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第一章 お姉様の婚約者
14:絶対はない(4)
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初夜、兄様は確かに言った。
『俺が君を好きになることはない。絶対に』と。
そう、言っていた。
「ミュリエル。君はよく、絶対はないと言うよな。ああ、そうさ。その通りだよ。絶対なんてものはない」
ないから、絶対好きになるものかと思っていた相手にだって恋をしてしまう。
ダメだとわかっているのに、恋をしてしまうんだ。
兄様は苦しそうに声を絞り出す。
「君が、いろんなものを背負ってオーレンドルフに嫁いできたことは知っている。みんなの期待に応えるために俺を好きだと言い続けていることも、そのせいで心を病んでいることも知っている」
「そ、そんなこと……」
「そんなことあるよ。ずっと見てきたんだからわかる。何年一緒にいると思っているんだ」
「兄様、私は……」
「でも!……でも、俺は馬鹿だから、君の言う『好き』が嘘であることを知っていても、期待してしまうんだよ。いつかその言葉が本当になるんじゃないかと期待してしまうんだ」
「嘘じゃないです。好きです。本当に、大好きなんです」
「そう思い込んでいるだけさ。君の本心はそうは思っていないはずだ」
社交界に出ればずっと好奇な視線に晒されて。
オーレンドルフの親族にはずっと嫌味を言われ続けて。
12歳で結婚したせいで、憧れていた学園には通えずじまいで。
幸せな結婚を夢見ていたはずなのに、実際は恋をすることすら叶わない。
「君はよく、自分のことを幸せだと言うが、一体これのどこが幸せなんだ?」
冷静になれ。君は幸せだと思い込もうとしているだけだ。
兄様はそう言った。兄様の表情は後悔と懺悔と、憐れみの感情が入り混じった複雑なものだった。
ーーーー違う。兄様の言うことは全部間違っている。嘘じゃない。私は幸せだ。
そう言いたいのに、どうしてだか声が出ない。確かにそう思っているはずなのに、兄様の言葉を否定することができない。
これでは本当に嘘になってしまう。私の恋が、長年の片思いが嘘になってしまう。
「ミュリエル、もう頑張らなくてもいい」
その言葉に心がフッと軽くなる。
……これは、よくないやつだ。
「自分の心を偽る必要はない。もう、いいんだ」
兄様はそっと私の頬に触れ、袖口で涙を拭った。
その時私は初めて自分が泣いていることに気づいた。
どうりで、世界が歪んで見えるわけだ。
「……なあ。その涙は俺の気持ちに答えられない罪悪感からくる涙か?」
違う。そうじゃない。兄様と想いが通じ合ったことが嬉しくて泣いているのだ。これは嬉し涙よ。
「ミュリエル。好きだよ」
「……」
「でも俺のことを好きじゃない君が、心を削りながら、俺に好きだと言い続けている姿を……、もう見たくないんだ……」
「ち、ちが……」
「自分勝手でごめん。だけどもう俺は自分の気持ちを誤魔化せそうもない」
「兄様……」
「離婚しよう、ミュリエル。今ならまだ間に合う。君はまだ17だ」
もう自由になっていい。離婚しても何不自由なく暮らせるよう環境を整えるから、と兄様は優しく諭すように言う。
兄様の言葉は何一つ理解できない。兄様の言っていることは全部兄様の憶測で私の本当の気持ちじゃない。勝手なことを言わないでほしい。
そう反論してやりたいのに、彼の言葉がストンと胸に落ちてくる。こんなの、おかしい。違うのに。
「……グレンはいい奴だよ。きっと君を幸せにしてくれる」
「わ、わた、しは……、私は、離婚なんて……、したくありません」
「どうして?」
「どうして、って……。兄様のことが好きだから。兄様のそばにいたいから、です」
「嘘つき」
「う、嘘じゃないです!私は本当に……」
「ではそれを証明して見せてくれ」
「しょうめい……?」
兄様はどこか諦めたような遠い目をして私の腰に手を回した。
そして力強く自分の方へと引き寄せる。私は兄様の胸に顔を埋めた。
ーーー速い。
心臓の音が壊れてしまいそうなほどに速くて、私はただただ困惑した。
いつから?
この人はいつから私のことを好きだった?いつからこの人の中で姉様は過去になってしまった?
あの時から?それともあの時?もしかして、あの時にはすでに?
私は嫁いできてから今日までの日々を思い返す。
けれど、私の記憶の中の兄様はいつだって、姉様の婚約者のままで。
一度だって私に気持ちを向けたことなどなかった。
「好きだよ、ミュリエル」
兄様は私を抱きしめる手をさらに強めた。
「顔を上げてくれ」
優しい声が上から降り注ぐ。
でも……、顔を上げたら?
