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[閑話] 獣人達のつぶやき2
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※ 視点が変わります。
◇ 護衛 レヴァンテ ◇
私がトモヒロ様の護衛に選ばれた事は、本当に幸運だった。
聖女召喚で神殿でお姿を見た瞬間心を奪われたその人は、聖女様と同じく妖精の加護を授かった愛し子だが男性だった。
男性なのに、小さくて可愛い。そんな獣人なら誰だって本能が刺激される見た目な上に、陛下に意見できる強さも持っていた。みんな護衛の座を狙っていたので、任命された時は周りにいた他の護衛候補からの威圧が凄かったな。
部屋で顔合わせをした時に、貴族扱いして欲しくないと言われて最初はやんわり断ったのだけれど、そうしたら寂しそうな顔をされてしまった。結局折れて譲歩したら輝くような笑顔を見せてくれて。それがもう本当に可愛くて、その笑顔に私の心は完全に奪われてしまった。
そしてトモヒロ様は自分の可愛さを全く自覚していなかった。
最初は仕立屋だ。必要以上に触れていたから威嚇しておいた。奴は出入り禁止だ。
その後目の前で服を脱ぎはじめて…。ハイムが慌てて隠してしまったけど、白くほっそりとした上半身は煽情的だった。
陛下の誘いで部屋に入ってしまった時はどうしようかと思ったけど、聖女様が連れ出してくれてトモヒロ様にご自身の見た目についての自覚も即してくれた。元の世界ではトモヒロ様はモテないと言っていた。そんなことがあるのか?
トモヒロ様が拉致された。
必死に探し当て、魔力封じをされた部屋の扉を魔法陣諸とも叩き切って押し入ったら、裸にされたトモヒロ様にだらしなく下衣を緩めた男たちが覆いかぶさっていた。頭に血が上って魔力を込めて吹き飛ばしたが殺しはしない。尋問する必要がある為だ。
だが、殺しても良かったかもしれない。
男どもは媚薬を使って事に及んでいた。薬のせいでトモヒロ様は痺れた身体で苦しんでいて、一刻も早く洗い流し解毒をする必要があった。
部屋に連れ帰り浴室で解毒剤が届くまでに処理をした。細い体が震えて痛々しく、怒りと後悔で胸がつぶれそうだった。
解毒剤が効いてベッドに座るトモヒロ様に処分を申し出た。守れなかった私は護衛失格だからだ。
***
結果として、護衛は外されなかった。そしてトモヒロ様も何もされていなかったことがわかった。本当に、本当に良かった。
けれど魅力的なこの人を皆が狙っていて、求婚者が次から次へと名乗り出てきた。
国王陛下、宰相閣下、陛下の側近の侯爵、魔法師団の団長……余りにも大物ぞろいで下位の貴族は張り合う事さえ憚られる状態だ。
私のような伯爵家の次男には手の届かない人なのかもしれない。
けど、護衛の間は近くにいられるし、トモヒロ様が獣人や貴族の常識に疎いおかげで触れてもらう事も出来る。
その立場に浮かれていたら、新しい部屋に移った時に宰相閣下がトモヒロ様を寝室に誘った。私の威嚇はいなされてしまい、扉の前で立っている事しか出来ない自分が悔しくて、爪が食い込むほど拳を握りしめた時だった。
「レヴァンテっ」
私を呼んでくれた!
直ぐに駆けつけて公爵の腕の中から奪い返すことが出来た。抱きしめた腕の中でトモヒロ様の体のこわばりが解けていくのを感じた時は、嬉しくて泣きそうになった。
トモヒロ様はこの国に来てから勤勉で働き者だったけど、無理をする人でもあった。
その無理が祟って倒れてしまった時は心臓が止まるかと思った。
抱きかかえた体がどんどん冷たくなり、ベッドに下ろして着替えている途中で意識を失ってしまった。二日も目を覚まさなくてどれだけ心配したか…。目を開けてくれた時は嬉しくて握っていた手に縋りついてしまった。
目を覚ましても心配で、少しでも不調に気付いたら抱き上げて運んでいた。その度に恥ずかしがって赤くなる顔が可愛いと思いながら言葉のやり取りをしていたら…
「……私はお邪魔なようですから下がりますね…」
そう言ってハイムが寝室から出て行ってしまった。
ハイムの言った言葉が信じられなかった。理解しても呆然としていたら、真っ赤な顔のトモヒロ様と目が合って、 顔を上げたトモヒロ様は赤い顔で瞳が潤んできていて、そんな顔をされたらもう我慢できなかった。
抱きしめたら抱き返してくれて、告白にも応えてくれた。ここは寝室でベッドの横。許されたのが嬉しくて、唇を重ねて何度かついばんで息継ぎで開いた隙に深く交わった。唇も舌も小さくて物凄く興奮した。 なのに…。
これから、というところで、ハイム達に踏み込んでこられて阻まれてしまった。
けど、それで良かったと後になって血の気が引く思いを味わった。勘違いをしたまま危うく無体を働いてしまうところだった。
そんな私をトモヒロ様は恋人にしてくれた。それだけでも嬉しいのに、恋人は私だけだと言って複数の人と関係を持つ事は不誠実な事だと言った。
それは生涯一人の人を愛するという狼の獣人である私の考えと同じだった。
