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第三章 アッシュフォード男爵夫人

あとがきとお知らせ

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 みなさま、ご機嫌よう。七瀬でございます。 
 本作を書き始めたきっかけは無意味で自己満足な祈りでした。
 ですがそこに性癖と妄想を詰め込み、ノンストップで駆け抜けた結果、気がついたらこんな話になってしまいました。
 書き上げてみると、何故か30万字を悠に超えておりまして大変驚いております。
 こんなに書くつもりはなかったのですが……、思いの外、筆が乗ってしまいました。

 実のところ、はじめはもっと軽い話にするはずでした。
 それなのに、いつの間にかこんなに重たい話になってしまいましたのは、ひとえに作者の悪い癖のせいです。
 二部が良くありませんでしたね。平和な南部から嫁いで来て、すぐにアッシュフォードに馴染むのも都合が良すぎるかなと思い、入れたお話だったのですが、思ってたよりも重くなりました。笑
 しかしまあ、なかなかに楽しく書けた作品でしたので、良しとします。
 

 本作はこれにて、本編を終了とさせていただきます。
 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
 本当に多くの方に読んでいただくことができて、とても幸せでした。
 また、たくさんの応援と感想をありがとうございました。
 コメントには一つ一つお返事ができておりませんが、全て大切に読ませていただいております。執筆中はとても励みになりました。
 ありがとうございます。




 
 さて、今後の予定です。
 お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、本編ではまだリズベットに関する全ての伏線を回収できておりません。
 と、いうわけで、これより先はリズベットとテオドールとランの三角関係を終わらせようと思います。
 しばらく休養期間を取り、3月3日(金)から番外編として3人の物語をスタートさせる予定です(但し、予定は未定)。
 
 正直、脳内にランルートとリズルートのどちらも存在しているので、まだ結末は決まっていません。何なら、リズルートに至ってはメリバエンドとハピエンの2種類あるという……。
 ああ、悩ましい。
 ある程度着地点を決めてから書き始めないととっ散らかりそうなので、もし公開が延期となる場合にはまたお知らせいたします。  
 
 ギャルゲーの主人公へと進化したテオが覚悟を決めてどちらの手を取るか、気になる方は続きをお待ちください。


 ………本当はそんな風なキャラクターにするつもりはなかったのですが、作者に気に入られたのが運の尽きですね。
 せいぜい悩んで傷つくと良いのです。うん。


 
 それではまた。
 お付き合いいただき、ありがとうございました。


 七瀬菜々
 
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