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youれい!
02.彼女の主張
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少しばかり無理をして信号機が点滅する横断歩道を走って渡った先で、出会いがしらでその胸をめがけるかのように頭からモロに突っ込んでしまうといった……本来ならばラッキースケベとか言われるような、そういった心ときめくシチュエーションに遭遇したのだと、最初はそんな事を思ったりもしたのだが。
――確かにある意味、僕の心はときめいてはいるが、ただそれは恐れとか恐怖といった、どちらかといえば負の感情だよな。
そんな僕に彼女は言う。
「こんな突拍子もない話を信じろと言われても即座には受け入れられないかもしれませんが……。どうしてなのかわたしは気が付いた時には、過去の記憶が一切無くなっていて、それだけに留まらず何故かこんな透明人間になっていたのです……」
「いや、透明人間っていうより君はどう見ても……」
不安とも怯えとも判別出来ないそんな感情がざわざわと膨れ上がり続けている、そんな自分の動揺を押さえ付けながら異議を唱えようとした僕だったが、彼女はそれを遮るように更に言葉を重ねてきた。
「ではいったい何だというのでしょう? 『誰にも見る事が出来ない存在』となれば、それはもう透明人間であるとしか説明のしようが無いではないですか」
「……いや、だからもうひとつあるだろ。幽霊……とかさ」
「はい? 変な事を言い出さないでいただけないでしょうか」
そんなこちらの言葉に被せるように、彼女は早口でまくしたてる。
「わたしの姿をちゃんとよく見てください。この着物もたまたま白いというだけで至って普通の和服ですし、頭にも幽霊にはつきものの三角の布は付いていないでしょう? ほら襟だって左前ではなくしっかり右前で、死に装束などではありません」
「いや、どういう意味だそれ?」
「死に装束というのは亡くなった方に着せる衣装の事で、一般的な着物の着方とは襟を逆にするものなのです。ですがわたしの和服の襟は普通に右前と呼ばれる着付け方をしています。ということでこれはつまり、わたしが死んではいないという動かぬ証拠なのです」
自信満々でそんな主張をする彼女に呆れながら僕は言う。
「てか君の場合、衣装とか見た目がどうこうとかいう問題とは別の意味で幽霊感が半端ないんだが?」
「は? いったいどのあたりがでしょうか」
「どのあたりって……、なんか全体的に薄っすら透明だし」
「それは透明人間だからです」
「それになんだか微妙に宙に浮いてるようにも見えるし」
「ええと……、そんなことはないと思うのですが、もしかしてお疲れなのではないですか?」
「はぁ? なんでこっち側の認識能力が疑われちゃってんの?」
「だってあなたが変なことをおっしゃるから……」
「なんだか目が泳いでないか?」
「な、何の事でしょう? とにかくわたしは死ぬような事になった覚えなんて有りませんから」
「まさに浮遊霊だろそれ!」
「ですから何を仰っているのです、わたしの体は宙に浮いたりしていませんよ?」
「『浮遊霊』の『浮遊』ってのは『浮いてる』って意味じゃなくて、『目的も無くぶらぶらしている』っていう意味だよ。君のように『自分が死んだ事を受け入れられず、その辺を彷徨っている霊』を『浮遊霊』って言うんだ!」
「うう、そうだったのですか。てっきりふわふわと浮いているから浮遊霊というのだと思っていました。ならわたしも浮遊霊と呼べるかも……っと、そうではなくて、ええと……」
核心を突かれた彼女は、ついつい本音をこぼしてしまったらしい。
ただそんな彼女に対して、何故だか動揺している自分も居た。
心霊現象なんて存在はこれまで一切信じてなどいなかったし、幽霊なんてものが存在するのなら見てみたいとすら思っていたはずだが、こうして実際に対峙してみると自分は予想以上の恐怖心を抱いてしまっているようなのだ。
そんな不安を悟られないように取り繕いながら言う。
「売り言葉に買い言葉でついつい強く言いすぎたかもしれないし、それは謝ろう。けれどまあ、とにかく納得してくれてよかったよ」
幽霊との遭遇なんてのは完全に想定外だったし、その経験が今後の人生に役立つとも思えなかったので、このへんで適当にやり取りを切り上げようとしたのだが……。
