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第34話 宏海に会いたいな
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その後は特に何事もなく順調に進んでいた。15時位だろうか、ようやく砦らしきものが見えてきて、フレンダにここが国境の関所だと教えられた。入国の手続き待ちの者がおり、素通りできないんだと理解できた。
審査を待っている者が一組いたが、丁度コウ達が到着した時に中に入っていったが、10分も待たずにコウ達の番が来た。
そこは王女であるフレンダの出番である。身分証と国が発行した留学証明を兼ねた通行手形を見せた所、兵達が驚いていた。王族の為、形式的に馬車の中を軽く確認したのと、国境を通る者の名前を登録しただけで殆どノーチェックに近い状態で通されていた。
「フレンダが王女様だというのは本当なのだな。おかげで大した確認もせずに通してもらえたから拍子抜けだな。本来ならボディーチェックが有り面倒だったから助かったよ」
「あらトリトさん、私の事を何だと思ったのかしら?」
トリトは肩を竦め、はははとしか言わなかった。
「別に私は王女だというような事をペラペラと喋るつもりも、それを笠に着るつもりもないけれども、まあこういう時位はいいのかなって思うのだけれども駄目かしら?」
コウもフレンダにお礼を言っていた。
「うん。ありがとう。おかげで助かったよ。トリトじゃないけど、お前本当にお姫様なんだな」
「そう思うなら少しは優しくしてよね」
「そうか?俺は大人の女性には優しいつもりだぞ!」
子供扱いされた事にプンプンしていたが、そんな話をいているとコウ達の出国許可書が発行された。次いでオニール国にての入国手続きになった為、話は終わった。
流石に国境にある砦だけあって、両国側に各々100名位の兵士が駐屯しているという。普通の盗賊ごときであれば遅れを取るような事はまずない人数だ。
こちらでも最低限の登録と、フレンダが出国時に同行していた者達の死亡者の報告を済ませ、無事入国した。
この先を20分ほど進むと町があるという。さらにその先の町となると2時間ほど行かないとないそうだ。この為、今日は国境付近の町で泊まる事になった。
国境の砦に駐屯している者は、ウッダード国の者もオニール国の者もフレンダの顔を覚えている者がいて、共の顔ぶれが変わっている事に少し驚きはしたようだが、お久しぶりでございます!ナタリー様と言ってすんなり通された。
あっけなく国境を越えられた事に、コウは安堵しつつも拍子抜けしていた。
その後暫くは特に何もなく城からの追跡の心配が少なくなり、コウは3人をぼーっと見つめていた。そんなコウの様子を見ていたトリトが心配そうに質問してきた。
「どうしたんだい?そんなに見つめられると流石に恥ずかしいぞ」
「ああ済まない。今までずっと逃げていたからさ、常に緊張していたんだよな。だからさ、なんか国境を通過出来たからほっとしたんだよ。まあ、初めて見たエルフが珍しくて観察していたって事にしといてよ」
トリトはジト目でコウを見ていたが、フレンダが助け舟を出そうと別の話題を出した。
「ねえコウ、今日泊まる町はね、なんと温泉街があるのよ。結構有名でね、美容に良いの。その、一緒に入らない?」
「ああ、温泉か。いいな。ってドサクサにまみれて何を言ってるんだよ?もしかして貸し切りか混浴か?」
「うん。混浴も有るわ」
「駄目た。混浴なら他の男もいるだろ?お前の肌を他の男に見られたくない」
ついつい言ってしまったのだ。
「あら?私なんて子供扱いじゃなかったの?ってあんた私を一度おかじゃなくて、私の事を心配してくれるんだ。へー」
またもやからかわれたのだが、クルルは違った
「大丈夫にゃ。コウになら見られても良いニャ。4人で入るニャ。コウはいずれあたしらを娶るニャ。だから大丈夫ニャ」
「はあ。知り合って間もないお前を何故娶らねばならんのだ?」
「娶ったら女装しなくても、いつでもモフれるニャ?コウはあたいの尻尾好きニャ」
「あう!本気で考えてしまうじゃないか」
隣で何故かトリトもクネクネしていたが、コウは気が付かなかった。隣だったからだ。
「ねえ、コウ。真面目な話、勇者なのだからいずれ私達を娶る事を考えて欲しいの。それにね周りに勇者だとばれると愛人で良いからとか、側女でもよいからと何人もの女が寄ってきたり、どこぞの領主が娘を送り込んできたりするのよ。子種をくれってね。貴族は別だけれども、勿論勇者は複数の妻を娶る事を慣例的に認められているのよ。寧ろ推奨されているの。だから鬱陶しかったりしたら女の振りをしてやり過ごしても良いのよ」
