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第二章 マリーナフカの棺とハルの妖精
22:テオドール(1)
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「それで?ここに来た理由をそろそろ教えていただきたいのですが」
先ほど、完全に存在を無視されていたテオドールは腕を組み、少し棘のある態度でアイシャを見た。
冷静になると恥ずかしかったのか、アイシャは手でパタパタと火照る顔を仰ぐ。
イアンはそんな彼女を微笑ましげに眺めていた。3人の温度差がすごい。
「実はマリーナフカの件で、ご相談というかご報告というかがありまして」
「相談?」
「はい……。その、大変申し上げにくい事なのですが、聞いていただけますか?」
「うん。聞くよ!何でも言って!」
「……単刀直入に申し上げますと、マリーナフカはこちら側から招き入れられている可能性があります」
「……はひ?」
あまりにも予想外の発言にイアンは思わず変な声を出してしまった。
マリーナフカは魔族が送り込んできた魔族の子どもだ。
そして魔族は昔も今もずっと憎き敵であり、何よりこの地の人間は彼らの侵略によって大切な人を大勢亡くしている。そんな奴らをこのアッシュフォードの民が招き入れるなどあり得ない。
イアンは自分の家族とも言える領民にあらぬ疑いをかけられたことに、眉を顰めた。
しかし、アイシャは何度あり得ないと言われてもその主張を曲げようとはしない。
「そう思う根拠はあるのか?」
「根拠なくこんな事は申しませんわ……。まず私が疑問に思ったのはマリーナフカの出現場所についてです。ほとんどは教会の周辺、もしくは砦付近ですが、たまに街の中心部やこのお屋敷の近くにも現れていますね?」
アイシャは机に広げた地図の該当箇所にばつ印をつけ始めた。
何の資料を見ることもなく的確にその場所を示していくあたり、かなり報告書を読み込んだのだろうことが窺える。その努力に二人は少し驚いた。
「教会と砦の近くはわかります。国境の警備は厳重ですから先日のように陽動部隊が砦の兵を引き付けているうちに、マリーナフカだけがどこかから侵入すると考えられなくはない。けれど、なぜ街の中心部まで侵入できるのですか?砦からはかなり距離があり、所々に検問所もありますよね?」
「それは彼らの着ている羽織に何か秘密があるかもしれないとテオドールが言っていたぞ。なあ?」
「はい。基本的に魔族は空を飛んだり、瞬間移動したり、壁をすり抜たりなどはできませんから、侵入するなら物理攻撃で砦を突破するしかないのです。それにそもそもマリーナフカは魔力を持ちませんし……、そう考えると彼らが決まって身につけているあの羽織に何か仕掛けがあると考えたほうが自然です」
「……そう、詳しいのね」
「まあ、僕が調べていますからね」
「でもその羽織は今のところただの羽織なのでしょう?」
「それは……確かにそうですけど……。けれどそれ以外には考えられません」
「貴方はそういう考えの元調べているのでしょうけど、私はもう少し視野を広げたほうが良いと思う」
アイシャはそう言うといくつかの報告書を地図の上に広げた。
「街にマリーナフカが現れたという報告は5回。そのうち屋敷付近は3回。あとは薬屋と、定食屋さんの近くに1回ずつ。薬屋と定食屋の時はマリーナフカが自爆し、被害者が出ています。ですがいずれも偶然司祭様が近くにいたため、迅速な治療が出来たおかげで死者は出ていません」
「……そう、ですね?」
「そして屋敷の訪問記録によれば、屋敷付近の3回のうち1回は司祭様が屋敷を訪れていた時に現れていますね?」
「……」
ここまで言えばもうわかるだろう、とでも言いたげにアイシャは上目遣いでイアンを見つめた。
さすがのイアンも彼女の言いたい事は察したらしい。頭をポリポリと掻きながら苦虫を噛み潰したような顔をした。
「君が言うマリーナフカを招いている者は司祭殿だとでも?」
「はい、そうです」
「しかし、彼は戦争で足を悪くしている。つまり魔族による侵略の被害者だ。彼は今も魔族を許してはいない。そしてそんな恐ろしい思いをしながらもこんな何もない地で、神に仕える身として戦争孤児の保護を率先して行い、負傷兵の治療にも尽力してくれている人格者だ。だから正直に言うと信じられない。皆彼を慕っているし、彼もこの地を愛してくれていると俺は思っている」
「そ、それに、屋敷付近にマリーナフカが現れたうちの残りの2回は司祭様の訪問とは関係ないんですよね?流石にそれだけで疑うのは……」
「マリーナフカは全てが自爆して死んでいるわけではありませんよね?残りの2回については野犬に襲われたのか、発見された時には既に死亡していたケースが1件と、マリーナフカだと気づいた騎士が自爆前に始末したケースが1件です」
「だが……」
「あと気になるのは帳簿です」
「帳簿?」
「はい。男爵様は決して少なくない額の支援をしています。にも関わらず、治療院の設備は旧式のものが多いように感じました」
アイシャが先日見た治療院は建物こそ立派だったが医療設備はどれも古く、治療の環境が十分に整っているとは言えなかった。
はじめは割り当てられた予算を建物の修繕に当てているために余裕がないのだろう思っていたが、アイシャが考えているよりもずっとイアンはこの治療院を重要視しており、想像よりはるかに上をいく額を寄付していた。
その金額をもらっているのなら、設備を最新のものに変えることも難しくないはず。なのにそうはなっていない……。
