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第1章
第503話 もう1つも
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レニスは自分は殆ど戦いに参加していない為、あまり疲れていないからと他の探索メンバーを休ませてやって欲しいと言ってきた。
確かにレニス以外は疲れが多少なりとも有るようだ。
皆を見て俺は頷き取り敢えず場所を変える事にした。
皆の為に風呂の準備に余念がなかった。
子作りに勤しむだけではない。
この屋敷で俺が唯一やっても怒られないのが風呂掃除だ。
だからいつも以上に一心不乱に磨いたさ。
どれ程かというと、これじゃあ滑ってしまい危ないでしょ!と言われる位に表面を鏡面仕上げになる位にまで磨いてしまった。
尤もその後ハッとなり、土魔法で表面をザラザラにして滑りにくくした。
ついでに表面の色や模様を替えてイメチェンをしていた。
これはかなり好評で、お風呂でも・・・こほん。
じゃなく、それなりにあちこち傷んできている所をチョチョイと直したりしていた。
レニスを執務室に来て貰い話を聞いた。
基本的にボス戦以外はほぼ戦っていないという。
お目付け役として殿を努めていたが2匹を倒すのに止まり、本当に大した事はしていないという。
物足りないとさえ言っていた。
ボス戦も攻撃をくらってしまい、吹き飛ばされた者が出た時に回復するまでの時間稼ぎをする位にしていた。
基本的にパーティーメンバーに命の危険が起こらない限り積極的に手を貸さないようにしていたと言う。
そしてボス戦でも手を出したのは、最後のボス戦の時のみだった。
ボス戦で1度吹き飛ばされた者の回復をしている間にボスを蹴り飛ばしただけだと言っていた。
誰が吹き飛ばされたかは結局教えてくれなかった。
回復済みなのと、言えば心配してその者を診察しに行くのが目に見えるからだという。
うん・・・よく分かっている。
レニスから聞いた限りだと、俺が入った1番ダンジョンと2番ダンジョンとも大差がなかった。
やはり5つないし6つのダンジョンを攻略すると中心部にメインダンジョンが出現するパターンだろうと思う。
皆の活躍話を聞いたので、レニスにも風呂に入って休むように伝え、俺はまた部屋で待機する事にした。
よくよく考えれば1つのダンジョンが終わったのだから、もう1つのダンジョン入り口で待っていてもよかったのに、何故かそこに思い至らず屋敷の中で待機していた。
そうして悶々と待機していると、セレナから念話が来た。
「ダンジョンから出ました。ぜん、 きゃっ!」
突然短い悲鳴と共に念話が途切れてしまったのだ。
俺は隣にいたアトランジェの手を引き、皆がちょっと待ってと言う言葉を無視し、セレナがいるはずのダンジョン入口付近へとゲートを出すのであった。
確かにレニス以外は疲れが多少なりとも有るようだ。
皆を見て俺は頷き取り敢えず場所を変える事にした。
皆の為に風呂の準備に余念がなかった。
子作りに勤しむだけではない。
この屋敷で俺が唯一やっても怒られないのが風呂掃除だ。
だからいつも以上に一心不乱に磨いたさ。
どれ程かというと、これじゃあ滑ってしまい危ないでしょ!と言われる位に表面を鏡面仕上げになる位にまで磨いてしまった。
尤もその後ハッとなり、土魔法で表面をザラザラにして滑りにくくした。
ついでに表面の色や模様を替えてイメチェンをしていた。
これはかなり好評で、お風呂でも・・・こほん。
じゃなく、それなりにあちこち傷んできている所をチョチョイと直したりしていた。
レニスを執務室に来て貰い話を聞いた。
基本的にボス戦以外はほぼ戦っていないという。
お目付け役として殿を努めていたが2匹を倒すのに止まり、本当に大した事はしていないという。
物足りないとさえ言っていた。
ボス戦も攻撃をくらってしまい、吹き飛ばされた者が出た時に回復するまでの時間稼ぎをする位にしていた。
基本的にパーティーメンバーに命の危険が起こらない限り積極的に手を貸さないようにしていたと言う。
そしてボス戦でも手を出したのは、最後のボス戦の時のみだった。
ボス戦で1度吹き飛ばされた者の回復をしている間にボスを蹴り飛ばしただけだと言っていた。
誰が吹き飛ばされたかは結局教えてくれなかった。
回復済みなのと、言えば心配してその者を診察しに行くのが目に見えるからだという。
うん・・・よく分かっている。
レニスから聞いた限りだと、俺が入った1番ダンジョンと2番ダンジョンとも大差がなかった。
やはり5つないし6つのダンジョンを攻略すると中心部にメインダンジョンが出現するパターンだろうと思う。
皆の活躍話を聞いたので、レニスにも風呂に入って休むように伝え、俺はまた部屋で待機する事にした。
よくよく考えれば1つのダンジョンが終わったのだから、もう1つのダンジョン入り口で待っていてもよかったのに、何故かそこに思い至らず屋敷の中で待機していた。
そうして悶々と待機していると、セレナから念話が来た。
「ダンジョンから出ました。ぜん、 きゃっ!」
突然短い悲鳴と共に念話が途切れてしまったのだ。
俺は隣にいたアトランジェの手を引き、皆がちょっと待ってと言う言葉を無視し、セレナがいるはずのダンジョン入口付近へとゲートを出すのであった。
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