「ええっ? ちょっと待ってください、何の事です?」
「うん? だから自分が幽霊だと認めただろ?」
「いいえ、わたしは自分の名前を明かされて戸惑ってしまっただけなのですが?」
「はあ? なんだそりゃ」
その主張が理解できていない僕にその子は言う。
「ですから冬の雨と書いて『冬雨』。そして王へんの玲に衣で『玲衣』。『冬雨玲衣』というのがわたしの名前なのですが、それを一目で見破るとは、あなたは超能力者か何かなのでしょうか」
「今、咄嗟に捻り出したのだとしても、さすがに無理があるだろそれ!」
この期に及んでそんな主張を続ける彼女に呆れながら僕は言い返す。
「てか、もしそれが本名だったとしたら名が体を表すにも程があるわ!」
「そうですね……。実は、ご指摘の通り今わたしが名乗ったのは咄嗟に出た偽名にすぎません……」
とうとう観念してくれたのだろうか、ようやく彼女はしおらしい態度をみせる。
「わたしの本当の名は『透明人間』といいます。まさに名は体を表すというやつですね」
なんだかまだ観念してくれてはいないようだった……。
そんな相手に呆れつつも僕は恐怖心の裏返しか、ついつい強めのツッコミを返してしまう。
「だから君の主張には無理が有りすぎなんだよ! 『透明』さんという苗字は日本のどこかに存在しているかもしれないとして、自分の娘に『人間』だなんて、そんな突飛な名前を付ける親が居るか!」
「いえいえ、キラキラネームが幅を利かせているこのご時世。そういった名前を娘に付ける人だって存在するかもしれないではないですか。もしも実在していてそんな言葉を目にしたなら本人も親御さんも相当傷付きますよ?」
なんだかまるで……この会話がネットサイトにでも投稿されるのが前提かのような……、そんな指摘だった。
「その名前のどこら辺がキラキラしているのかは分からないが……」
そんな疑問を提示しながらも僕は、何故か相手の勢いに押されてしまってもいた。
「確かに……もしそんな事があったらと思うと、迂闊な事も言えないな」
もしかすると彼女は普段からそんなレベルで他人に対して気遣いをしてしまうほど優しい心の持ち主なのだろうか。人に気を使うのが面倒なあまり他者との関わりを断ってきた僕とは正反対だ。
そんな相手の意識の高さに怯んでしまった僕に対し、彼女は畳みかけるように言葉を重ねてくる。
「というか、人に名乗らせておいてご自分は名乗らないつもりなのでしょうか? できれば他には実在していない名前だと良いのですが……」
「何だよそれ、もしかして僕は誰かと同姓同名だったりしたらその相手に不快感を与えてしまうほどの、そんなろくでもない人間だとでも言いたいのか?」
「あ、いえ……別にそういう訳では無くてですね、ええと……」
何かフォローを挟もうとしたのだろうが何も思い付かないようだ……。とは思うのだが、いちいち追求するのにも疲れ始めていた僕は、とりあえず相手の言葉に従って素直に名乗っておくことにする。
「まあいいさ、僕の名はタケト。画廊寄武等だ」
「がろうより……たけと……さんですか。ご先祖さまはそんな名を名乗るくらいに画廊に立ち寄っていらっしゃっていたのでしょうか」
「さあね。苗字の由来なんて知らないが、もし買いもしないのに画廊にちょくちょくお邪魔していたせいでそう名付けられたのだとしたなら、『どんだけ周囲から迷惑がられてたんだよ俺のご先祖様は?』っていう、そんなろくでもない話になるよな」
「いえ……良く知らないご先祖様の事をそのようなマイナス思考で推察するというのはどうなのでしょう……」
「それもそうか……。家で絵画っぽいものなんて見た事も無いもんだから、ついついそんな想像をしてしまったのかもしれないな」
もしくは、ただ単に僕の思考がひねくれているだけなのかもしれないが……そんな自分の性格の悪さをわざわざアピールする必要も無いので話題を戻す。
「というか、そっちもいい加減に本名を名乗ったらどうなんだ?」
「ですから先ほども言ったでしょう? わたしはどうして自分が透明人間になってしまったのかも分からないのです。これは記憶喪失というものなのでしょうか」
「てか、訊かれたところで記憶喪失になんてなった事も無いし、僕には分からないが……」
何だか無力感に包まれていると、彼女はまるで勝ちを確信したかのような余裕を見せてくる。
「ともかく、そういった事情ですので、ええと……透明も人間も呼びづらそうなのでやっぱり『玲衣』と、そう呼んでくださいね」
そんな彼女の笑顔に……。
『なんだろう、やっぱりなんかこの子怖い!!』
幽霊がどうこうとかいうのとはまた別の意味で不安を感じ取ったのか、僕はあらためて身震いを起こしてしまうのだった……。
――確かにある意味、僕の心はときめいてはいるが、ただそれは恐れとか恐怖といった、どちらかといえば負の感情だよな。
そんな僕に彼女は言う。
「こんな突拍子もない話を信じろと言われても即座には受け入れられないかもしれませんが……。どうしてなのかわたしは気が付いた時には、過去の記憶が一切無くなっていて、それだけに留まらず何故かこんな透明人間になっていたのです……」
「いや、透明人間っていうより君はどう見ても……」
不安とも怯えとも判別出来ないそんな感情がざわざわと膨れ上がり続けている、そんな自分の動揺を押さえ付けながら異議を唱えようとした僕だったが、彼女はそれを遮るように更に言葉を重ねてきた。
「ではいったい何だというのでしょう? 『誰にも見る事が出来ない存在』となれば、それはもう透明人間であるとしか説明のしようが無いではないですか」
「……いや、だからもうひとつあるだろ。幽霊……とかさ」
「はい? 変な事を言い出さないでいただけないでしょうか」
そんなこちらの言葉に被せるように、彼女は早口でまくしたてる。
「わたしの姿をちゃんとよく見てください。この着物もたまたま白いというだけで至って普通の和服ですし、頭にも幽霊にはつきものの三角の布は付いていないでしょう? ほら襟だって左前ではなくしっかり右前で、死に装束などではありません」
「いや、どういう意味だそれ?」
「死に装束というのは亡くなった方に着せる衣装の事で、一般的な着物の着方とは襟を逆にするものなのです。ですがわたしの和服の襟は普通に右前と呼ばれる着付け方をしています。ということでこれはつまり、わたしが死んではいないという動かぬ証拠なのです」
自信満々でそんな主張をする彼女に呆れながら僕は言う。
「てか君の場合、衣装とか見た目がどうこうとかいう問題とは別の意味で幽霊感が半端ないんだが?」
「は? いったいどのあたりがでしょうか」
「どのあたりって……、なんか全体的に薄っすら透明だし」
「それは透明人間だからです」
「それになんだか微妙に宙に浮いてるようにも見えるし」
「ええと……、そんなことはないと思うのですが、もしかしてお疲れなのではないですか?」
「はぁ? なんでこっち側の認識能力が疑われちゃってんの?」
「だってあなたが変なことをおっしゃるから……」
「なんだか目が泳いでないか?」
「な、何の事でしょう? とにかくわたしは死ぬような事になった覚えなんて有りませんから」
「まさに浮遊霊だろそれ!」
「ですから何を仰っているのです、わたしの体は宙に浮いたりしていませんよ?」
「『浮遊霊』の『浮遊』ってのは『浮いてる』って意味じゃなくて、『目的も無くぶらぶらしている』っていう意味だよ。君のように『自分が死んだ事を受け入れられず、その辺を彷徨っている霊』を『浮遊霊』って言うんだ!」
「うう、そうだったのですか。てっきりふわふわと浮いているから浮遊霊というのだと思っていました。ならわたしも浮遊霊と呼べるかも……っと、そうではなくて、ええと……」
核心を突かれた彼女は、ついつい本音をこぼしてしまったらしい。
ただそんな彼女に対して、何故だか動揺している自分も居た。
心霊現象なんて存在はこれまで一切信じてなどいなかったし、幽霊なんてものが存在するのなら見てみたいとすら思っていたはずだが、こうして実際に対峙してみると自分は予想以上の恐怖心を抱いてしまっているようなのだ。
そんな不安を悟られないように取り繕いながら言う。
「売り言葉に買い言葉でついつい強く言いすぎたかもしれないし、それは謝ろう。けれどまあ、とにかく納得してくれてよかったよ」
幽霊との遭遇なんてのは完全に想定外だったし、その経験が今後の人生に役立つとも思えなかったので、このへんで適当にやり取りを切り上げようとしたのだが……。
「ええっ? ちょっと待ってください、何の事です?」
「うん? だから自分が幽霊だと認めただろ?」
「いいえ、わたしは自分の名前を明かされて戸惑ってしまっただけなのですが?」
