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第四章 水の国

変化型マーメイド△

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 謁見の間は……一言で済ますなら、綺麗。その一言に尽きる。

 一段高い玉座を囲う様に、細かな水路が造られていて……そこを流れる水は、凄く鮮やかで、それでいて……透き通った水色。

 クリスタルみたいな、半透明の結晶で造られた小さな噴水が幾つもあって……シャンデリアの眩い光を反射させて、キラキラと輝いている。

 珊瑚を使っているのか、床材も壁材も美しい白色で、汚れなんて一切無い。

 乱反射する水の煌めきを受け止め……際立たせる様な……眩く、美しい空間。

 壁際に立つ複数名の護衛の兵士達も……統一された鎧を纏い、まるで部屋の一部の様に微動だにしない。

 残念ながら玉座が二枚貝なんて事は無かったけど、華美な玉座に座る女性は……周りの華やかな風景を、背景に出来る程に際立っている……鱗を身に纏った美しい女性。
 彼女が……ここ、フルグンド王国の女王陛下か。オーラが違う……。

 普段は姿を見せないのか、薄い水色の幕が天井から垂れているが……今回は幕が開けられ、女王陛下の御姿がハッキリと見える。

 この部屋の何よりも透き通った、美しい水色の髪は……さざ波の様に緩くウェーブが掛かり、腰まで伸びていて……
 目尻の鋭い凛とした目は、海を思わせる瑠璃色で、大人っぽい目付きと合わさり……見られただけでゾクリと震えてしまう。

 薄く小さい唇は、吸い付かれただけで果ててしまいそう……そんな風に思わせる妖艶さ。

 美人と言うよりは……格好良い、その言葉が似合う素敵な人。

 全体的に色白な彼女が纏っているのは、薄い水色のシースルーのドレスで、透けて見える素晴らしい爆乳と……鱗がビッシリと生えた二本の足がエロイ。

 亜人感が満載なんだけど……寧ろ女の魅力を引き立てている感じ。

 良かった尾ビレじゃないんだ……。セックスし易そうでちょっと安心。

 下着は付けないのか、薄らと見えるピンクの乳首に生唾を飲み……足を組んでいるから見えない女性器が厭らしく、性器が反り勃ち……ズボンを膨らませる。


「ふふふ……。君が男子じゃなければ、無礼だと切り捨ててしまうぞ?」


 肘掛に頬杖を付き、僕を見て妖艶に笑う陛下。
 アルトボイスの透き通った声は……僕の耳にスっと入ってくる。

 そんな陛下の妖艶さに充てられて、暫く固まってしまったけど……周りの人達が膝を付いている事に気付き、慌てて僕も跪き頭を垂れる。


「し、失礼致しました……!!」


「良い良い。元々無礼を働いて君をこんな所に連れてきてしまったのは我が責。君に何か言われる事はあっても、我が何か言う事は無いよ」


「か、感謝致します……!!」


 子供を躾ける様な……そんな優しい声と、大人の包容力。
 今まで会った誰よりも……『王』を感じさせる。


「さて……すまなかったね。色々と迷惑を掛けたみたいだね。直ぐにでもマルティーナに連れて帰らせるよ」


「あ、いや……あの……!!」


「うん……?なんだい?」


 陛下の対応は当たり前なんだけど……僕は此処に残って……どうにかしてこの環境を打破したい。

 錬金術……風魔法、森魔法……それに転移だって回復だって出来るし……一度も使っていない消滅魔法だってある。やれる事は沢山あるんだ。

 しかし……それを伝えた所で、きっと帰らされるのは目に見えていて、なんて言えば良いか悩む。

 そんな僕をキョトンと不思議そうな顔で僕を見詰める陛下……正直、無茶苦茶ヤリたい。
 こんな人が、その身を危険に晒してまで……無茶をして欲しく無い。

 さっき廊下で聞いたんだけど、陛下は……国を、国民を捨てて逃げるなんて出来ない……そう仰っているらしいんだ。
 だから、せめて……今だけでも休んで欲しい。ちょっとくらい……皆許してくれるはず。


「い、慰安を……!!陛下の心の安らぎを……!!そ、それをしないで帰るなんて……出来ないです!!」


 しどろもどろな僕に、何を勘違いしたのか……陛下は少し寂しげな顔をして、頬杖を止めて真っ直ぐ僕を見てくる。


「マルティーナになんて言われた知らないけど……無理しないで良いんだよ。君が……この国の為に危険な目に会う必要は無いんだ」


「ち、違うんです!!ただ……僕は陛下とセックスしたいんです!!」


 物凄い不敬なんだけど……立ち上がり、拳を握りそう叫ぶ。


「はははっ!!ありがとうね?気持だけ貰っておくよ」


 乾いた笑いを浮かべる陛下……くそ、逆転世界の弊害がこんな所でぇ……!!

