、悲しそうな表情で続けた。
「ここは地球。貴女達はこちら側の世界、異世界にやって来たんです。貴女達姉妹は、これからこちらの世界、この地球という世界で生きていくことになります。恐らく……一生」
妹の右手から力が抜け落ちるのを左手で感じた。
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