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駒の確保
10:離宮のメイド(2)
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イリス達が退室した部屋は微妙な静寂に包まれていた。
(どうしようか…)
ギルベルトは隣に座るシャーロットをチラリと盗み見る。
すると、彼女も彼を見ていたようで、バチッと目があった。
「ん?やっぱりするか?初夜」
「しない!!」
「ふははっ。それは残念だ。せっかく閨の作法も勉強してきたのに」
「こら!卑猥な手つきをやめろ!嫁入り前の娘がはしたない!」
「今日嫁に入ったので問題ないぞ?」
「確かにそうだけど!そうじゃなくてだな!?」
どうしてコイツはこうも恥じらいがないのか。
初夜から幼い新妻に弄ばれたギルベルトは布団を頭からかぶり、不貞腐れてしまった。
少しからかいすぎたかと思いつつも、シャーロットはクツクツと笑うのをやめない。
そして毎度反応が可愛い彼が悪いのだと、心の中で責任転嫁した。
「夫が思っていたよりもずっと愉快な男で良かった」
「愉快ってなんだよ。馬鹿にしてんのか?」
「少しな。では初夜をしないのなら、どうする?」
「どうするって…話がしたい。聞きたいことが山ほどある」
「どうぞ?何でも答えてやろう」
腕を組み、煽るような表情で小首を傾げるシャーロット。
ギルベルトはそのデカい態度にも段々と慣れてきた自分に、複雑な心境だ。
「…メイドたちに何をした?」
布団から頭だけ出した彼は、疑惑の視線をシャーロットに送る。
メイドたちが今日、突然仕事をし出したことがやはり気になるようだ。
シャーロットはベッドに仰向けに寝転ぶと、クルンと彼の方を向いた。
「べつに?ただ、今日の昼間、私の侍女がメイドの休憩室で、『王女は本宮ではなく、この中から専属メイドを決めようとしている』と独り言をこぼしたらしい。そして、『現在の専属である自分は、よく姫から下賜品をもらっている』という話もしたそうだ」
突然降ってきた専属メイドというポジションは、王女からの下賜品やお小遣いなどがもらえる、『稼げる』ポジションだ。
そう考えたメイドたちが、王女の目に泊まろうとして仕事をするのはしごく当然のこと。
シャーロットは可愛い子たちだと、悪い笑みを浮かべた。
「…下賜品やチップ程度で、今まで働かなかった怠惰な奴らが真面目に仕事をしようとするものか?」
「そのチップ程度が、彼女たちにはとても重要な事なんだよ」
「……どういうことだ?」
「其方が何も知らないということだ」
シャーロットはギルベルトの赤茶色の髪に指を通すと、悪戯にそれを耳にかけた。
ギルベルトはくすぐったそうに、顔を歪める。
「ギルベルト。この離宮のすぐ後ろにある城壁のさらに向こう側には何があるか知っているか?」
「…貴族街だろ?」
「では貴族街の先には何がある?」
「商人の街がある。活気ある街だ。昔、何度か師匠に連れて行かれたことがある」
二人して目深にローブを被り、警備の目を掻い潜って城下に降りた。
そこで見たのは活気あふれる商店街。
裏通りは少し怖かったけど、メインストリートは美味しい匂いと陽気な音楽、たくさんの笑顔で溢れていた。
そう語るギルベルトの表情はどこか寂しげで、シャーロットは彼が包まる布団を剥ぎ取ると、その中に潜り、彼の腕に抱きついた。
「何すんだよ!離れろよ!」
「……今の首都ボルマンをみたことがあるか?」
「…え?」
「失業者が至る所に蔓延り、其方のいう裏通り、つまりスラム街が拡大していっている。最早帝国では皇城のメイドですら薄給だ」
シャーロットはここにくるまでの道中、荒廃した村をいくつも見て来た。
首都ボルマンも、何とか持ち堪えているという状況。
