42 / 84
第42話 エリスの死
しおりを挟む
ガキンと刃先が胸当てに当たる音がした。
背中からの攻撃は防ぐ事が出来ず、エリスは悲鳴を上げて倒れ込んだ。
俺はエリスが刺されたのを見て怒りに燃え、襲ってきた者に向かって飛びかかった。
後に分かったことは、襲ってきた三人は盗賊で、先日討伐した商隊を襲った盗賊の仲間だった。
彼らは俺が仲間を殺したことを知ると、尾行を続けてダンジョンの一階層に入ったことを確認したのだ。
そして復讐のためにダンジョンの二階層で待ち伏せをしていたのだ。
「よくもエリスを!てめぇら何者だ!」
俺は槍を振り、一人目の賊の首を切り落とした。エリスの傷を見て激しい憎しみを感じ、エリスを守れなかったことに自責の念を抱いた。
「くそっ、この野郎!お前が仲間を殺したんだろうがぁ!女共々死ねや!」
二人目の賊は斧を振り上げて俺に向かってきた。
「黙れ、クズども!お前らは商隊を襲って罪のない人々を殺したんだぞ!お前らは死んで詫びろ!」
俺は斧を躱し、槍で二人目の賊の腹を刺した。仲間を殺したと言った時点で、この前の盗賊と断定した。
「ぐはっ、このやろう・・・」
三人目の賊は弓を構え、俺に矢を放ったが、矢を避けるとお返しと言わんばかりに俺も矢を射た。
俺の矢は三人目の賊の胸を貫いたが、野球ボールほどの径の穴が空いた。
10秒ほどで賊たちを返り討ちにし、腹を刺された奴はのたうち回るも、腸がはみ出しているから間もなくくたばるだろう。
しかし、俺の顔には喜びの色はない。
「エリス、エリス!大丈夫か!?」
俺は慌ててエリスに駆け寄り傷口に手を当てたが、どう見ても致命傷だった。エリスは血を流しながら、かすかに俺の名前を呼んだ。
「タケル様・・・ありがとう・・・私は・・・あなたが・・好きでした・・・綺麗な顔で出会いたかっ」
エリスの力ない言葉は、最後まで続かずに事切れた。
「エリス、エリス!しっかりしろ!死ぬなよ、死ぬなあぁぁ!」
俺はエリスに必死に呼びかけたが応えなかった。はっとなり死地のダンジョンで得た金色のポーションの事を思い出した。
あれを飲んだら腕が生えたんだと今頃思い出した。
俺は急いで金色のポーションをリュックから取り出し、エリスに飲ませようとした。
だが彼女はもう飲むことができなかった。
ならばと俺は口移しでポーションを彼女の口に押し込んだが、飲まない。
必死になり喉に手を突っ込みポーションを無理やり喉に流し込んだが、エリスは既に息をしておらず、カチャリと音がして首輪が外れた。
それは彼女が死んだということを意味していた。
俺は絶望の中で声にならぬ叫び声をあげた。
しかし、俺は虹色のオーブの存在を思い出した。
任意のユニークスキルを得るオーブで、迷うことなくオーブを割った。
次の瞬間意識が薄れ、気が付くと真っ白な空間にいた。そして目の前にウィンドウのようなのが顕れた。そこには無数のユニークスキルが表示されていた。
直接触れられないが、手を伸ばすとその指先の動きに会わせてウィンドウ内の表示は動く。
直感的に操作が分かり、ユニークスキルの一覧から、目当ての死者蘇生スキルを捜す。
その中にエターナルアーチャーがあるも、グレーアウトされていたが、何とか目当てのスキルに辿り着く。
それは、死んだ者を生き返らせることができるという、まさに神の力に匹敵するスキルだった。
もちろん他に目もくれず即時に取得した。
次の瞬間、俺はエリスの死体を抱えたまま、ダンジョンの二階層にいる状態で意識が戻った。
はっとなると迷わず新たに得た死者蘇生のスキルを使用した。俺からエリスの体に向かっておびただしい量の魔力が流れ込む。
すると彼女の心臓が再び鼓動を始め、俺はその心臓の音に涙を流した。だが、取得後すぐに死者蘇生スキルを使った反動により、急激に視界が暗くなる。そしてほどなくして気絶してしまった。
どれくらいの時間が経過しただろうか?目が覚めた俺は、見たことのない超絶美少女に膝枕されていた。彼女の胸は赤く血に染まっていたが、優しく俺の頭を撫でていた。俺は混乱しながらも一言呟く。
「君は誰?」
その美少女は微笑を浮かべながら静かに答えた。
「私はエリスですよ。タケル様。意識が混乱しているのですね。タケル様が私を救ってくれたのですよね?」
俺はその言葉に心を打たれ、話し方から彼女がエリスであることを理解した。
俺が使用した死者蘇生のスキルがエリスを生き返らせ、金色のポーション、つまりエリクサーが彼女を以前よりも美しい姿に変えてしまったのだ。
いや、本来の姿に治療され、火傷が失くなっただけだ。
俺は起き上がるとエリスが「痛い」と悲鳴を上げるまでそのお腹に顔を埋め、泣きじゃくったのだった。
背中からの攻撃は防ぐ事が出来ず、エリスは悲鳴を上げて倒れ込んだ。
俺はエリスが刺されたのを見て怒りに燃え、襲ってきた者に向かって飛びかかった。