「何だよ!俺の奥さんになりたい話じゃなくて、結局女装男子をって方に話を持っていくのか。あのな、俺はまだ結婚する歳でもないし、あいつの事がまだ吹っ切れていないから、まだ誰か特定の者を好きになれるか分からないぞ。な、泣くな!今の所は数年したらフレンダは嫁さん候補になるから。な」
フレンダはアッカンベーをしていた。そして意味ありげにトリトを見ていたが、トリトは目を逸らしていた。
「コウ、その女性について教えてくれはしないか?君の恋人か?」
「ああ、向こうの世界では隣に住んでいて、同じ日に生まれた幼馴染みなんだ。名前も偶然読みがひろみなんだよ。簡単に言うと俺と違って真面目で頭も良く、モテてたな。でも何故かイケメンから告白されても断り、ずっと彼氏はいなかったな。そうだな、美人で勝ち気が強く、弓での勝負をよく吹っかけてきたもんだよ。尤も俺と違い頭がよく、勉強ではずっと勝てなかったっけな。でもな、弓だけは俺の方がずっと上だっよ。何かあると俺の世話を焼きたがるし、髪を直せだのハンカチは持ったか?だの、いつもうるさい奴だよなと思っていたけどさ、今思えばあいつの言う事を聞いてちゃんとした格好をしていればよかったのかもな。最後の会話もさ、今日こそは俺に勝つぞと息巻いていたんだ。そして速射を競っていたよ。まあ、もう二度と会えないのだろうけどな」
「コウはその幼馴染に愛されていたのだな」
「えっ?」
「えっ?ってどれだけ鈍感なのだ?コウからの告白を待っていたに決まっているではないか。だからよく世話も焼いていたのだろ?なあコウ、もしそのひろみさんと会う事が出来たらどうする?」
「もう会えないって言ったろ。分かった分かった、そんな目で見るなよ。そうだな、もしまた会えたら結婚を申し込むよ」
「いきなりなのか?好きだと言う告白をするのじゃなくて?」
「おかしいか?」
「おかしいに決まってるじゃない。あんた頭おかしいんじゃないの?女心を分かっていないなって言われた事無いの?」
「まあ、確かにいつも私以外にそんな事を言ったら駄目だとダメ出しされてたな。そうか、駄目か。ああ、宏海に会いたいな」
宏海に会いたいと叫びたくなり、思わずコウは立とうとしたが丁度馬車が石を踏んだ為、大きく揺れた。そんな時に立ちかけていた為、コウは無様に倒れ、うつ伏せに床に転がったのであった。
審査を待っている者が一組いたが、丁度コウ達が到着した時に中に入っていったが、10分も待たずにコウ達の番が来た。
そこは王女であるフレンダの出番である。身分証と国が発行した留学証明を兼ねた通行手形を見せた所、兵達が驚いていた。王族の為、形式的に馬車の中を軽く確認したのと、国境を通る者の名前を登録しただけで殆どノーチェックに近い状態で通されていた。
「フレンダが王女様だというのは本当なのだな。おかげで大した確認もせずに通してもらえたから拍子抜けだな。本来ならボディーチェックが有り面倒だったから助かったよ」
「あらトリトさん、私の事を何だと思ったのかしら?」
トリトは肩を竦め、はははとしか言わなかった。
「別に私は王女だというような事をペラペラと喋るつもりも、それを笠に着るつもりもないけれども、まあこういう時位はいいのかなって思うのだけれども駄目かしら?」
コウもフレンダにお礼を言っていた。
「うん。ありがとう。おかげで助かったよ。トリトじゃないけど、お前本当にお姫様なんだな」
「そう思うなら少しは優しくしてよね」
「そうか?俺は大人の女性には優しいつもりだぞ!」
子供扱いされた事にプンプンしていたが、そんな話をいているとコウ達の出国許可書が発行された。次いでオニール国にての入国手続きになった為、話は終わった。
流石に国境にある砦だけあって、両国側に各々100名位の兵士が駐屯しているという。普通の盗賊ごときであれば遅れを取るような事はまずない人数だ。
こちらでも最低限の登録と、フレンダが出国時に同行していた者達の死亡者の報告を済ませ、無事入国した。
この先を20分ほど進むと町があるという。さらにその先の町となると2時間ほど行かないとないそうだ。この為、今日は国境付近の町で泊まる事になった。
国境の砦に駐屯している者は、ウッダード国の者もオニール国の者もフレンダの顔を覚えている者がいて、共の顔ぶれが変わっている事に少し驚きはしたようだが、お久しぶりでございます!ナタリー様と言ってすんなり通された。