 周りの皆も訂正してくれない。というか……陛下相手じゃ出来ないか。

 仕方無いので……ズボンの紐を緩め、陛下を見て反り勃った性器をボロンッ!!と露出させる。


「おおおっ……」


 壁際の兵士さんの感嘆の声にちょっと気分が良くなる。
 隣で跪くメリッサさんも、生唾を飲み横目で僕の性器を見てきて……変な性癖に目覚めそう。


「き、君は……龍人族なのかい……!?!?マ、マルティーナ、ど、どうなんだい!?!?」


 目を見開き、瞬きもせず凝視されて……興奮してきてピクピクと弾む性器。


「いや……見ての通り人族ですぜ陛下」


「そ、そうなのかい!?!?こ、こんなに大っきいのにかい!?!?」


 陛下にこの口調……そしてそれが許されるティナさんは、やっぱり陛下と親しいんだなぁ。


「ええ、もう……凄かったですぜ?失神させられましたからねぇ……こんなでけぇのに何発も撃てるんですよリュカは」


 部屋に響き渡る生唾を飲む音。
 最早だれが飲んだのかわからないくらいゴクゴク聞こえてきた。興奮しすぎじゃないかな。


「陛下が宜しいのなら……今、コレで陛下を慰めさせて頂けませんか……?」


 優越感に浸り、左手で軽く扱きながら陛下に見せ付けながら歩み寄ると……無言で頬を赤らめつつ股を開き、白魚の様な美しい指をズブリと女性器に沈めた。

 国の危機だけど……ちょっとくらい良いよね?仕方無いよね慰問だもんね?
 それにほら……皆に見て貰えば――――閃いた。


「陛下!!バルコニーとかありませんか!?国民皆に見える様な!!」


「ん……?え?あ、あるにはあるけど……?」


「だったら皆に見える様にそこでセックスしましょう!!国民全員集めて!!生き延びれば種付出来る……そうやって鼓舞して、皆で力を合わせましょう!?」


 たぶん、ティナさんが諦め気味な辺り……逃げ出せる有翼族達の士気は低そうだしね。


「う、うん……?君が良いなら良いけど……しかし……」


「やりましょう!!ヤルだけやりましょう!?だから日程の調整お願いしますねっ!!」


「う、うん……ありがとうね、頼むよ……」


 なんだか歯切れの悪い陛下。


「ど、どうしました……?何か問題でも……?」


「あ……いや、その……今はお預けされちゃうのかい?良い所だったんだけど……」


 あ、なるほど。タイミング悪かったね。


「勿論、ヤルに決まってますよ陛下」


 ニヤッ……と笑い、再び歩み寄れば……陛下もまた嬉しそうな顔でゆっくりと股を開き、手を叩く。


「誰か!!誰か避妊薬を持ってきてくれ!!」


 陛下のその言葉に反応したのか、水路からニュッと人が出て来て……ビビって声が出るかと思った。

 水路から出てきた人は……下半身が魚の尾ビレみたいになっていて……紛うことなき人魚。

 やっとマトモな人魚に出会えた……!と感動した僕を前に、その人が陸に上がると……立派な尾ビレがビキビキ……ビキビキ……と変形して……鱗を纏った二本の足へと変化した。

 ……なるほど、そういうシステムですか……。
 その人はフラスコみたいな瓶を陛下に手渡すと、魔力を練りながら……僕へ掌を向ける。

 瓶に入った液体を飲み干し、クチュッと女性器を開く陛下。
 ……そうだ、名前聞いてないや。


「さぁ……済まないが、時間に余裕が無くてね。サックリと奥まで挿れて……奥でビュビュっと一発……私に喝を入れておくれ……リュカ殿」


 恐らく僕に魔法を掛けようとしている人魚さんに手で止めろと合図をして……反り勃つ性器を揺らしながらどんどん陛下に歩み寄る。


「陛下……お名前を伺っても?抱く女性は皆、名前で呼びたいのです」


「ブラブラ……ブラブラ……!!」


「陛下?」


「んっ!?あ、あぁ……名前か。私の名前はサーラ。サーラ・F・ウンディーネだ」


 溜まった唾をゴクリと嚥下し、一呼吸入れるサーラ陛下。


「君ならば……特別に名前で呼ぶ事を許そう。さぁ……来ておくれ!!その……ぶっといブツで……私を広げておくれっ!!」


 ウンディーネ……その名前を聞き……僕の性器がビクリと反応する。

 これは……たぶん、淫紋が騒いでいるんだ。
 サーラ陛下と交わり……淫紋の力を己が物にしろと騒いでいるんだ。

 周りの兵士さんや人魚さんが、ガヤガヤと騒ぐのも聞こえなくなるくらい、サーラ陛下のヌラヌラと光る女性器に注目し……一段上の、玉座へ近付く。

 薄ピンクの、淡い綺麗な膣。


「失礼、します……サーラ陛下」


「ん……んんっ……」


 サーラ陛下の唇を奪いつつ、腰に手を回し……ズブズブと性器を膣内に差し込んでいく。
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