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15 浄化の石
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三回目の話合いも同じ場所ですることとなり、いつもの面子が集まる事になった。
部屋に到着する前に廊下でシリング公爵と会い、話しながら応接間に向かう。
「今日の装いも良く似合っています。トモヒロ様の姿は王宮内でも評判になっていますよ。仕立屋も張り切っていました」
「ありがとうございます。服に負けている気がするのですが…」
シリング公爵が褒めてくれた今日の装いは、ライムグリーンの少し長めの上着に同じ色のベストと白のズボンでクラヴァットとブラウスも白、そしてやっぱりフリル多めだ。今日は少し伸びてきた前髪の左側を髪を整えてくれた侍女の人が撫でつけてピンで留めてくれたので視界が広い。
シリング公爵が指の背で私の左頬をスルリと撫でて笑みを深めた。
「そんなことはありません。服がより貴方を引き立てていますよ。それに顔が良く見える髪型なのも良いですね。侍女は良い仕事をしました」
細めた目で愛おしそうに見つめられ甘い言葉が降ってくる。私より三つ年下なのに大人の色気が凄い。求婚を打診されてからの公爵は好意を隠さなくなった。こんな風に扱われた経験なんてないからドギマギしてしまう。
幸いな事に応接室の目の前まで来ていたので、それぞれの席に進んで離れたおかげで公爵の色気から逃げることが出来た。既に樹里とファビアン殿下は到着していたので最後に陛下が入って来て席につけば話合いのはじまりだ。樹里が妖精を呼んだ。
「妖精ちゃん、出て来て浄化の石の事を教えて欲しいの」
樹里の呼びかけに妖精が四人現れていつものように肩や膝に座る。妖精の声は私と樹里以外は王家の血筋の人にしか聞こえないが、今回も消音の魔道具を使っている。
そして申し訳ないことにシリング公爵に書記をしてもらう事になっている。
「浄化の石? はじめて聞きますが妖精からの情報ですか?」
「馬車で移動中に教えてもらいました。詳しく聞きたいと思ったのと、情報の共有の為にこの場を設けていただきました。お忙しいのはわかっていますが妖精の声を聞ける陛下と殿下、シリング公爵には一緒に聞いていただこうと思って」
シリング公爵に答えながら陛下と殿下の方にも話を振っておく。私と樹里だけで聞くよりも三人が加わった方がより良い意見も出るだろう。
馬車で聞いた内容をもう一度更に細かく質問して浄化の石についてをまとめると
・ 魔石に妖精の加護で授かった浄化魔法を溜めたものが浄化の石。
・ 浄化の石は黒霧を遠ざける効果がある。持っていても置いても良い。
・ どんな大きさの魔石でも浄化魔法は溜められるが、大きい程長く効果がある。
・ 黒霧に触れる機会が多いと浄化の石の効果は減るのが早い。
・ 黒霧に汚染された場所や人も浄化の石を置いたり持たせれば黒霧は祓える。
大まかに五つの事が確認できた。これらを元に今後検証して行くことになる。私達の色々な質問に答えてくれた妖精達には感謝だ。
「君たちのおかげで黒霧の対策がはかどるよ。本当にありがとう」
『 トモヒロ嬉しい? ジュリも? 』
「うん、嬉しいよ! いつもありがとう~」
樹里が手のひらに乗せた妖精に頬ずりして感謝を伝えると、楽しそうな笑い声をあげて喜んでいる。私も膝に座る妖精の頭を指で撫でてみた。ひよこのようなふわふわの髪が可愛い。すると膝から飛び上がって頬に張り付いてきた。
『 トモヒロとジュリの側は、気持ちいい 』
『 いつでも、呼んで欲しい 』
可愛いなぁ…と和んでいたら陛下とシリング公爵がこちらを優しい眼差しで見ていた。ファビアン殿下はもちろん樹里を見ている。
「本当にジュリとトモヒロは妖精との親和性が高いのだな。このような情報を貰えたのも二人のおかげだ。感謝する」
陛下が言うには、ここまで頻繁に妖精が現れるのはかなり珍しい事のようだ。その上有益な情報の提供までしてくれた事は文献にも残っていないらしい。
「前の聖女様はあんまり妖精とお話をしなかったんですか? こんなに可愛いのに…」
「浄化や治癒にも手を貸してくれましたが、それも珍しい事になりますか?」
どうやらそれに関しても護衛から報告を受けて驚いたらしい。今までの聖女様と私達との違いはどこにあるんだろうか。今度そのあたりも蔵書庫の文献で調べてみよう。
シリング公爵がまとめてくれた内容を考察して、浄化の石の活用方法などを決めていかなければいけないのだけれど、まずは魔石に魔法を溜めるにはどうすればいいのかがわからない。
この世界の魔石は「火魔法を使う魔物から出るのは火の魔石」と言う感じで倒した魔物の特性を持っている。その特性に合わせて魔道具に使われていて、魔力がなくなると割れてしまう。そういう属性魔力を持ったものが魔石と言われている。
浄化魔法以外でも魔石に魔力を移すのは聞いたことが無いらしく、この国の三人も方法はわからないと言うのでまた妖精に教えを乞うしかない。
「妖精ちゃん、魔石に浄化魔法を溜めるにはどうすればいいの?」
『 手で触れて、石に魔力を移す 』
『 手のひらに、魔力を集める 』
言われた通りに樹里が用意してもらった小さい火の魔石を手のひらに握って、魔力が集まるように念じている。一応私も浄化魔法が使えるので、水の魔石を握って魔力を移してみた。魔法の訓練で魔力を動かすことも練習したので、手のひらに集めて魔石に移るように念じたけれど弾かれる感覚がして入っていかない。
「魔力が弾かれてしまって移せない…。浄化が(中)だと無理なのか?」
「ううん、私も駄目みたい。もう一杯で入らないって感じがする…」
樹里も同じ感覚みたいだ。これは結構難しい作業なのかもしれないと手のひらの魔石を見つめて先行きに不安を感じていたら、妖精が四人そろって騒ぎ出した。
『 もう入ってる石、違う 』
『 それには、入らないよ 』
『 この石、入るよ! 』
『 この石も、大丈夫 』
妖精が陛下のしている指輪の宝石と置物の水晶を指でさしている。
「そうか! 魔石じゃなくて宝石に移すんだね⁉」
「そういえば妖精ちゃんは「石」って言ってて、魔石とは言ってなかったよ!」
魔力を移すから魔石だと思い込んでしまっていた。魔石だと既に魔力が溜まっているから弾かれて入らない感覚だったんだ。完全に勘違いしていた。
今度は宝石を用意してもらって試してみたら、全然感覚が違った。弾かれることなく魔力が移っていくのがわかる。妖精にも確認してもらって、樹里と私どちらも浄化の石を作ることが出来た。
部屋に到着する前に廊下でシリング公爵と会い、話しながら応接間に向かう。
「今日の装いも良く似合っています。トモヒロ様の姿は王宮内でも評判になっていますよ。仕立屋も張り切っていました」
「ありがとうございます。服に負けている気がするのですが…」
シリング公爵が褒めてくれた今日の装いは、ライムグリーンの少し長めの上着に同じ色のベストと白のズボンでクラヴァットとブラウスも白、そしてやっぱりフリル多めだ。今日は少し伸びてきた前髪の左側を髪を整えてくれた侍女の人が撫でつけてピンで留めてくれたので視界が広い。
シリング公爵が指の背で私の左頬をスルリと撫でて笑みを深めた。
「そんなことはありません。服がより貴方を引き立てていますよ。それに顔が良く見える髪型なのも良いですね。侍女は良い仕事をしました」
細めた目で愛おしそうに見つめられ甘い言葉が降ってくる。私より三つ年下なのに大人の色気が凄い。求婚を打診されてからの公爵は好意を隠さなくなった。こんな風に扱われた経験なんてないからドギマギしてしまう。
幸いな事に応接室の目の前まで来ていたので、それぞれの席に進んで離れたおかげで公爵の色気から逃げることが出来た。既に樹里とファビアン殿下は到着していたので最後に陛下が入って来て席につけば話合いのはじまりだ。樹里が妖精を呼んだ。
「妖精ちゃん、出て来て浄化の石の事を教えて欲しいの」
樹里の呼びかけに妖精が四人現れていつものように肩や膝に座る。妖精の声は私と樹里以外は王家の血筋の人にしか聞こえないが、今回も消音の魔道具を使っている。
そして申し訳ないことにシリング公爵に書記をしてもらう事になっている。
「浄化の石? はじめて聞きますが妖精からの情報ですか?」
「馬車で移動中に教えてもらいました。詳しく聞きたいと思ったのと、情報の共有の為にこの場を設けていただきました。お忙しいのはわかっていますが妖精の声を聞ける陛下と殿下、シリング公爵には一緒に聞いていただこうと思って」