その先に待っているものは何?
私は怖くて顔を上げることができない。
すると、兄様は私の頬にそっと手を添えた。
そして優しく、ゆっくりと、艶かしく、私の顔を上に向けた。
「……にい、さま?」
兄様が熱を帯びた眼差しで私を見ている。
その紫水晶の瞳に私が映っている。
今まで私のことなんて映していないと思っていたその瞳には確かに、私が映っている。
姉様じゃない。この人が好きなのは姉様じゃない。私だ。
兄様の眼差しは私に確信を与えた。
ーーーー怖い。
兄様の胸を両手で押して、彼から離れた。
多分、恐ろしいものを見るような目をしてしまったのだろう。兄様はフッと悲しげに微笑む。
「ごめん。そりゃ、怖いよな」
兄だと思って信頼していた男に、異性としての感情を向けられるなんて怖いに決まっている。ひどく裏切られたような感覚すら覚えることだろう。
そう言って兄様は泣きそうな顔をして、でも必死に笑って、私から離れた。
「ち、違う。違うの。怖くない」
「もういいよ、ミュリエル」
「私は兄様のこと好きだもん」
「うん」
「びっくりしただけなの。キスするんでしょう?できるもん」
「うん……」
「大好きよ。兄様。大好き」
「うん………」
どうしよう。何を言っても嘘にしか聞こえない。
自分でも、自分の言葉が嘘に聞こえる。
嘘だったの?本当に私の恋は嘘だったの?
私は信じたくなくて、ずっと兄様に「好きだ」と言い続けた。
すると兄様はそっと私の肩に自分のコートをかけてくれた。
兄様の金木犀の香りが、私を包み込む。
「……冷えたな。中に入ろうか」
「…………はい」
兄様は少し躊躇しながらも、そっと私の手を握った。そして優しく私の手を引いて、私を城の中へと誘った。
兄様の大きな手。私はこの手が大好きだった。
この手に引かれて散歩をするのが好きだった。
けれど、どうして?
今の私は私はその手を握り返すことができない。
ずっと好きだった。姉様だけしが映さないあの瞳がずっと、狂おしいほどに好きだった。
私もあんなふうに愛されたかった。あの瞳がこちらを向けばいいのにと、何度も願った。
ーーーーほんとうに?
『俺が君を好きになることはない。絶対に』と。
そう、言っていた。
「ミュリエル。君はよく、絶対はないと言うよな。ああ、そうさ。その通りだよ。絶対なんてものはない」
ないから、絶対好きになるものかと思っていた相手にだって恋をしてしまう。
ダメだとわかっているのに、恋をしてしまうんだ。
兄様は苦しそうに声を絞り出す。
「君が、いろんなものを背負ってオーレンドルフに嫁いできたことは知っている。みんなの期待に応えるために俺を好きだと言い続けていることも、そのせいで心を病んでいることも知っている」
「そ、そんなこと……」
「そんなことあるよ。ずっと見てきたんだからわかる。何年一緒にいると思っているんだ」
「兄様、私は……」
「でも!……でも、俺は馬鹿だから、君の言う『好き』が嘘であることを知っていても、期待してしまうんだよ。いつかその言葉が本当になるんじゃないかと期待してしまうんだ」
「嘘じゃないです。好きです。本当に、大好きなんです」
「そう思い込んでいるだけさ。君の本心はそうは思っていないはずだ」
社交界に出ればずっと好奇な視線に晒されて。
オーレンドルフの親族にはずっと嫌味を言われ続けて。
12歳で結婚したせいで、憧れていた学園には通えずじまいで。
幸せな結婚を夢見ていたはずなのに、実際は恋をすることすら叶わない。
「君はよく、自分のことを幸せだと言うが、一体これのどこが幸せなんだ?」
冷静になれ。君は幸せだと思い込もうとしているだけだ。
兄様はそう言った。兄様の表情は後悔と懺悔と、憐れみの感情が入り混じった複雑なものだった。
ーーーー違う。兄様の言うことは全部間違っている。嘘じゃない。私は幸せだ。
そう言いたいのに、どうしてだか声が出ない。確かにそう思っているはずなのに、兄様の言葉を否定することができない。
これでは本当に嘘になってしまう。私の恋が、長年の片思いが嘘になってしまう。
「ミュリエル、もう頑張らなくてもいい」
その言葉に心がフッと軽くなる。
……これは、よくないやつだ。
「自分の心を偽る必要はない。もう、いいんだ」
兄様はそっと私の頬に触れ、袖口で涙を拭った。
その時私は初めて自分が泣いていることに気づいた。
どうりで、世界が歪んで見えるわけだ。
