531 / 567
第1章
第531話 ボスの強さに驚愕した
しおりを挟む
80階層のボス戦の進め方は普段だとスポーン直後に有無を言わさず殺すというのが常套手段だが、今回は見送る事にした。
甘いのかもわからないが、戦力評価が必要な為に正攻法で行く事にした。
手を加えられていないという前提条件があるが、ボスの強さを見ればこのダンジョンの本来の強さというものがある程度分ってくるからだ。
アトランジェなどは不満がっていたが、最終的に水樹に説得されていた。
おそらく通常のボスであればスポーンした直後は数秒間固まっているはずなので、その間に一気に詰め寄って首ちょんぱすれば終わりである。
ただし、それだとボスの強さが全く判らないから、今回は即時討伐を避ける事にした。
そうしてボス部屋に入るとリスポーンし始めたが、ここのボスはどうやら中型と小型~中間位の大きさのドラゴンのようだ。
俺は震えた。
まさか・・・そんな・・・こんな事って!?と。
アトランジェが心配していたが、水樹が首を横に振った。
まさか小さいだけで、実はかなり強いなんて事はないよな?と動くのを待った。
リスポーンが終わったドラゴンは予測通り約6秒間全く動かなかった。
そしてその姿を見て俺は更に唸った。
ま、まさか!この階層で緑色のドラゴンだなんて有り得ない!と。
俺は戦力の評価の為にそのドラゴンの前に1人で立ったが、ドラゴンは怒りに任せて尻尾を振って来た。
だが、俺はアンタレスでさらっと受け止めるとブレスを吐いて来たり、腕を振ってはまたブレスを吐き、また尻尾を振るってきたが、全て余裕で躱した。
その後俺は吹き飛ばされていた。
正確には、わざと攻撃を喰らったのだ。
喰らうと言っても愛刀であるアンタレスで受け止め、吹き飛ばされるという感じだ。
勿論壁に激突する前にダメージが入らないようにしていたが、俺は無意識にため息をついていた。
「もういい。分かったから。誰かやっちゃって」
そう言うとレオナが一気に駆け、ドラゴンの首をあっさり刎ね飛ばして終わった。
ドロップ品を回収した後、シェルターを出して野営の準備をしたが、まずはドロップ品の確認だ。
「いいねぇ!」
つい呟いた。
レオナが使うのに丁度良い鎧が出てきたからだ。
勿論俺が作れないような業物だ。
今までの階層で出てきたものと違い、真っ当な物が出てきたから呟いた感じだ。
水樹曰くこれが本来のドロップ品だと言うが、確かにそうだと俺も頷く。
今迄の階層で出た物は正直碌な物ではなかった。
妙に防御力が高いセクシーな下着
特殊能力が付与されたエスエムの道具
大人のおもちゃ
コスプレ衣装?
