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第5章

第360話 調査結果

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 最初のダンジョンを攻略してから2日後、こちらからおおよその位置を予測して調査隊を出していたのだが、その1隊が2つ目のダンジョンを発見した。プレヤデスの面々が発見してくれたのだ。

 流石にダンジョンマスターのギフトを持っている水樹と言った感じで、彼女が異変を感じ、発見に繋がった。

 水樹によるとまだダンジョンが出来て1週間程度だと言う。

 他の調査隊を一旦引き上げさせ、地図に2箇所のダンジョンの位置を記載し、そこからダンジョンがある位置を推測し直した。かなりの確率で見つかるだろうとして、皆を送り出した。

 水樹は俺に褒美を求めた。早々に妻にして欲しいと以前から言われていたが、流石に14歳では無理だ。
 いくら大人びて見えるとはいえ、やはり幼過ぎる。なのでキスだけ、それも軽いキスだけだ。胸すら揉まなかったから口を尖らせていた。

「あっ、志郎さんはやっぱり私のような子供じゃ駄目なんですよね?セリカさんが羨ましいな。私もあんなふうに素敵なレディになれるのかな?志郎さんの右腕としてバリバリ活躍しているし、顔も奇麗だし、凛としているし。憧れるなあ」

 ぎゅっと、抱き締めた。

「無理して背伸びをするな。まだ水樹は中学2年生だろう?ただ、学力は既に大学卒業後レベルだったよな。俺と違い頭が良くて尊敬しているんだぞ。焦らなくても18歳の君はセリカに負けず劣らず絶世の美女になっているさ。それよりもこれから一緒にダンジョンアタックをするか?」

「うん。やっぱり志郎さんは女の喜ばせ方が上手ですよね。ちょっと気になるんです。出来れば今後発見されるダンジョンには必ず同行したいんですよ。志郎さんと一緒にいたいからと言う気持ちがない訳ではないのですが、ダンジョンマスターのギフトの関係なの。でも今回は多分一足遅かったと思います。ただ、魔王召喚は幾ら早くても1つ目のダンジョンを攻略した直後に行われたと思うの。ひょっとしたらまだかも。1つ言えるのは、魔王の状態は本来より低く、最大能力か100%を下回る筈で、最大の状態じゃないと思うの。少なく共魔法陣は既に発動している筈なのよ。このダンジョンは、魔王召喚の為の魔法陣を発動するのと、召喚する魔王に力を与える為に作られたと思うの。1つ目の時はダンジョンに入る時はまだ魔法陣が発動する前だったけど、コアを回収する直前に魔法陣が発動した気配がしたの。多分ダンジョンを落とせば落とすだけ魔王が弱くなる可能性が高いと思うのよ。だから直ぐにでも入りたいの。ルシテルさんと話したの」

「よし。プレヤデスと俺とで今直ぐに入ろう。セレナとアルフレッドを連れて入り口に行き、アルフレッドにダンジョン入り口の見張りの指揮を任せる」

 やはり水樹は背伸びをしたがる。誰に教わったのか、大人びて見える化粧と衣装を好んで着る。抱き締めた直後は俺の手を胸に持っていった。心臓の鼓動が早いなと思うだけで、さらりと躱す。無論手を添えただけだ。

 確かに大きいが敢えて紳士対応だ。そんな紳士的行動は俺に対して、好感度を余計にアップさせるだけだった。下衆のように胸を揉みしだいてやる方が1歩引かせる事になるのだが、俺は分かっていなかった。

 この直後に様子を見ていたユリアにその事を指摘され、俺は女心が分かっていないなと凹んだ。しかもそんな隙を見せてしまい、ユリアに隙ありとキスをされたが、彼女のはどさくさに紛れしっかり揉んじゃった。18歳になっていたからついついね。

 やはりユリアも当たり前のように俺の妻になると言っていたが、幻影によると、彼女が妻になったときの体は20歳のそれだった。そう、今より少し大人にの体だった。
 今は年齢が固定される関係から20歳になるのを待っている。

 そんな感じで脱線していたが、関係者を引き連れてダンジョンへ向かうのであった。
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