今この国で栄えているのは貴族街とこの城の中だけだ。
「…おそらく、この城に住み込みで働くメイドたちの多くは、給料のほとんどを家族への仕送りに当てているのではないだろうか。城の外では、若い女はなかなか仕事は見つからないだろうからな。最悪、体を売るしかない」
「……そんな…」
「…ショックか?」
「少し、な…」
全くの予想外、というわけじゃない。
国の情勢が悪化していることは理解していた。
レクレツィアが生きていた頃も、緩やかに降下傾向にあると習ったことがある。
けれど、その惨状を実際にその目で確かめたことはない。
知識だけで、自分は何も知らなかったのだという事を知ったギルベルトは拳を強く握った。
ずっと城壁の中で質素な生活して来た彼は、親兄弟から虐げられて生きる自分のことを一番不幸だと思っていたが、そうではないのかもしれない。
「俺は、皇子なのに何も知らないんだな…」
ギルベルトはフッと自嘲じみた笑みを浮かべた。
シャーロットは眉間に皺を寄せて難しい顔をする彼の手に、そっと自分の手を添えると優しい声色で語りかけた。
「ギルベルト。彼女たちは仕事をサボって何をしていたと思う?」
「…わからない」
「私は内職でもしていたんじゃないかと思うんだ」
「内職?」
「何名か、指先が赤くなっていた。きっと針仕事でもしているのだろう」
「そうか…」
「其方は、彼女たちが自分の世話をしないのは、自分が嫌われているからだと思っていたのではないか?」
「まあな…」
「本当の理由は本人に聞かねばわからないが、少なくとも私は、彼女たちに誰かを嫌って仕事を放棄するという余裕などないと思うよ」
呪われたくないという思いはあったかもしれない。だが、皇城のメイドという職を失って困るのは彼女たちの方だ。普通なら職務放棄などしない。
ギルベルトはそう言われて、ふと、何かを思い出したように天井を見上げた。
「そういえば、この離宮に移った頃。もう誰とも関わりたくなくて、ずっと近寄るなと喚き散らしていたような気がする…。あの頃は師匠を失ったばかりで、混乱していたからよく覚えていないが、そんな事を言っていたような気がするよ」
メイドたちは荒れる皇子にどう接して良いかわからず、いつの間にか何もしなくなったのではないだろうか。
ギルベルトはそう思った。
「だとしたら、俺はとんだ大馬鹿者だな。自分で近づくなと言っておきながら、いつの間にか彼女たちが本宮の皇族の意思に従い、俺を無視しているのだと思い込んでいた」
「まあ、仮にそうだとしても、職務怠慢なのは事実だ。彼女たちが仕事をしない事を正当化して良いわけではないぞ?」
「それは、わかってる」
「では、其方はどうするべきだと思う?」
「…何をすべきなんだ?」
「対話だよ。彼女たちを理解し、彼女たちに理解してもらうんだ」
今後、何をするにしてもこの屋敷がホームとなる。
家の中くらいは安心したいだろう?と、シャーロットは笑った。
「やっぱお前、歳を誤魔化してるだろ」
「失礼な」
「俺の知る13歳の令嬢はこんなんじゃない。なんか、こんなに色々と考えてない」
「こんなんって言うな。帝国の令嬢が何も考えていないだけで、王国の13歳は皆こんなものだ」
「やべーな。どうりで王国は発展を続けているわけだ」
「其方は王国のことを知っているのか?」
「師匠が詳しくてな。昔色々と話してくれた。まあ、その情報も7年も前の古いものだけど」
「なら次は王国について話すか?」
「王国の何について?」
「そうだなぁ。王国の城いる、雪のような毛色の美しい野良猫の話とか?」
「王国の情勢の話じゃないのかよ」
「今そんな難しい話をしたら寝るだろう。もう目が半分しか開いてない」
「そんなことない」
「そんなことある。眠いなら寝るか?」
「…いや、どうせなら猫の話を聞いてみたい。猫は好きだ」