こんな感じだった。
能力だけで見ればかなり美味しいのだが・・・
因みに水樹に全て渡していた。
で、80階層のドロップ品だが、階層を考えるとまずまずだった。
ボスも見た目と戦力は合っているのと、水樹によると本来のダンジョンであればこの階層はこんなものだろう!との事であった。
甘いのかもわからないが、戦力評価が必要な為に正攻法で行く事にした。
手を加えられていないという前提条件があるが、ボスの強さを見ればこのダンジョンの本来の強さというものがある程度分ってくるからだ。
アトランジェなどは不満がっていたが、最終的に水樹に説得されていた。
おそらく通常のボスであればスポーンした直後は数秒間固まっているはずなので、その間に一気に詰め寄って首ちょんぱすれば終わりである。
ただし、それだとボスの強さが全く判らないから、今回は即時討伐を避ける事にした。
そうしてボス部屋に入るとリスポーンし始めたが、ここのボスはどうやら中型と小型~中間位の大きさのドラゴンのようだ。
俺は震えた。
まさか・・・そんな・・・こんな事って!?と。
アトランジェが心配していたが、水樹が首を横に振った。
まさか小さいだけで、実はかなり強いなんて事はないよな?と動くのを待った。
リスポーンが終わったドラゴンは予測通り約6秒間全く動かなかった。
そしてその姿を見て俺は更に唸った。
ま、まさか!この階層で緑色のドラゴンだなんて有り得ない!と。
俺は戦力の評価の為にそのドラゴンの前に1人で立ったが、ドラゴンは怒りに任せて尻尾を振って来た。
だが、俺はアンタレスでさらっと受け止めるとブレスを吐いて来たり、腕を振ってはまたブレスを吐き、また尻尾を振るってきたが、全て余裕で躱した。
その後俺は吹き飛ばされていた。
正確には、わざと攻撃を喰らったのだ。
喰らうと言っても愛刀であるアンタレスで受け止め、吹き飛ばされるという感じだ。
勿論壁に激突する前にダメージが入らないようにしていたが、俺は無意識にため息をついていた。
「もういい。分かったから。誰かやっちゃって」
そう言うとレオナが一気に駆け、ドラゴンの首をあっさり刎ね飛ばして終わった。
ドロップ品を回収した後、シェルターを出して野営の準備をしたが、まずはドロップ品の確認だ。
「いいねぇ!」
つい呟いた。
レオナが使うのに丁度良い鎧が出てきたからだ。
勿論俺が作れないような業物だ。
今までの階層で出てきたものと違い、真っ当な物が出てきたから呟いた感じだ。
水樹曰くこれが本来のドロップ品だと言うが、確かにそうだと俺も頷く。
今迄の階層で出た物は正直碌な物ではなかった。
妙に防御力が高いセクシーな下着
特殊能力が付与されたエスエムの道具
大人のおもちゃ
コスプレ衣装?
こんな感じだった。
能力だけで見ればかなり美味しいのだが・・・
因みに水樹に全て渡していた。
で、80階層のドロップ品だが、階層を考えるとまずまずだった。
ボスも見た目と戦力は合っているのと、水樹によると本来のダンジョンであればこの階層はこんなものだろう!との事であった。
1
お気に入りに追加
1,825
あなたにおすすめの小説

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。

チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています
もぶぞう
ファンタジー
森でナギサを拾ってくれたのはダークエルフの女性だった。
使命が有る訳でも無い男が強い嫁を増やしながら異世界で暮らす話です(予定)。
異世界複利! 【1000万PV突破感謝致します】 ~日利1%で始める追放生活~
蒼き流星ボトムズ
ファンタジー
クラス転移で異世界に飛ばされた遠市厘(といち りん)が入手したスキルは【複利(日利1%)】だった。
中世レベルの文明度しかない異世界ナーロッパ人からはこのスキルの価値が理解されず、また県内屈指の低偏差値校からの転移であることも幸いして級友にもスキルの正体がバレずに済んでしまう。
役立たずとして追放された厘は、この最強スキルを駆使して異世界無双を開始する。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
外れギフト魔石抜き取りの奇跡!〜スライムからの黄金ルート!婚約破棄されましたのでもうお貴族様は嫌です〜
KeyBow
ファンタジー
この世界では、数千年前に突如現れた魔物が人々の生活に脅威をもたらしている。中世を舞台にした典型的なファンタジー世界で、冒険者たちは剣と魔法を駆使してこれらの魔物と戦い、生計を立てている。
人々は15歳の誕生日に神々から加護を授かり、特別なギフトを受け取る。しかし、主人公ロイは【魔石操作】という、死んだ魔物から魔石を抜き取るという外れギフトを授かる。このギフトのために、彼は婚約者に見放され、父親に家を追放される。
運命に翻弄されながらも、ロイは冒険者ギルドの解体所部門で働き始める。そこで彼は、生きている魔物から魔石を抜き取る能力を発見し、これまでの外れギフトが実は隠された力を秘めていたことを知る。
ロイはこの新たな力を使い、自分の運命を切り開くことができるのか?外れギフトを当りギフトに変え、チートスキルを手に入れた彼の物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる