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12 黒霧の浸食
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ギルド長と職員に先導されてギルドの建物内に入り、直ぐに異変に気付いた。
奥に受付がある広い空間は、ごく薄くではあるが空気が黒く淀んでいた。樹里もそれを感じている様子で立ち止まって眉をよせている。
「ここ、黒霧の影響が出ています。浄化しますね」
前に出て両手をかざす樹里にギルド長や護衛達が驚いている。皆はこの淀みに気付いていないようだった。受付前にいる冒険者達も関心は私達の方にあるようで、こちらをちらちら見ているだけだ。そんな中、樹里が声を張る。
「消えなさい!」
樹里らしいシンプルな言葉で浄化の魔法を放つと、その声が響いてかすかに淀んでいたものが霧散していく。嫌な感じは消え去り、空間が一段明るくなったのがわかった。樹里の浄化は圧倒的だった。
受付にいた職員の中には、手を組んで祈るように樹里を見つめている者もいる。冒険者のなかの一人が「なんかイラついてたの治まった」と言っているのが聞こえた。側にいたギルド長が樹里の前に跪く。
「ギルド内に既に黒霧の影響が出ているとは気付きませんでした。感謝致します」
やはり私達以外は黒霧の淀みに気付いていなかったようだ。私も樹里ほどではないが浄化能力を授かっているから気付けたんだと思う。妖精の加護を授かった者でないとわからないとしたら、これはかなり厄介かもしれない。
黒霧の影響が酷い者を収容した牢にギルド長の要望で向かう。
元々そこの人達を浄化するために来ていたのだが、入ってすぐの場所に黒霧の影響が及んでいるとは思わなかった。冒険者は進んで魔物のいる場所に赴いているので、黒霧にあてられる確率が高い職業だ。そんな人々の集まるギルドだから、少しづつ黒霧の淀みが溜まっていったのかもしれない。
進んだ先の地下にある牢からは怒鳴り声が聞こえてきた。
「この牢には魔物を倒しに行き、黒霧に触れて凶暴化をして犯罪を犯した者達がいます。暴れたり怒鳴ったりすると思うので驚かないで下さい」
開かれた扉の中は思っていたよりも広く、さっきよりも酷く黒霧で淀んでいた。これが滲み出たり出入りする人に纏わりついて、ギルド内が汚染されていたようだ。牢内の者たちがこちらに気付いてわめき出した。
「うわ~、酷いですね。よし! 浄化するよ」
樹里が勇ましい声を出して手をかざすと、ふわりと妖精が現れた。樹里の周りを飛ぶと彼女の体が淡い光に包まれていく。
「手伝ってくれるの? じゃあやるね。 ふぅ……消えなさい‼」
魔力をのせて発した言葉が空気を震わせて、淀んでいた黒霧が全て光の粒子になって消えていく。その粒子は私達以外にも見えていたようだ。樹里の浄化があれだけ淀んでいた黒霧を光に変えて、塵も残さず消し去ってしまった。
妖精の加護を授かり浄化魔法で黒霧を祓う姿は、まさしく聖女そのものに見えた。
浄化された牢内の犯罪者達はすっかり大人しくなって、中には仲間やギルド職員への謝罪を口にしている者もいた。
聖女の浄化の力にしばし呆然としていたギルド長と職員は、我に返ると平服するように膝をつきお礼を言っていた。恐縮している樹里に妖精が微笑んでふわりと飛んで彼女の頬にキスをしてから消えた。
地下牢から戻ると、受付に並んでいる冒険者の中に黒霧が纏わりついている男がいた。男だけの四人組パーティーの中の一人で、仲間が話しかけても怒鳴り返していて様子がおかしいのがわかる。あの男一人くらいなら私にも祓う事が出来そうだ。ここでは何もしていないので、少しくらい私も加護の力を見せた方がいいだろう。樹里も気付いていたけど私にやらせてもらう事にした。
「ちょっとあの人の黒霧を祓ってきます。レヴァンテ、一緒に来てくれる?」
男に近づこうとしたらレヴァンテとリントナー侯爵が両側にピタリとついてきた。
二人に挟まれている自分の姿は、あの有名な「捕まった宇宙人」みたいになっているんじゃないだろうか…。想像してへこんでしまったが気を取り直して声をかけた。
「あの、あなたに黒霧が纏わりついています」
「あ? なんだ? っ、魔法師団⁉ 俺はなにもしてねえぞ⁉」
両側にでっかい二人がいるため私が視界に入っていないようだ。軽く咳ばらいをしてからもう一度声をかけた。
「んんっ!あなたに付いている黒霧を祓います。いいですか?」
少し大きめの私の声に、やっと四人の視線が下を向いた。
「うわ、ちいせぇ…。え? 黒霧? それじゃ、ラマルがおかしくなったのって…」
「黒霧? どこにそんなもんが付いてるんだよ⁉」
ラマルと呼ばれている男は黒霧の影響で凶暴化が進行しているようで、こちらを睨みつけて威圧してきた。直ぐにレヴァンテが私の横にピタリと張り付き、リントナー侯爵が前に出てくれた。
「こちらは妖精から加護を授かったトモヒロ様だ。お前に付いている黒霧を祓って下さると言っているのだ。前に出ろ!」
リントナー侯爵の声に男の仲間の三人は目を白黒させて頷いたが、黒霧の付いている男は不満そうな顔で前に出て来た。
「では祓います。…消えなさい!」
男に手をかざして黒霧の消滅を願い魔力を放つ。発する言葉は樹里と合わせてみた。地下牢の時と同じように黒霧は光の粒子になってキラキラと消えていった。
良かった…私にも祓う事が出来た。
男は驚いた顔をしていたが急に慌てだして膝をついて謝って来た。
「す、すいません! すいません! あの、俺、どうかしてたんです」
「いつものラマルに戻った! あ、ありがとうございます!」
「魔物退治は大変なお仕事だと思いますが、あまり無理はしないで下さい」
冒険者に無理をするなと言っても難しいかもしれないが、つい言ってしまった。そうしたら仲間も揃って赤い顔でコクコク頷いていた。
レヴァンテとリントナー侯爵に即されて、樹里たちの元に戻ったらそこでは怪我人の治療をしていた。樹里の治癒魔法で回復した女性の冒険者が、深々と頭を下げてお礼を言っている。
ここに来て樹里と一緒に浄化と治癒の魔法を使ったけれど、少しは二人の加護の力を周知することが出来ただろうか。いずれにしても妖精の加護はこの国の人達に使うために授かったのだから、それが周知に繋がればいいんだと思う。
念のため他の場所も見て回って黒霧の淀みがないかを確認してギルドを後にした。
奥に受付がある広い空間は、ごく薄くではあるが空気が黒く淀んでいた。樹里もそれを感じている様子で立ち止まって眉をよせている。
「ここ、黒霧の影響が出ています。浄化しますね」
前に出て両手をかざす樹里にギルド長や護衛達が驚いている。皆はこの淀みに気付いていないようだった。受付前にいる冒険者達も関心は私達の方にあるようで、こちらをちらちら見ているだけだ。そんな中、樹里が声を張る。
「消えなさい!」
樹里らしいシンプルな言葉で浄化の魔法を放つと、その声が響いてかすかに淀んでいたものが霧散していく。嫌な感じは消え去り、空間が一段明るくなったのがわかった。樹里の浄化は圧倒的だった。
受付にいた職員の中には、手を組んで祈るように樹里を見つめている者もいる。冒険者のなかの一人が「なんかイラついてたの治まった」と言っているのが聞こえた。側にいたギルド長が樹里の前に跪く。
「ギルド内に既に黒霧の影響が出ているとは気付きませんでした。感謝致します」
やはり私達以外は黒霧の淀みに気付いていなかったようだ。私も樹里ほどではないが浄化能力を授かっているから気付けたんだと思う。妖精の加護を授かった者でないとわからないとしたら、これはかなり厄介かもしれない。
黒霧の影響が酷い者を収容した牢にギルド長の要望で向かう。
元々そこの人達を浄化するために来ていたのだが、入ってすぐの場所に黒霧の影響が及んでいるとは思わなかった。冒険者は進んで魔物のいる場所に赴いているので、黒霧にあてられる確率が高い職業だ。そんな人々の集まるギルドだから、少しづつ黒霧の淀みが溜まっていったのかもしれない。
進んだ先の地下にある牢からは怒鳴り声が聞こえてきた。
「この牢には魔物を倒しに行き、黒霧に触れて凶暴化をして犯罪を犯した者達がいます。暴れたり怒鳴ったりすると思うので驚かないで下さい」
開かれた扉の中は思っていたよりも広く、さっきよりも酷く黒霧で淀んでいた。これが滲み出たり出入りする人に纏わりついて、ギルド内が汚染されていたようだ。牢内の者たちがこちらに気付いてわめき出した。
「うわ~、酷いですね。よし! 浄化するよ」
樹里が勇ましい声を出して手をかざすと、ふわりと妖精が現れた。樹里の周りを飛ぶと彼女の体が淡い光に包まれていく。
「手伝ってくれるの? じゃあやるね。 ふぅ……消えなさい‼」
魔力をのせて発した言葉が空気を震わせて、淀んでいた黒霧が全て光の粒子になって消えていく。その粒子は私達以外にも見えていたようだ。樹里の浄化があれだけ淀んでいた黒霧を光に変えて、塵も残さず消し去ってしまった。
妖精の加護を授かり浄化魔法で黒霧を祓う姿は、まさしく聖女そのものに見えた。
浄化された牢内の犯罪者達はすっかり大人しくなって、中には仲間やギルド職員への謝罪を口にしている者もいた。
聖女の浄化の力にしばし呆然としていたギルド長と職員は、我に返ると平服するように膝をつきお礼を言っていた。恐縮している樹里に妖精が微笑んでふわりと飛んで彼女の頬にキスをしてから消えた。
地下牢から戻ると、受付に並んでいる冒険者の中に黒霧が纏わりついている男がいた。男だけの四人組パーティーの中の一人で、仲間が話しかけても怒鳴り返していて様子がおかしいのがわかる。あの男一人くらいなら私にも祓う事が出来そうだ。ここでは何もしていないので、少しくらい私も加護の力を見せた方がいいだろう。樹里も気付いていたけど私にやらせてもらう事にした。
「ちょっとあの人の黒霧を祓ってきます。レヴァンテ、一緒に来てくれる?」
男に近づこうとしたらレヴァンテとリントナー侯爵が両側にピタリとついてきた。
二人に挟まれている自分の姿は、あの有名な「捕まった宇宙人」みたいになっているんじゃないだろうか…。想像してへこんでしまったが気を取り直して声をかけた。
「あの、あなたに黒霧が纏わりついています」
「あ? なんだ? っ、魔法師団⁉ 俺はなにもしてねえぞ⁉」
両側にでっかい二人がいるため私が視界に入っていないようだ。軽く咳ばらいをしてからもう一度声をかけた。
「んんっ!あなたに付いている黒霧を祓います。いいですか?」
少し大きめの私の声に、やっと四人の視線が下を向いた。
「うわ、ちいせぇ…。え? 黒霧? それじゃ、ラマルがおかしくなったのって…」
「黒霧? どこにそんなもんが付いてるんだよ⁉」
ラマルと呼ばれている男は黒霧の影響で凶暴化が進行しているようで、こちらを睨みつけて威圧してきた。直ぐにレヴァンテが私の横にピタリと張り付き、リントナー侯爵が前に出てくれた。
「こちらは妖精から加護を授かったトモヒロ様だ。お前に付いている黒霧を祓って下さると言っているのだ。前に出ろ!」
リントナー侯爵の声に男の仲間の三人は目を白黒させて頷いたが、黒霧の付いている男は不満そうな顔で前に出て来た。
「では祓います。…消えなさい!」
男に手をかざして黒霧の消滅を願い魔力を放つ。発する言葉は樹里と合わせてみた。地下牢の時と同じように黒霧は光の粒子になってキラキラと消えていった。
良かった…私にも祓う事が出来た。
男は驚いた顔をしていたが急に慌てだして膝をついて謝って来た。
「す、すいません! すいません! あの、俺、どうかしてたんです」
「いつものラマルに戻った! あ、ありがとうございます!」
「魔物退治は大変なお仕事だと思いますが、あまり無理はしないで下さい」
冒険者に無理をするなと言っても難しいかもしれないが、つい言ってしまった。そうしたら仲間も揃って赤い顔でコクコク頷いていた。
レヴァンテとリントナー侯爵に即されて、樹里たちの元に戻ったらそこでは怪我人の治療をしていた。樹里の治癒魔法で回復した女性の冒険者が、深々と頭を下げてお礼を言っている。
ここに来て樹里と一緒に浄化と治癒の魔法を使ったけれど、少しは二人の加護の力を周知することが出来ただろうか。いずれにしても妖精の加護はこの国の人達に使うために授かったのだから、それが周知に繋がればいいんだと思う。
念のため他の場所も見て回って黒霧の淀みがないかを確認してギルドを後にした。
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