後に分かったことは、襲ってきた三人は盗賊で、先日討伐した商隊を襲った盗賊の仲間だった。
彼らは俺が仲間を殺したことを知ると、尾行を続けてダンジョンの一階層に入ったことを確認したのだ。
そして復讐のためにダンジョンの二階層で待ち伏せをしていたのだ。
「よくもエリスを!てめぇら何者だ!」
俺は槍を振り、一人目の賊の首を切り落とした。エリスの傷を見て激しい憎しみを感じ、エリスを守れなかったことに自責の念を抱いた。
「くそっ、この野郎!お前が仲間を殺したんだろうがぁ!女共々死ねや!」
二人目の賊は斧を振り上げて俺に向かってきた。
「黙れ、クズども!お前らは商隊を襲って罪のない人々を殺したんだぞ!お前らは死んで詫びろ!」
俺は斧を躱し、槍で二人目の賊の腹を刺した。仲間を殺したと言った時点で、この前の盗賊と断定した。
「ぐはっ、このやろう・・・」
三人目の賊は弓を構え、俺に矢を放ったが、矢を避けるとお返しと言わんばかりに俺も矢を射た。
俺の矢は三人目の賊の胸を貫いたが、野球ボールほどの径の穴が空いた。
10秒ほどで賊たちを返り討ちにし、腹を刺された奴はのたうち回るも、腸がはみ出しているから間もなくくたばるだろう。
しかし、俺の顔には喜びの色はない。
「エリス、エリス!大丈夫か!?」
俺は慌ててエリスに駆け寄り傷口に手を当てたが、どう見ても致命傷だった。エリスは血を流しながら、かすかに俺の名前を呼んだ。
「タケル様・・・ありがとう・・・私は・・・あなたが・・好きでした・・・綺麗な顔で出会いたかっ」
エリスの力ない言葉は、最後まで続かずに事切れた。
「エリス、エリス!しっかりしろ!死ぬなよ、死ぬなあぁぁ!」
俺はエリスに必死に呼びかけたが応えなかった。はっとなり死地のダンジョンで得た金色のポーションの事を思い出した。
あれを飲んだら腕が生えたんだと今頃思い出した。
俺は急いで金色のポーションをリュックから取り出し、エリスに飲ませようとした。
だが彼女はもう飲むことができなかった。
ならばと俺は口移しでポーションを彼女の口に押し込んだが、飲まない。
必死になり喉に手を突っ込みポーションを無理やり喉に流し込んだが、エリスは既に息をしておらず、カチャリと音がして首輪が外れた。
それは彼女が死んだということを意味していた。
俺は絶望の中で声にならぬ叫び声をあげた。
しかし、俺は虹色のオーブの存在を思い出した。
任意のユニークスキルを得るオーブで、迷うことなくオーブを割った。
次の瞬間意識が薄れ、気が付くと真っ白な空間にいた。そして目の前にウィンドウのようなのが顕れた。そこには無数のユニークスキルが表示されていた。
直接触れられないが、手を伸ばすとその指先の動きに会わせてウィンドウ内の表示は動く。
直感的に操作が分かり、ユニークスキルの一覧から、目当ての死者蘇生スキルを捜す。
その中にエターナルアーチャーがあるも、グレーアウトされていたが、何とか目当てのスキルに辿り着く。
それは、死んだ者を生き返らせることができるという、まさに神の力に匹敵するスキルだった。
もちろん他に目もくれず即時に取得した。
次の瞬間、俺はエリスの死体を抱えたまま、ダンジョンの二階層にいる状態で意識が戻った。
はっとなると迷わず新たに得た死者蘇生のスキルを使用した。俺からエリスの体に向かっておびただしい量の魔力が流れ込む。
すると彼女の心臓が再び鼓動を始め、俺はその心臓の音に涙を流した。だが、取得後すぐに死者蘇生スキルを使った反動により、急激に視界が暗くなる。そしてほどなくして気絶してしまった。
どれくらいの時間が経過しただろうか?目が覚めた俺は、見たことのない超絶美少女に膝枕されていた。彼女の胸は赤く血に染まっていたが、優しく俺の頭を撫でていた。俺は混乱しながらも一言呟く。
「君は誰?」
その美少女は微笑を浮かべながら静かに答えた。
「私はエリスですよ。タケル様。意識が混乱しているのですね。タケル様が私を救ってくれたのですよね?」
俺はその言葉に心を打たれ、話し方から彼女がエリスであることを理解した。
俺が使用した死者蘇生のスキルがエリスを生き返らせ、金色のポーション、つまりエリクサーが彼女を以前よりも美しい姿に変えてしまったのだ。
いや、本来の姿に治療され、火傷が失くなっただけだ。
俺は起き上がるとエリスが「痛い」と悲鳴を上げるまでそのお腹に顔を埋め、泣きじゃくったのだった。
2
お気に入りに追加
459
あなたにおすすめの小説
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
異世界召喚されたら無能と言われ追い出されました。~この世界は俺にとってイージーモードでした~
WING/空埼 裕@書籍発売中
ファンタジー
1~8巻好評発売中です!