あっけなく国境を越えられた事に、コウは安堵しつつも拍子抜けしていた。
その後暫くは特に何もなく城からの追跡の心配が少なくなり、コウは3人をぼーっと見つめていた。そんなコウの様子を見ていたトリトが心配そうに質問してきた。
「どうしたんだい?そんなに見つめられると流石に恥ずかしいぞ」
「ああ済まない。今までずっと逃げていたからさ、常に緊張していたんだよな。だからさ、なんか国境を通過出来たからほっとしたんだよ。まあ、初めて見たエルフが珍しくて観察していたって事にしといてよ」
トリトはジト目でコウを見ていたが、フレンダが助け舟を出そうと別の話題を出した。
「ねえコウ、今日泊まる町はね、なんと温泉街があるのよ。結構有名でね、美容に良いの。その、一緒に入らない?」
「ああ、温泉か。いいな。ってドサクサにまみれて何を言ってるんだよ?もしかして貸し切りか混浴か?」
「うん。混浴も有るわ」
「駄目た。混浴なら他の男もいるだろ?お前の肌を他の男に見られたくない」
ついつい言ってしまったのだ。
「あら?私なんて子供扱いじゃなかったの?ってあんた私を一度おかじゃなくて、私の事を心配してくれるんだ。へー」
またもやからかわれたのだが、クルルは違った
「大丈夫にゃ。コウになら見られても良いニャ。4人で入るニャ。コウはいずれあたしらを娶るニャ。だから大丈夫ニャ」
「はあ。知り合って間もないお前を何故娶らねばならんのだ?」
「娶ったら女装しなくても、いつでもモフれるニャ?コウはあたいの尻尾好きニャ」
「あう!本気で考えてしまうじゃないか」
隣で何故かトリトもクネクネしていたが、コウは気が付かなかった。隣だったからだ。
「ねえ、コウ。真面目な話、勇者なのだからいずれ私達を娶る事を考えて欲しいの。それにね周りに勇者だとばれると愛人で良いからとか、側女でもよいからと何人もの女が寄ってきたり、どこぞの領主が娘を送り込んできたりするのよ。子種をくれってね。貴族は別だけれども、勿論勇者は複数の妻を娶る事を慣例的に認められているのよ。寧ろ推奨されているの。だから鬱陶しかったりしたら女の振りをしてやり過ごしても良いのよ」
「何だよ!俺の奥さんになりたい話じゃなくて、結局女装男子をって方に話を持っていくのか。あのな、俺はまだ結婚する歳でもないし、あいつの事がまだ吹っ切れていないから、まだ誰か特定の者を好きになれるか分からないぞ。な、泣くな!今の所は数年したらフレンダは嫁さん候補になるから。な」
フレンダはアッカンベーをしていた。そして意味ありげにトリトを見ていたが、トリトは目を逸らしていた。
「コウ、その女性について教えてくれはしないか?君の恋人か?」
「ああ、向こうの世界では隣に住んでいて、同じ日に生まれた幼馴染みなんだ。名前も偶然読みがひろみなんだよ。簡単に言うと俺と違って真面目で頭も良く、モテてたな。でも何故かイケメンから告白されても断り、ずっと彼氏はいなかったな。そうだな、美人で勝ち気が強く、弓での勝負をよく吹っかけてきたもんだよ。尤も俺と違い頭がよく、勉強ではずっと勝てなかったっけな。でもな、弓だけは俺の方がずっと上だっよ。何かあると俺の世話を焼きたがるし、髪を直せだのハンカチは持ったか?だの、いつもうるさい奴だよなと思っていたけどさ、今思えばあいつの言う事を聞いてちゃんとした格好をしていればよかったのかもな。最後の会話もさ、今日こそは俺に勝つぞと息巻いていたんだ。そして速射を競っていたよ。まあ、もう二度と会えないのだろうけどな」
「コウはその幼馴染に愛されていたのだな」
「えっ?」
「えっ?ってどれだけ鈍感なのだ?コウからの告白を待っていたに決まっているではないか。だからよく世話も焼いていたのだろ?なあコウ、もしそのひろみさんと会う事が出来たらどうする?」
「もう会えないって言ったろ。分かった分かった、そんな目で見るなよ。そうだな、もしまた会えたら結婚を申し込むよ」
「いきなりなのか?好きだと言う告白をするのじゃなくて?」
「おかしいか?」
「おかしいに決まってるじゃない。あんた頭おかしいんじゃないの?女心を分かっていないなって言われた事無いの?」
「まあ、確かにいつも私以外にそんな事を言ったら駄目だとダメ出しされてたな。そうか、駄目か。ああ、宏海に会いたいな」
宏海に会いたいと叫びたくなり、思わずコウは立とうとしたが丁度馬車が石を踏んだ為、大きく揺れた。そんな時に立ちかけていた為、コウは無様に倒れ、うつ伏せに床に転がったのであった。
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