「……なあ。その涙は俺の気持ちに答えられない罪悪感からくる涙か?」
違う。そうじゃない。兄様と想いが通じ合ったことが嬉しくて泣いているのだ。これは嬉し涙よ。
「ミュリエル。好きだよ」
「……」
「でも俺のことを好きじゃない君が、心を削りながら、俺に好きだと言い続けている姿を……、もう見たくないんだ……」
「ち、ちが……」
「自分勝手でごめん。だけどもう俺は自分の気持ちを誤魔化せそうもない」
「兄様……」
「離婚しよう、ミュリエル。今ならまだ間に合う。君はまだ17だ」
もう自由になっていい。離婚しても何不自由なく暮らせるよう環境を整えるから、と兄様は優しく諭すように言う。
兄様の言葉は何一つ理解できない。兄様の言っていることは全部兄様の憶測で私の本当の気持ちじゃない。勝手なことを言わないでほしい。
そう反論してやりたいのに、彼の言葉がストンと胸に落ちてくる。こんなの、おかしい。違うのに。
「……グレンはいい奴だよ。きっと君を幸せにしてくれる」
「わ、わた、しは……、私は、離婚なんて……、したくありません」
「どうして?」
「どうして、って……。兄様のことが好きだから。兄様のそばにいたいから、です」
「嘘つき」
「う、嘘じゃないです!私は本当に……」
「ではそれを証明して見せてくれ」
「しょうめい……?」
兄様はどこか諦めたような遠い目をして私の腰に手を回した。
そして力強く自分の方へと引き寄せる。私は兄様の胸に顔を埋めた。
ーーー速い。
心臓の音が壊れてしまいそうなほどに速くて、私はただただ困惑した。
いつから?
この人はいつから私のことを好きだった?いつからこの人の中で姉様は過去になってしまった?
あの時から?それともあの時?もしかして、あの時にはすでに?
私は嫁いできてから今日までの日々を思い返す。
けれど、私の記憶の中の兄様はいつだって、姉様の婚約者のままで。
一度だって私に気持ちを向けたことなどなかった。
「好きだよ、ミュリエル」
兄様は私を抱きしめる手をさらに強めた。
「顔を上げてくれ」
優しい声が上から降り注ぐ。
でも……、顔を上げたら?
その先に待っているものは何?
私は怖くて顔を上げることができない。
すると、兄様は私の頬にそっと手を添えた。
そして優しく、ゆっくりと、艶かしく、私の顔を上に向けた。
「……にい、さま?」
兄様が熱を帯びた眼差しで私を見ている。
その紫水晶の瞳に私が映っている。
今まで私のことなんて映していないと思っていたその瞳には確かに、私が映っている。
姉様じゃない。この人が好きなのは姉様じゃない。私だ。
兄様の眼差しは私に確信を与えた。
ーーーー怖い。
兄様の胸を両手で押して、彼から離れた。
多分、恐ろしいものを見るような目をしてしまったのだろう。兄様はフッと悲しげに微笑む。
「ごめん。そりゃ、怖いよな」
兄だと思って信頼していた男に、異性としての感情を向けられるなんて怖いに決まっている。ひどく裏切られたような感覚すら覚えることだろう。
そう言って兄様は泣きそうな顔をして、でも必死に笑って、私から離れた。
「ち、違う。違うの。怖くない」
「もういいよ、ミュリエル」
「私は兄様のこと好きだもん」
「うん」
「びっくりしただけなの。キスするんでしょう?できるもん」
「うん……」
「大好きよ。兄様。大好き」
「うん………」
どうしよう。何を言っても嘘にしか聞こえない。
自分でも、自分の言葉が嘘に聞こえる。
嘘だったの?本当に私の恋は嘘だったの?
私は信じたくなくて、ずっと兄様に「好きだ」と言い続けた。
すると兄様はそっと私の肩に自分のコートをかけてくれた。
兄様の金木犀の香りが、私を包み込む。
「……冷えたな。中に入ろうか」
「…………はい」
兄様は少し躊躇しながらも、そっと私の手を握った。そして優しく私の手を引いて、私を城の中へと誘った。
兄様の大きな手。私はこの手が大好きだった。
この手に引かれて散歩をするのが好きだった。
けれど、どうして?
今の私は私はその手を握り返すことができない。
ずっと好きだった。姉様だけしが映さないあの瞳がずっと、狂おしいほどに好きだった。
私もあんなふうに愛されたかった。あの瞳がこちらを向けばいいのにと、何度も願った。
ーーーーほんとうに?
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