シリング公爵に答えながら陛下と殿下の方にも話を振っておく。私と樹里だけで聞くよりも三人が加わった方がより良い意見も出るだろう。
馬車で聞いた内容をもう一度更に細かく質問して浄化の石についてをまとめると
・ 魔石に妖精の加護で授かった浄化魔法を溜めたものが浄化の石。
・ 浄化の石は黒霧を遠ざける効果がある。持っていても置いても良い。
・ どんな大きさの魔石でも浄化魔法は溜められるが、大きい程長く効果がある。
・ 黒霧に触れる機会が多いと浄化の石の効果は減るのが早い。
・ 黒霧に汚染された場所や人も浄化の石を置いたり持たせれば黒霧は祓える。
大まかに五つの事が確認できた。これらを元に今後検証して行くことになる。私達の色々な質問に答えてくれた妖精達には感謝だ。
「君たちのおかげで黒霧の対策がはかどるよ。本当にありがとう」
『 トモヒロ嬉しい? ジュリも? 』
「うん、嬉しいよ! いつもありがとう~」
樹里が手のひらに乗せた妖精に頬ずりして感謝を伝えると、楽しそうな笑い声をあげて喜んでいる。私も膝に座る妖精の頭を指で撫でてみた。ひよこのようなふわふわの髪が可愛い。すると膝から飛び上がって頬に張り付いてきた。
『 トモヒロとジュリの側は、気持ちいい 』
『 いつでも、呼んで欲しい 』
可愛いなぁ…と和んでいたら陛下とシリング公爵がこちらを優しい眼差しで見ていた。ファビアン殿下はもちろん樹里を見ている。
「本当にジュリとトモヒロは妖精との親和性が高いのだな。このような情報を貰えたのも二人のおかげだ。感謝する」
陛下が言うには、ここまで頻繁に妖精が現れるのはかなり珍しい事のようだ。その上有益な情報の提供までしてくれた事は文献にも残っていないらしい。
「前の聖女様はあんまり妖精とお話をしなかったんですか? こんなに可愛いのに…」
「浄化や治癒にも手を貸してくれましたが、それも珍しい事になりますか?」
どうやらそれに関しても護衛から報告を受けて驚いたらしい。今までの聖女様と私達との違いはどこにあるんだろうか。今度そのあたりも蔵書庫の文献で調べてみよう。
シリング公爵がまとめてくれた内容を考察して、浄化の石の活用方法などを決めていかなければいけないのだけれど、まずは魔石に魔法を溜めるにはどうすればいいのかがわからない。
この世界の魔石は「火魔法を使う魔物から出るのは火の魔石」と言う感じで倒した魔物の特性を持っている。その特性に合わせて魔道具に使われていて、魔力がなくなると割れてしまう。そういう属性魔力を持ったものが魔石と言われている。
浄化魔法以外でも魔石に魔力を移すのは聞いたことが無いらしく、この国の三人も方法はわからないと言うのでまた妖精に教えを乞うしかない。
「妖精ちゃん、魔石に浄化魔法を溜めるにはどうすればいいの?」
『 手で触れて、石に魔力を移す 』
『 手のひらに、魔力を集める 』
言われた通りに樹里が用意してもらった小さい火の魔石を手のひらに握って、魔力が集まるように念じている。一応私も浄化魔法が使えるので、水の魔石を握って魔力を移してみた。魔法の訓練で魔力を動かすことも練習したので、手のひらに集めて魔石に移るように念じたけれど弾かれる感覚がして入っていかない。
「魔力が弾かれてしまって移せない…。浄化が(中)だと無理なのか?」
「ううん、私も駄目みたい。もう一杯で入らないって感じがする…」
樹里も同じ感覚みたいだ。これは結構難しい作業なのかもしれないと手のひらの魔石を見つめて先行きに不安を感じていたら、妖精が四人そろって騒ぎ出した。
『 もう入ってる石、違う 』
『 それには、入らないよ 』
『 この石、入るよ! 』
『 この石も、大丈夫 』
妖精が陛下のしている指輪の宝石と置物の水晶を指でさしている。
「そうか! 魔石じゃなくて宝石に移すんだね⁉」
「そういえば妖精ちゃんは「石」って言ってて、魔石とは言ってなかったよ!」
魔力を移すから魔石だと思い込んでしまっていた。魔石だと既に魔力が溜まっているから弾かれて入らない感覚だったんだ。完全に勘違いしていた。
今度は宝石を用意してもらって試してみたら、全然感覚が違った。弾かれることなく魔力が移っていくのがわかる。妖精にも確認してもらって、樹里と私どちらも浄化の石を作ることが出来た。
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