ギルベルトはふにゃっと微笑むと、それから意識が途切れるまで、その猫の話に耳を傾けた。
(どうしようか…)
ギルベルトは隣に座るシャーロットをチラリと盗み見る。
すると、彼女も彼を見ていたようで、バチッと目があった。
「ん?やっぱりするか?初夜」
「しない!!」
「ふははっ。それは残念だ。せっかく閨の作法も勉強してきたのに」
「こら!卑猥な手つきをやめろ!嫁入り前の娘がはしたない!」
「今日嫁に入ったので問題ないぞ?」
「確かにそうだけど!そうじゃなくてだな!?」
どうしてコイツはこうも恥じらいがないのか。
初夜から幼い新妻に弄ばれたギルベルトは布団を頭からかぶり、不貞腐れてしまった。
少しからかいすぎたかと思いつつも、シャーロットはクツクツと笑うのをやめない。
そして毎度反応が可愛い彼が悪いのだと、心の中で責任転嫁した。
「夫が思っていたよりもずっと愉快な男で良かった」
「愉快ってなんだよ。馬鹿にしてんのか?」
「少しな。では初夜をしないのなら、どうする?」
「どうするって…話がしたい。聞きたいことが山ほどある」
「どうぞ?何でも答えてやろう」
腕を組み、煽るような表情で小首を傾げるシャーロット。
ギルベルトはそのデカい態度にも段々と慣れてきた自分に、複雑な心境だ。
「…メイドたちに何をした?」
布団から頭だけ出した彼は、疑惑の視線をシャーロットに送る。
メイドたちが今日、突然仕事をし出したことがやはり気になるようだ。
シャーロットはベッドに仰向けに寝転ぶと、クルンと彼の方を向いた。
「べつに?ただ、今日の昼間、私の侍女がメイドの休憩室で、『王女は本宮ではなく、この中から専属メイドを決めようとしている』と独り言をこぼしたらしい。そして、『現在の専属である自分は、よく姫から下賜品をもらっている』という話もしたそうだ」
突然降ってきた専属メイドというポジションは、王女からの下賜品やお小遣いなどがもらえる、『稼げる』ポジションだ。
そう考えたメイドたちが、王女の目に泊まろうとして仕事をするのはしごく当然のこと。
シャーロットは可愛い子たちだと、悪い笑みを浮かべた。
「…下賜品やチップ程度で、今まで働かなかった怠惰な奴らが真面目に仕事をしようとするものか?」
「そのチップ程度が、彼女たちにはとても重要な事なんだよ」
「……どういうことだ?」
「其方が何も知らないということだ」
シャーロットはギルベルトの赤茶色の髪に指を通すと、悪戯にそれを耳にかけた。
ギルベルトはくすぐったそうに、顔を歪める。
「ギルベルト。この離宮のすぐ後ろにある城壁のさらに向こう側には何があるか知っているか?」
「…貴族街だろ?」
「では貴族街の先には何がある?」
「商人の街がある。活気ある街だ。昔、何度か師匠に連れて行かれたことがある」
二人して目深にローブを被り、警備の目を掻い潜って城下に降りた。
そこで見たのは活気あふれる商店街。
裏通りは少し怖かったけど、メインストリートは美味しい匂いと陽気な音楽、たくさんの笑顔で溢れていた。
そう語るギルベルトの表情はどこか寂しげで、シャーロットは彼が包まる布団を剥ぎ取ると、その中に潜り、彼の腕に抱きついた。
「何すんだよ!離れろよ!」
「……今の首都ボルマンをみたことがあるか?」
「…え?」
「失業者が至る所に蔓延り、其方のいう裏通り、つまりスラム街が拡大していっている。最早帝国では皇城のメイドですら薄給だ」
シャーロットはここにくるまでの道中、荒廃した村をいくつも見て来た。
首都ボルマンも、何とか持ち堪えているという状況。
今この国で栄えているのは貴族街とこの城の中だけだ。
「…おそらく、この城に住み込みで働くメイドたちの多くは、給料のほとんどを家族への仕送りに当てているのではないだろうか。城の外では、若い女はなかなか仕事は見つからないだろうからな。最悪、体を売るしかない」
