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第2章
第558話 変化
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検証した結果を報告し、皆で協議をしていた。
さてどうするか…
「今迄色々な事を試してみたけどね。事実として上空とか高さに関係なく、上から見渡せられるところにいると地上を走っていてもドローンが襲ってきたんだ」
水樹達の方からも初期段階の評価報告が有った。
「今迄志郎さんが確保したドローンだけれども、例外は1つもなく全て同じ型で、メ多分ンテナンス用のハッチを開けた所に有る表記が製造番号やロットナンバーになると思うの。型式番号と思うのもあるけど、それは全て同じよ。製造番号かロットナンバーのようなのが一緒に捕えた機体のは最後の方だけ少し違うけど、離れた場所で捕えた機体は大きく違うの。取り敢えずそれだけよ」
まだそれだけと言ったが、それだけでも有り難い。
確かに俺の初期評価も今まで捕えてきた機体は同じ機種だが、一体どれぐらいあるのか分からない。
「それとな、あれは知性のある生命体が直接指揮をしていないと思う。とてもではないが俺には生物か高度なAIが指揮しているとは思えないんだ。おそらくプログラムされた自動防衛機能か何かが派遣しており、それでドローンが来るのだと思う。どちらにしろ、かなりの高度な文明に支配されていると思う」
アトランジェが遠慮気味に聞いてきた。
「住民がいるのかどうか、現地生命体について見付からなかったのでしょうか?痕跡すらなかったのでしょうか?」
「見当がつかない。確かにここのような窪みや岩を利用すれば上空から見えない。そういうところで生き残っているかもだし、既に全滅もしくは捕えられているか…」
こうなると俺がドローンの追跡を躱しつつ、行動範囲を広げるしかなさそうだ。
「なあアトランジェ。この星の住人についてだが、彼らはどう動くと思う?」
「もしも生き残っている者がいれば、地下に逃げたと思うの。そういう場所にたどり着けたか分からないけれども、隠れる場所はそれなりにあるはずよ」
アトランジェの話しだと洞窟の中とかに逃げ込んでいてもおかしくはないが、俺が見た限りだと人工的な建造物は見付かっていない。
「アトランジェ、この世界にはあっちの世界と同じようにダンジョンとかあるのか?」
首を横に振る。
「となると、残された道は俺がひたすら地上をうろつき、現地人となんとかコンタクトを取るしかないな?」
皆からは他に案が出ず、時間は掛かるだろうが、 それをやって行こうとなった。
皆にはドローンを解体して分析などの調査を引き続きしてもらう。
その後俺はひたすら地上を駆けていき、ドローンが来ると撃破、もしくは無力化して確保して行った。
やることは馬鹿の一つ覚えである。向こうもで、パターンや来る迄の時間も数秒範囲の誤差で予測が出来る位に正確だ。
俺の転移ポイントの地図も出来てきた。
一度ならず追ってきたそのドローに取り付いたが、結局どうあがいても他のドローンに俺の姿が発見されてしまい、ドローン諸共攻撃してくるのだ。
そうしてこの1ヶ月位でオーストラリア大陸位の面積を回った。
そんな中、俺が地上で戦っている時の事だ。
ドローン10体に囲まれながらふと思ったのが、倒した台数と稼働している台数が合わない事だ。
同士討ちでもしたとしか思えないが、ふと全てを無力化した時に岩場の影に一体のドローンが見えたので、無力化すべく砲塔を避ける位置に転移したのだが、驚くべき光景を目にしたのであった。
さてどうするか…
「今迄色々な事を試してみたけどね。事実として上空とか高さに関係なく、上から見渡せられるところにいると地上を走っていてもドローンが襲ってきたんだ」
水樹達の方からも初期段階の評価報告が有った。
「今迄志郎さんが確保したドローンだけれども、例外は1つもなく全て同じ型で、メ多分ンテナンス用のハッチを開けた所に有る表記が製造番号やロットナンバーになると思うの。型式番号と思うのもあるけど、それは全て同じよ。製造番号かロットナンバーのようなのが一緒に捕えた機体のは最後の方だけ少し違うけど、離れた場所で捕えた機体は大きく違うの。取り敢えずそれだけよ」
まだそれだけと言ったが、それだけでも有り難い。
確かに俺の初期評価も今まで捕えてきた機体は同じ機種だが、一体どれぐらいあるのか分からない。
「それとな、あれは知性のある生命体が直接指揮をしていないと思う。とてもではないが俺には生物か高度なAIが指揮しているとは思えないんだ。おそらくプログラムされた自動防衛機能か何かが派遣しており、それでドローンが来るのだと思う。どちらにしろ、かなりの高度な文明に支配されていると思う」
アトランジェが遠慮気味に聞いてきた。
「住民がいるのかどうか、現地生命体について見付からなかったのでしょうか?痕跡すらなかったのでしょうか?」
「見当がつかない。確かにここのような窪みや岩を利用すれば上空から見えない。そういうところで生き残っているかもだし、既に全滅もしくは捕えられているか…」
こうなると俺がドローンの追跡を躱しつつ、行動範囲を広げるしかなさそうだ。
「なあアトランジェ。この星の住人についてだが、彼らはどう動くと思う?」
「もしも生き残っている者がいれば、地下に逃げたと思うの。そういう場所にたどり着けたか分からないけれども、隠れる場所はそれなりにあるはずよ」
アトランジェの話しだと洞窟の中とかに逃げ込んでいてもおかしくはないが、俺が見た限りだと人工的な建造物は見付かっていない。
「アトランジェ、この世界にはあっちの世界と同じようにダンジョンとかあるのか?」
首を横に振る。
「となると、残された道は俺がひたすら地上をうろつき、現地人となんとかコンタクトを取るしかないな?」
皆からは他に案が出ず、時間は掛かるだろうが、 それをやって行こうとなった。
皆にはドローンを解体して分析などの調査を引き続きしてもらう。
その後俺はひたすら地上を駆けていき、ドローンが来ると撃破、もしくは無力化して確保して行った。
やることは馬鹿の一つ覚えである。向こうもで、パターンや来る迄の時間も数秒範囲の誤差で予測が出来る位に正確だ。
俺の転移ポイントの地図も出来てきた。
一度ならず追ってきたそのドローに取り付いたが、結局どうあがいても他のドローンに俺の姿が発見されてしまい、ドローン諸共攻撃してくるのだ。
そうしてこの1ヶ月位でオーストラリア大陸位の面積を回った。
そんな中、俺が地上で戦っている時の事だ。
ドローン10体に囲まれながらふと思ったのが、倒した台数と稼働している台数が合わない事だ。
同士討ちでもしたとしか思えないが、ふと全てを無力化した時に岩場の影に一体のドローンが見えたので、無力化すべく砲塔を避ける位置に転移したのだが、驚くべき光景を目にしたのであった。
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