※2022年7月12日に本編は完結しました。
◇ ◇ ◇
ある日突然、クラスまるごと異世界に勇者召喚された高校生、結城晴人。
ステータスを確認したところ、勇者に与えられる特典のギフトどころか、勇者の称号すらも無いことが判明する。
晴人たちを召喚した王女は「無能がいては足手纏いになる」と、彼のことを追い出してしまった。
しかも街を出て早々、王女が差し向けた騎士によって、晴人は殺されかける。
胸を刺され意識を失った彼は、気がつくと神様の前にいた。
そしてギフトを与え忘れたお詫びとして、望むスキルを作れるスキルをはじめとしたチート能力を手に入れるのであった──
ハードモードな異世界生活も、やりすぎなくらいスキルを作って一発逆転イージーモード!?
前代未聞の難易度激甘ファンタジー、開幕!
モブ高校生と愉快なカード達〜主人公は無自覚脱モブ&チート持ちだった!カードから美少女を召喚します!強いカード程1癖2癖もあり一筋縄ではない〜
KeyBow
ファンタジー
1999年世界各地に隕石が落ち、その数年後に隕石が落ちた場所がラビリンス(迷宮)となり魔物が町に湧き出した。
各国の軍隊、日本も自衛隊によりラビリンスより外に出た魔物を駆逐した。
ラビリンスの中で魔物を倒すと稀にその個体の姿が写ったカードが落ちた。
その後、そのカードに血を掛けるとその魔物が召喚され使役できる事が判明した。
彼らは通称カーヴァント。
カーヴァントを使役する者は探索者と呼ばれた。
カーヴァントには1から10までのランクがあり、1は最弱、6で強者、7や8は最大戦力で鬼神とも呼ばれる強さだ。
しかし9と10は報告された事がない伝説級だ。
また、カードのランクはそのカードにいるカーヴァントを召喚するのに必要なコストに比例する。
探索者は各自そのラビリンスが持っているカーヴァントの召喚コスト内分しか召喚出来ない。
つまり沢山のカーヴァントを召喚したくてもコスト制限があり、強力なカーヴァントはコストが高い為に少数精鋭となる。
数を選ぶか質を選ぶかになるのだ。
月日が流れ、最初にラビリンスに入った者達の子供達が高校生〜大学生に。
彼らは二世と呼ばれ、例外なく特別な力を持っていた。
そんな中、ラビリンスに入った自衛隊員の息子である斗枡も高校生になり探索者となる。
勿論二世だ。
斗枡が持っている最大の能力はカード合成。
それは例えばゴブリンを10体合成すると10体分の力になるもカードのランクとコストは共に変わらない。
彼はその程度の認識だった。
実際は合成結果は最大でランク10の強さになるのだ。
単純な話ではないが、経験を積むとそのカーヴァントはより強力になるが、特筆すべきは合成元の生き残るカーヴァントのコストがそのままになる事だ。
つまりランク1(コスト1)の最弱扱いにも関わらず、実は伝説級であるランク10の強力な実力を持つカーヴァントを作れるチートだった。
また、探索者ギルドよりアドバイザーとして姉のような女性があてがわれる。
斗枡は平凡な容姿の為に己をモブだと思うも、周りはそうは見ず、クラスの底辺だと思っていたらトップとして周りを巻き込む事になる?
女子が自然と彼の取り巻きに!
彼はモブとしてモブではない高校生として生活を始める所から物語はスタートする。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる