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第一章 シェルター編
異世界で初体験♡
しおりを挟む――ごめんね、こっちの世界じゃ……男は生きられ無いんだ。
何処からか……誰かの声が聞こえる。
――申し訳無く思っているよ。俺の代わりに辛い思いをさせるからね。
でも……俺は逃げたいんだ……こんな世界から。
真っ黒い宇宙の様な不思議な空間で、誰かが僕に話し掛けてくる。
川を流れるみたいに……不思議な空間を飛ぶ僕。
まるで……某ゲームの通信交換の途中みたいだ。なんでこんな所にいるんだろう。ここは何処なんだろう。
確か僕は……そうだ!確かオナニーの途中、イク寸前で親に入ってこられて……!!
消えたい、消したい。そんな事を思いながら射精をして――
「ごめんね」
真っ白い髪の可愛らしい顔をした男の子が、僕の顔面スレスレの位置を飛び、すれ違う。
バチィ!という音と共に、すれ違う僕らの間に電流の様な物が走り――記憶の共有が行われた。
女性優位の社会。
魔女の呪いで、シェルターの中でしか生きられない男。
守られ、貧弱になり……生殖機能の衰えた男。
断片的に、必要事項だけを淡々と叩き込まれる感じ。
まさに……逆転世界。
なんて……なんて夢のある世界なんだっ!!!
「俺の体にも少し知識を残――てめぇ!!なんてタイミングでぇっ!!!」
遠くから彼の声が聞こえるが……もう、二度と会うことは無いだろうし、高笑いしてスルーした。
自分勝手な奴には丁度いいお仕置きだろうよ。
消えたい僕と、逃げたい彼……その思いが交わり、彼の魔法が発動したらしい。
そう、彼のいた世界は、女性ばかりの最高な世界で……更に魔法まで存在しているのだ。
あぁ……幸せだ。最高だ。
沢山女を抱いて、ハーレムを作って……!
シェルターの中でしか生きられない。
そんな事は……なんの問題も無い。だって元々引きこもりだもの。
【転換ボーナス:『健康』『成長』『アクティブ』を獲得しました】
……なんか、身体が転換しただけじゃなくて……僕の内面も転換してしまったらしい。
『アクティブ』は止めて、本当に止めて……。
ま、いっか。そんな不都合も無かろうし。
なんて楽観視している間にこの真っ黒な空間に光が差してきて……どうやら終わりが近付いてきたみたい。
あぁ……新しい人生。楽しみだなぁ。
この考え方も『アクティブ』の影響なのだろうか。
スッ……と目を閉じて今までの、怠惰な生活を送っていた自分とお別れをして……新しい生を迎える。
───────────────────────
次に目を開けたら……目の前には金髪と、きめ細かい肌と……エメラルドグリーンの綺麗な瞳が視界いっぱいに広がっていた。
「はむ……んふっ……んあっ……んんんっ!!!」
……彼は性行為中に嫌になって魔法で逃げたのか。
騎乗位をされながら、貪られる様に唇に吸い付かれ……それがとんでもなく美人のお姉様とくれば、最高のシチュエーションじゃないかっ!!
アイツなんて勿体ない事をっ!!興奮してきたっ!!!
「んんぅっ!!中でおっきくなってるぅ……あっ!!」
仰け反り、体を震わせる爆乳の美女……唆るね。
熱々の膣内で、どんどん性器が膨れ上がるのがわかる。
パンパンと腰を突き上げれば、プシュプシュと愛液が美女の股から滴って、僕の陰毛を湿らせる。
「あぁ……!あぁ……!!イイッ!!良いわァ!!リュカ君ッ!!!もっと!!もっと突いてぇ!!」
グニグニと性器を締め付け、僕の性器を刺激する美女。
名前は――シャルロット様。確かどこかの女王様だったかな?