トモヒロ様は聖女至上主義者に狙われていたりとまだまだ問題は残っているけれど、この人を決して離しはしないと心に誓った。
◇ 従者 ハイム ◇
大変です。
トモヒロ様の人気が凄すぎて、ひっきりなしに高位貴族の皆さんから求婚されています。国王陛下とシリング宰相が名乗りを上げたので気安い誘いは来ていませんが、狙っている方は想像以上に多いと思います。
ジュリ様の提案もあって着飾るようになったトモヒロ様は城内でも評判で、益々人目を引くようになったけど、ご本人は相変わらず危なっかしい方で先日も大変な事がありました。
やっとトモヒロ様の正式なお部屋の準備が整い引っ越しをしました。今度のお部屋は十分な広さもあって、家具も揃えられていてとても良い感じです。そこに会議を終えたトモヒロ様が戻って来たのですが、シリング宰相もご一緒でした。
婚約を申し込んできている相手から、寝室に誘われる意味に全く気付いていないトモヒロ様を巧みに誘導していきます。レヴァンテ様が威嚇しても駄目でした。ハラハラと見守る事しか出来ずにいたら、寝室からレヴァンテ様を呼ぶ声が……
***
それからお二人の関係が少しづつ変化していきました。
トモヒロ様はレヴァンテ様に対して最初から好感度が高かったですが、ある時からトモヒロ様の態度が目に見えて変わりました。見ていて恥ずかしいくらいなのに、レヴァンテ様はご自身の立場を弁えているせいか気付いていません。
だから、お邪魔にならないように私は下がらせてもらいました。
結果、レヴァンテ様の暴走は止めに入りましたが、思いを通じ合わせることが出来たようです。そしてトモヒロ様の天然っぷりは最強でした。
恋人になれて喜び縋りつくレヴァンテ様に、経験がないと思わせることを言い、その上で色々教えて欲しい、と頬を染めて告げたのです。
これには流石にレヴァンテ様も胸を押さえて変な声が出ていました。私も顔が赤くなっていたと思います。本当に危なっかしいお方です。
そして何よりも、お二人が恋人関係になった事は喜ばしい事です。
でも出来ればイチャイチャするのは寝室でお願いしたいです。
◇ 護衛 レヴァンテ ◇
私がトモヒロ様の護衛に選ばれた事は、本当に幸運だった。
聖女召喚で神殿でお姿を見た瞬間心を奪われたその人は、聖女様と同じく妖精の加護を授かった愛し子だが男性だった。
男性なのに、小さくて可愛い。そんな獣人なら誰だって本能が刺激される見た目な上に、陛下に意見できる強さも持っていた。みんな護衛の座を狙っていたので、任命された時は周りにいた他の護衛候補からの威圧が凄かったな。
部屋で顔合わせをした時に、貴族扱いして欲しくないと言われて最初はやんわり断ったのだけれど、そうしたら寂しそうな顔をされてしまった。結局折れて譲歩したら輝くような笑顔を見せてくれて。それがもう本当に可愛くて、その笑顔に私の心は完全に奪われてしまった。
そしてトモヒロ様は自分の可愛さを全く自覚していなかった。
最初は仕立屋だ。必要以上に触れていたから威嚇しておいた。奴は出入り禁止だ。
その後目の前で服を脱ぎはじめて…。ハイムが慌てて隠してしまったけど、白くほっそりとした上半身は煽情的だった。
陛下の誘いで部屋に入ってしまった時はどうしようかと思ったけど、聖女様が連れ出してくれてトモヒロ様にご自身の見た目についての自覚も即してくれた。元の世界ではトモヒロ様はモテないと言っていた。そんなことがあるのか?
トモヒロ様が拉致された。
必死に探し当て、魔力封じをされた部屋の扉を魔法陣諸とも叩き切って押し入ったら、裸にされたトモヒロ様にだらしなく下衣を緩めた男たちが覆いかぶさっていた。頭に血が上って魔力を込めて吹き飛ばしたが殺しはしない。尋問する必要がある為だ。
だが、殺しても良かったかもしれない。
男どもは媚薬を使って事に及んでいた。薬のせいでトモヒロ様は痺れた身体で苦しんでいて、一刻も早く洗い流し解毒をする必要があった。
部屋に連れ帰り浴室で解毒剤が届くまでに処理をした。細い体が震えて痛々しく、怒りと後悔で胸がつぶれそうだった。
解毒剤が効いてベッドに座るトモヒロ様に処分を申し出た。守れなかった私は護衛失格だからだ。
***
結果として、護衛は外されなかった。そしてトモヒロ様も何もされていなかったことがわかった。本当に、本当に良かった。
けれど魅力的なこの人を皆が狙っていて、求婚者が次から次へと名乗り出てきた。
国王陛下、宰相閣下、陛下の側近の侯爵、魔法師団の団長……余りにも大物ぞろいで下位の貴族は張り合う事さえ憚られる状態だ。
私のような伯爵家の次男には手の届かない人なのかもしれない。
けど、護衛の間は近くにいられるし、トモヒロ様が獣人や貴族の常識に疎いおかげで触れてもらう事も出来る。
その立場に浮かれていたら、新しい部屋に移った時に宰相閣下がトモヒロ様を寝室に誘った。私の威嚇はいなされてしまい、扉の前で立っている事しか出来ない自分が悔しくて、爪が食い込むほど拳を握りしめた時だった。
「レヴァンテっ」
私を呼んでくれた!