アイシャには治療院に入る収入と支出のバランスが取れていないように見えるのだ。
先ほど、完全に存在を無視されていたテオドールは腕を組み、少し棘のある態度でアイシャを見た。
冷静になると恥ずかしかったのか、アイシャは手でパタパタと火照る顔を仰ぐ。
イアンはそんな彼女を微笑ましげに眺めていた。3人の温度差がすごい。
「実はマリーナフカの件で、ご相談というかご報告というかがありまして」
「相談?」
「はい……。その、大変申し上げにくい事なのですが、聞いていただけますか?」
「うん。聞くよ!何でも言って!」
「……単刀直入に申し上げますと、マリーナフカはこちら側から招き入れられている可能性があります」
「……はひ?」
あまりにも予想外の発言にイアンは思わず変な声を出してしまった。
マリーナフカは魔族が送り込んできた魔族の子どもだ。
そして魔族は昔も今もずっと憎き敵であり、何よりこの地の人間は彼らの侵略によって大切な人を大勢亡くしている。そんな奴らをこのアッシュフォードの民が招き入れるなどあり得ない。
イアンは自分の家族とも言える領民にあらぬ疑いをかけられたことに、眉を顰めた。
しかし、アイシャは何度あり得ないと言われてもその主張を曲げようとはしない。
「そう思う根拠はあるのか?」
「根拠なくこんな事は申しませんわ……。まず私が疑問に思ったのはマリーナフカの出現場所についてです。ほとんどは教会の周辺、もしくは砦付近ですが、たまに街の中心部やこのお屋敷の近くにも現れていますね?」
アイシャは机に広げた地図の該当箇所にばつ印をつけ始めた。
何の資料を見ることもなく的確にその場所を示していくあたり、かなり報告書を読み込んだのだろうことが窺える。その努力に二人は少し驚いた。
「教会と砦の近くはわかります。国境の警備は厳重ですから先日のように陽動部隊が砦の兵を引き付けているうちに、マリーナフカだけがどこかから侵入すると考えられなくはない。けれど、なぜ街の中心部まで侵入できるのですか?砦からはかなり距離があり、所々に検問所もありますよね?」
「それは彼らの着ている羽織に何か秘密があるかもしれないとテオドールが言っていたぞ。なあ?」
「はい。基本的に魔族は空を飛んだり、瞬間移動したり、壁をすり抜たりなどはできませんから、侵入するなら物理攻撃で砦を突破するしかないのです。それにそもそもマリーナフカは魔力を持ちませんし……、そう考えると彼らが決まって身につけているあの羽織に何か仕掛けがあると考えたほうが自然です」
「……そう、詳しいのね」
「まあ、僕が調べていますからね」
「でもその羽織は今のところただの羽織なのでしょう?」
「それは……確かにそうですけど……。けれどそれ以外には考えられません」
「貴方はそういう考えの元調べているのでしょうけど、私はもう少し視野を広げたほうが良いと思う」
アイシャはそう言うといくつかの報告書を地図の上に広げた。
「街にマリーナフカが現れたという報告は5回。そのうち屋敷付近は3回。あとは薬屋と、定食屋さんの近くに1回ずつ。薬屋と定食屋の時はマリーナフカが自爆し、被害者が出ています。ですがいずれも偶然司祭様が近くにいたため、迅速な治療が出来たおかげで死者は出ていません」
「……そう、ですね?」
「そして屋敷の訪問記録によれば、屋敷付近の3回のうち1回は司祭様が屋敷を訪れていた時に現れていますね?」
「……」
ここまで言えばもうわかるだろう、とでも言いたげにアイシャは上目遣いでイアンを見つめた。
さすがのイアンも彼女の言いたい事は察したらしい。頭をポリポリと掻きながら苦虫を噛み潰したような顔をした。
「君が言うマリーナフカを招いている者は司祭殿だとでも?」
「はい、そうです」
「しかし、彼は戦争で足を悪くしている。つまり魔族による侵略の被害者だ。彼は今も魔族を許してはいない。そしてそんな恐ろしい思いをしながらもこんな何もない地で、神に仕える身として戦争孤児の保護を率先して行い、負傷兵の治療にも尽力してくれている人格者だ。だから正直に言うと信じられない。皆彼を慕っているし、彼もこの地を愛してくれていると俺は思っている」
「そ、それに、屋敷付近にマリーナフカが現れたうちの残りの2回は司祭様の訪問とは関係ないんですよね?流石にそれだけで疑うのは……」
「マリーナフカは全てが自爆して死んでいるわけではありませんよね?残りの2回については野犬に襲われたのか、発見された時には既に死亡していたケースが1件と、マリーナフカだと気づいた騎士が自爆前に始末したケースが1件です」
「だが……」
「あと気になるのは帳簿です」
「帳簿?」
「はい。男爵様は決して少なくない額の支援をしています。にも関わらず、治療院の設備は旧式のものが多いように感じました」
アイシャが先日見た治療院は建物こそ立派だったが医療設備はどれも古く、治療の環境が十分に整っているとは言えなかった。
はじめは割り当てられた予算を建物の修繕に当てているために余裕がないのだろう思っていたが、アイシャが考えているよりもずっとイアンはこの治療院を重要視しており、想像よりはるかに上をいく額を寄付していた。
その金額をもらっているのなら、設備を最新のものに変えることも難しくないはず。なのにそうはなっていない……。
アイシャには治療院に入る収入と支出のバランスが取れていないように見えるのだ。
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