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第三章『画廊寄武等とYouしょく!』
54.怪しい侵入者。
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なんだかんだで、あーちゃんという正体不明な女を自分の家まで担いでいく羽目になった僕は、一時間ほどかけてようやく家へと辿り着くのだった。
その時、家の向かいに住むおばさんと家の道路の前で鉢合わせになってしまい、何だか気まずい思いをしながらも挨拶をしたのだが、それは無視されてしまう。
「あれ? もしかして完全無視されてしまった? そんな対応をされるような事をした覚えも無いんだけど……」
なんて思いつつ、気にしないように努めて玄関のドアを開けて中に入った僕は、汗だく状態で息も絶え絶えに呟く。
「こ、この女……。運んでる間、一度も目覚めなかったな……」
運動不足だった僕にとってはかなりの重労働だったが、それも背中に感じるブラの存在があったからこそ成し遂げられた。そうでなければとっくに投げ出していただろう。
「く……、だがもう限界だ!」
やっとのことで玄関を開けて中に入った僕は、背中に担がれたまま眠り続けている彼女から手を放す。
どさりと、無造作に振り落とされた格好になった〝あーちゃん〟は、そんな扱いを受けても一切目覚める気配も無く、そのまますやすやと寝息を立て続けていた。
「すげーな……どんだけ熟睡してんだよ」
家に辿り着くまでの間、何度こぼしたのかもわからない独り言を繰り返した時だった。
「ん?」
僕は不可解な現象に気付く。
「居間の電気が点いてる? 消し忘れか? いや、家を出たのは昼間だったから、そもそも蛍光灯なんて点けていなかったはずだが……」
それは、人間以外の物事に対しては割と几帳面な僕には珍しい事だったので困惑していると、ごくわずかに響いている小さな音にも気付いた。
「なんだ? ギターの音?」
それは、耳をすましていなければ聞き取れない、そんな僅かな音色だった。
ただ、そんな音を発する物に関しての心当たりなどは無い。
僕には楽器を嗜む趣味など無い。どころか家にはオーディオ機器やラジオも存在せず、テレビはあるとはいえ、地デジに対応していない旧式の物なので、今となってはただの重い立体物でしかない。なので、そんな音が出る物などこの家に存在するわけもないのだ。
ちなみにうちの家庭環境は、父親は、とうの昔に家を出ていってしまってそれっきり。
母親は戸籍上まだこの家に住んでいる事にはなっているものの、余所の男と同棲しているので、実質的にこの家に住んでいるのは僕一人だけだといっていい。
つまり、この家にはそんな音がする要因はあり得ないということだ。
「どういうことなんだ……?」
僕は、そんな不可解な現象に対して、ひとつの判断をくだした。
「もーいい疲れた。そんなのは放っておいて部屋に帰ろう」
やっぱり僕は既に人間として何か重要なものが失われているのかもしれない……。
居間から聞こえているその不審な音や、玄関口で眠り込んでいるあーちゃんという存在も両方丸ごと無視することにした僕は階段を上って二階にある自分の部屋へと戻っていった。
「ふう……。やっぱ部屋は落ち着くな……。いや、そんなことよりもまずはブラジャー様に帰還の挨拶を……」
そこで違和感に気付き、慌てて自室を確かめた一瞬の後、その部屋に有るべきはずの物が無い事に気付き愕然とした。
「なんて事だ!!」
僕はすぐさま回れ右をして、いったん閉じかけていた部屋のドアを開き直すと、居間を目指して部屋を飛び出した。
「誰だ!?」
居間の戸を壊さんばかりの勢いで乱暴に開けた僕は、すぐさまギターの音色がする方へと顔を向ける。
そこにある見慣れたソファーには、見た事もない男が腰掛けた状態でアンプ(スピーカー)にも繋がっていないエレキギターを弾いていた。
「貴様っ!!」
僕はそんな初対面の人間を怒りの感情をぶつけるように睨み付ける。
歳は三十と前後といった所だろうか?