「はあ? なんだそりゃ」
その主張が理解できていない僕にその子は言う。
「ですから冬の雨と書いて『冬雨』。そして王へんの玲に衣で『玲衣』。『冬雨玲衣』というのがわたしの名前なのですが、それを一目で見破るとは、あなたは超能力者か何かなのでしょうか」
「今、咄嗟に捻り出したのだとしても、さすがに無理があるだろそれ!」
この期に及んでそんな主張を続ける彼女に呆れながら僕は言い返す。
「てか、もしそれが本名だったとしたら名が体を表すにも程があるわ!」
「そうですね……。実は、ご指摘の通り今わたしが名乗ったのは咄嗟に出た偽名にすぎません……」
とうとう観念してくれたのだろうか、ようやく彼女はしおらしい態度をみせる。
「わたしの本当の名は『透明人間』といいます。まさに名は体を表すというやつですね」
なんだかまだ観念してくれてはいないようだった……。
そんな相手に呆れつつも僕は恐怖心の裏返しか、ついつい強めのツッコミを返してしまう。
「だから君の主張には無理が有りすぎなんだよ! 『透明』さんという苗字は日本のどこかに存在しているかもしれないとして、自分の娘に『人間』だなんて、そんな突飛な名前を付ける親が居るか!」
「いえいえ、キラキラネームが幅を利かせているこのご時世。そういった名前を娘に付ける人だって存在するかもしれないではないですか。もしも実在していてそんな言葉を目にしたなら本人も親御さんも相当傷付きますよ?」
なんだかまるで……この会話がネットサイトにでも投稿されるのが前提かのような……、そんな指摘だった。
「その名前のどこら辺がキラキラしているのかは分からないが……」
そんな疑問を提示しながらも僕は、何故か相手の勢いに押されてしまってもいた。
「確かに……もしそんな事があったらと思うと、迂闊な事も言えないな」
もしかすると彼女は普段からそんなレベルで他人に対して気遣いをしてしまうほど優しい心の持ち主なのだろうか。人に気を使うのが面倒なあまり他者との関わりを断ってきた僕とは正反対だ。
そんな相手の意識の高さに怯んでしまった僕に対し、彼女は畳みかけるように言葉を重ねてくる。
「というか、人に名乗らせておいてご自分は名乗らないつもりなのでしょうか? できれば他には実在していない名前だと良いのですが……」
「何だよそれ、もしかして僕は誰かと同姓同名だったりしたらその相手に不快感を与えてしまうほどの、そんなろくでもない人間だとでも言いたいのか?」
「あ、いえ……別にそういう訳では無くてですね、ええと……」
何かフォローを挟もうとしたのだろうが何も思い付かないようだ……。とは思うのだが、いちいち追求するのにも疲れ始めていた僕は、とりあえず相手の言葉に従って素直に名乗っておくことにする。
「まあいいさ、僕の名はタケト。画廊寄武等だ」
「がろうより……たけと……さんですか。ご先祖さまはそんな名を名乗るくらいに画廊に立ち寄っていらっしゃっていたのでしょうか」
「さあね。苗字の由来なんて知らないが、もし買いもしないのに画廊にちょくちょくお邪魔していたせいでそう名付けられたのだとしたなら、『どんだけ周囲から迷惑がられてたんだよ俺のご先祖様は?』っていう、そんなろくでもない話になるよな」
「いえ……良く知らないご先祖様の事をそのようなマイナス思考で推察するというのはどうなのでしょう……」
「それもそうか……。家で絵画っぽいものなんて見た事も無いもんだから、ついついそんな想像をしてしまったのかもしれないな」
もしくは、ただ単に僕の思考がひねくれているだけなのかもしれないが……そんな自分の性格の悪さをわざわざアピールする必要も無いので話題を戻す。
「というか、そっちもいい加減に本名を名乗ったらどうなんだ?」
「ですから先ほども言ったでしょう? わたしはどうして自分が透明人間になってしまったのかも分からないのです。これは記憶喪失というものなのでしょうか」
「てか、訊かれたところで記憶喪失になんてなった事も無いし、僕には分からないが……」
何だか無力感に包まれていると、彼女はまるで勝ちを確信したかのような余裕を見せてくる。
「ともかく、そういった事情ですので、ええと……透明も人間も呼びづらそうなのでやっぱり『玲衣』と、そう呼んでくださいね」
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