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第3章
第306話 魔王討伐へ向けて
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俺はクラリスと母親を対面させ、部屋で過ごさせていた。
俺は猛烈な空腹を覚え、まずは食事をしていたが、その間に魔王討伐へ向かうメンバーをシェリーに集めて貰っていた。
1時間位してから皆に執務室に集まって貰い、それからクラリスと母親を呼んだ。
現在の魔王について、居場所や能力を確認する為だ。
能力はよく分からないらしい。ただ、奴隷の首輪は支配の力以外は、魔法を封印する事位しか無いと聞いていた。
少なくとも奴隷化する奴隷商が持っている能力に近いのがあるか、配下にその能力を持った者がいる筈だ。奴隷商の持つ能力とは異質だった。
能力の制約か、想定出来なかったのか、俺のスキルで奴隷の主人を上書きするのは簡単だった。
気になるのは、公開レイプをさせてはいるが、魔王自体はけっして犯さないそうだ。肌を見られるのがいやなのか、衆道の者か、不能者か?
また、公開処刑をさせても自らが処刑はしないし、直接戦っている所を見た者がいない為、能力が分からない。
常に側にいる側近が敵対して近付く者に対処し、魔王自体に戦わせる事をさせていないので戦闘能力が謎だ。
そういった話をセレーシャもしていて、謎が深まる。
そして俺の戦略は極めてシンプルだ。
先ずは魔王城に向かい、遠方から城を魔法で破壊して魔王を外に引き出す。
不可なら内部に向かい、内部から破壊を試みてその場にいれば退治する。
あまりの非道さに生かす選択肢は無かった。
状況次第だが、可能なら生い立ち位は尋ねてみたい。
今日は俺の体調が完全ではないので、明日から俺が魔王城の方へ探しに向かい、ゲートポイントを確保する感じにする。
そうして魔王についての協議を終え、まだ少し痛む頭を押えながら早々に眠りに着く事にしたのであった。
残念ながら、クラリスが布団の中に入り込んで刻印を刻むイベントは無かった。ちょっと期待していたのだが。
久し振りにただただ寝るだけだったが、何故か朝目覚めるとトリシアとリギアが添い寝をしていた。
魔力切れの後は賢者モードの為に、例えこの2人が裸で隣に居ても、致さない位の自制が働く。
彼女達はやはり20歳までは刻印を刻むのは止める事にしている。
年齢固定の関係だ。
トリシアは今では完全な淑女だ。ただし本来未婚の淑女は婚約者とはいえ、布団に入りこまない。
まあ、ただ単なる添い寝も悪い気はしないのだが。
俺が目覚めるとトリシアはコップに入れた冷たい水をさっと差し出してくれた。
「おはようございます!さあ、お水をお飲みになって」
上品に渡して来たが、上品なのはそこまでだった。
自分の口に含めて、口移しで飲ませてきたからだ。
彼女は髪を伸ばしていた。以前はショートカットだったが、今は肩までの長さになっていて、まるで別人だ。
リギアも真似をして、やはり口移しをして来た。
まあ、ちょっとしたスキンシップだ。いや普通はそんな事はしないぞ!
落ち着いた頃を見計らいクラリスの様子を伝えてくれた。親子で落ち着いているそうで、今日は屋敷組と服を買いにいくそうだ。
既に首輪は外してあり、クラリスも俺の隷属者にしている。隷属者は自らの意思で契約を破棄できる。
クラリスは概ね皆に受け入れられていると教えてくれた。
彼女達は残念ながらちゃんと寝巻きを着ていたが、俺が起きるというと着替えを手伝ってくれた。
本来不要なのだが、いつの頃からか妻達にねだられてやって貰っていたのだ。
彼女達も一旦着替えに部屋に戻り、着替えた2人にエスコートされて食堂に向かい、皆との朝食となった。
そして食事の後は、予定通り1人で魔王城に向かい出すのであった。
俺は猛烈な空腹を覚え、まずは食事をしていたが、その間に魔王討伐へ向かうメンバーをシェリーに集めて貰っていた。
1時間位してから皆に執務室に集まって貰い、それからクラリスと母親を呼んだ。
現在の魔王について、居場所や能力を確認する為だ。
能力はよく分からないらしい。ただ、奴隷の首輪は支配の力以外は、魔法を封印する事位しか無いと聞いていた。
少なくとも奴隷化する奴隷商が持っている能力に近いのがあるか、配下にその能力を持った者がいる筈だ。奴隷商の持つ能力とは異質だった。
能力の制約か、想定出来なかったのか、俺のスキルで奴隷の主人を上書きするのは簡単だった。
気になるのは、公開レイプをさせてはいるが、魔王自体はけっして犯さないそうだ。肌を見られるのがいやなのか、衆道の者か、不能者か?
また、公開処刑をさせても自らが処刑はしないし、直接戦っている所を見た者がいない為、能力が分からない。
常に側にいる側近が敵対して近付く者に対処し、魔王自体に戦わせる事をさせていないので戦闘能力が謎だ。
そういった話をセレーシャもしていて、謎が深まる。
そして俺の戦略は極めてシンプルだ。
先ずは魔王城に向かい、遠方から城を魔法で破壊して魔王を外に引き出す。
不可なら内部に向かい、内部から破壊を試みてその場にいれば退治する。
あまりの非道さに生かす選択肢は無かった。
状況次第だが、可能なら生い立ち位は尋ねてみたい。
今日は俺の体調が完全ではないので、明日から俺が魔王城の方へ探しに向かい、ゲートポイントを確保する感じにする。
そうして魔王についての協議を終え、まだ少し痛む頭を押えながら早々に眠りに着く事にしたのであった。
残念ながら、クラリスが布団の中に入り込んで刻印を刻むイベントは無かった。ちょっと期待していたのだが。
久し振りにただただ寝るだけだったが、何故か朝目覚めるとトリシアとリギアが添い寝をしていた。
魔力切れの後は賢者モードの為に、例えこの2人が裸で隣に居ても、致さない位の自制が働く。
彼女達はやはり20歳までは刻印を刻むのは止める事にしている。
年齢固定の関係だ。
トリシアは今では完全な淑女だ。ただし本来未婚の淑女は婚約者とはいえ、布団に入りこまない。
まあ、ただ単なる添い寝も悪い気はしないのだが。
俺が目覚めるとトリシアはコップに入れた冷たい水をさっと差し出してくれた。
「おはようございます!さあ、お水をお飲みになって」
上品に渡して来たが、上品なのはそこまでだった。
自分の口に含めて、口移しで飲ませてきたからだ。
彼女は髪を伸ばしていた。以前はショートカットだったが、今は肩までの長さになっていて、まるで別人だ。
リギアも真似をして、やはり口移しをして来た。
まあ、ちょっとしたスキンシップだ。いや普通はそんな事はしないぞ!
落ち着いた頃を見計らいクラリスの様子を伝えてくれた。親子で落ち着いているそうで、今日は屋敷組と服を買いにいくそうだ。
既に首輪は外してあり、クラリスも俺の隷属者にしている。隷属者は自らの意思で契約を破棄できる。
クラリスは概ね皆に受け入れられていると教えてくれた。
彼女達は残念ながらちゃんと寝巻きを着ていたが、俺が起きるというと着替えを手伝ってくれた。
本来不要なのだが、いつの頃からか妻達にねだられてやって貰っていたのだ。
彼女達も一旦着替えに部屋に戻り、着替えた2人にエスコートされて食堂に向かい、皆との朝食となった。
そして食事の後は、予定通り1人で魔王城に向かい出すのであった。
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