長い後ろ髪を垂らした奇抜な髪型で、眠そうな目をしたニヤケ顔の男はまるで自分の家みたいに自然に寛いだ様子で、僕に対して語り始める。
「やあ、タケトくん……だっけ? お帰りなさい」
そいつはまるで知り合いかのようにそう言った。
普段の僕ならば、その言動に『もしかしたら知り合いなのか?』とか、自分の記憶力に疑いを抱いていたのかもしれない。
その男は、アンプにも繋げていないエレキギターを弾いている手を止めもしなかった。その音色は聞いた事のあるような気もしたが題名は知らない。
そんな事よりも僕は一刻も早く相手を問い詰める必要があった。
「誰だ貴様、我がブラジャー様をいったいどうした!?」
そう、今の僕にとっては部屋に安置していた筈のブラジャー様が消えているという、その事実だけが問題だったのだ。
「単なる不法侵入や空き巣ならば見逃してやってもよかったが、我が主に手を出すというのならタダで帰すわけにはいかないぞ!」
返答次第では命の保証はないというそんな殺気を込めたこちらの質問だったが、相手はニヤケた表情のまま飄々とした態度で答えを返す。
「ああ、もちろん丁重に扱わせてもらっているよ。まあ、とりあえずボクの話を聞いてくれないかなぁ?」
その言った男の手からいつの間にかギターが消えていて、差し出していたその手には、僕の部屋に有った筈のブラジャーがつままれ揺れていた。
「貴様ぁッ!!」
それを見た途端、僕は冷静さを失い正体不明の男へと飛び掛かる。
「返せぇ!!」
なによりもその奪還を最優先し、その手に対して手刀を叩き込もうとするが、男は躱す様子もない。
「威嚇だと思っているのか? だとしたなら自分の罪の重さに対する認識の間違いも甚だしい!!」
そんな怒りの手刀が、相手を襲う。
「!?」
だがしかし、繰り出された僕の攻撃は、その男の腕を何の抵抗も無くすり抜けただけだった。
――ちゃんと目には見えているのに、それに触れる事が出来ない……。
そんな現象を僕は知っている気がして戸惑っていると、勝手に口が動いた。
「……お、お前……。お前も霊体……だというのか?」
困惑する僕に対し、男はまるで酔っ払いが悪ふざけを楽しんでいるかのような、そんな不快感を覚えさせる笑みを浮かべながら答える。
「嫌だなぁ。そこはいきなり確信をつくんじゃなくって、『も、もしかしてあんた……』くらいで止めておいてほしかったな。
「な、なんだと?」
そうしたらこっちも、『ちがうよ、ボクは透明人間なんだ』って、最初のネタを再現できたのにねぇ」
「なんだそりゃ? 理由のわからない言葉でこっちを煙に巻こうとでもしているのか?」
そんなこちらの対応に対し、男はニヤケ顔のままため息をついた。
「はぁ……。そうか、今のキミは覚えていないんだったけね。ついつい余計なネタを挟んでしまったようだ。まあいいさこれは返すよ」
そんなわけの分からない言葉と共に、男は手にしたブラジャーをこちらに向かって投げて寄越した。
「こら! ぞんざいに扱うな!」
そんな世間常識を知らない予想外の行動に、慌ててそれを受け止める僕。
「っと、なんて事をするんだ、もっと丁重に扱え、罰当たりが!! 大丈夫ですかブラジャー様……あ、あれ?」
そのブラジャーは霊的物質だったので生身の人間は、それには触れる事も出来ずにすり抜けるだけのはずだ。にもかかわらず、それは僕の手の上にしっかりと乗っていた。
しっかりと質量も手触りも感じる。
あの仮面の悪魔に殺されかけた際に幽体離脱していた時だったなら分かるが、無事に生き返った今の僕がそれに触れるわけが無い。
「こ、これは……? あなたが何かをしてくださったのですか!?」
そのこちらの言葉に、その男は意地の悪そうなニヤニヤ笑いを崩さずに答える。
「ボクは何もしてはいないよ、変わったのはキミの方さ」
「え?」