激しい上下運動で、津波の様に暴れ回る爆乳を揉みしだけば、増える嬌声。
掌に収まりきらないそれは、優しく握れば指の形にめり込む程の柔らかさ。
今での人生で揉んだ事の無い、魔性の爆乳。
「うぐぅ……!!凄い!!凄いっ凄い!!私もうダメッ!!イクッ!!!」
ギュギュッと性器が締め付けられ、体を大きく仰け反らせ……そのまま後ろに倒れ込みそうになるシャルロット様を、上体を起こして支える。
ビクビクと痙攣するシャルロット様の性器に興奮を覚えつつ、潮を噴かれ暖かくなった結合部に厭らしさを感じ……抑え込む様にシャルロット様を押し倒す。
僕とシャルロット様の間でバウンドする爆乳の感覚が素晴らしい。
「あぁんっ……!ど、どうしましたのリュカく――」
トロンとした、艶めかしい顔のシャルロット様の唇を自分の唇で塞ぎ、激しく貪る。
クチュクチュと舌を絡ませつつ、唾液を吸い取り、送り込み……快感を得ようと再び腰を振り始める。
パンパンと肉が叩き付けられる音が部屋に響き渡り、シャルロット様の表情がどんどん崩れていく。
「あひぃ!!凄い!!!凄い!!こんなの初めてぇ!!」
シャルロット様の背中と、ベッドの間に手を入れて抱き締めると、胸元で魔性の爆乳が押し潰され……コリコリと固くなった乳首が当たり、エロすぎる感触に亀頭が膨らむ。
「あがっ!!こす、擦れて……あぁぁぁぁあ!!!」
多少、予備知識があるとしても……元いた世界とは違う、異世界に来て……いきなりのセックス。しかも美人。
頭が可笑しくなりそうな程気持ちが良い。
パンパン!!パンパン!!と、どんどん激しくなるピストン運動。
合わせる様にシャルロット様の体も揺れ、爆乳が擦れ……増々性的興奮が高まってくる。
「あぁ!!!良い!!!良いっ!!!リュカ君最高アァッ!!!」
僕の背中に手を回し、抱き締めてくれるシャルロット様。
恋人の様に唇を貪り合いながら、性行為は続く。
「アァ!!もうダメッ!!!おかしくなる!!おかしくなるわぁぁ!!!」
汗か涎か……汁まみれになりながらのシャルロット様の絶叫が響く。
パンパンパンパンと音は激しくなり……僕も限界だ。
「シャルロット様……!!僕も……僕も限界ですっ……!!!」
「出して!!!中に出してぇぇぇぇ!!」
「あっ……ぐぅっ!!!!」
僕の言葉に足を回し締め付け、離さない様にホールドするシャルロット様。
これが伝説のだいしゅきホールド……!!
そんなシャルロット様の行動に興奮がピークに達し……鉛が飛び出るかの様な感覚と共に、僕の精液がシャルロット様の膣奥に射出される。
ビュクッ……ビュル……と何段階にも分かれて飛び出る精子。
終わりの来ない快楽に、意識を失いそうになる。
「あぁ……最っ高……。凄い出てる……イクッ」
僕の射精に合わせ、シャルロット様も再びの短い痙攣。
恍惚な表情のシャルロット様と触れ合うキスをして性器を抜くと……溢れ落ちる精子。
「貴方……最高ね。叶うなら連れて帰りたいくらいよ……」
「僕も……初めてがシャルロット様で最高でした……」
「あら。嬉しい事言うじゃないの坊や」
シャルロット様の腕枕に頭を乗せ、片腕をお腹の辺りにそっと乗せる。
この世界じゃ……この、女性優位の世界だとこれが当たり前。男女が逆なのだから。
「態々遠くまで足を運んで正解だったわ。こんな素敵な出会いがあるんだもの」
僕の頭を撫でながら、優しそうな……愛おしそうな目で僕を見詰めるシャルロット様。
なんだっけな……少し遠い国の女王様なんだっけな?どのくらい遠いのだろう。
この体の元の持ち主だったリュカ君が興味無さげに聞いていたもんで、曖昧だ。
「僕も……シャルロット様に出会えて良かったです」
僕のセリフにクスリと笑うシャルロット様。
「ピロートークもお上手ね」
僕の言葉を本気にしていない、そんな雰囲気を出している。
本当に超タイプなんだけどなぁ。
「これを触っても……まだそんな事言えますか?シャルロット様っ?」
「えっ……!?嘘っ……!!」
ビンビンに反り立つ僕の性器に、シャルロット様が綺麗な手を伸ばすと……驚きと興奮、それと歓喜を含ませた可愛らしい顔になる。
逆転した世界なものだから、男の性欲は弱く……一日に一回の射精が限度。
それに加えて発情期なんてものもあるみたいで……月に一度、1週間程の機会しかないらしい。
反面、女性は強い。物理も魔法も性欲も。
「も、もう一回……出来たりします?」
怖ず怖ずと聞いてくるシャルロット様。
時計を見れば……夜の8時を回った所。この世界、便利な事に時間等が地球とさほど変わりがない。
因みに……風俗みたいに、何時間幾らで~みたいなシステム。
朝までの契約なので……まだまだ余裕で出来ちゃう。
「一回だけで良いんですか?」
「本当に最高ね貴方っ!!!」
ガバッと覆い被さられ、再び挿入。そして性行為が始まる。
こうして……僕の最高の異世界生活は、突然幕を開けた。
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