直ぐに駆けつけて公爵の腕の中から奪い返すことが出来た。抱きしめた腕の中でトモヒロ様の体のこわばりが解けていくのを感じた時は、嬉しくて泣きそうになった。
トモヒロ様はこの国に来てから勤勉で働き者だったけど、無理をする人でもあった。
その無理が祟って倒れてしまった時は心臓が止まるかと思った。
抱きかかえた体がどんどん冷たくなり、ベッドに下ろして着替えている途中で意識を失ってしまった。二日も目を覚まさなくてどれだけ心配したか…。目を開けてくれた時は嬉しくて握っていた手に縋りついてしまった。
目を覚ましても心配で、少しでも不調に気付いたら抱き上げて運んでいた。その度に恥ずかしがって赤くなる顔が可愛いと思いながら言葉のやり取りをしていたら…
「……私はお邪魔なようですから下がりますね…」
そう言ってハイムが寝室から出て行ってしまった。
ハイムの言った言葉が信じられなかった。理解しても呆然としていたら、真っ赤な顔のトモヒロ様と目が合って、 顔を上げたトモヒロ様は赤い顔で瞳が潤んできていて、そんな顔をされたらもう我慢できなかった。
抱きしめたら抱き返してくれて、告白にも応えてくれた。ここは寝室でベッドの横。許されたのが嬉しくて、唇を重ねて何度かついばんで息継ぎで開いた隙に深く交わった。唇も舌も小さくて物凄く興奮した。 なのに…。
これから、というところで、ハイム達に踏み込んでこられて阻まれてしまった。
けど、それで良かったと後になって血の気が引く思いを味わった。勘違いをしたまま危うく無体を働いてしまうところだった。
そんな私をトモヒロ様は恋人にしてくれた。それだけでも嬉しいのに、恋人は私だけだと言って複数の人と関係を持つ事は不誠実な事だと言った。
それは生涯一人の人を愛するという狼の獣人である私の考えと同じだった。
トモヒロ様は聖女至上主義者に狙われていたりとまだまだ問題は残っているけれど、この人を決して離しはしないと心に誓った。
◇ 従者 ハイム ◇
大変です。
トモヒロ様の人気が凄すぎて、ひっきりなしに高位貴族の皆さんから求婚されています。国王陛下とシリング宰相が名乗りを上げたので気安い誘いは来ていませんが、狙っている方は想像以上に多いと思います。
ジュリ様の提案もあって着飾るようになったトモヒロ様は城内でも評判で、益々人目を引くようになったけど、ご本人は相変わらず危なっかしい方で先日も大変な事がありました。
やっとトモヒロ様の正式なお部屋の準備が整い引っ越しをしました。今度のお部屋は十分な広さもあって、家具も揃えられていてとても良い感じです。そこに会議を終えたトモヒロ様が戻って来たのですが、シリング宰相もご一緒でした。
婚約を申し込んできている相手から、寝室に誘われる意味に全く気付いていないトモヒロ様を巧みに誘導していきます。レヴァンテ様が威嚇しても駄目でした。ハラハラと見守る事しか出来ずにいたら、寝室からレヴァンテ様を呼ぶ声が……
***
それからお二人の関係が少しづつ変化していきました。
トモヒロ様はレヴァンテ様に対して最初から好感度が高かったですが、ある時からトモヒロ様の態度が目に見えて変わりました。見ていて恥ずかしいくらいなのに、レヴァンテ様はご自身の立場を弁えているせいか気付いていません。
だから、お邪魔にならないように私は下がらせてもらいました。
結果、レヴァンテ様の暴走は止めに入りましたが、思いを通じ合わせることが出来たようです。そしてトモヒロ様の天然っぷりは最強でした。
恋人になれて喜び縋りつくレヴァンテ様に、経験がないと思わせることを言い、その上で色々教えて欲しい、と頬を染めて告げたのです。
これには流石にレヴァンテ様も胸を押さえて変な声が出ていました。私も顔が赤くなっていたと思います。本当に危なっかしいお方です。
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でも出来ればイチャイチャするのは寝室でお願いしたいです。
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