「玄関に置いてきたあの子〝あーちゃん〟だっけ? キミは彼女と契約を交わすことで、死の淵から蘇ったんだったっけね?」
正体不明な男は、まるで確認するかのようにそんな質問をしてくるのだった。
その時、家の向かいに住むおばさんと家の道路の前で鉢合わせになってしまい、何だか気まずい思いをしながらも挨拶をしたのだが、それは無視されてしまう。
「あれ? もしかして完全無視されてしまった? そんな対応をされるような事をした覚えも無いんだけど……」
なんて思いつつ、気にしないように努めて玄関のドアを開けて中に入った僕は、汗だく状態で息も絶え絶えに呟く。
「こ、この女……。運んでる間、一度も目覚めなかったな……」
運動不足だった僕にとってはかなりの重労働だったが、それも背中に感じるブラの存在があったからこそ成し遂げられた。そうでなければとっくに投げ出していただろう。
「く……、だがもう限界だ!」
やっとのことで玄関を開けて中に入った僕は、背中に担がれたまま眠り続けている彼女から手を放す。
どさりと、無造作に振り落とされた格好になった〝あーちゃん〟は、そんな扱いを受けても一切目覚める気配も無く、そのまますやすやと寝息を立て続けていた。
「すげーな……どんだけ熟睡してんだよ」
家に辿り着くまでの間、何度こぼしたのかもわからない独り言を繰り返した時だった。
「ん?」
僕は不可解な現象に気付く。
「居間の電気が点いてる? 消し忘れか? いや、家を出たのは昼間だったから、そもそも蛍光灯なんて点けていなかったはずだが……」
それは、人間以外の物事に対しては割と几帳面な僕には珍しい事だったので困惑していると、ごくわずかに響いている小さな音にも気付いた。
「なんだ? ギターの音?」
それは、耳をすましていなければ聞き取れない、そんな僅かな音色だった。
ただ、そんな音を発する物に関しての心当たりなどは無い。
僕には楽器を嗜む趣味など無い。どころか家にはオーディオ機器やラジオも存在せず、テレビはあるとはいえ、地デジに対応していない旧式の物なので、今となってはただの重い立体物でしかない。なので、そんな音が出る物などこの家に存在するわけもないのだ。
ちなみにうちの家庭環境は、父親は、とうの昔に家を出ていってしまってそれっきり。
母親は戸籍上まだこの家に住んでいる事にはなっているものの、余所の男と同棲しているので、実質的にこの家に住んでいるのは僕一人だけだといっていい。
つまり、この家にはそんな音がする要因はあり得ないということだ。
「どういうことなんだ……?」
僕は、そんな不可解な現象に対して、ひとつの判断をくだした。
「もーいい疲れた。そんなのは放っておいて部屋に帰ろう」
やっぱり僕は既に人間として何か重要なものが失われているのかもしれない……。
居間から聞こえているその不審な音や、玄関口で眠り込んでいるあーちゃんという存在も両方丸ごと無視することにした僕は階段を上って二階にある自分の部屋へと戻っていった。
「ふう……。やっぱ部屋は落ち着くな……。いや、そんなことよりもまずはブラジャー様に帰還の挨拶を……」
そこで違和感に気付き、慌てて自室を確かめた一瞬の後、その部屋に有るべきはずの物が無い事に気付き愕然とした。
「なんて事だ!!」
僕はすぐさま回れ右をして、いったん閉じかけていた部屋のドアを開き直すと、居間を目指して部屋を飛び出した。
「誰だ!?」
居間の戸を壊さんばかりの勢いで乱暴に開けた僕は、すぐさまギターの音色がする方へと顔を向ける。
そこにある見慣れたソファーには、見た事もない男が腰掛けた状態でアンプ(スピーカー)にも繋がっていないエレキギターを弾いていた。
「貴様っ!!」
僕はそんな初対面の人間を怒りの感情をぶつけるように睨み付ける。
歳は三十と前後といった所だろうか?