「……そんな…」
「…ショックか?」
「少し、な…」
全くの予想外、というわけじゃない。
国の情勢が悪化していることは理解していた。
レクレツィアが生きていた頃も、緩やかに降下傾向にあると習ったことがある。
けれど、その惨状を実際にその目で確かめたことはない。
知識だけで、自分は何も知らなかったのだという事を知ったギルベルトは拳を強く握った。
ずっと城壁の中で質素な生活して来た彼は、親兄弟から虐げられて生きる自分のことを一番不幸だと思っていたが、そうではないのかもしれない。
「俺は、皇子なのに何も知らないんだな…」
ギルベルトはフッと自嘲じみた笑みを浮かべた。
シャーロットは眉間に皺を寄せて難しい顔をする彼の手に、そっと自分の手を添えると優しい声色で語りかけた。
「ギルベルト。彼女たちは仕事をサボって何をしていたと思う?」
「…わからない」
「私は内職でもしていたんじゃないかと思うんだ」
「内職?」
「何名か、指先が赤くなっていた。きっと針仕事でもしているのだろう」
「そうか…」
「其方は、彼女たちが自分の世話をしないのは、自分が嫌われているからだと思っていたのではないか?」
「まあな…」
「本当の理由は本人に聞かねばわからないが、少なくとも私は、彼女たちに誰かを嫌って仕事を放棄するという余裕などないと思うよ」
呪われたくないという思いはあったかもしれない。だが、皇城のメイドという職を失って困るのは彼女たちの方だ。普通なら職務放棄などしない。
ギルベルトはそう言われて、ふと、何かを思い出したように天井を見上げた。
「そういえば、この離宮に移った頃。もう誰とも関わりたくなくて、ずっと近寄るなと喚き散らしていたような気がする…。あの頃は師匠を失ったばかりで、混乱していたからよく覚えていないが、そんな事を言っていたような気がするよ」
メイドたちは荒れる皇子にどう接して良いかわからず、いつの間にか何もしなくなったのではないだろうか。
ギルベルトはそう思った。
「だとしたら、俺はとんだ大馬鹿者だな。自分で近づくなと言っておきながら、いつの間にか彼女たちが本宮の皇族の意思に従い、俺を無視しているのだと思い込んでいた」
「まあ、仮にそうだとしても、職務怠慢なのは事実だ。彼女たちが仕事をしない事を正当化して良いわけではないぞ?」
「それは、わかってる」
「では、其方はどうするべきだと思う?」
「…何をすべきなんだ?」
「対話だよ。彼女たちを理解し、彼女たちに理解してもらうんだ」
今後、何をするにしてもこの屋敷がホームとなる。
家の中くらいは安心したいだろう?と、シャーロットは笑った。
「やっぱお前、歳を誤魔化してるだろ」
「失礼な」
「俺の知る13歳の令嬢はこんなんじゃない。なんか、こんなに色々と考えてない」
「こんなんって言うな。帝国の令嬢が何も考えていないだけで、王国の13歳は皆こんなものだ」
「やべーな。どうりで王国は発展を続けているわけだ」
「其方は王国のことを知っているのか?」
「師匠が詳しくてな。昔色々と話してくれた。まあ、その情報も7年も前の古いものだけど」
「なら次は王国について話すか?」
「王国の何について?」
「そうだなぁ。王国の城いる、雪のような毛色の美しい野良猫の話とか?」
「王国の情勢の話じゃないのかよ」
「今そんな難しい話をしたら寝るだろう。もう目が半分しか開いてない」
「そんなことない」
「そんなことある。眠いなら寝るか?」
「…いや、どうせなら猫の話を聞いてみたい。猫は好きだ」
ギルベルトはふにゃっと微笑むと、それから意識が途切れるまで、その猫の話に耳を傾けた。
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