長い後ろ髪を垂らした奇抜な髪型で、眠そうな目をしたニヤケ顔の男はまるで自分の家みたいに自然に寛いだ様子で、僕に対して語り始める。
「やあ、タケトくん……だっけ? お帰りなさい」
そいつはまるで知り合いかのようにそう言った。
普段の僕ならば、その言動に『もしかしたら知り合いなのか?』とか、自分の記憶力に疑いを抱いていたのかもしれない。
その男は、アンプにも繋げていないエレキギターを弾いている手を止めもしなかった。その音色は聞いた事のあるような気もしたが題名は知らない。
そんな事よりも僕は一刻も早く相手を問い詰める必要があった。
「誰だ貴様、我がブラジャー様をいったいどうした!?」
そう、今の僕にとっては部屋に安置していた筈のブラジャー様が消えているという、その事実だけが問題だったのだ。
「単なる不法侵入や空き巣ならば見逃してやってもよかったが、我が主に手を出すというのならタダで帰すわけにはいかないぞ!」
返答次第では命の保証はないというそんな殺気を込めたこちらの質問だったが、相手はニヤケた表情のまま飄々とした態度で答えを返す。
「ああ、もちろん丁重に扱わせてもらっているよ。まあ、とりあえずボクの話を聞いてくれないかなぁ?」
その言った男の手からいつの間にかギターが消えていて、差し出していたその手には、僕の部屋に有った筈のブラジャーがつままれ揺れていた。
「貴様ぁッ!!」
それを見た途端、僕は冷静さを失い正体不明の男へと飛び掛かる。
「返せぇ!!」
なによりもその奪還を最優先し、その手に対して手刀を叩き込もうとするが、男は躱す様子もない。
「威嚇だと思っているのか? だとしたなら自分の罪の重さに対する認識の間違いも甚だしい!!」
そんな怒りの手刀が、相手を襲う。
「!?」
だがしかし、繰り出された僕の攻撃は、その男の腕を何の抵抗も無くすり抜けただけだった。
――ちゃんと目には見えているのに、それに触れる事が出来ない……。
そんな現象を僕は知っている気がして戸惑っていると、勝手に口が動いた。
「……お、お前……。お前も霊体……だというのか?」
困惑する僕に対し、男はまるで酔っ払いが悪ふざけを楽しんでいるかのような、そんな不快感を覚えさせる笑みを浮かべながら答える。
「嫌だなぁ。そこはいきなり確信をつくんじゃなくって、『も、もしかしてあんた……』くらいで止めておいてほしかったな。
「な、なんだと?」
そうしたらこっちも、『ちがうよ、ボクは透明人間なんだ』って、最初のネタを再現できたのにねぇ」
「なんだそりゃ? 理由のわからない言葉でこっちを煙に巻こうとでもしているのか?」
そんなこちらの対応に対し、男はニヤケ顔のままため息をついた。
「はぁ……。そうか、今のキミは覚えていないんだったけね。ついつい余計なネタを挟んでしまったようだ。まあいいさこれは返すよ」
そんなわけの分からない言葉と共に、男は手にしたブラジャーをこちらに向かって投げて寄越した。
「こら! ぞんざいに扱うな!」
そんな世間常識を知らない予想外の行動に、慌ててそれを受け止める僕。
「っと、なんて事をするんだ、もっと丁重に扱え、罰当たりが!! 大丈夫ですかブラジャー様……あ、あれ?」
そのブラジャーは霊的物質だったので生身の人間は、それには触れる事も出来ずにすり抜けるだけのはずだ。にもかかわらず、それは僕の手の上にしっかりと乗っていた。
しっかりと質量も手触りも感じる。
あの仮面の悪魔に殺されかけた際に幽体離脱していた時だったなら分かるが、無事に生き返った今の僕がそれに触れるわけが無い。
「こ、これは……? あなたが何かをしてくださったのですか!?」
そのこちらの言葉に、その男は意地の悪そうなニヤニヤ笑いを崩さずに答える。
「ボクは何もしてはいないよ、変わったのはキミの方さ」
「え?」
「玄関に置いてきたあの子〝あーちゃん〟だっけ? キミは彼女と契約を交わすことで、死の淵から蘇ったんだったっけね?」
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